第2回
MM−1グランプリ ファイナルラウンド!!
あべ:さぁ、ついに始まりました、MM−1グランプリファイナルです!
おか:いよいよ、2代目MM−1王者が決まる瞬間が近づいてきました。
あべ:今回は、前回を上回る計58組のみなさんに参加をいただいて、
その中から見事勝ち抜いた、よりすぐりの9組ですからね。楽しみです。
おか:ではまずはファイナリストたちの漫才の前にこちらの方を紹介しましょうか。
あべ:はい、決勝審査員7名の紹介です。では左の席のお方から順に紹介していきましょう。
岡田三十さん、中村諭史さん、牧原ナオミさん、
おか:槍沢 雑さん、いっぱいいっぱいさん、そして俺たち・・・以上です。
あべ:いや田んぼマンさん! 予選から審査していただいたんだから紹介ぐらいしろ!
おか:いや〜、つーかもうね、紹介してしまっていいんでしょうか? ここでも放送禁止用語が出てきたりとかないですか?
あべ:大丈夫ですから! この舞台ではきっと大丈夫です、はい。
おか:では、気を取り直していきましょうか。
あべ:はい。お待たせいたしました・・・ いよいよMM−1グランプリ、ファイナルラウンド開幕です!
おか:ではいきましょう、まずはこのコンビからです、みなさん拍手!
「4年目の飛躍」
トップを務めるのは、実力十分、デビュー4年目の中堅コンビ。
今回が初のMM−1挑戦で、いきなりの決勝進出。
これまで大舞台での露出は少なかったが、これを機に有名コンビの仲間入りだ!
エントリーNo.010 予測不能のトリックスター
ROKI
「不意打ち」
天田:はいどー
神部:どーーん!!
天田:うわっ!?
神部:はいROKIです!よろしくお願いします!
天田:よろしくお願いできねえよ!
神部:ん?何で?
天田:登場のときに相方にタックルぶちかます漫才なんて
見たこと無いよ!一体何してくれてんだお前は!
神部:ああ、まあそれは俺の個人的な趣味ってことで片付けて。
天田:人の登場台無しにされといて趣味で片付けられるほど
俺の器は大きくないんですけどもね、っていうか趣味ってなんだよ。
神部:不意打ちですよ、不意打ち。
天田:そりゃまた随分迷惑な行為を趣味にしたもんだねお前は。
神部:でもさ、そんな不意打ちなんて普通に考えたら
できるわけ無いからさ。今日はちょっと
シミュレーションしたいんだけどいいかな?
天田:まあ、かまわないけどさ、じゃあどんなシチュエーションが
いいわけ?
神部:じゃあね、会社帰りのサウナってシチュで。
俺がいきなり水で濡らしたタオルで
おもいっきり引っぱたくから。そっから話をうまいこと広げよう!
天田:そんな狭いシチュエーションじゃ広げらんないよ!ってかお前は
会社帰りで疲れたサラリーマンに更に鞭打つようなことすんのか!
神部:いや、打つのは鞭じゃなくてタオルなんだけどもね。
天田:そういうことじゃないよ!いいからオーソドックスに
夜道を一人で歩いてる時に待ち伏せとかでいいじゃん。
神部:ああ、俗に言う辻斬りスタイルね。
天田:何スタイルとかそんなん知らないよ!
神部:それとも露出狂スタイルっていった方が分かりやすいかな?
天田:分かりやすいもクソもねえんだよ!そもそも
そんなスタイル名称云々自体世間一般に浸透してませんからね!?
神部:この露出狂スタイルにも色々あってね。
主にはおってる物で分類するんだけども。
天田:だからお前の露出狂講座なんて誰も聞きたかねえんだよ!
なんだその変態アラカルトはよ!どんなスタイルとかはもういい。
とにかく俺が一人で歩いてるからさっさと襲いに来い!
神部:よっしゃ!!ばっちこーい!!
天田:来るのはお前だろうが!!
あー・・・ここ街灯少ないからなんか不気味だなー。
何か出てきそうでやだなー。
神部:ふふふふ・・・。
天田:な・・なんだ!?
神部:ばあーーーーー!あばばばばばばーーー!
ほーらほーら!見ろよ!!もっと見ろよ!
天田:え?なに?なに!?
神部:何と聞かれたらブリーフマンと答えるさ!さあ!見ろ!
見るがいい!!
天田:やたらテンション高いのが逆にむかつくわ!
神部:ほら、もっとドラマティックに!アクロバティックに!
般若のような表情で!子供が初めて飛行機の窓から外を見るように!
天田:見る側にそんなレベルの高い要求すんなよ!そもそも
お前の粗末な体見ても全然ときめかねえしテンション
ダダ下がりになるだけだよ!
神部:ん?あっ!ちょっと黄ばんだブリーフはいてきちゃった!
はずかし!ちょ、ちょっと見ちゃだめーー!見ないでーー!
天田:そんでどこに羞恥心感じてんだよ!
見ろっつったり見るなっつったり忙しいやつだなお前は!
神部:あ、ちなみに今の場合はダッフルコートをはおってるから
『ダッフンダー』っていうんですけども。
天田:今言うことじゃないし心底どうでも良いよ!しかも
だっふんだーてどこのドリフだよ!
