第1回























MM−1グランプリ ファイナルラウンド!!
















あべ:さぁ、ということで始まりました、MM−1グランプリファイナルです!

おか:ついに、初代MM−1王者が決まるという瞬間が近づいてきました。ドキドキしますね。

あべ:そうですよ、僕らでもドキドキしてるぐらいですから、
   今ごろきっとファイナリスト8組のみなさんはもうなおさら緊張してるでしょうね・・・

おか:しかもそれに追い討ちをかけるように、決勝審査員約1名様が来るのが遅れたのが原因で
   本番開始の時間も遅れ、なおさら緊張の時間が延びた・・・

あべ:それは言ってやるな! 審査員のみなさんも忙しい中来ていただいたんですから!

おか:すいません。ではまずはファイナリストたちの漫才の前にこちらの方を紹介しましょうか。

あべ:はい、決勝審査員紹介です。では左の席のお方から順に紹介していきましょう。
L13さん、ノーセンスさん、ゆーたさん、いっぱいいっぱいさん、大北マサさん、源氏さん、そして俺たちです。

おか:すごいですね。よくぞ俺らの少ない人望と人脈でここまで集まってくれたなって感じですよ。

あべ:確かにな! もう本当に、ありがとうございます。

おか:そうですよ、ちなみにL13さんに至っては、なんと決勝のこの審査会場ができる前に、
   もう全部事前に審査したものを送っていただきましたからね。

あべ:これは正直予想外でびっくりしましたけどね! ありがとうございます。
   では、決勝ラウンド開始の前に、おかさん、今大会決勝はここが見どころだみたいなのは
   何かあるでしょうか?

おか:そうですねー、皆さん綺麗な漫才を持ってますんで、ボケのアピールが必要になるかと。
   そしてそこからすばやいツッコミの切り返しが・・・

あべ:なんか抽象的過ぎて意味分からないし! やっぱりもうおかさんは結構です、
   では他の審査員のみなさんにも伺ってみましょう。
   まずは・・・いっぱいいっぱいさんのお2人、どのへんに注目してますか?

坂本:はいどうも。 予選で無様な結果に終わってしまいました、いっぱいいっぱいです!

あべ:いや別にそんなことないですよ! 俺はあの予選のネタは面白いと思いましたし、
   で、決勝の方はどんなところに期待したいですか?

坂本:ついに決勝を迎えたわけなんですが、やはり実力者が揃った印象ですね。

白石:そうですねー。 今回は予選審査員をさせて頂いたんですが、
   どちらかというと若手に高得点を挙げた審査員が私だったんです。

坂本:でもこの中に残った実力者の方々を見ると、やはり抜け出てましたね。実際そういう審査になりました。

白石:あっ、でも個人的には今回は”あまり目立たなかった実力者”これがキーワードだと思いますよ。

坂本:あっ、それって俺等のこと!?

白石:身をわきまえろ!

2人:お粗末さんでしたm(。-_-。)m 

あべ:いや別にお粗末なこと無いですよ、コメントありがとうございました。

おか:あまり目立たなかった実力者・・・ 果たしてどうなるのか、楽しみですね。

あべ:では、お待たせいたしました・・・ いよいよMM−1グランプリ、ファイナルラウンド開幕です!

おか:ではいきましょう、まずはこのコンビからです、みなさん拍手!










