あべ:では、いよいよ後半戦に移りたいと思います。

おか:さぁここからの4組は、もう全組が優勝候補と言われているコンビと言ってもいいんじゃないでしょうか?

あべ:まさにそうですね。ではいきましょう、6組目はこのコンビの登場です。





「勢い」 数々の賞レースで優勝をかっさらってきた、 高校生コンビがこのMM−1にもやってきた。ネタのテンポの良さと勢いは抜群だ。 この舞台でも、並居る強豪たちを撃破することができるのか!? エントリーNo.029  全力疾走のお笑いランナー NIKE 「絵本を開けば」 N「はいどーもー!NIKEです!よろしくお願いします!」 I「どーも!高校生漫才師NIKEです!お願いします!」 N「頑張っていきましょうね。あのね、僕こないだ部屋を掃除してたんですよ。」 I「自分の部屋をですか?それとも徹子の・・」 N「自分の部屋です。後者ありえませんから。それで掃除してたらね、昔よく読んでた絵本が出てきたんです。   やっぱりそういうの見つけるとね、懐かしいなあって和んだりしますよ。」 I「なるほど。それで部屋のほうはキレイになったんですか?」 N「そっちじゃねーよ。絵本の話をするべき前フリをしたんです僕。」 I「俺は掃除の話をしたい。」 N「何の衝動だそれは。とりあえず今回は絵本の話しましょう。」 I「そうですか。じゃあどんな絵本があったんですかね?」 N「例えば『かさじぞう』のお話とかね。知ってますか?」 I「もちろん。年の終わりにね。正月の餅とかを買おうとお爺さんが笠を売りに行くんですよね。」 N「そうそう。お金を作ろうとね。でもその笠がなかなか売れないんですよね。」 I「そりゃそうだ、このご時世だったら楽天とかアマゾンとかそうゆう・・・」 N「違う違う!」 I「家にいてもクリックひとつで好きなもの手に入る。」 N「そんな理由じゃねーよ売れないのは!そもそも昔話なんだから、無いんだよアマゾンとか。」 I「あっそ。まだWindows98’ぐらい?」 N「98’も無いの!パソコンがまだ無いの!あなたが思うよりもっと昔のお話ですから。」 I「そうなの。まあとにかくそれで売れ残った笠を持ったまま帰るんですよね。」 N「その帰り道に、いつも雪の中で寒そうなお地蔵さんたちを見つけるんですよ。」 I「そのお地蔵さんたちに『寒いだろう』と売れ残った笠を被せていく。しかし笠が足りず最後の一体に被せられない。」 N「ここでお爺さんの優しさが出てくるわけですね。その最後の一体に向かって、こう言うんですよ。」 I『あんたは1番お兄ちゃんなんだから我慢しなさい!』 N「言うか!それ兄弟もってる母親の台詞だよ!地蔵そんなのじゃ済まされないからな!」 I「違いますか。」 N「違いますよ。おじいさんは、『わしのぼろ笠でよければ・・』って自分の笠をかぶせたんですよ。   そのあと地蔵が恩返しに来ると。温かい話じゃないですか。」 I「なるほどね。他にどんな絵本が出てきましたか。」 N「あとは・・アレですね、あのおむすびのやつ。」 I「おむすびコロニー。」 N「ころりん。おむすび植民地って意味わかんないから。おむすびころりんもいい話ですよ。」 I「そうね。お爺さんが働いたあと、そろそろ飯にしようとおむすびを出すんですね。」 N「ところがお爺さんは、うっかりおむすびを落としてしまう。」 I「そんでまあ『ぐしゃっ』って。」 N「潰れねえよ!転がるんだよ!潰れたらそこで話が終わるだろ。」 I「いや、でも普通に考えたら潰れるもんだよおにぎりは。転がるくらい固いとなると   室伏とかボブサップとかが本気で握ったような・・」 N「うるせえよ!変な分析をするな。もっと素直に楽しみなさい。」 I「まあじゃあ百歩譲って転がりましたと。」 N「いやそれが正解だから。まあそれでお爺さんが転がっていくおにぎりを追いかけていくと、   途中にあった穴におにぎりが入ってしまうんですよね。」 I「そうそう。そしてその穴は1度入ると光さえも出てこれないという・・。」 N「ブラックホールじゃねーか!!そんな穴あるわけねーだろ坂の下に!」 I「おにぎりはものすごい重力の中に吸い込まれて。」 N「なに言ってんだ!そんなとこ入ったらお爺さんどうしようもないだろ。」 I「果敢に。」 N「挑まねーよ!無謀すぎるよ!そんな冒険的なお話じゃないですからね。」 I「うーん。でもね、いいお話もあるにはあるけど、やっぱり昔話は今のままではつまらない。」 N「いや、今のままだからこそいい気がするんですけどね。」 I「まあベタなこと言いますけど、複数の昔話をミックスさせたほうが面白くなると思うんですよ。」 N「ミックスさせる?どうなるんですか。」 I「たとえばね、桃太郎と浦島太郎のツートップがいるじゃないですか。」 N「ツートップかどうかはわかんないけど。まあ有名どころですね。この2つを混ぜると。」 I「そう。絶対面白いの出来上がりますからね。」 N「じゃあちょっと話してみてくださいよ。」 I『浦島太郎は海辺を歩いていました。』 N「そうですね。浦島太郎の出だしはそんな感じです。」 I『すると、一匹の亀が犬と猿とキジと桃太郎と鬼と乙姫様にいじめられて・・』 N「全員じゃねーか!