神部:別名『シムラー』とも。
天田:だからそんな変なおじさん論をここで論じるなっての!
そもそもなんで露出狂仕様でくるかな。
辻斬りしたいんじゃなかったのかよお前は。
神部:あっ。
天田:あっ、じゃねえよ!ちゃんとやれ!ったく。
あー。夜道不気味だなー。なんかやだなー。
神部:待てい!
天田:何奴!?
神部:ふふふ・・・我こそはこの腐敗した現世を粛清すべく
遠き異世界の彼方から堕落した人間共に恐怖と正義の鉄槌を
下すべく此処に馳参じた次第で候故に我の理想郷を創世すべく
先ずはこの町に蔓延る百鬼夜行魑魅魍魎七転八倒京本政樹
天田:前口上が長すぎるわ!お前はどこの大魔王だ!
神部:えー。これからいいとこなのにー。
天田:まだ言う気だったのかお前は!っていうか大体にしてのっけの
「待てい!」からおかしいんだよ!
神部:そうかな?
天田:そうだよ!思わず乗った俺も俺だけどよ。
そもそも前口上自体必要性皆無だよ!
しかも最後なんか訳わかんないのに混じって京本政樹とか
言ってるしさ。そんな散々な京本政樹なんて見たくないわ!
神部:じゃあどうすれば?
天田:何もしなくていいからさっさと登場して辻斬れ!
神部:あーはいはいはいはい。
天田:なんでいやいやだよ!
俺が強要してるみたいじゃねえか全く・・・・。
あー。暗い夜道ってやだなー。
神部:わはははははは!
天田:うわー!なんだお前は!?
神部:食らえ!みかんの汁攻撃!
天田:ぎゃー!みかんの汁で目がー!!
神部:あーっはっはっはっはっはっは!
天田:・・・・・なあ、爆笑中のところ非常に申し訳ないんだけど
ちょっといいか?
神部:あ、はい。なんでしょう?
天田:やってることがショボすぎるわ!なんだよみかんの汁て。
こんなん今日び小学生でもやらねえよ!もっとましなもん
チョイスしてくれよ頼むから!!
神部:うーん・・・ましなのねぇ。
天田:悩むなよ!お前の持ち駒はみかんオンリーか!ったく。
あー・・・夜道こえぇなあ・・・・。
神部:わはははははははは!
天田:うわっ!なんだお前!
神部:30分待ってたかいがあった!このアツアツの
味噌汁を食らえ!
天田:うわーっ!?
神部:このあつあつの・・・あれ?あつあ・・・・。
あつ・・・・。
天田:・・・・・・・・・・。
神部:あの、すいません。ちょっと温めなおしてきていいですかね?
天田:そりゃ30分も放置してたら冷めるわな!
随分ドジっ子な通り魔さんですこと!!
ってかやっぱりチョイスがしょぼい!
みかんの汁の次は味噌汁ですか!
神部:次は米のとぎ汁で行こうかと考えてますけども。
天田:いくらなんでもキャパシティー狭すぎだよ!
つーかその汁へのあくなき探究心はどっから沸いて来るんだよ。
神部:まあ、味噌汁だけにね。あ、でも
沸きすぎるとしょっぱくなりすぎるんですけども。
天田:だからなんで当たり前のように味噌汁談義に入るかな!
そんなんどうでもいいから汁から少し発想をそらしてくれ!
神部:うーん・・・・あー・・・わかった。
天田:悩むほどのもんかよ全く、そろそろ嫌になってきたよ。
あー夜道やだなー。
神部:あははははは!
天田:うわー!?
神部:あはははは・・・ははは・・あ・・・あれ?(ガサゴソ)
天田:・・・・・・?
神部:あれ?えっと・・・。あはははははは!
天田:笑ってごまかすなよ!何を忘れたんだよ?!
神部:いや、安全ピンを少々・・・。
天田:確かに汁よかまともだけどさぁ!そんなんでちくちくされても
大して脅威じゃないよ!
神部:いやでもさ!安全って言ってるのに安全ピンで刺されるって
面白くねぇ?
天田:大して笑えねぇって!
神部:あー。かばんの中広辞苑しか入ってないし。
天田:じゃあ素直にそれで殴打しとけよ!安全ピンより大分まともだよ!
神部:そんなことしたら俺の辻斬ラーとしてのプライドにかかわる!
天田:プライド以前に出来るなら俺にもかかわってほしくねえんだよ!
第一辻斬ラーなんて独自名称聞いたことも無いしよ!
もはやお前が何をしたいのかさえ分からなくなってきたよ!
神部:ダメかな?
天田:ああ、一通り見た限りでは何かが絶望的にずれてるよ。
神部:うーん、やっぱり俺には不意打ちの才能ないんですかねぇ。
天田:才能以前の問題だと思いますけどね。
神部:そっか。よし!決めた!じゃあ不意打ちなんて真似もう止める!
天田:ああ、そうしてくれ。
神部:じゃあ今度からはちゃんと正々堂々予告してからやっから
覚悟しとけよ!
天田:そういう問題じゃねえ!いい加減にしろ。
2人:どうもありがとうございました!!