「万能」 トップを務めるのは、1人コント師としても活躍中の九兵衛さんが率いるこのコンビ。 ここまで漫才での舞台の露出は少なかったが、今回はあれよあれよという間に決勝進出。 その笑いのセンスが、万能であることを証明する時がついに来た! エントリーNo.013  細いのと太いのの融合 デブガリズム 「お葬式を執り行おうin漫才」  ガリ:はいどうも、♪細いのと デブ:♪太いのの 二人:♪デブガリズム ガリ:ということでコンビ名も新たに頑張りたいと思いますけども。    僕ってばすごい涙もろいんですよ。だからおかんの葬式とかやったら涙が止まらないと思います。 デブ:あぁ、家族のは特に涙を誘いますからねぇ。 ガリ:やっぱり?小さいときってお袋にベッタリだったじゃん。母さんに母乳もらったり、ママに耳掃除してもらったり。 デブ:うん、呼び方を統一して!最初「おかん」言ってたんだから「おかん」でいけ。 ガリ:とりあえずおかんの葬式は泣くと思うんですよ。だからちゃんと司会進行できるか不安で・・・。 デブ:あぁ〜泣いて司会どころじゃ無くなるんじゃないかと。 ガリ:だから練習させてください。 デブ:それじゃぁ僕は見守ってますね。 ガリ:いや、見守るのはご先祖がしてくれてるからさ。 デブ:信心深いこと!それじゃぁアドバイスをしてあげますよ。 ガリ:お願いします。 ガリ:これより母親、細田ジョディの葬儀を・・・ デブ:ちょっと待って!ジョディ!? ガリ:ジョディだよ? デブ:お前まさかのハーフかよ。ジョディはママって呼んであげよう。 ガリ:わかりました。    それではこれより、遺体入場!! デブ:え?何その意気? ガリ:赤コ〜ナ〜250ポンド〜ジョディ細〜田ぁぁぁぁぁぁぁ! デブ:なんで格闘技の入場風!? ガリ:さぁ入場曲は「幸せなら手を叩こう」 デブ:ご不幸があったからこんな式してんだよ!    タイム!なぜだ。なぜお前の執り行う葬式はこんなにもタイムをかけたい衝動にかられる? ガリ:それは神のみぞ知る・・・ デブ:また信心深いな!答えはもっと簡単。お前のは明らかにズレてる。 ガリ:たぶん幼少時代のアメリカ暮らしの影響だな。 デブ:嘘つけ!これは完全にお前の流派だ!    大体250ポンドて113キロだぞ!?どっちかって言うと俺側の遺伝子だ! ガリ:あ、そうか。3ポンドか。 デブ:もういい、もう体重のことで揉めたくない。続けてください。 ガリ:遺体入場の次は親族代表の挨拶です。 デブ:あぁ〜、こういうのがまた涙を誘うんだよね。 ガリ:皆様、今日はお集まりいただき有難うございます。長男の細田です。名前はまだない。 デブ:お前いつの間に漱石さん家の猫だ! ガリ:ご香典に関してはですね・・・ひぃふぅみぃよぉ・・・へへっ、感謝の言葉がございません♪ デブ:親族代表でやらしい発言しない! ガリ:明治牛乳いくつ買えるかなぁ♪ デブ:そんなしょうもない野望に使っちゃうつもり!?ちゃんと葬式の費用に当ててください。 ガリ:さて、ママが死んで早5年となります。 デブ:死んだら翌日に通夜・葬式とやってあげて!なぜなら腐るから。 ガリ:思えばあれは5年前、ママは新型ウイルスにやられました・・・そのウイルスに名前はまだない。 デブ:それはさっさと名付けて。世界の医学界のためにも。 ガリ:ママの死は残念なことではあります。    しかし死ぬその瞬間までママは一人の女として行きぬいたことに満足して死んでいった。そう思います・・・ デブ:いい話じゃないですか。涙なくして聞けませんね。 ガリ:さて、次は皆さんお待ちかね。近所の佐野さんの闘牛です! デブ:あ、涙ひいた。なんだよこの展開!見たこともない角度から意表つかれた!闘牛は断れ! ガリ:そんな事言われても、もう牛が青コーナーに準備してるんですけど・・・ デブ:お前のママの対戦相手みたいな扱いになってんじゃねぇか!牛の相手は佐野さんだっての! ガリ:それでは闘牛コーナーはハショりまして「教えて☆佐野さん」のコーナー。 デブ:ホント空気が読めないね、明治牛乳と君と佐野さんは。 ガリ:「どんなシチュエーションで告白したらいいかをアンケートをとってみてください」とのことですが・・・ デブ:葬式の空気で聞けるか!キャンプの時に星空の下で告らせとけ! ガリ:うん・・・きっと母さんが生きてても同じことを言ったと思うよ・・・。 デブ:俺のナイスアドバイスを重くするなよ!そして闘牛のある葬式ってなんだ? ガリ:あ、ごめんなさい。少年時代のカンボジア暮らしの影響が… デブ:カンボジア!てっきりスペインが来ると思ってた。    もういい。火葬場に移動しましょう。 ガリ:俗に言う出棺の儀ってやつですね デブ:ですよ。けっして在校生がお花のアーチを作って云々なんて展開じゃないですからね。 ガリ:それくらい知ってますよ!米をまくやつでしょ? デブ:期待した俺が可哀想になってきた。もう遺体を燃やしましょう。 ガリ:それではコンビ初めての共同作業。死体、着火。 デブ:ケーキ入刀みたいにするな! ガリ:♪燃〜えろよ燃えろ〜よ〜 遺体よ燃〜え〜ろ〜 デブ:すっごい不謹慎!!周りの目線を考えただけで冷や汗ダクダクだわ。 ガリ:ミキちゃん、あのね・・・ デブ:ちょっと待て!このシチュエーションでいくのか!? ガリ:アイラブユー。 デブ:いっちゃうのか! デブ:あ、無理ですか。そうですか。右足から火柱につっこんで死ね! デブ:このシチュならフラれて当然!なんか残酷そうな死に方を強要するな! ガリ:ママ〜!フラれたよ〜! デブ:この人遺体を燃やしてる火柱に向かって話しかけてる!!三度タイム!    まさか火葬中に告るとは。 ガリ:火柱がロマンティックだったから、つい。 デブ:その火柱はお宅の身内を燃やしてるの!告ってないで泣いてあげて!だいたい何がミキちゃんだ。 ガリ:ミキちゃんはミキちゃんじゃないですか!名字はまだない。 デブ:じゃあ何家の名の下に生まれたんだよ! ガリ:皇族だから名字が無いのね。 デブ:皇族って尚更こんな場面で告るの失礼だろ! ガリ:あ〜やっぱ定番は土葬で告白か。 デブ:死体埋めるの見ながら告るのが定番なわけがない! ガリ:じゃぁ出棺の儀の時か!? デブ:葬式で告白という概念を消せ!いったいどんな文化だ! ガリ:これは第二成長期を過ごした北朝鮮の文化かな。 デブ:さすがの北朝鮮もそこまで不謹慎じゃねぇだろ! ガリ:ホントだって!北朝鮮の佐野流って流派。 デブ:佐野?そりゃ不謹慎だわ。 二人:ありがとうございました。
おか:ありがとうございました! あべ:では、審査員の点数の発表・・・はまだです。 おか:まだなんですか! あべ:全組まとめて、最後に発表したいと思います。 おか:なるほど、しかしそれだと最後までドキドキですね・・・ あべ:では、審査員のみなさんの感想を聞いていきましょうか。    このネタに関して感想があるという人は・・・・ はい、4人手を挙げていただきましたが、    では1人ずつ伺っていきましょうか。まずは、ノーセンスさん、今回のこのネタはいかがだったでしょうか? ノー:前半はややベタな展開で少し低空飛行だなと感じました。しかし、闘牛から一気に引き込まれましたね。    こういう流れをガラッと変えるボケが1つあるとネタが締まってきますね。    もうひとつ大きな山場を作れたら得点も上がると思います。 あべ:なるほど。では続きまして、いっぱいいっぱいさん、同じくどう感じたでしょうか? ぱいぱい:高いレベルでの安定した笑いというものがあったと思います。      個人的には大爆笑っていうところまではいかなかったのですが、      常に安定して構成もうまいのでぐいぐい持ってかれました。決勝行くのも納得です。 あべ:続きまして、L13さん、お願いします。 L13:良いボケもいくつか見られますが、それ以上に減点対象が多かったです。     特に身内の葬式をテーマにボケていくのは、どうも悪ふざけのように感じて、     ギャップによる笑いよりも不快感の方が先に来るんですよね。     その事に対するフォローが十分かどうかで評価が全然違ってくるテーマだと思います。 あべ:なるほど。