オールスターでいじめるな亀を!」 I『亀は全身キビ団子まみれで・・』 N「どんないじめだそれは!ダメですよ、そんなかわいそうな話は。」 I「ダメですか。じゃあ金の斧銀の斧と、さるかに合戦をミックス。」 N「金の斧銀の斧とさるかに合戦。混ぜるとどうなるんですか?」 I『猿が金の斧を持って歩いていると、向こうの方からカニが銀の斧を持って歩いてきました。』 N「なるほど。確かにいい感じに合わさってるね。」 I『そして合戦が始まりました。』 N「もう戦うのか!出会い頭でいきなり戦うな!経緯がないだろ全然。」 I『猿のすばやさが勝つかカニの甘みが勝つか。』 N「味関係ないだろ!多分サルが勝つわ!全然成立してないんですよねさっきから。」 I「じゃあこんなミックスはどうでしょう。『赤ずきん』と『食いしん坊万歳』。」 N「なんで!?おいルールがどっか行ったぞ!昔話じゃないの混ざってるぞ!」 I「赤い頭巾をかぶった松岡修造が徳島の海の幸を堪能する・・」 N「ほとんど食いしん坊だろ!頭巾かぶってる以外は全部食いしん坊万歳だろ!」 I「それは赤ずきんの要素が少ないと言いたいの?」 N「そうですよ。ちゃんとミックスできてませんもん。」 I「じゃあ松岡修造の家に赤ずきんが訪れました。」 N「ああ。おばあちゃんの家みたいな。ちょっと強引な気はするけどね。」 I『ベッドで寝ていた修造に赤ずきんは質問をしました。どうしてそんなに声が大きいの?』 N「おお!なるほどねちゃんとミックスしてますよ。声大きいもんねあの人。」 I『それはね、大きな声を出すことによって、僕の本当の感情を伝えてるんだよ。』 N「そうなんだ。言ってることは間違いではないね。」 I『どうしてそんなにリアクションが大きいの?』 N「今度はリアクションですか。」 I『それはね、動きというものが僕の感情、魂を出してくれる。声のときも言ったようなことだけど、   動くことってのは万人に伝わるからね。』  『じゃあどうしてそんなにお口が大きいの?』  『それはね・・・お前を食べる為だよ!!』  『きゃぁぁぁぁぁ!!』 N「・・・・・・・。」 I『赤ずきんは、松岡修造に食べられてしまいました。』 N「そこ忠実!?そこ赤ずきんに忠実にするな馬鹿!修造えらい事したぞお前!」 I「食いしん坊ですしね。」 N「済まされねーよ!そんな危ない話面白くない!やめだやめだ。お前と絵本とか昔話とか話してても楽しくないわ。」 I「そうですか。絵本の話はもうしませんか。」 N「しないよ。変な話ばっかりなんだもん。」 I「では絵本だけに、この辺でお開きということで。」 N「いいかげんにしろ。」 両「ありがとうございました!」
あべ:ありがとうございました〜! おか:いや〜、もうさすが視聴者投票で優勝予想ナンバーワンになっただけのコンビですよ。今回も見事な漫才で・・・ あべ:そうですね〜。では、そのへんも含めて審査員のみなさん感想よろしくお願いします、まずはいっぱいいっぱいさん。 ぱいぱい:うまいですよ。本当に。無駄な部分が無いし、読みやすいし、      狙われたボケは当ててくる。これはさすがの持ち味だと思いますし、とっても素敵です。 あべ:続きまして、L13さん。 L13:序盤はまずまずかと思いましたが、ミックス昔話のたたみかけが好印象です。     ツッコミの方にちょっと中川家のお兄ちゃんが入ってるかなと。 あべ:なるほど、ではゆーたさんたどう感じましたか? ゆーた:手堅いなあ…ホントに完璧に近いなあ…。部屋から徹子の部屋に繋がる等、所々ベタかなあと思う部分もありましたが、     全体的な完成度で言ったらそんなこと気にならないんだもんなあ。凄いよこの人は。     オチ直前の松岡修造の話までは凄く順調に進んでたんですけどね、修造のラストがちょっと消化不良というか…     中盤だったら5点も減点しないですけどラスト前でのこの急ブレーキはちょっと痛いかなと。     もう少し面白い表現があったんじゃないかなぁと思うんですよ。惜しい。オチがうまかったのでなおさら惜しいですよ。     その部分が僕個人としてはどうしても悔やまれます。でも全体的に見て95点以下はつけられないので、これでいきましょう。 おか:お〜っ、これは高評価が出ましたよ! あべ:確かに95点ってのはここまでのゆーたさんの中では最高点ですね・・・    では最後に、ノーセンスさん、感想よろしくお願いします。 ノー:ネタ自体はありふれた設定のものなのですが、書き方が非常に上手く、    自然と笑いを生み出しやすい空気にするのが非常に上手いと思いました。    後半、少しテンポが落ちたところでの松岡修三は裏を突かれれましたね。 あべ:はい、みなさん感想ありがとうございました〜。 おか:これはもうみなさん点数高いんじゃないでしょうか? どうでしょうか? あべ:もうこればっかりは最後の結果発表まで何とも言えないですからね。その時に期待しましょう。 おか:では、次の優勝候補コンビの登場へといきますか。 あべ:いきましょう、7組目はこのコンビです。