おか:ありがとうございました!
あべ:では、審査員のみなさんの感想を聞いていきましょうか。
このネタに関して感想があるという人は・・・・ はい、4人手を挙げていただきましたが、
では1人ずつ伺っていきましょうか。まずは、岡田三十さん、今回のこのネタはいかがだったでしょうか?
岡田:ボケにハズレがほとんどなく入りやすい流れもGOODでした。
最後やや弱かったかなぁって気もしますがそれでもこのレベルの高さは尊敬できます。
あべ:なるほど。では続きまして、槍沢 雑さん、同じくどう感じたでしょうか?
槍沢:決勝ではもっと実力者の方が審査するから、自分の出番は無いと思って、優勝者予想に参加してました。
今は自分の予想をいったん忘れて審査します。
それはさておき、ネタですが掛け合いが上手く、冷静に見ればおかしな流れもあるんでしょうが、それを感じさせない勢いがありますね。
それと中盤の前口上のあたりは爆笑しました。「何奴!?」って。ただそこでピークが来て、やや尻すぼみだったかも。
あべ:続きまして、中村諭史さん、お願いします。
中村:シムラーとかどこかで見たようなネタというのはちょっと出さない方がいいと思いますね。
わたしはちょっとこのテンションについていけなかったですね。
あべ:なるほど。では最後は、この人に締めくくっていただきましょうか。牧原ナオミさん。
牧原:ボケが非常に考えられています。味噌汁の行でも、しっかりと常識に沿ったボケ方を見せてくれています。
逆に言えば、その点予想を裏切られたボケがあまりなかったことも事実。
ワンシチュエーションを繰り返すパターンとしてはかなり秀逸な内容とは思いますが、
数を減らしてボケを掘り下げてみるパターンがあっても良かったかなあ、と。
あべ:はい、審査員のみなさんコメントありがとうございました。
おか:やっぱりトップというのは特に緊張するでしょうからね。そんな中、よく立派に漫才をしてたと思いますよ。
あべ:そうですね、では次へといきましょう。続いて2組目は、このコンビです。
「成長株」
ここまで、コンビとしての知名度は、正直それほど高くなかった。
前回は3回戦敗退、しかしそこから今回は一気に決勝まで登りつめた!
さぁこの勢いは、果たして最後まで続くのか!?
エントリーNo.049 小雨に濡れるともしび
たいまつぎょうれつ
「はにわ」
中武:どうも、たいまつぎょうれつです!
坂田:よろしくお願いしまーす。
中武:僕たち宮崎出身なんですけど、最近宮崎が恋しいなあと思ってるんですよ。
坂田:ああ、地元が恋しいってわけね。
中武:そうそう。何もない街だなとは思ってても、地元ですからね。
坂田:そうですね。はにわしかない街でもね。
中武:いやいや、なんではにわをチョイスした?何もないといっても、あるにはあるんだからさ。
坂田:宮崎ははにわで有名だろ。
中武:まあそうだけどさ。
坂田:最近宮崎では、はにわが大繁殖してますからね。
中武:また突拍子もない嘘を・・・。そんなにはにわを作ってる人いないと思うぞ?
坂田:だからオスとメスで励むんだろうが。
中武:ありえないだろ!土の粘土で作った置物がなんで子作りするんだよ!
坂田:まあ、最近の気候がはにわの繁殖に適しているとしかいえないよ。
中武:そして俺にはお前が宮崎とはにわを侮辱してるとしかいえないな。
坂田:こうして宮崎ははにわでにぎわう県として有名になったんだ。
中武:あー。はにわ顔しか浮かばないかわいそうな県を想像しちゃいました。宮崎ごめんなさい。
坂田:でもいろいろと社会問題も起きてね。
中武:まあこれで社会問題が起きなかったらあのみのもんたでさえも人間不信になりそうだ。
坂田:「はにわ不信」だよ。
中武:そうか。俺は「相方不信」になりそうだわ。
坂田:はにわが起こす社会問題といえば最初にあげられるのが交通事故な。
中武:あー、車がはにわをはねちゃうんだな。
坂田:いや、転がってるはにわにはねられる人が続出。
中武:多大な迷惑だよ!普通に歩けばいいだろ!
坂田:足がないから転がるしか手段がないんだよ。
中武:確かにないけど、そこは土増ししてでも足をつけてくれ!
坂田:はにわ同士がぶつかる事故も多くてな。ぶつかった後は砕け散った残骸が残ってしまうんだ。
中武:まあ、生きてても土だからな。
坂田:でも、その残骸を再利用して新しいはにわを生み出すというプロジェクトが発足してるんだ。
中武:発足させたやつをはにわでぶん殴ってやりたいよ。
坂田:地球に優しいリサイクル!はにわを守ることは地球を守ることでもあるんだ!
中武:はにわが広がらなけりゃ地球も余計なプロジェクトの踏み台にされることはなかっただろうよ。
坂田:でも、まだほかに問題があるんだ。
中武:さっきから涙で問題しか見えないよ。
坂田:はにわが人間と一緒になじめないってことなんだよ。
中武:まあなじめって言われるほうが酷だわな。
坂田:なんではにわがいけないんだ!?あんなにキュートな顔をしてるのに!はにわたちは優しいのに!なぜだ!?