では最後は、この人に締めくくっていただきましょうか。 おか:おっ、とうとう因縁のあの人からのコメントですか? あべ:確かにある意味そうかもしれないけどな! ではよろしくお願いします、ゆーたさん。 ゆーた:全体通して面白いことは面白いです。しっかり笑わせていただいたんですが、     ツッコミ。ところどころ的外れじゃないかと。     1つ1つの台詞を見ればこれは間違いなく面白いと思うんですが、全体を通しての話の流れ上、     少々ズレているんじゃないかと思う部分が何箇所かあったような気がします。     何て言うのかなあ…うまい感じのツッコミの雰囲気に誤魔化されているっていうか、     よくよく読んでみると「そっちじゃないだろ!」と思ったというか。    面白いことを言って話を膨らませようとしているのは物凄く伝わってくるのですが、     それが逆に仇になっている気がしてならないんですよね。     逆にもう少し踏み込んで欲しいと思うツッコミもいくつかあって、何かこう「中途半端に上手」としか思えなかったです。    というわけで8割はあげられないですね。もっと出来る人だと思うんで。ってことで79点。ご理解いただけるでしょうか。 あべ:はい、審査員のみなさんコメントありがとうございました。 おか:つーか最後のゆーたさん、総合点数を発表する前に自分のつけた点数を言ってしまってたんですが・・・ あべ:そこは見なかったことにして次行きましょう! まぁこういうこともあります! おか:すいません。 あべ:ではいきましょう、続いて2組目は、このコンビです。
「隠れた実力者」 強豪がひしめくこの大会において、あまり注目度は高くなかったが堂々の決勝進出。 このコンビ持ち前の長セリフもさることながら、やはり本人たちが一番力を注いでいるだろうものは、完成度の高さ。 そんなこだわりのネタで、このMM−1では一気に頂点を狙う! エントリーNo.039  ブリリアンティークリエイター リキッドジュエル 「ベタな展開」 底谷:よろしくお願いします!     命って一つで足りるんだろうかと思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。リキッドジュエルです! 白水:急に何の心配をしてるんだ! 底谷:えぇ、ホント死なない程度に頑張っていきたいと思いますけれども・・・。 白水:普通に漫才やってて死ぬ要素がどこにあるんだよ!しょっぱなからネガティブなツカミだな! 底谷:実はちょっと嘆かわしいと思った事がありましてね。ここ最近はマンガのマンネリ化が進んでるじゃないですか。 白水:いやそうかもしれないけども、何でそれだけで自らの命の危険性を感じてるんだよ! 底谷:マンガにはベタな展開があってこそなんぼだって言う人もいますけど、さすがに見飽きてきちゃいましてね。 白水:しかし、予想のつかない展開ばっかりってなのも見てて疲れるんじゃないか? 底谷:それにしたって同じような演出が多過ぎじゃないですか?例えば学園物の少女マンガが代表的な例ですよ。     決まって第一話は女主人公が朝寝坊した所から始まるじゃないですか。 白水:いつの時代の少女マンガだよ!最近は流石にそこまでベタなのは無いだろ! 底谷:分かりませんよ〜?まず始まりは「いってきま〜す!いや〜ん!遅刻遅刻〜っ!」って言いながら     食パンを小脇に抱えて全力疾走ですよ。 白水:口にくわえろ!!そんなラガーマンみたいな慌て方があるか! 底谷:しかし、曲がり角に差し掛かった所で思いっきりぶつかってしまう訳ですよ! 白水:・・・その後転校してくる男子にだろ? 底谷:「た〜けや〜♪さおだ」ドンッ!!! 白水:竿竹屋!?って、思いっきり大事故が発生してんじゃねぇか! 底谷:そう、不運な事に彼女は竿竹を売っていたハーレーと衝突してしまったのです。 白水:二輪で竿竹が売れるか!あんな長くて重いもんいくつも持ってたら安定しないだろ! 底谷:「いった〜い!どこ見て歩いてんのよー!」男に注意する彼女。 白水:歩いてねぇよ走ってんだよ!それよりもうちょっと轢かれた事について怒ってもいいんじゃないか!? 底谷:「お〜前が〜♪勝手にぶつかってきただけ〜♪」 白水:竿竹屋のメロディに定番のセリフを乗せるな! 底谷:「あっ!いっけな〜い遅刻しちゃう〜!」     彼女は折れた左手をかばい、ひび割れた右足を引きずりながら学校へと急ぐのだった。 白水:やっぱり重症なんじゃねぇかよ!いくらなんでも休めって! 底谷:ちなみに骨折治療費は二本で千円。二十年前のお値段です。 白水:それは竿竹の値段だろ!!二十年前でも治療費はもっと高ぇよ! 底谷:プププッ!竹だけに高ぇってか! 白水:そんなつもりで言ったんじゃねぇよ!! 底谷:そんなこんなで彼女は学校に到着。教室に入る頃にはすっかりピンピンしていました。 白水:いくらなんでも無理があるだろ!骨折が通学の間に直るわけがない! 底谷:まあまあ、こういうのってマンガじゃよくある話じゃないですか。多少の無理は通っちゃうんですよ。 白水:確かにギャグマンガだとあるかもしれねぇけども!これは少女マンガの話だろうが! 底谷:何のマンガとは言いませんが、10年近くも小学生のままだったり、ヒゲが現れたり無くなったり、     指の数が4本や6本になったりするのと似たようなもんですから。 白水:そんなもんと一緒にするなよ!何のマンガか言ってるも同然じゃねぇか! 底谷:さあさあ、そうこう言ってるうちに始業時間ですよ。そこで先生が言うんです。     「え〜、突然だが今日からこのクラスに新しい仲間が入る事になった。」 白水:分かりきった事だけども、そいつが朝ぶつかって・・・というより、今回はハーレーで轢いた奴なんだよな。 底谷:・・・ところで、こういうのって前日からあらかじめ生徒に伝えておくんじゃない? 白水:急に矛盾点を指摘しだすな!俺に聞かれてもわかんねぇよ! 底谷:そしたら転校生が入ってきて、先生が紹介するんですよ。     「え〜。紹介しよう。本日からみんなの仲間になる、竿田 希有流(さおだ けうる)だ!」 白水:何だよ「けうる」って!!無理矢理にも程があるだろ!! 底谷:「実は彼は、江戸時代から先祖代々続く竿竹屋の跡取りで、     希有、つまり特別。そんな流派で貫いていって欲しいという意味を込めて両親が付けてくれたんだそうだ。」 白水:もっともらしい事を言うな!それにしたってその名前は無いだろ! 底谷:何言ってんですか。そういう無理矢理な当て字の名前があるのもマンガのベタな所じゃないですか。     代表的な例で言ったら「かりあげ正太」とか。 白水:お前の中でかりあげクンは代表的な存在なのかよ! 底谷:で、その希有流君からの自己紹介で物語がまた動くんですよ。     「え〜、今日からこのクラスに転校してきました、竿竹売る・・・ あ〜っ!!お前は朝の!」 白水:あー、なるほど。こうやって紹介してる時に主人公に気付いちゃうんだよな。     ・・・ところで今、本来の変換で言わなかったか? 底谷:「あ〜!あんたは朝ぶつかってきた轢き逃げ魔!」 白水:お前が勝手にどっか行ったんだろ!! 底谷:「何だ何だ〜?お前ら知り合いか〜?」     「違います!こいつは朝たまたま会っただけです!」     「知りませんこんな奴!」     そしたらクラスメイトが「ヒュ〜ヒュ〜!朝から夫婦喧嘩か〜?アツイアツ〜イ!」 白水:ベタと分かっててもやっぱりウゼェな・・・。 底谷:一方その頃体育館裏では。     「ヨシオーッ!ヨシオーッ!くたばるんじゃねぇーっ!」 白水:急にどこ行っちゃったんだよ!!転校生はどうした! 底谷:いいじゃないですか。どうせ二人は最後には結ばれるんですから。     それよりその時丁度体育館裏で、少年マンガで有り勝ちな決闘シーンが行われてたんですよ。 白水:結ばれる過程を見せろよ!!そして何でそいつらは始業時間に屋上で喧嘩してるんだよ!普通は放課後だろ! 底谷:チャイムが鳴る前に済ませるはずが思いのほかヒートアップしちゃいまして。 白水:喧嘩がそんな予定通りに終わるか! 