「無冠の帝王」 数々の舞台で爆笑をとり続け、常に高い評価をここまで受けてきた。 しかし、そんなこのコンビが唯一まだ無いもの、それは大舞台での優勝経験。 今大会の予選ではすでに格の違いは見せつけた、さぁ今こそが、頂点にたつ時だ! エントリーNo.024  光り輝くバカ漫才の星 ワールドスコーピオン 「旅行の準備」 A:どうもワールドスコーピオンです。 B:よろしくお願いします。 A:そういえば今度、一緒に旅行行くじゃん? B:あっ!二人で温泉にでも入ろうとか言ってた1泊2日の旅行のことか。 A:そうそう。もうお前旅行の準備した? B:まだだよ。でも準備って財布と着替えだけでいいんじゃないの? A:お前、歯ブラシセットは? B:歯ブラシなんて心配しなくても旅館の部屋に置いてあるって。 A:おいよく考えろ。もしもその歯ブラシが使い回しだったらどうする? B:ありえねーだろ!そんなふざけた旅館ねーよ。 A:いやいや、俺はもしもの話をしてるんだよ。 B:心配しすぎだろ。ちゃんと新品用意してくれてるって。 A:もしも旅館の歯磨き粉の中身がワサビだったらどうする? B:罰ゲームだろ!そんなドッキリ旅館ねーよ。でもそうやって言われると心配だから一応歯ブラシセットを持っていくよ。 A:ちょっとお前ね、旅行に歯ブラシセットを持っていこうとしてなかった時点で旅行をなめてるよね。 B:そうかな? A:やっぱり旅先で何が起きるかわからない。だから今日は一緒に何を準備すればいいか考えよう。 B:そうだな。 A:俺たちはバスで旅先まで行くよな? B:そうだよ、一応バスツアーだからな。 A:もしも俺たちのバスにバスジャックがいたらどうする? B:嫌なこと言うなよな。めちゃくちゃ恐いじゃん。 A:だろ。バスジャックはきっとナイフを持っているに違いない。だから俺たちは一応、ピストルは持っていこうぜ。 B:…ピストルなんて持っていたら、明かに俺たちの方がバスジャックぽいぞ。 A:じゃ持ち物にピストル追加ね。 B:おい、まず俺はピストル持ってないぞ。てかピストルでバスジャック事件を解決しても、結局俺たちも捕まるだけだぞ。 A:ん〜それは困ったな。ピストルに似てるものといえば、水鉄砲しかないな。 B:形だけだろ!!お前、バスジャック対策に水鉄砲持ってても意味あるか? A:じゃピストルはやめて、持ち物に水鉄砲追加ね。 B:…何の役に立つんだよ。水鉄砲を向けられてビビる奴いねーだろ。 A:次は、サービスエリアだな。バスで1回は止まるから。 B:サービスエリア?別にそこは悩むところないよね。 A:もしもサービスエリアにフランクフルトが売ってなかったらどうする? B:そこは我慢するだけじゃん。 A:じゃ、持ち物にフランクフルト追加で。 B:わざわざ持っていくのかよ!たぶん俺たちが食べるころには冷めてるぞ。 A:その次は、バスにサービスエリアにおいてかれたことのことを考えよう。 B:まずねーよ!さっきからマイナス思考になりすぎだよ。 A:持ち物にダンボールを追加ね。 B:お前サービスエリアに住む気だろ!もうそこで俺たちの旅行終了じゃん。 A:じゃ持ち物に車も追加ね。 B:旅行はバスツアーだろ!車は却下だよ。 A:そうだな。よーし、こうなったらサービスエリアはバスの中で待機しよう。 B:…最終的にはそうきたか。 A:俺は、別にサービスエリアでやりたいことないんだ。お前がフランクフルトを食べたいって言うからサービスエリアについてくだけでさ。 B:言ってねーじゃん!もうどっちにしろ、冷めたフランクフルトを持っていくから安心しろ。 A:じゃ、サービスエリアを出発しました。問題はこの次だ。 B:なんかあるか? A:もしもバス乗ってる途中にトイレに行きたくなったらどうする? B:じゃサービスエリアで行けばよかっただろ!!バスの中で待機するからこうなるんだよ。 A:でもサービスエリアにはバスにおいてかれる可能性があるからトイレ行けないしさ。 B:まだそんなこと行ってるのかよ。じゃトイレに行ってすぐバスに戻ればいいじゃんかよ。 A:持ち物に紙コップ追加。 B:検尿か!!バスの中で恥ずかしいよ。 A:そしてバスに揺られながら観光スポットの「大自然の森」に到着しました。 B:へぇ〜そんなところ行くんだ。楽しみだな。 A:もしも大自然の森でクマと出会ったらどうする? B:大自然すぎるわ!そこ観光スポットだろ。ありえないじゃん。 A:うーん、武器は今のところ水鉄砲しか持ってないな…。 B:戦う気かよ!クマに会ったら死んだフリをするしかないだろ。 A:じゃ持ち物に縄と踏み台を追加。 B:首を吊ってホントに死ぬ気だろ!死んだフリでいいんだから、てきとにーに寝転がればいいんだよ。 A:じゃ持ち物に蒲団を追加。 B:お前寝る気だろ!!そんな蒲団を敷く余裕あるわけねーだろ。 A:まぁこんだけ持ち物を持ってクマ対策すればなんとかなるだろ。 B:旅館に行くのになんで自分の家の蒲団を持ち歩かなくちゃいけないんだよ! A:じゃ大自然の森の次は、湖を見に行く。 B:そんなところ行く予定なんだ。 A:もしも湖から神様が現れたらどうする? B:…絶対に現れないから。 A:だから「もしも」のことを言ってるんだよ。 