中武:はにわが本来生き物ではないといういろんな意味で残酷なイタズラだからだよ。
坂田:そうか・・・。でも、最近は「はにわと人間の共存」を現実にするためにいろんな店が建っているんだぜ。
中武:あー、建築業者じゃないけど解体したい。
坂田:まずは「はにわ喫茶」な。
中武:「メイド喫茶」にあやかったのか?
坂田:挨拶は「お帰りなさいませ、創造者様。」
中武:なんだその挨拶!?確かにもともとはにわを作ったのは人間だけどな。
坂田:で、出されるのは泥水。
中武:即訴えられるぞ!はにわ専用だよそんなの!
坂田:土偶のステーキとかもあるんだぜ?
中武:「人間との共存」を目的としてるなら、人間の食えるものを出せよ!
坂田:マッサージのサービスもあるよ。
中武:ああ、そういう店もあるな。リフレクソロジーとかいうやつな。
坂田:全身をほぐして、ねって、かたどって、かまどへ・・・。
中武:完全にはにわづくりの作業工程じゃねえか!人間の体をどう粘土状にするんだ!
坂田:かまどに入れられる人は「はにわ萌え〜」って。
中武:萌えてる間に燃やされてんだよ!もはや殺人喫茶だ!
坂田:まあ他には「はにわアクア」とか。
中武:はにわアクア?水族館か?
坂田:クラブアクアの系列店。
中武:ホストクラブか!クラブアクアの社長はにわに頭ぶつけたのか?
坂田:普通のホストクラブと同じで、写真一覧から選ぶんだ。
中武:うわあ、同じ顔しか浮かばない。
坂田:働いてるはにわ全員、シャンパンの一気飲みが得意なんだぜ。
中武:それ、中身が空洞だからだろ?
坂田:まあ、はにわの利点だよ。
中武:それ以外に利点なさそうだもんな。
坂田:いや、トークも見事だよ。「最近奈良の古墳にも支店出したんだよね。そっちにも来てほしいなー。」って甘いボイスでね。
中武:甘いボイスも「はにわ」ってだけで台無しだと思う。
坂田:たまに店の中に赤いはにわが転がってるんだ。
中武:それ飲みすぎたはにわか!?なんかリアルなホストだな!
坂田:まさに女の子にはたまらない「はにわパラダイス」だよ。
中武:そのパラダイスだけ武力行使でねじ伏せたいよ。
坂田:さらに、「はにわと人間に共存」を目標に掲げるはにわが宮崎県知事選挙に立候補したんだ。
中武:おお、俺別の人に投票しなきゃ。
坂田:名は「そのまんまはにわ」。
中武:そのまんま東か!?確かに「宮崎県知事立候補のために離婚したか!?」ってニュースになってたけど!
坂田:馬鹿。「そのまんまはにわ」だよ。たけし軍団の。
中武:たけし軍団なら東のほうだよ!
坂田:あのはにわ独特の頭見ればわかるだろ?
中武:東さん。見てたらこいつ訴えてください。
坂田:はにわさんは選挙カーで呼びかけるんだ。「そのまんまはにわです!人間のために!そしてはにわのためになる社会を作るために!清き一票をお願いします!」
中武:がんばってるのはわかるけどさ、清き一票を入れた人自体清いのか疑問が残るよ。
坂田:「清き一票を・・・こ、こら!口にゴミを入れるのはやめなさい!」
中武:ゴミ箱代わりにされてる!
坂田:「こ、こらおばさんたち!口をハンガーかけにするのはやめなさい!」
中武:洗濯場所になってる!別の方向で共存されてるぞ!
坂田:「こ、こらこら!選挙カーで畑を耕すんじゃない!」
中武:選挙カー、トラクターかよ!はにわだとしても車に乗れ!
坂田:で、運命の投票日が来たんだ。
中武:あ、もうその選挙終わってたの?地元の人に「目を覚ませ」と訴えたかったよ。
坂田:そのまんまはにわさんの体に票が集まっていく!
中武:投票箱代わりか!世界のたけしも今頃泣いてるよ。
坂田:しかし、力及ばず、落選してしまったんだ・・・。
中武:あー。ちょっとかわいそうだけど、心から宮崎人に感謝するよ。
坂田:だが!ダークホースといわれたかとうはにこさんが当選!
中武:かとうかずこ!?よりによって離婚相手かよ!しかもはにわ化してるし!
坂田:合言葉は「はにーわ、フラッシュ!」
中武:もう意味わかんねぇ!
坂田:で、一週間後に脱税したのがばれて、拘置所前でフラッシュたかれる、と。
中武:逮捕されてんじゃねえか!いい加減にしろ。
2人:どうもありがとうございました!
おか:ありがとうございました!