底谷:グッタリうなだれる主人公の親友。抱きかかえて涙を流す主人公。 白水:いつの間に主役まで変わっちまってるし! 底谷:「俺にはお前が必要なんだー!     お前以外に、お前以外に焼きそばパン買いに行かせられる奴は居ないんだよー!!」 白水:パシリにしておいて言うなよ!!そいつ親友の事内面からボッコボコにしてんじゃねぇか! 底谷:あ、またウマい事言いやがって。 白水:だからそんなつもりは無ぇっつってんだろ! 底谷:親友をメッタメタにされた主人公はついに不良どもに立ち向かっていった!     「お前らーっ!ひかえおろーっ!ひかえおろーっ!!」 白水:水戸黄門!? 底谷:「この学生証が目に入らぬかーっ!!」 白水:皆持ってんだろ!!生徒全員携帯してるもんでひれ伏させられるかー! 底谷:「くっ、効かない!ならば、この原付のゴールド免許が目に入 白水:だからそんなもんでひれ伏させられねぇっての!・・・というか、第一、方法が最初っから間違ってんだよ! 底谷:「こうなったら最終手段だ! 先生ー!!生活指導の先生ー!!」 白水:いや確かに合ってるけども!結局最後は現実的な方法かよ! 底谷:やっぱり、マンガだろうが何だろうが無理に立ち向かっちゃいけないんですよ。     どうせ、怪我するはめになるんですから・・・。 白水:オチまでネガティブかよ!いい加減にしろ!
おか:ありがとうございました! あべ:では、さっそく審査員のみなさんに感想を聞いていきましょう。    ・・・今回も4人の方が手を挙げていただいてますね。ではまずは、L13さん。 L13:竿竹屋の部分は本当によく出来ていますね。 他の部分でもポイントを稼げていると思います。 素材はベタな漫才でしたが、安定感の光る作品でした。 あべ:続きまして、ノーセンスさん。 ノー:ベタな展開を面白く調理するネタは数あれど、ここまで上手く昇華させたネタは    なかなか無いと思います。竿竹屋をもってくるとは。    ただ、終盤、ラブコメ路線から少年誌路線に転換してから尻すぼみになってしまったと思います。 あべ:いっぱいいっぱいさんはどう感じましたか? ぱいぱい:面白いですね。後半ついてけないところもあったんですけど十二分にうまさを見せ付けられました。      くりぃむのたりらりらーんでベタな設定が流行ってますが、      それを見ちゃうと多少弱さを感じちゃうかもしれません。でもうまさが光ってました。 あべ:では、今回も最後となりましたが、ゆーたさん。 ゆーた:手堅いってイメージが強かったんですが、今回読んでイメージ変わりました。     ガンガンホームラン狙ってきてますね。前半、完璧に近いです。中盤あたりまで、僕は満点あげてもいいと思ってました。     ただ終盤あたりから急ブレーキしたというか、水戸黄門から盛り返したんですけどね。     いや後半は後半で多分面白いと思うんですけど、前半があまりに僕のツボにヒットしすぎたんでしょうね。     どうしても後半が霞んでしまったというか…前半の勢いで更に期待が増してしまったと言ったほうが良いのか。     悪いネタなのかいいネタなのかっていうと間違いなくこれはいいネタですね。     トータルで見ても結構笑ったんですよ。声に出して笑った部分もありまして。90あげようかと思ったんですけど、     それじゃあちょっと甘いかなと思いまして3点引かせていただきました。87点。 あべ:みなさんコメントありがとうございました。 おか:ありがとうございます。しかしゆーたさんが最後に点数をポロっと言ってしまうのはお約束ですか? あべ:だから気にするな! いちいち言わなくていいから! おか:すいません。 あべ:では気を取り直して次へいきましょう、3組目はこのコンビです。
「未完の大器」 デビュー以来、着実に実力をつけてきたが、しかしそれでもまだ完成はしていない。 なぜなら、このコンビは間違いなく、ネット漫才界で名実ともにNo.1になれるだけの素質を持っているから・・・ さぁ、そんな大器が今、一気に花開く時がやってきた! エントリーNo.034  愛と平和と中毒症状 シンナーズ 「観察日記NEO」 香川:どーもー!シンナーズですー! 山上:僕が山上 海人で。 香川:僕が香川 輝なんですけれども。 山上:MM−1グランプリということで。 香川:ラヴ・アンド・ピースのシンナーズです、よろしくゥ! 山上:やー、MM−1グランプリ、すなわち「Max Mini Master Of Manzaiー1グランプリ」の略だね! 香川:MばっかでどのMだかさっぱり分からねえよ!! 山上:話は変わるけどさ、小学校のころ「アサガオの観察日記」って無かった? 香川:あぁ、あったあった。「8月10日、アサガオの花が咲いた」みたいなヤツな。    あと確か「蝶の観察日記」とか「ハムスターの観察日記」とかで生き物飼ったりしたぜ。 山上:でね、懐かしいなと思って僕も観察日記を書いたんだ。 香川:お、何の観察よ。 山上:ゴキブリ。 香川:ゴキブリ!?もっと他に観察すべき動物いたろ! 山上:なんだけどねー。それが理由があってさ。 香川:どういう理由だよ。 山上:最初、僕はウサギにしようと思ったんだよ。 香川:まぁウサギなら普通だったわな。・・・でも何でゴキブリになるんだよ? 山上:それがさ。僕がウサギの所に行ったら、ウサギが「あっしよりもハムスターの旦那のほうがいいですぜ・・・」って言って。    じゃあハムスターにしようかなーって思ってハムスターの所に行ったら、ハムスターが「おいどんよかミドリガメどんの方がいいでごわす」って言うんだよ。    それだったらって事で、ミドリガメの所に行ったら、ミドリガメが「ああん?手前、ゴキブリに決まってんだろ!?決めちまえや、ゴキブリによー」ってスゴまれちゃってさ。    だから、ゴキブリ。 香川:何小動物にたらい回しにされてんだよ!しかも揃いも揃って喋り方おかしいだろ! 山上:と、言う訳でじゃあ早速読むね。 香川:唐突だな・・・。 山上:「ファルコン観察日記」 香川:・・・・・・なぁ、ファルコンって何だ? 山上:あぁ、ゴキブリの名前。 香川:ミスマッチ!名前だけでもカッコ良くってか? 山上:んじゃいくよ。「7月15日、ゴキブリの卵を水槽に入れる。早く生まれないかな?」 香川:・・・まぁ、本来ならそういうの見つけた時点で即行根絶やしにするんだがな。    つーか、何処から調達したんだよゴキブリの卵。 山上:ペットショップ。 香川:ペットショップかよ!何十歩陳列商品間違えてるんだよ、そこは! 山上:「7月16日、まだ生まれない。」 香川:・・・まだ生まれてませんね。 山上:「7月17日、まだ生まれない。」 香川:気長に待とうぜ・・・。 山上:「どうしよう。イライラする。卵潰したくて仕方が無い。」 香川:落ち着け!待ってやろう、とりあえず! 山上:「7月18日、なかなか生まれないので、ダンプで下敷きにする。すると悲鳴の様な産声が。」 香川:結局潰しにかかってんじゃねえ!・・・つーか、生まれちゃうんだ。さすがにしぶといなゴキブリ。 山上:じゃ、続きだよ。「このゴキブリを「大空を駆け回るような子に育って欲しい」との願いから、『ファルコン』と名づける事にした。」 香川:ゴキを飛ばすんじゃねえ! 山上:「早速、ファルコンに芸を教えようと思う。」 香川:ゴキブリに芸を?いや、無理だろ。 山上:「伏せは得意みたいだ。」 香川:いや普段から伏せてるカンジだから!芸じゃないわ、んなモン。 山上:そうそう。最終的に一撃必殺デスファング覚えさせるつもりだからね。 香川:なんで芸から必殺技だよ!おかしいだろ! 山上:勇者一行について行ったら役に立ってくれるかなーって。 香川:立たねえよ!入ったとしても存在浮くよ!「ゆうしゃ・まほうつかい・ごきぶり」みたいなお笑いパーティーになっちまうだろうが! 山上:そのために、毎日デスファング覚えさせるために耳元で「デスファング」って囁き続けるからね。 香川:覚えるわけねーだろ!特にその方法で!それよか何だよゴキブリの耳って・・・。 山上:「7月19日、ファルコンに餌をあげてみる。いくつか試してみた。