B:そんなもんな起こるわけねーだろ!もしも神様が出てきたらたぶん驚いて腰を抜かして終わりだよ。 A:じゃ持ち物は神様を見ても腰を抜かさないために「鍛えぬかれた体」を追加。 B:それは持ち物とは言わねーだろ!俺たちなんで旅行行くまでに鍛えなくちゃいけないんだよ。 A:しゃーねぇだろ、神様が現れるかもしれないから。こうなったら逆に俺たちの体で神様を驚かしてやるぞ。 B:1人で張り切るな。 A:その次はいよいよ旅館に到着だ。 B:よっしゃ。なんかすげぇ長かったな。 A:そしてここで1番厄介なことが起きるであろう。 B:まだあるのかよ。神様を超えることはもうねーよ。 A:もしも俺たちの旅館のある町を全長100メートルのドラゴンが襲ってきたらどうする? B:もっと現実にありえそうなことを言え!!だんだんお前の「もしも」シリーズありえない方に進んでるぞ。 A:もうこれ以上持ち物は、重くて持っていけない。こうなったら俺たちの今まで考えた持ち物で何とかするしかない。 B:いや無理だって。お前の想像の相手は、ドラゴンだよ。 A:おい、俺たちには神様をも驚かせてしまう鍛えぬかれた体があるじゃないか。 B:ドラゴンには関係ないって。相手は全長100メートルなんだぞ。 A:まず水鉄砲でドラゴンの口からの火炎放射に対抗だ。 B:火炎放射に対抗できるほどの勢いのある水鉄砲が見てみたわ!火炎放射で一発で死ぬよ。 A:大丈夫。蒲団を体に巻いてそれをうまくガードするんだ。 B:何で蒲団を防具みたいにしてるんだよ。てか蒲団なんて余計に燃えるだけだぞ! A:よーしこうなったらフランクフルトで体力回復だ。 B:ほぼ体力に関係ないね。むしろ、喉が乾いてしまって自滅行為だ! A:そしてフランクフルトを食べた後は、歯ブラシセットで歯を磨いて虫歯予防だ。 B:それどこじゃねーだろ!目の前にドラゴンいるんだぞ。歯を守る前に自分の身を守ろうよ。 A:じゃ歯ブラシを右手に持ってドラゴンに向かっていくぞ! B:勝ち目ねーよ!!なんだよ、武器が歯ブラシって。どんな相手でも勝てる気がしないよ。 A:残りの持ち物には、紙コップとダンボールがあるぞ…この勝負いけるな。 B:何をどう思っていけると思ったんだ!?もう降参しよう。 A:この二つを合体させてドラゴンの剣を完成させるぞ。 B:お前、紙と紙を合わせてどうやって剣を作るんだよ!俺たちは、伝説の発明家じゃねーんだぞ。もうこの勝負、俺たちの完敗だ。 A:大丈夫、残りの持ち物に縄と踏み台がある…。ドラゴンにやられるくらいなら自分たちの手でこの世を去ろう。 B:自殺する気かよ!もういいわ。
あべ:ありがとうございました! おか:今回も会場のみなさんを爆笑させてましたね・・・ もうあとは、審査員のみなさんがどんな点数をつけるかだけですよ。 あべ:ではいっぱいいっぱいさん、ノーセンスさん、L13さん、ゆーたさん、4人続けて感想お願いします。 おか:今回は一気に4人続けてですか!? これはもう時間が押してるっていうことがバレましたね。 あべ:はい、もう押してるんです! ではすいませんがそういうことですので、お願いいたします。 ぱいぱい:このネタはやっぱり面白いです。 というか大ボケですよね。       どうでもいいことに着目するボケがとっても素敵。 すばらしい限りです。 ノー:現実から空想へのもっていき方が非常に上手く、実にテンポよく読めました。    オチに向かうまで区切りが無く、終始だれることなく楽しめました。 L13:Aのボケで心配になって歯ブラシセットを持っていくBが可愛いです(笑)。     内容については、話をまとめる事を優先しすぎて、     発想が飛んでいる所があまりなかった印象があります。 ゆーた:バカはバカなんですけどねぇ…なんでしょう。この満たされない感じ。もっとバカなネタを最近見たからなのか。     それともワースコさんのネタにいささか慣れてきた自分がいるのか。     それともワースコさんということだけで僕の中でハードルが高くなってしまっているのか。答えは良く分かりませんが、     ドラゴンとホントに死のうとするところくらいぶっ飛んだボケがもっと欲しかったなあと思うんですよ。     それ以外がなかったら最後のドラゴンの畳み掛けが成立しなくなってしまうので悩みどころですがね。     今なんとなく思ったのが、ネタが隙だらけなのかもしれませんね。世界観とか基本的な部分は完全に出来上がっているのですが     「あぁ、もっとこうしたら良いのに。俺だったらこうするのに」と思ってしまう部分が多いのかも。その隙だらけな部分が     「らしさ」なんでしょうね。多分。いや笑ったことは笑いましたよ。こういうネタ書けるのは凄いと思いますし。     面白かったんですがやはりもう1つ上のランクを僕としては求めておきたいので、80点としておきます。 あべ:はい、審査員のみなさんありがとうございました。 おか:さぁ果たしてどんな合計点数になったんでしょうかね? 1つ前のNIKEさんとはどっちの方が高いのか・・・? あべ:ではいよいよ大詰め、残るはあと2組です。8組目はこのコンビ!