あべ:では、さっそく審査員のみなさんに感想を聞いていきましょう。
・・・今回も4人の方が手を挙げていただいてますね。ではまずは、牧原ナオミさん。
牧原:はい、宮崎出身です。宮崎ってそんなに埴輪が有名かなあ。あ、でも西都市ならはにわ一押しだからそうかも。
前者のROKIさんとはまた対照的な展開でしたね。一つのネタをとことん掘り下げて話を進めていく、という。
前半はしっかりとはにわという題材を生かしていたと思いますが、知事選の話になった辺りから、少々まとめるのに苦労したな、という感があり、
ラストでそれが確信に変わりました。それがなければ90あげても全然問題ない、といった感触でしたね。
あべ:続きまして、中村諭史さん。
中村:正直埴輪だけで押したというのはすばらしい。後半の押しはよかった。
あべ:槍沢 雑さんはどう感じましたか?
槍沢:人間とはにわの共存という狂ったテーマと一つ一つのシミュレーションのバカバカしさが面白いです。
中武のフレーズも工夫されていて、オチまでの流れが唐突なのを除けば文句の付け所が無いです。
あべ:では、最後となりましたが、岡田三十さん。
岡田:「宮崎=はにわ」というのは意識が無くそこから入りづらかったのは確かです。
ストレートにはにわフェチとかそういう入り方をしてくれた方が良かったかも知れません。
「お帰りなさいませ、創造者様」には笑いました。
あべ:はい、みなさんコメントありがとうございました。では次へいきましょう、3組目はこのコンビです。
「復活」
コンビ結成5年目、もはやネット漫才界では知らない人はいない有名コンビ。
前回まさかの2回戦敗退も、やはりこれで終わることはなかった。
今回は本気で優勝のみを目指して挑戦、そして貫禄の決勝進出。さぁ2006年は復活の年だ!
エントリーNo.007 錆びたカリスマ漫才師
デュアル
「ゲームのはなし」
渡辺「最近は面白いゲームがないですね」
佐藤「そうですかね?」
渡辺「今日は僕が面白いRPGを考えてきました」
佐藤「不安が隠しきれないんだが…」
渡辺「すごく面白いですから。とにかくはじめましょう。
まずは主人公の名前を決めてね!」
うたま_
佐藤「何でもう3文字入力済みなんだよ!!
これじゃ『る』しか思いつかないよ」
渡辺「主人公の名前は『うたまる』でよろしいですね?」
佐藤「他の文字選ぶのも何か腹立つしこれで良いよ」
渡辺「それでは主人公の職種を決めて下さい」
佐藤「あ、自分で決めれるんだ」
渡辺「そうですね。そこがまた楽しいじゃないですか
下の中から選んでね!!!」
→ゆうしゃ
せんし
そうりょ
まほうつかい
さんゆうてい
しゅんぷうてい
しょうふくてい
はやしや
かつら
佐藤「半分以上噺家じゃねぇかよ!何この無駄なバリエーション。
まともなのにしよう…。じゃあ…魔法使いで」
渡辺「『うたまる』は経験値が足りないから『かつら』しか選べない!」
佐藤「うすうす感付いてはいたけども!
『かつら』以外を選んだ自分には若干の罪悪感があったけども!!
経験値足りないからっていうのもなんか桂一門気悪いだろうよ」
渡辺「では物語が始まりますよ!ばばーん!!」
*:おお! いだいなる かつら うたまる よ!
わたしは このくにの おう えんらく である
佐藤「ああ、もうこのゲームの方向性大体見えたよ」
えんらく:このくには まおう ダーンシにしはいを
うけつつあるのだ
まおう を たおしに むかってくれ!
たのむぞ! うたまる!!!
たびには じゅんびが いるだろう やまだくーん
うたまる さんに れいのものをー
やまだ:はい かしこまりましたー
佐藤「魔王談志師匠かよ。何この無駄に豪華なキャスティング。
しかも予想どおり出たよ座布団運びの赤い人」
*:うたまる は ざぶとん を 3まい てにいれた!
佐藤「邪魔だよ!なんで座布団持って魔王倒しに行くんだよ!
意外とかさばるぞあれは」
渡辺「これが後々役に立つから!すごいからこれ!!
っていうかこれがないと成立しないから!!」
佐藤「ならいいけどさぁ…持っていくよじゃあ…」
えんらく:ひとりで たびを するのは つらかろう
わがくにの ゆうしゅうな へいしを
3めい おともに するがいい」
*:こうらく が なかまになった!
らくたろ が なかまになった!
たいへい が なかまになった!
佐藤「やっぱり笑点メンバーかよ!
確かに腕は良いだろうけど!
噺家4人で魔王のとこ行ってどうすんだよ!
落語か!寄席か!大喜利か!」
渡辺「んでこっから先冒険に出るわけなんだけども
まずは城下町で装備を整えましょう」
佐藤「ああ、それが良いね。じゃあ武具屋いきましょう」
*:ここは ぶぐや です
なにを かいますか?
→ふつうのせんす (ぶき)
ふつうのきもの (よろい)
おっぱい (かざり)
佐藤「何この1番下のやつ?!」
…まあ気になるから1個買っておくか。
『おっぱい』にカーソルを合わせて…ポチッと」
*:いやん ばかん そこは おちち なの
あはん ♪
佐藤「こいつ木久蔵師匠かよ!くだらねぇよ!」
渡辺「まぁまぁこういう隠し要素もたくさんありますから」
佐藤「普通隠し要素見つけたら嬉しいけどこれ若干腹立つよ。
じゃあとりあえず全員分の扇子と着物買って…
よし、次は道具屋行こうか」
*:ここは どうぐや です
なにを かいますか?