一番好きなのはホウ酸団子の様だ。」 香川:なんで殺虫剤を試してみるんだよ!大体、んな毒盛られて喜ぶファルコンもファルコンだっつーの・・・。 山上:「7月26日、ファルコンが一週間の闘病から立ち上がる。」 香川:ほら死線を彷徨った! 山上:「『ん・・・あれ?ココは・・・何処?』     『ファルコン・・・病院だよ。良かった・・・本当に良かった・・・』     『今日は26日・・・・・・そっか、もう一週間経ってたんだ。      ・・・ね、ねえ?何で泣いてるの?何でさ?ねえ?      ・・・・・・あ・・・あれ、腰から下が・・・動かないや・・・』     『ファ、ファルコンッ!!』」 香川:何今の!?随分とリアルな状況だな!て言うか、ゴキブリ相手に何どきつい芝居かましてんだよ。 山上:まぁ、10割作ったけどね。 香川:完全に嘘っぱちかよ! 山上:「7月27日、ファルコンが幼稚園卒業。涙の卒園式は園長先生の『キャー!ゴキブリよー!』の一声にて終了。」 香川:突然意味不明だ!またなんでそんな状況に陥るんだよ!ツッコミ所多すぎだわ。スゲーな、ゴキブリが幼稚園に通ってた事実。 山上:「7月28日、ファルコンが陸軍713部隊に入隊。    しかし涙の列車での送迎は、ラジオの天皇陛下の『キャー!ゴキブリよー!』の一声にて終戦、除隊・・・。」 香川:今度はまたどんな事態だよ!なんでゴキブリが戦地へ赴くんだ!?それにゴキブリ関係で終わる戦争ってどんな戦争じゃ! 山上:「7月29日、夢だと気付く」 香川:夢オチかよっ!ココまで引っ張っといて夢オチかよぉっ! 山上:「7月30日、ファルコンにお嫁さんをあげようと思う。クロゴキブリのフランソワだ。」 香川:お嫁さんねえ・・・。・・・つーか何でそんなクソネームだよ・・・。 山上:いや、ほら、ドイツ語でフランソワは「高き空を駆け回る」と・・・。 香川:言わねえよ多分!しかもファルコンとほぼ同じ理由だよな!?流行ってるのか!?ゴキ飛ばすの流行ってるのか!?    ・・・てか、どこから調達してきたんだよ、フランソワは。 山上:ブリーダーの方から譲って貰って。 香川:なんで子犬貰うみたいな感じで貰っちゃってるんだよ!ゴキブリブリーダーなんかいねーから! 山上:んじゃ続き。「8月01日、ファルコンはフランソワを気に入ったみたい。フランソワをバリバリと食べた。お嫁さん作戦失敗。」 香川:食べ物として見ちゃったよ!しかも共食いなのと名前着いてるのとで相乗効果効いて相当グロいな! 山上:「8月02日、ファルコンが初めて言葉を喋った。『ま〜んま、ま〜んま』」 香川:いや喋るゴキブリってどんなだよ!しかも赤ん坊かっ!    普通ゴキブリは喋るなんて芸当やらねーから・・・。 山上:・・・『チャバネーから』? 香川:お前の頭ン中ゴキブリで一杯か!? 山上:続きね。「8月03日、ファルコンが全国英語演説コンテストで優勝。テーマは『人とゴキブリの共存』。」 香川:って、一晩で物凄い成長したな!てか、そのテーマもゴキブリがやるだけあって重みを感じるし・・・。 山上:「8月04日、ファルコンがオリンピック出場。金メダル獲得。一躍人気者に。」 香川:もう何かゴキブリとは思えない出世だよ!    つーかどんな競技だ、ゴキブリが結果を残せるスポーツって・・・。 山上:ぬめぬめタイムトライアル2006。 香川:ねえよそんな競技!内容不明だろ!トリノでする気かその競技!? 山上:ファルコン、江頭2:50と競り合って見事優勝。 香川:エガちゃん意外と強いな!・・・いや、まぁ例外だろうけど。 山上:続きね。「8月04日、ファルコン、プロチームに引っ張り蛸。ただ、ゴキブリなのに蛸とはこれ如何に。」 香川:慣用句にケチつけんじゃねえ! 山上:「8月05日、ファルコンが数多ある誘いを蹴り、俗世間に嫌気がさして出家。」 香川:仏門入っちまったよ!しかもなんか悟り気味じゃねえかよ。ゴキブリがよー。 山上:「出家に伴い、触角を切る」 香川:頭丸めた! 山上:「8月06日、ファルコン破門。理由、ゴキブリだから。」 香川:まぁ、常識的にはそうはなるだろうけれども!    だけど・・・なんか理不尽な理由で破門されて可哀想だな・・・。 山上:「『たとえ破門されても、仏を信じる心は変わらない』、沈む夕日に誓うファルコン。」 香川:健気だ!健気なゴキブリだ!頑張れファルコン!その姿勢が気に入ったぞ!    すげえ!尊敬するよ!これじゃ、俺ら人間もファルコンの様に頑張らなくちゃいけないな・・・。 山上:「8月07日、今日の夕飯はホウ酸団子、ファルコン寝込む。」 香川:台無しだぁぁー!それでも頭の悪さは変わらねえのかよ!情けねえ! 山上:「8月14日、病気で寝込む中、フランソワが夢枕に立つ。」 香川:フランソワってファルコンが食ったゴキブリじゃんか・・・てか、また一週間闘病したな。 山上:「『どうして・・・どうして私を殺したの・・・?』     『ごめん・・・あの時は・・・あの時は、どうしていいか自分でも解らなくて・・・      気付いたら、バラバラになったお前が目の前に・・・・・・』」     『あなたに殺されてさえいなければ、私のお腹の中の赤ちゃんも死なずに済んだのに・・・』 香川:まーた始まったよ。大根・・・いや、ゴキブリ役者が。 山上:「『じゃあねファー君。テストで100点とったら許してあげる。』     『あ、そうだ!僕ね、英語で100点取ったよ!』     『偉いねー!じゃあ許してあげる!』」 香川:はぁぁ!?急激に雰囲気ガッシャガラガラだよ!母子かお前ら!つーか、殺害とテスト100点じゃ罪と罰が釣り合わなさすぎだろうが!    ・・・・・・それにしても、得意の英語が役に立ったワケか。 山上:まぁ、アメリカのニュージャージー生まれだしね。 香川:ジャパンの水槽生まれだよ!お前のゴキブリ、恐らくそんなに英語環境に恵まれてないから! 山上:「8月15日、終戦記念日だからという理由で兵隊さんが夢枕に立つ。」 香川:どんな理由だ!適当も甚だしいな! 山上:「『どうして・・・どうして私を殺したの・・・?』     『え、あなた誰ですか?』」 香川:案の定知らねえのかよ!別にお前は知らないってよ!帰れ! 山上:「知らない兵隊が夢枕に立った。2マス戻る。」 香川:すごろくかよ!いつからすごろくの要素が追加されたんだよこの観察日記は! 山上:「8月16日、ファルコン死去。享年約一ヶ月。」 香川:え、急に!?おい、ファルコン死んじまったぞ!?どういう事だよ! 山上:僕が『ゴキブリの動きぶり』って言ったら寒さで生きていけなくなって・・・。 香川:それは死亡の一因に成りえねえよ!駄洒落でゴキブリ死に至らしめるヤツなんかいねーから! 山上:それにしても・・・たかだかゴキブリってナめてたみたいだね、僕。 香川:適当すぎだっつーの・・・。 山上:・・・そういえばさ、ファルコンって鷹って意味じゃない。 香川:あぁ、そういやそうだわな。・・・それが? 山上:ゴキブリを育てるのを、「鷹」なだけにちょっと「タカ」くくってたみたいだね。 香川:いいかげんにしやがれ! 二人:愛と平和と中毒症状、シンナーズでしたー!