「優勝候補 本命」 ここ2〜3年の間、舞台で笑いを十分にとれなかったことは無い。 そう言いきっても過言ではないぐらい、安定していて、なおかつ爆発力のある笑い。 第1回MM−1の優勝候補の本命は、文句無しにこのコンビだ! エントリーNo.010  天下無敵の漫才キング パピーゲバ 「戦隊もの」 杉本:よし。俺がお前を人気者にしてやろう。 島田:…突然、なに? 杉本:夜中に思い立ってもうたんや。あっ!相方を人気者にしよう!…ZZZZZZ。 島田:え?で、即、寝たの?普通、興奮しすぎて眠れなくなるもんじゃないの? 杉本:ぐっすりや。心に渦巻いてたモヤモヤが晴れたんやろうな。 島田:そんなに俺、人気ないかなあ? 杉本:そんなに気に病むほどのことではないで。あの人の近くにいると、吐き気がして身体がむず痒くなる。って蔭で言われてる程度のことやから。 島田:最悪じゃねえか! 杉本:心配すんなって。俺はお前の味方や。(ポリポリ) 島田:なんで身体を掻いてんだよ! 杉本:誤解やって!俺はお前のことを、夜中に飛び回る蚊のように思っとんねん。 島田:極限にうっとおしいんじゃねえかよ! 杉本:いやいや。「いざとなったら、簡単にひねりつぶせる!」 島田:ナメられまくりじゃねえか! 杉本:お互いのためやろ。な? 島田:ま、俺もそこまで嫌われてるとは思ってなかったから。その提案には、賛成だけど。やべーぞ俺。 杉本:うん。やばいな、お前。(ポリポリ) 島田:だから掻くなー! 杉本:んで、本題。いつの時代でも人気者なものって何?そう!ヒーロー! 島田:んー。まあ、確かに。 杉本:というわけで、俺が、思い立ったときの勢いでお前のための戦隊ものの企画を考えたから。 島田:んー。ていうか。一回、睡眠挟んでるけどな。思い立ってから。 杉本:まず。ひとつめ。 島田:おう。 杉本:反射戦隊! 島田:お? 杉本:パブロフレンジャー! 島田:どういう戦隊だよ!だってそれ、条件反射の実験だろ?犬に餌を与える前に鈴を鳴らし続けてたら、鈴を鳴らしただけで涎が出るっていう。 杉本:うん。こいつらは怪人を見たら、条件反射で涎を垂らすねん。 島田:嫌だよ!そんな怪人を食いそうなヒーロー。 杉本:いや、怪人を倒したら、生魚を貰えるねん。 島田:アシカか! 杉本:一匹の怪人に立ち向かう、涎を垂らした5人のヒーロー! 島田:怪人が可哀想に見えるよ! 杉本:そして、お前をヨダレレッドに任命しよう! 島田:最悪な名前だな! 杉本:ヨダレレッドの涎は赤いのだ! 島田:血じゃねえか!グロ過ぎるよ!子供には見せられないよ! 杉本:コスチュームとかないねん。判別はヨダレの色のみ。 島田:え?素の格好で、怪人見て血を垂らしてんの!?ヤバ過ぎるよ! 杉本:やっぱ、パブロフといえば、鈴や。 島田:何?まだあるの? 杉本:鈴をチリンと鳴らすと、条件反射で理性がふっとび、白目を剥いて素手で怪人の肉体を引きちぎっているのだ! 島田:サイコ過ぎるわ! 杉本:最後に決めゼリフやな。 島田:何だよ。 杉本:「誰か…僕を自由にさせてください。」 島田:重いよ! 杉本:がんばれ!ヨダレンジャー!! 島田:名前が変わってるよ!そっちの方がふさわしい気はするけども! 杉本:アカン? 島田:うん。ありえない。 杉本:じゃ、次。 島田:何? 杉本:将棋戦隊! 島田:将棋? 杉本:タオレンジャー! 島田:将棋でタオレンジャーってどういうこと? 杉本:一直線に並んでピンと直立した5人のヒーローが、将棋倒しの要領でバタンバタンと倒れて、最後は怪人を下敷きに! 島田:嫌だよ!そんな攻撃方法! 杉本:なんと過去にゴジラの足の小指を下敷きにして倒したこともあるという設定やねん。 島田:倒せるかッ! 杉本:決まれば一撃必殺なわけや。 島田:決まればな。絶対避けられるやろ! 杉本:うん。オープニングは一直線に重なり倒れるヒーロー達を怪人が足蹴にするシーンから始まるねん。 島田:惨め過ぎるよ!冒頭から見る気失せる! 杉本:でも、一撃必殺に変わりはないからな。起き上がるタオレンジャー、逃げる怪人。 島田:戦えよ! 杉本:すぐ攻撃出来るように、怪人の後ろを一直線になって追いかけるタオレンジャー。背すじはまっすぐ! 島田:おまぬけ全開だわ! 杉本:今だっ!倒れるタオレンジャー!避ける怪人!足蹴にされるタオレンジャー!起き上がるタオレンジャー!逃げる怪人! 島田:もういいよッ! 杉本:で、お前はリーダーのレッドに任命しよう! 島田:いらないよ! 杉本:リーダーのレッドは真ん中にいるのだ! 島田:挙句の果てに将棋倒しのつなぎ役かよ! 杉本:なあ。やろうや。全47話、ずっと最初の怪人と追いかけっこ。 島田:内容が無いに等しいじゃないかよ! 杉本:最終回、最後の最後まで追いかけっこを続けるタオレンジャーと怪人が叫ぶわけや!「誰か…僕を自由にさせてください!」 島田:もういいよそれッ!好きだなそのセリフ。 杉本:なし? 島田:なし。 杉本:じゃ次。 島田:まだあるわけ? 杉本:ミクロ戦隊!プランクトンレンジャー! 島田:却下―ッ! 杉本:なんで? 島田:すでにまともじゃない。 杉本:プランクトンレンジャーは5億人いるのだ! 島田:どんだけ多いんだよ! 杉本:プランクトンレンジャーにはレッドしかいないのだ! 