→らーめん (うれのこり)
らーめん (たべのこし)
らーめん (こぼしたやつ)
らーめん (ざいこ)
佐藤「恐らくこいつも木久蔵師匠じゃねえかよ!!!
しかも新しいやつ1個もないじゃないか。
何かあんまり役に立ちそうにないし…何も買わないで出る」
*:いやいや おきゃくさま なにも かわないなんて
ここであったも なにかの えん あそんでいって くんなましー
佐藤「うるせぇよ!何この序盤からの木久蔵ネタオンパレード」
渡辺「もう2個も隠し要素見つけましたよ!!すごいですね!」
佐藤「全然嬉しくねぇよ。もういいや。旅に出よう。出てから考えよう」
渡辺「さあここから壮大な冒険が始まりますよ!」
(ちゃんらーん!!!)
佐藤「なんだよいきなり?!」
渡辺「敵が現れた時にこの音が鳴るんですよ。
戦闘ですよ!緊張してください!」
*:スライム が あらわれた!
→たたかう
にげる
佐藤「あ、そこは普通のモンスターが来るのな。
噺家だらけでスライムがいささか浮いちゃってるけども。
もちろん戦うだろ!」
*:うたまる は どうする?
→こうげき
まほう
どうぐ
なのる
佐藤「一番下の気になるなぁ…なのる!」
うたまる:さむい ふゆには うどんも いいが
わたしは あなたの そばがいい かつら うたまる です
*:うたまる は うまいこと いった!
佐藤「うるせぇよ!笑点の最初の自己紹介じゃねえか
これやってなんか意味あんのか?」
渡辺「経験値が増えます」
*:うたまる は レベル が あがった!
わじゅつが 3 あがった!
しぐさが 2 あがった!
じゅみょうが 3ねん さがった!
佐藤「やめろよ不謹慎な!何でレベル上がってリスク背負ってんだよ。
次はこうらくのターンか?」
*:こうらく は キャラが たたない!
佐藤「知らねぇよ!確かにあの中じゃキャラ立ってないけど必死に頑張ってんだよ。」
*:たいへい は じぶんのいばしょ を さがしている!
佐藤「だから知らないよ!今関係ない話だろ!」
渡辺「たいへいは常に混乱状態です」
佐藤「確かに新しく入ってきて手探り状態だろうけど!
変なとこリアルにしなくていいんだよ」
*:たいへい は どうする?
→こうげき
しょうかん
どうぐ
なのる
渡辺「なんとたいへいはこのメンバーで唯一召喚魔法が使えるんですよ!!」
佐藤「おっ!じゃあそれを使おう!」
*:たいへい は しょうかん を つかった!
たいへい:あぁ あのざぶとんはこび
はやく やめちまえば いいのに
やまだ:なんだと このやろう!
*:やまだ が しょうかん された!
やまだ の こうげき!
たいへい は 15 のダメージ!
やまだ は さっていった!
佐藤「何しに来てんだよ!全然意味ないよ!」
*:たいへい は じぶんのいばしょ を みつけた!
佐藤「どうでもいいよ!まぁ混乱が治ったようで何よりだよ」
*:こんぺい が びょういんのTVから
なかまにしてほしそうなかおで こちらをみている!
佐藤「そうかもしれないけども!
そういうの出されたら気が滅入るよ!」
渡辺「自分の居場所を見つけたたいへい…しかしそこは元はと言えば
師匠の居場所。どうすることも出来ず悩むたいへい。
結局その思考の狭間でたいへいはまた混乱になります」
佐藤「じゃあどうすればいいんだよ!無限ループじゃねぇかよ
もういいよ…こうなったららくたろだけが頼りだ」
*:らくたろ は どうする?
→こうげき
まほう
どうぐ
なのる
佐藤「らくたろは…さっきから誰も敵にダメージ与えてないからな。
攻撃にしましょう」
らくたろ:うたまるさん あんたも さきが ながくないだろう
*:うたまる は 86 のダメージ!
うたまる は いきたえた
佐藤「敵に攻撃しろよ!しかもらくたろ強すぎるだろ」
渡辺「歌丸師匠はいつもこんなにも精神的ダメージを受けていたんだよ…
胸が痛いだろう?悲しいだろう?!」
佐藤「絶対そんなことない!マジでやってるんじゃねぇからな。
何勝手に人の被害妄想膨らましてんだよ。
とにかく回復だ!誰か使えないの?」
渡辺「らくたろが使えますよ!!」
佐藤「よしわかった!らくたろ!魔法!」
*:らくたろ の まほう
→ザオリク ベギラマ
ベギラゴン ベホマズン
ベホマ アバカム
イオナズン メガザル
佐藤「らくたろの魔法充実しすぎじゃねぇのか?
まぁいいや!頼むぞらくたろ!ザオリク!」
*:らくたろ は ザオリク を となえた!
しかし しっぱいした!
らくたろ は ザオリク を となえた!
しかし しっぱいした!
らくたろ は ザオリク を となえた!