おか:ありがとうございました。・・・いや〜、これは今回、いったんじゃないでしょうか?  あべ:おっ、これはもしかして高評価ってことですか? おか:いや実はそうなんですよ、    もう俺は予選の段階から、優勝候補以外のコンビからの優勝があるとすればシンナーズさんだと思ってましたから。 あべ:お〜っ、そう感じましたか。では他の審査員のみなさんの感想も伺ってみましょうか。    ・・・はい、今回も4人の審査員がコメントしてくれるそうです。 おか:もうこの4人ってのはお約束なんですか? あべ:そういう意図は別に無いですけどね! では、1人ずつお願いいたします。まずはいっぱいいっぱいさん。 ぱいぱい:このネタはやっぱり面白いでね。      もっと弾けても良かった気がしますが、完成されてて      良い漫才を見させて頂いたと思います。 あべ:なるほど。では続きまして、L13さん。 L13:大笑いとまでは行きませんでしたが、面白い話だと思いました。     特にツッコミに工夫がある漫才でしたね。     ボケは冒頭の「MM−1」が一番良かったです。 あべ:冒頭が一番良かったと感じましたか! 意外なコメントでしたね・・・ 続きまして、ノーセンスさん。 ノー:ゴキブリという括りに絞ってしまったためか、他の方に比べボケの多様性が少々劣ってしまったように感じます。    「卵つぶしたくて仕方が無い」みたいなフレーズはシンナーズらしくて好きなので    そういう展開がもう少し欲しかったです。 あべ:では今回も、最後にお待たせいたしました。 おか:もうずっとこの人が最後なんですか!?  あべ:それだけ満を持してコメントしていただいてるということです、ではお願いします、ゆーたさん。 ゆーた:1回IBCでしっかりと審査してしまったっていうとこが今回最大のネックなのかもしれません。     やっぱりちょっと新鮮味にかけてしまったというのが個人的な感想です。     ネタの着眼点はすごくいいと思うし、ぶっ飛んだ発想も持ってますし…面白いことは面白いと思うんですが、     ここで高得点をつけてしまうのはまたちょっと違うのかなと思ってしまいました。     2回読んでも面白いと感じられるネタでは無かったです。      同じネタを出すということはこのネタに対する自信の現れだと思いますが、     これの更にもう1個上の展開が加えられていることを期待して読んでしまったのも     一つの原因かもしれないですね。(もし僕だけが低得点だった場合は僕が審査員にいたことを呪って下さいw) あべ:はい、コメントありがとうございました。 おか:なるほど、果たして最後にゆーたさんがシンナーズさんに呪われる展開にはなるのでしょうか!? あべ:別にそこを焦点にしなくていいから! まぁそんなことは気にせずいきましょう、    では、いよいよ中盤戦。続いて4組目に登場するのはこのコンビです。
「いぶし銀」 コンビ結成して約4年、今ではすっかり安定した力を発揮できるようになった。 その姿は、時にいぶし銀と呼ばれることもある。 貫禄の決勝進出、ここまで来たらもう地味とは言わせない。この表舞台で、思う存分暴れまくる! エントリーNo.014  やっぱりど真ん中直球漫才 T&G 「春夏旬冬」 T:はいどうも! G:TとGでT&G!よろしくお願いします T:僕ね、日本の四季って大好きなんですよ G:まあ日本の四季はお前のこと大嫌いだけどな T:自然環境レベルで俺のこと嫌いとか言うなよ! G:春・夏・秋・冬・列・解・陣!ツッコミよ消え去れ! T:なんだそのわけわかんねえ陰陽師みたいなやつは!そんなに俺が嫌いか! G:まあ僕も好きですよ、日本くらい春夏秋冬がはっきりしている国もなかなかないらしいですからね T:そうそう、またその季節ごとの風物詩っていうのがいいなって思うんですよ G:春に花見で夏は花火、秋に転で冬に結みたいなね T:後半四コマの構成になってるぞ!違いますよ、秋にはもみじとか、冬だったら雪とかあるでしょ G:確かに秋も冬もいいですけど、僕はやっぱり夏が一番いいと思うんですよ T:いいですよね、夏祭りとか、さっき言ってた花火とかもキレイですしね G:あと手持ち花火とかやるじゃないですか、火で文字書いたりしませんでした? T:ああ、やりましたよ。僕とかデート中に恋人に宛てて「大好き」とかね G:それと息を引き取るまでに第一発見者に宛てて「犯人はK」とかね T:なんでダイイングメッセージを花火で残すんだよ!一瞬で消えるわ! G:近くに花火と火打ち石しかなかったんですね。可哀想に T:せめて火打ち石で文字を書くとか思いつかなかったのかよ! G:しかも線香花火ですからね T:よく線香花火で文字書けたな! G:人生最期のシーンが一人で線香花火・・。可哀想に T:確かに可哀想だけども!どう考えても線香花火でダイイングメッセージ残すっていう状況がおかしいだろ! G:海で砂の中に埋まってたら、スイカ割りしてた人に頭殴られてね T:また被害者もベタなお笑いみたいな理由で殺されてるな! G:それから腕を砂の中から出して、線香花火に火を付けて T:埋められてた腕を出して、火打ち石で火をつけて、そいつ元気じゃん! G:死ぬ間際まで「ごめんね、これあげるよ」「いいよ気にしないで。こっちこそ火打ち石をありがとう」って喋り続けてましたからね T:めちゃくちゃ平和で事件性ゼロじゃん!なんかお詫びの品までもらってるし G:そしてふざけて「犯人はK」とかやってたら、火の玉が落ちちゃったんですよ T:まあ昼間に花火とか線香花火で文字書くとかおかしなところいっぱいあるけどな G:もう少しで線香花火の火が落ちずに終わるっていうところで・・。それによるショック死ですね T:最終的に頭叩かれたことは関係なしかよ!なんだその被害者のメンタル面の弱さは! G:はっ!・・「犯人はK」・・。そうか、真犯人は、湘南に吹いた、夏の終わりを告げる風だったんだな・・ T:なんだその無理やりな締め方!青春小説と推理小説のミスコラボみたいになってるよ! G:まあ何が言いたいかっていうと、夏の終わりの線香花火には情緒があるってことですよ T:それを言いたいがための例え話がヘタクソすぎだよ!変にストーリーとか作らなくてもいいから! G:でも最近はそういうことを感じる余裕のない人が多いじゃないですか T:こんな世の中だし、特に仕事してる人なんかには結構いるんじゃないですかね G:だから僕は社会に縛られるくらいなら仕事なんてしないで、ホームレスになった方がいいんじゃないかと思うんですよ T:そんなこと言いますけど、絶対に仕事して生きていく方がいいですって G:絶対!?お前な、世の中には絶対なんてないんだよ!よく聞け、絶対があるのはな・・・過ぎ去った、過去にだけなんだ・・・ T:何の話だよ!なんだその「自分は過去に大きな過ちを犯してしまったんだ」的な言葉は! G:そんなに軽々しく仕事してる方がいいなんて言ったらダメですよ。事情があってホームレスになった人もいるんですから T:それはそうかもしれませんけど、でもやっぱりホームレスって大変ですよ? G:でも!?でもなんて無粋な言葉を使うもんじゃない!事情も聞かずに否定しかしないなんて・・そんな子、ウチの子じゃありません! T:だから何の話なんだよ!そしていつの間に俺がお前の家の子供になってんだよ! G:ホームレスだって頭を使えば、ちゃんとご飯だって食べていけるんですから T:本当ですか?じゃあどうやって食べていくのか僕に聞かせてくださいよ G:いいですよ、僕はフランス料理の野外食材調理師免許も持ってるんですからね T:フランス料理の野外食材調理師免許?なんですかそれ? G:街中にある食材でフランス料理が作れることを証明する免許です。資格のレベルで言うと漢字検定8級くらいです T:小1レベルしゃねえか!自慢するほどのものでもねえよ! G:フルコースですから、まずはワインから T:ああ、まあフランス料理といったら定番ですよね。何のワインですか? G:廃棄になったオレンジを発酵させて作ったマーマレードワインです。さすがに正式なワインより味が劣りますけど T:へえ、なるほどね。廃棄処分になったものでもまだ口にできるものってありますもんね G:ええ、昨今の健康志向で他の果物と比べて残留農薬の多いオレンジはそのまま廃棄される量が多くて T:ちょっと待てよ!そんな農薬の酒なんか飲めるわけねえじゃねえか! G:農薬、ダメでしたっけ? T:人間だからね!そこは常識で考慮してほしいんですけど! G:それならベトナム戦争で使われて以来、今もその効力が残ると言われている除草剤T−256も T:ダメに決まってんだろ!そんなもん当時のベトナムより以前から危険性が叫ばれてるよ! G:そんなものを・・・どうなるか分かっててアメリカは!くそっ!俺たちはアメリカにあらがう術もないのか・・・!! T:だから!急に変なところで興奮するのはやめろって!もうお酒はいいから、ディナーにしようよ、ディナーに G:はあ・・はあ・・・で、ではこちらが前菜に・・なりま、す・・・ T:無理するなって!