島田:赤潮かよ! 杉本:よし。お前をプランクトンレッドに任命しよう! 島田:だから、レッドしかいないんだろッ!? 杉本:プランクトンレンジャーは怪人のエラに詰まって倒すのだ! 島田:もっとマシな攻撃方法はないのか!? 杉本:敵が現れたぞ!行くぞ!プランクトンレンジャー、発生! 島田:ヒーローの登場が発生って絶対おかしいだろ! 杉本:まるで血が染み出すようにどんどん水面に広がっていく赤色。 島田:なんか不吉だよ! 杉本:怪人の元へ急行だ!呼ぶんだ!潮の流れ! 島田:自力で移動出来ないのかよ!嫌だよそんな漂ってるだけのヒーロー! 杉本:来ないぞ!潮の流れ! 島田:呼べないのかよ!運任せなわけ!? 杉本:そっちじゃないぞ!潮の流れ! 島田:あらぬ方向へ行っちゃった。 杉本:腹を見せて浮く魚。頭を抱える漁業関係者。 島田:社会に対する損害が大きすぎるよ! 杉本:死んだ魚に群がるヨダレンジャー! 島田:お前ら出てこなくていいんだよッ! 杉本:ひとりポツンと待ち続ける怪人。 島田:律儀だな!怪人も! 杉本:大半が稚魚に食われるプランクトンレンジャー。 島田:食物連鎖の底辺かよ! 杉本:見かねて駆けつける怪人! 島田:親切だな!その怪人! 杉本:稚魚を追い払う怪人! 島田:すんげー、いい人じゃねえか! 杉本:プランクトンレンジャーがエラに詰まって死ぬ怪人! 島田:なんか、すっごく可哀想だよ! 杉本:怪人をむさぼるヨダレンジャー! 島田:やっぱ、怪人を食うんじゃないか! 杉本:最後、プランクトンレンジャーがエラに詰まりながら怪人もろともヨダレンジャーに食われそうになって必死に叫ぶわけや。 島田:え? 杉本:「誰か…僕を自由にしてください!」 島田:いい加減にしろッ! (終)
あべ:ありがとうございました。 おか:さすが優勝候補本命のネタでしたね・・・ あべ:では審査員のみなさん感想の方をお願いします。    ・・・おっ、今回は大北マサさんが初めて手を挙げてくれましたよ! では大北さんお願いします。 大北:読みにくさは審査基準に入れなかったんですが、   このネット界でのネタって関西弁を読みにくいっていう人が意外にも多いんですよね。   このネタは「関西弁の読みにくさ」を「内容・ボケ」で確実につぶしている素晴らしいもんだと思います。僕はとても好きですね。 おか:なるほど、これはもうよく分かりますよ〜。俺たちも実は関西出身ながら普段は関西弁を封印してますし・・・ あべ:まぁ確かにそれはその通りだけどな! では他の審査員にも聞いていきましょう、まずはL13さん。 L13:スキのない出だしと各戦隊の発想の飛び具合が良いです。強いて言えば、     決め台詞がもう一つだったかもしれませんが、なかなか高いレベルでまとまっている作品だと思います。 あべ:続きまして、ゆーたさん。 ゆーた:あー、どんだけ減点しようと審査しても絶対90点以下はつけられないです。見事すぎるほどに見事です。悔しいなー。     欲を言えば導入部分の「嫌い」の表現をもう少し工夫できたらなぁと思います。     僕も最近ほとんど同じ表現を考えてしまっていたので、やっぱこういう病的な表現はベタなのかなと。     あとは…会話のテンポを出すためかもしれないですけど蛇足と思われる部分もいくつかあったかなと思いました。     僕個人としてはそういうのが凄く気になってしまうんですよねー…。もうホントに個人的なことですけど。     気にし過ぎって言われたらそこまでですがね。発想とかボケとかもう文句無いですよ。     難しい発想のボケを読み手が一瞬で絵として想像できるこの表現力は凄いと思います。感服。     色々言いましたがここまで審査して1位と思ったNIKEさんと並べておきます。95点で。 あべ:続きまして、いっぱいいっぱいさん。 ぱいぱい:蚊のくだり、怪人を倒したら、生魚を貰えるねん、全47話、ずっと最初の怪人と追いかけっこ。      プランクトンレンジャーは5億人いるのだ!、レッドしかいないのだ! いやっ、参りました。      最後のオチはやっぱりそう来ましたね。 でもそれが自然なんでしょう。 予想していた僕がダメです。      純粋に楽しまなきゃ(汗 数ある戦隊ものでもここまで極めてくるとやはり点数高く付けます。      なんていうか馬鹿馬鹿しさではなく、うまさを感じます。      的確につかれた笑い。決して1つのボケじゃなく全体で1つの作品ができあがっていらっしゃいます。凄い。 あべ:最後に、ノーセンスさん。 ノー:パブロフ戦隊ヨダレンジャーで一気に引き込まれましたね。    戦隊ネタも書きやすいネタの代表格と思うんですが、ヨダレンジャーはいままでの戦隊ものから    一線を画すものだと思います。発明と呼んだほうがふさわしいかも。    タオレンジャー、プランクレンジャーと穴の無い展開を続けられており、欠点の無いネタでした。 あべ:はい、ありがとうございました〜。 おか:これはすごいですね〜、「発明」って言葉まで出ましたよ! あべ:さすがでしたね・・・さぁいよいよ残すは、あと1組です。これでもうすべての結果が決まります! おか:ついに最後ですか! あべ:最後の9組目は、このコンビ!