しかし しっぱいした!
らくたろ は ザオリク を となえた!
しかし しっぱいした!
らくたろ は ザオリク を となえた!
しかし しっぱいした!
らくたろ は ザオリク を となえた!
しかし しっぱいした!
らくたろ は ザオリク を となえた!
しかし しっぱいした!
らくたろ は ザオリク を となえた!
しかし しっぱいした!
佐藤「何でだよ!ザオリクって必ず成功するんじゃないの?!」
渡辺「言ったろ?楽太郎師匠と歌丸師匠は仲が悪いんだ…」
*:らくたろ は ベギラゴン をとなえた!
うたまる は もえつきた!
佐藤「指示してねぇだろ!何勝手にやってくれてんだよ!」
渡辺「らくたろは2ターンに1回の確率でうたまるにベギラゴン使うように
プログラムしてあるんだよ」
佐藤「そんなんゲームとして成立しないだろ!
魔王よりまずらくたろと和解しなきゃゲーム進まないよ…」
渡辺「あ、主人公が死んだのでゲームオーバーです。
一旦城に戻されます」
えんらく:おお!うたまるよ!しんでしまうとは なさけない!
やまだくーん うたまるさん の 1まい もっていきなさい!
やまだ:はいかしこまりましたー
*:うたまる は 10まい に いっぽ とおのいた!
佐藤「どんなゲームだこれ!
最終的に座布団集めるゲームみたいになってんじゃねえかよ」
渡辺「最初に言ったろ?座布団は重要だって。
10枚になると魔王を倒す旅にご招待!」
佐藤「そこからやっと始まるのかよ!!もういい加減にしろ」
おか:ありがとうございました。・・・いや〜、今回こそは、ビシっと決まったんじゃないですか?
あべ:確かに、今回は本人たちも自信を持っての決勝挑戦でしたからね。
では他の審査員のみなさんの感想も伺ってみましょうか。まずは槍沢さん。
槍沢:笑点とドラクエというパロディされつくされた題材を選んでいるのに、あわせ方が上手くて笑えました。
もともと長いネタを制限に合わせて削ってきたので、
やや不自然なところ(小遊三が出ていないなど)があったのは残念ですが十分面白かったです。
あべ:なるほど。では続きまして、牧原ナオミさん。
牧原:出だしで3文字既に入力済みだったじゃないですか。あれでガッチリ掴まれましたね。いきなり大爆笑。
木久蔵の名曲『いやんばか〜ん』からの引用も最高。唯一残念だったのが、座布団の扱い方ですね。
ここで10枚集めれば魔王退治の旅に出る、ということですが、それならば前半の円楽のお言葉と辻褄が合わなくなるんで・・・。そこで7点引きました。
あべ:続きまして、岡田三十さん。
岡田:冒頭から笑わせてもらいました。途中から笑点ネタだとわかっていても防ぎようの無い笑いは大好きです。
こん平が出てきたところで若干切なくなりましたがオチもキレイに決まったので満足です。
あべ:最後にお待たせいたしました。中村諭史さん。
中村:うたま○ さんゆうてい はやしや このパンチにダウンされました。
落語か!寄席か!大喜利か!このツッコミもうまい! すばらしすぎる
あべ:はい、コメントありがとうございました。
おか:なるほど、どうやらみなさん高評価のようですよ・・・
あべ:まぁ、でも最後まで点数をどう付けたかは分からないですけどね。
では、いよいよ中盤戦。続いて4組目に登場するのはこのコンビです。
「リベンジへの思い」
前回大会の決勝では優勝候補と期待されたが、結果は6位。
そのリベンジを目指してここまでやってきた、今回も予選は余裕で通過。
すべては、優勝という悲願のために・・・
エントリーNo.040 光り輝くバカ漫才の星
ワールドスコーピオン
「トイレ」
A:どうもワールドスコーピオンです。
B:よろしくお願いします。
A:俺さ、今すげぇはまってるものがあるんだよね。
B:いきなりなんだよ。
A:もうかなり夢中なんだよね。
B:そんなにはまってるのか。ちなみに何にはまってるの?
A:トイレ。
B:どうでもいいわ!!もっと他の物に興味を持て。
A:だって俺はトイレが大好きなんだからしゃーねぇだろ。
B:なんか辛いよ。
A:ちなみにトイレの中でも1番好きなのは便器ちゃん。
B:便器に「ちゃん」付けをするな。てか、便器の一体どこが好きなの?
A:色が白いところが好きだな。
B:色かよ!そんなの白色だったら何でもいいだろ。
A:そういうわけではない。あの便器色が好きなの。
B:白色って言え!勝手に新しい色を作るな。
A:あと洋式の便座を上げたり下げたりするのも好き。1日3時間はやる。
B:やりすぎだ!!お前アホだろ。あれの何がいいんだよ。
A:あのパカパカ感がたまらねーんだよ。あと、いい筋トレにもなるだろ。
B:なるわけねーだろ!便座で筋トレって聞いたことねーよ。お前に普通に鉄アレイの方が筋トレになるぞ。
A:バカ、俺の家の便座はもちろん鉄だ。
B:どんな便座だよ!ぜったい座り心地が最悪だろ。
A:いやそんことねーよ。軽く尻から血を流すくらいで済む。
B:それ最悪じゃん。便座座るたびに出血なんて嫌だろ。てか、お前は和式は興味ないの?