息切れするくらいなら最初から興奮するなよ! G:さ、どうぞ・・召し上がってくださ・・・うっ、めまいが・・動悸も激しく・・・ T:なんだよもう、自業自得だからな、そんなの G:いや、この前菜を味見したときからどうも体の調子がおかしくて・・・ T:これもなんか危ない食材使ってんじゃねえか!何を入れたんだ何を! G:O−157が話題になったときに大量処分されたカイワレダイコンを・・・ T:O−157がどうとか以前に古すぎだろ!もう痛んでるとかいう次元じゃねえよそれ! G:ポケットの中から出てきたんでこりゃいいやと思って・・一緒に入ってたキノコとソテーにしてみたんですけど・・・ T:なんでそんなもんポケットの中に入ってんだよ!しかもそのキノコもたぶん中で生えたやつだし! G:なっ、なにか飲み物・・・このワインを・・・ T:もっと危ねえよ!こんなもん飲んだらさらに悪化するわ! G:ゴクッ・・うっ、ぐはっ!ぐぐぐ・・・!! T:だから言うこと聞けよ!ていうかこんな料理を俺に食わそうとしてたのかお前は! G:ま、まだ出してない料理があるのに・・エスカルゴの塩バター焼きとか・・・ T:それ殻じゃねえか!塩かけて焼いたら溶けちゃうよナメクジは! G:メインディッシュ・・・鳥の羽毛ステーキとか・・子羊の羊毛ステーキとか・・・ T:なんで毛を食わそうとしたんだよ!そんなもんステーキと呼ぶな! G:苦労して・・羽毛布団と羊毛のコート買ったのに・・・全部ムダに・・・ T:このためだけにその2つを買った時点でだいぶムダだよ! G:そのお金でもっといいものを買えばよかった・・・ミンクのコートとか・・・ T:食材を買えよ!松坂牛でも十勝牛でもなんでも買えるから! G:なんとしてでもフルコースを完成させないと・・・ T:もういいよ!そこまでして料理を作ってくれなくていいからさぁ G:せっかく・・お前の迷惑そうな顔をみるためだけのフルコースなのに・・・ T:そんなに俺が嫌いか! T&G:どうもありがとうございました!
おか:ありがとうございました! あべ:では審査員のみなさん感想よろしくお願いします、まずは・・・このへんでゆーたさんに一番最初にコメントしていただきましょうか。 おか:ここで一番最初に持ってきますか! あべ:ではゆーたさん、どうだったでしょうか? ゆーた:書き始めの時代を知っているだけに、よくぞここまで来たなあとちょっと感動すら覚えてしまいますね。     そんなこと言ったら失礼かな。ネタに関しては穴が全く無いです。漫才としてちゃんと成り立っている。     最初から最後までしっかり推敲して流れとか考えたんだろうなあと思います。     減点すべきところが無いですが、満点もあげられないです。多分あげちゃいけないんだと思う。     もっと発展できると思うんで、92点くらいでとどめておきましょう。     前にどっかで審査した時よりも評価が上がってるかもしれませんが、気にしないで下さい。     僕ちょっとこのネタに関して勘違いしてた部分があったので。これが真の評価です。いいネタでした。 おか:なるほど、確かに書き始めの時代を知ってる人たちからすればよくぞここまで来たって感じるでしょうね・・・ あべ:そういうお前は知ってるのか!? まぁ次にいきましょう、では、いっぱいいっぱいさん。 ぱいぱい:私、これ携帯から読んだ時に感動しました。すごいや。      個人的には今回優勝でした。というか優勝してほしいですね。      あえて99点なのはこれ以上面白いのはないよっていう可能性を否定した審査にしたくなかったからです。 おか:お〜っ、出ましたよ「優勝」という言葉! あべ:これはもう、最後の結果発表で高得点が期待できるかもしれませんね。では続いて、ノーセンスさんはどう感じましたか? ノー:ネタを2つやった感が強いですね。そのせいかちょっとまとまりに欠けるかなと思いました。    線香花火だけでこれだけ膨らませる技術はすごいです。 あべ:なるほど。では最後、L13さんよろしくお願いします。 L13:全然違うテーマの作品を組み合わせて1本の作品にする手法なんですが、     どうも長さが足りないのをごまかしているように感じるんですよね。     確かにテレビなんかでは、時間あわせのためによく使われていますが。     点数は前半が50点、後半が45点、総合的には40点といった所でしょうか。 あべ:はい、ありがとうございました。 おか:今度はL13さんも点数を発表してくれてましたが、これはまた決勝戦にしては結構厳しめの点数でしたね・・・ あべ:まぁこういうこともありますから最後まで誰が優勝するか分かりません! では続いて5組目です。
「ダークホース」 前評判は決して高いとは言えなかったコンビが、とうとうここまで登りつめてきた。 コンビ結成してわずか1年ちょいで決勝進出、もちろん決勝進出者の中では最短だ! 一見異色な芸風のその見た目とは裏腹に、本人たちは今、優勝を目指して静かに燃えているぞ・・・ エントリーNo.018 息の長いローテンション 八十八 「遺言」 米:どうも八十八です。 寿:「八十八」と書いて「べいじゅ」と読みます。 米:人は産まれたからには必ず死んでゆく定めな訳ですが。 寿:そうですね。いつかは死ぬ、っていうかいつ死んでもおかしくないですからね。 米:そういった時にですね、自分の生きた証を残したいな、と思うわけですよ。 寿:ほうほう。ちょっと全体的に文学的な描写なのが気になりますけど。   まぁ自分の考えを後世にも伝えたいっていうのはありますね。 米:ですのでね、いつ死んでもいいように遺言状を書いておきたいな、と思いまして。 寿:なるほど。誰がそんなもん読むんだ、っつー話ですが。 米:それは・・・・・まぁ屋根裏に潜む人とかに・・・・。 寿:まぁ自分がそうしたいなら、僕にはその決心を止める権利などありませんからね。   屋根裏に住むの人に何を残すのか、って話ですよ。 米:「ネズミ捕りは定期的に取り替えなさい。」とか。 寿:本当に屋根裏専用ですね。そんなの常日頃から言っておきなさいよ。   なに死後のネズミ気にしてるんですか。 米:ネズミに家かじられたらエライこっちゃ。 寿:そういうのは生前に気にして自分の問題としておいてください。   どうせ人間なんて私欲の塊なんですからby暴君ディオニス。 米:メロスは激怒した。 寿:あぁ、そのまま「走れメロス」に入るのはやめてください。   僕が調子にのりすぎました。暴君ディオニスなんて、ピンとこない所の引き出しをあけてしまいました。すいません。   あのー、アレですよ。メロスがどうしても許すことができなかった卑劣な王ですからね。一応、ディオニスの説明ね。 米:話を戻しますけど、遺言って何を書いておけばいいんですか? 寿:それはやっぱり、自分の子供とかに伝えておきたい事とか、あとは遺産相続の事とかですかね。 米:あぁ、僕の所有物を、死後誰が受け継ぐかですね。 寿:そうですね。 米:あぁ・・・・・ちょっとイメージが膨らんできました。 寿:あっ、そうですか。では御願いします。 米:では書き出しから。   「遺言〜road to SASUKE〜」 寿:出だしで大きく躓きましたね。サスケバカの親父が贈る遺言ですよ。 米:「えー、息子よ。元気か?」 寿:あぁ息子宛ですね。このさい健康は気にしなくてもよろしいかとおもいますが。   多分、親死んで精神状態不安定だろうから。 米:「えー、この遺言を読んでいるという事は、すでに私が腐り死んだ後って事になるのかな。」 寿:随分壮絶な死に方ですね。 米:「そうだ、私の遺産の事だが・・・・」 寿:遺産を誰が貰うかもめたりするとき、この遺言が決め手になったりしますからこれは大事ですね。 米:「えー、まず私の命は暴君ディオニスにくれてやる。」 寿:いや、メロスになってますよ。腐り死んだ死体を王の所に持っていったってセリヌンティウスは助かりませんよ。   あ、あのーアレですよ。メロスが妹の結婚式を挙げるために王に要求した3日間の猶予の間、人質として差し出した人ですよ。一応、セリヌンティウスの説明も。 