「積み重ね」  すでに誰もが名前を知っている有名コンビが、満を持してこのMM−1に参戦。 今大会の出場者の中では最も漫才歴が長く、そして今までたくさんの舞台で爆笑をとってきたその経験はダテじゃない。 さぁ今回もその意地を見せて、一気に優勝へ登りつめられるか!? エントリーNo.031  新世紀しゃべくり対戦 神風とくやこうや 「有事法制」 とくや「おばんです!神風とくやです!」 こうや「神風こうやです!」 二人「とくやこうやです!よろしくお願いします!」 こうや「いつも言われているけど、最近は物騒な世の中だね。」 とくや「そうだね。頻繁に殺人事件が起きてるし、強盗も多発しているし・・・」 こうや「プロ野球選手は次々とアメリカに行くし。」 とくや「それは物騒と関係ないよ。」 こうや「ホリエモンの取調べは続くし。」 とくや「もっと関係ない!」 こうや「チョボラは広まっているかどうかわからんし。」 とくや「物騒な世の中どこ行ってるんだよ!しかも『チョボラ』って、何年前のキャンペーンだ!そんなに広まってなかった気がするぞ!」 こうや「だから、そんな世の中だからこそチョボラだよ。心を潤さなきゃ。」 とくや「まあ、ちょっとしたボランティアってやつだろ?ごみを分別したり、お年寄りに席譲ったり・・・」 こうや「プロ野球選手を次々とアメリカに・・・」 とくや「それはボランティアじゃない!」 こうや「そして結果を残せず帰国・・・」 とくや「そういうのもいたけど、チョボラ関係ないから!」 こうや「怒ったファンがアメリカ在日大使に生卵・・・」 とくや「何もしない!何でそんなことになるんだ!」 こうや「まあ、これがチョテロなんですが・・・」 とくや「変わってる!チョボラじゃなかったのか!?」 こうや「ああ、チョボラね。その大きな代表のようなものが24時間テレビなんですが・・・」 とくや「まあ、あれももう25年も続いてるんですよね。その積み重ねでどのくらいの人が助けられたか・・・」 こうや「募金額が1億円突破したら残りはカンガルー募金に寄付するんでしょ?」 とくや「しない!クイズダービーじゃないんだ!」 こうや「いや、徳光さん司会してたときあったよね?」 とくや「チャンネルが違う!あの番組は確か愛の小鳩事業団とかに寄付するんだよ。」 こうや「知ってるよその団体。毎年秋になると鳩の羽根むしって赤く染めて・・・」 とくや「しない!何罰当たりなことをしてるんだ!」 こうや「え?『赤い羽根』ってそうなんでしょ?」 とくや「違う!羽根むしったら鳩寒くて大変だろう!」 こうや「むしった後の鳩はクリスマスバーレルの肉に・・・」 とくや「こらー!KFCに送るな!何変な噂製造してるんだ!」 こうや「第一さ、マラソンとかパーソナリティにFAXが送られてくるだろ。『頑張ってください』とか、『応援してます』とかさ。」 とくや「ああ。」 こうや「そんな紙送る暇あったらお前らも募金しろって。」 とくや「それを言うな!してるやつだっているだろ!」 こうや「あと途中でさ、芸能人とかがやってきて募金するだろ。」 とくや「ああ。『1年間ためました』とか言って瓶に募金入れてくるな。」 こうや「お前もっと稼いでるだろ。1年間の年収の何厘分だよって。」 とくや「何厘って1%も満たないのかよ!」 こうや「だってあいつらもっと稼いでるだろ!もっと寄付しろよ!」 とくや「そういうことを言うなよ!失礼だろ!」 こうや「政治家だって女と酒に使うぐらいなら寄付しろ!」 とくや「怒りの矛先を変えるなよ!スキャンダラスな文句を言うな!」 こうや「誰か俺に小遣い寄付しろ!」 とくや「もうまったく関係ないだろ!お前個人の欲望じゃねえか!」 こうや「・・・ったく、本当腹立ちますよ政治家は。」 とくや「話飛んだな!物騒な世の中もチョボラも前世の話題か?」 こうや「とくに総理大臣の小泉孝太郎ね。」 とくや「息子だな。純一郎だよ総理大臣は。」 こうや「とにかくあの総理大臣はとんでもないこと考えるからね。」 とくや「何を?」 こうや「何年か前にあった有事法制だよ。何か日本に危険が及ぶ場合は総理が特権を得て対策を練れるってやつ。」 とくや「でも、あれって日本に何かあったときのためのものだろ。いいことじゃないの?」 こうや「でもな、あの法制は何かあったときに俺たちの生活にかかわるものが軍事用で差し押さえられることがあるんだよ。どうする?」 とくや「ああ。確かに突然水とか食料が軍事用で持っていかれたらいやだなあ。」 こうや「だろ?突然自衛隊がやってきてさ、『この家の醤油を接取する!』とかさ。」 とくや「なんで醤油なんだよ。」 こうや「とりあえずこのおたまに・・・」 とくや「近所の奥さんが切らして借りにいくようなものなのか!?」 こうや「あと、『この家の玄関先を差し押さえる!』」 とくや「家じゃなくてなんで玄関先なんて地味なところなんだよ!」 こうや「『全員、雨がやむまで待機!』」 とくや「雨宿りか!絶対玄関先じゃ足りなくないか?」 こうや「『玄関先じゃ足りないので家を差し押さえる!』」 とくや「やっぱ足りないじゃないか!つーか、雨具くらい用意してろよ!」 こうや「『お茶と茶菓子を差し押さえる!』」 とくや「くつろぐな!お前ら何のためにここにいるんだよ!」 こうや「アメリカに移籍するプロ野球選手を食い止めるために・・・」 とくや「じゃかーしい!もうやめんべ!」 二人「とくやこうやでした。ありがとうございました!」
あべ:ありがとうございました! おか:これで、全9組の演技がすべて終わりましたが、最後にまたいい漫才を見せていただきましたね・・・ あべ:では審査員のみなさんにお伺いしましょうか、まずはいっぱいいっぱいさん、L13さん、ノーセンスさん、感想お願いします。 ぱいぱい:ボケが巧みです。それに尽きると思います。      大変楽しいネタだったんですが、若干反復のところがくどいところがありましたかね。      でもそんなことは気にならないほどうまさが光ってました。 L13:穴らしい穴は無い思いますが、     展開で少し無理をしている感じがしたのと、     見せ場が弱かったんじゃないかというのがありました。 ノー:コボケが続いてテンポよく読めたのですが、どうしても爆発力に欠ける印象。    どこかに山場があればまた違った評価をしたと思います。 あべ:ありがとうございます。さぁ、最後はこの人に締めくくっていただきましょうか。 おか:やっぱり最後はこの人ですか! もうまさにいろんな意味で最後を飾るにふさわしい人ですよね。 あべ:ゆーたさん、お願いします。 ゆーた:ネタとしては非常に面白い作品だと思います。やっぱり書き慣れてるなぁ。僕個人としては面白くないボケがなかったです。     ただ、穴が無い代わりに無駄が無さ過ぎるのも欠点なのかもしれないですね。もう少し遊んでもいいと思うんです。     あまりにも律儀に用件だけをまとめて終わってしまっているので少々物足りない印象をうけてしまいました。     しっかりとした土台が出来上がっているのであとはここからどう展開していくかだと思うんですよね。     偉そうなことを言うようで大変恐縮ですが、これを80点にも90点にも出来る技術を持ってると思うんですよね。     なので今回は僕が基準に掲げた75点をつけさせていただきたいと思います。 あべ:ありがとうございました〜。 おか:はい、以上で全9組のネタが終わりました! あとは結果発表のみですね・・・ あべ:ではもうまもなく結果発表ですので、決勝戦出場コンビのみなさん、舞台の方へどうぞお越しください!
結果発表 あべ:さぁ、運命の結果発表の瞬間がやってまいりました。 おか:はい、泣いても笑っても、これですべてが決まります。 あべ:ドキドキしますね・・・・ おか:そうですよ・・・・ あべ:では、ついに発表です! 第9位の方から、1組ずつ発表していきましょう!  まずは第9位は・・・ エントリーNo.013  デブガリズム!
審査員
点数
 50  85  79  90  40  56  80 総合
点数
480
続きまして、第8位は・・・・ エントリーNo.031  神風とくやこうや!
審査員
点数
 50  77  75  93  50  55  94 総合
点数
494
そして、次は第7位の順ですが、なんと6位が同点で2組います。 なので、まず6位タイは・・・ エントリーNo.014  T&G!
審査員
点数
 40  82  92  99  63  52  82 総合
点数
510
そしてもう一組の第6位は・・・・ エントリーNo.024  ワールドスコーピオン!
審査員
点数
 45  89  80  92  44  66  94 総合
点数
510
続いては第5位です。第5位は・・・・ エントリーNo.034  シンナーズ!
審査員
点数
 70  78  65  90  65  44  99 総合
点数
511
いよいよ残すところはあと4組、第4位は・・・・ エントリーNo.039  リキッドジュエル!
審査員
点数
 85  81  87  92  43  68  62 総合
点数
518
あべ:さぁ、以上第9位から第4位まで発表いたしました・・・    残るはあと3組、ベスト3に入ったのはパピーゲバさん、NIKEさん、そして八十八さんです! おか:来ましたね・・・ まずはNIKEさん、事前の優勝者予想でトップだったコンビですよ。 あべ:はい、その予想通りに勝ち上がってきましたね・・・ おか:そしてパピーゲバさん、優勝候補本命といわれているコンビも順当にここまで来ました。 あべ:やはり優勝は、パピーゲバさんNIKEさんとの一騎打ちなのでしょうか・・・? おか:そこですよ・・・ 確かに下馬評ではそんなことを言われていた中、    きましたよ〜! 八十八さん! ダークホース枠じゃないかと言われてたコンビがベスト3に入りましたよ! あべ:そうですよ・・・ まさかこんな展開になるとは、誰が予想したでしょうかって感じですよね・・・ おか:さぁ、ではそろそろいきますか。 あべ:はい、いきましょう! では優勝コンビの発表です、第3位、第2位、そして優勝を一気に発表いたします! ついに、初代MM−1王者が発表される・・・・ MM−1トップに戻る