米:「そして私の中にある正義の心だが・・・・・・既にお前に受け継がれているさ。」 寿:酷くくさい事言いますね。こんな親のもとに生まれてこなくてよかったですよ。 米:はい、これが限界ですね。 寿:限界点低いですね。 米:むしろ限界点突破してますね。 寿:つくづく限界点低いですね。   この程度の遺言じゃ、残された人達もどうすればいいやら・・・・・ですよ。 米:それでは、やっぱり遺言書じゃなくて死に際に直接言うパターンをさせてください。 寿:あぁ、病院のベットの上で「わしはもうダメだ・・・・・・。」 とか言うパターンですね。 米:はい。牛乳風呂に浸かりながら言うパターンと悩みましたが、こっちのパターンで御願いします。 寿:その奇怪なパターンの方が興味津々ですけどね。   ちょっと触りだけでもご披露願いたいぐらいですが。 米:「見ろ、わしの骨の中のカルシウムがどんどん染み出ていくぞ・・・・。」 寿:・・・・・・・ベッドの上に行きましょうか。 米:それじゃ、僕が死ぬお爺さんやりますから、寿さんが孫の役やってください。 寿:わかりました。 米:涼よ・・・・・。 寿:あ、どうも寿 涼です。   僕の名前は先に言っておくべきでしたね。すいません。 米:わしの命はもう長くない・・・・・・。 寿:そんな・・・・そんな事言わないでお爺ちゃん。 米:ふふ・・・・見ろ、この右腕を・・・・・・。 寿:うっ・・・・・・腐ってるよ、お爺ちゃん。 米:あぁ、わしはこのまま腐り死ぬ。 寿:壮絶だよ、お爺ちゃん。 米:涼よ・・・・・目をそらさないでくれ・・・・・・。 寿:・・・・・・直視できないよ。流石に。 米:ほら、お爺さんの体が緑色になっていくからって、そんなに目をそらすことないだろう? 寿:・・・・・・大丈夫。お爺ちゃんには背中向けてるけど、鏡越しに見てるから大丈夫だよ。 米:ほら、この時のために全身にワカメを巻いてシミュレーションしただろ? 寿:・・・・・・その時から既にきつかったよ・・・・。 米:「今度はコンブで。」って矢先にわしがこんな事になってしまったな・・・・・。 寿:僕としては1つトラウマが減っただけでも良かったよ。 米:しかし・・・・もうお前の顔が見れなくなるのか・・・・・・。 寿:僕はもう怖くてお爺ちゃんの顔が見れないよ。 米:あっ、見てくれ。肋骨が腐って緑色になったぞ。 寿:・・・・どうやって肋骨を見てるのか、って気になるけど、それはまだ僕を振り向かせるキッカケにはならないんだ。 米:あっ、あぁ・・・・・・苦しいっ・・・・・・・も、もう・・・・・・・・。 寿:お爺ちゃん・・・・・・・。 米:うっ・・・・全身が緑に・・・・・・・。 寿:うっ、せっかく振り返ろうとしたのにまたためらってしまったよ。 米:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。ふぅ。落ち着いた。 寿:落ち着かれた・・・・・・・・・。 米:どうやら、まだわしは死なないらしい。 寿:・・・・・・・・え、遺言は・・・・・・・・・・。 米:すいません。全身緑化計画に変更しました。 寿:もういいです。 米;次回は全身深緑化計画。 寿:おつかれさまでした。 2人:八十八でした。
あべ:ありがとうございました〜。 おか:いや〜、来ましたね。これはいったかもしれませんよ! もう俺も、特に終盤は本当に爆笑してしまいましたからね・・・ あべ:お〜っ、果たしてダークホース枠の快進撃がこの大会でもあるのか、結果発表が楽しみですね。    では審査員の感想の方を聞きたいと思います。まずはL13さん。 L13:途中の話の逸れ方が作品の遊びになっていて、     良い具合に読み手の力を抜いてくれるのが特長的だと思います。     ツッコミに工夫があるのもポイントでしょうね。     逆にボケにツッコミほどの力が入っていない気もしましたが、     全体では良い作品だと思います。 あべ:続きまして、ゆーたさん。 ゆーた:独特のネタでしたね。今までこんなの見たこと無いので評価に困ってしまいました。     後からジワジワと来ましたねぇ。どうやって笑わせようとしているのかが伝わってくるのが好印象ですね。     期待してた空気のまま最後まで進んでくれたので満足しました。ドカンと来るようなボケが無かったですが、     こういうネタにはそれが良いのかも知れませんね。ただ何か言うとすれば導入部分のネズミの話がやや弱いかなと思いました。     それも作戦なのかもと考えたら下手なこと言えませんけども。とにかくなかなか面白いネタでした。     最初70点くらいにしようかと思ったんですが進むにつれてジワジワあがって83点になりました。 あべ:続きまして、いっぱいいっぱいさん。 ぱいぱい:私的には新しい分野に挑戦した挑戦心はすごいと思うんですけども、そこまでははまらなかったです。      もっと思いきって、最初の話題そっちのけでメロスの話にしちゃってもよかったんじゃないかって個人的には感じました。      でも新しい一面は見られたので良かったです。 あべ:では最後、ノーセンスさんお願いいたします。 ノー:独特。他の方にはない空気感が長所であり、ときに短所になりという印象。    メロスの説明とかはこのコンビだからこそ生かせるボケじゃないかと思います。    ただ、終盤ちょっとブラック路線に走りすぎたかなと。 あべ:はい、ありがとうございました。    では前半5組が終わりましたところで、ここで気になるアレの方を発表しましょうか? おか:おっ、というと決勝戦の直前にみなさんが投票していただいたあのコーナーですか? あべ:はいそうです、みなさんの優勝者予想の方を発表したいと思います! おか:ついに来ましたか、果たしてどのような予想が届いているのでしょうか気になりますね。 あべ:今回は、全26人のみなさんから投票をいただきました。    投票方法は、優勝、第2位、第3位になるコンビをそれぞれ1組予想していただくというものでした。 おか:たくさんの投票、ありがとうございました。 あべ:ではみなさんの投票結果はこちらです、どうぞ。
優勝 第2位 第3位
NIKE パピーゲバ 神風とくやこうや
NIKE ワールドスコーピオン パピーゲバ
パピーゲバ シンナーズ 八十八
ワールドスコーピオン パピーゲバ 神風とくやこうや
デブガリズム リキッドジュエル 神風とくやこうや
神風とくやこうや パピーゲバ NIKE
ワールドスコーピオン NIKE シンナーズ
NIKE 神風とくやこうや ワールドスコーピオン
T&G パピーゲバ ワールドスコーピオン
NIKE ワールドスコーピオン リキッドジュエル
ワールドスコーピオン シンナーズ パピーゲバ
NIKE パピーゲバ ワールドスコーピオン
NIKE ワールドスコーピオン パピーゲバ
パピーゲバ デブガリズム T&G
ワールドスコーピオン 神風とくやこうや パピーゲバ
パピーゲバ NIKE ワールドスコーピオン
ワールドスコーピオン NIKE シンナーズ
T&G パピーゲバ 八十八
デブガリズム ワールドスコーピオン シンナーズ
パピーゲバ NIKE シンナーズ
リキッドジュエル シンナーズ NIKE
パピーゲバ デブガリズム ワールドスコーピオン
リキッドジュエル ワールドスコーピオン T&G
パピーゲバ NIKE デブガリズム
NIKE 神風とくやこうや ワールドスコーピオン
ワールドスコーピオン NIKE シンナーズ
あべ:はい、以上のような投票結果となりました! おか:これはもう、割れましたね・・・ まさに誰が優勝してもおかしくないってことを表してますね。 あべ:ちなみに、優勝を予想している人が一番多いコンビは、NIKEさんの7票でございます。 おか:お〜っ、みなさんの投票の方ではNIKEさんが本命ときましたか。 あべ:あと、それに続くのがパピーゲバさんとワールドスコーピオンさんの6票などとなってます。 おか:この2組が投票結果では並びましたか! さぁ果たして最終順位の方ではこれがどうなるのか、楽しみですね。 いよいよ舞台は後半戦、そして結果発表の瞬間が・・・ MM−1トップに戻る