A:俺、和式嫌いなんだよ。かなり持ち運びに不便だったんもん。
B:便器を何目的で持ち運んだんだよ!持ち運びなら洋式も不便だろ。
A:洋式はね、意外に持ち運び便利なんだって。まぁ和式よりは重いけどな。
B:今の解説いらねーよ。
A:てか、お前便器ちゃんに魅力を感じないの?
B:あぁ。まったく感じたことない。
A:ということは、トイレに行かないってこと?
B:行くに決まってるだろ!トイレを使用しない日はないよ。
A:なんだトイレに行くと言う事は、便器ちゃんの魅力に引きつかれてるんじゃん!
B:関係ねーよ!!便器に魅力を感じてるからトイレを使用してるわけじゃないから。
A:わかった、お前はトイレで用を済ませてから水を流したことないから、便器ちゃんの魅力に気づいてないだけだ。
B:流したことあるわ!!俺をどんな風に見てるんだよ。
A:あるのかよ。じゃお前も水が流れる音聞いたことあるんだな?
B:当たり前だろ。毎日聞いてる。
A:えっ?毎日聞いてるの?あの音が大好きな俺でも1週間に1回しか聞かないのに。
B:お前トイレの水ぐらい毎日流せよ!
A:だって俺、金に困ってるし。
B:どこで金の節約してるんだよ。もっと他のこと努力しろ。
A:俺さぁ、でもあの音が毎日聞きたいんだよね。だから水の流れる音のCDがほしいんだけど、どこで売ってるか知らない?
B:売ってねーよ!ジャーって音だけしか収録されてないじゃん。
A:ジャーは和式だろ。俺はみんなの知ってるとおり洋式派だからジャ〜の音が好きなんだよ。
B:違いがわからん。あとな、お前が洋式派なんて誰もしらねーぞ。
A:あっちなみに、トイレットペーパーを巻く音も好きなんだよな。
B:お前の音楽の好みがわからん。
A:1日平均4個は使ってるね。
B:使いすぎだ!てめぇどんだけ尻を拭いてるんだよ。
A:あっ俺、尻は拭かないよ。
B:拭け!!トイレットペーパーの無駄遣いするんじゃねーよ。
A:だって俺、尻拭かない派だもん。
B:そんな派閥ねーよ!!てか、トイレットペーパー拭かないなら一体何に使ってるの?
A:そりゃ、トイレットペーパーの巻く音を聞くためだよ。
B:じゃ使うな!お前みたいな奴はトイレットペーパーを所持しちゃ駄目だ。
A:じゃ、トイレットペーパーを巻く音のCDを貸してくれ。
B:俺持ってねーよ!まずそんなCD存在しないよ。
A:お前CD持ってねーのか…困ったな。
B:そんなに困るなよ。急にテンション落ちたな。
A:昨日ニュースで見たんだけど、トイレットペーパーが使用禁止になるんだってさ。
B:禁止になる理由ががわからん!!使用禁止したら国民が困るだけろ。
A:まぁ8月4日だけらしいんだけどさ。
B:なんで1日だけなんだよ!でも、8月4日困るじゃんか。
A:まぁ、午前2〜3時までの間だけらいしいけどさ。
B:しかも時間限定かよ!8月4日の午前2〜3時にトイレットペーパー使っちゃいけない理由が気になる。
A:毎年、トイレットペーパーの無駄遣い率が増加してるかららしいよ。
B:聞いたことねーよ。てか、1時間だけ使用禁止にして何が変わるんだよ。
A:なんか、毎年8月4日の午前2〜3時が1年の中で1番トイレットペーパーの無駄遣いが多い時間らしい。
B:誰がどうやって調べた結果なんだよ!!それが気になるわ。
A:トイレ谷川さんがアンケートで調べた結果だよ。
B:トイレ谷川って誰だよ!てか、1番無駄遣いしてるのお前だろ。お前のせいで禁止になるんだ。
A:まぁ確かにな、毎年8月4日の午前の2〜3時は7個は使うからな。
B:なんでだよ!お前1時間巻きっぱなしだろ。
A:でも俺、8月4日の午前2〜3時にあの音が聞けないなんて…。俺病気になっちゃう!
B:もう現時点で病気だ!てか、お前トイレットペーパーの無駄使いについては反省しろ。
A:なんでだ?
B:世の中には、トイレットペーパーが使いたくても使えない人たちがたくさんいるんだ。
A:…そうだよな。俺、トイレットペーパーを音楽して活用してたもんな。
B:お前はもうトイレのことについてしゃべるな。
A:便器ちゃんも駄目なのか?
B:当たり前だ。さっきからふざけた話ばっかしやがって。
A:……今までの俺の話を、トイレだけに水に流してください。
B:もういいわ。
おか:ありがとうございました!
あべ:では審査員のみなさん感想よろしくお願いします、まずは・・・牧原ナオミさん、どうだったでしょうか?
牧原:ボケのアホさ加減に何度も心を擽られました。ただ、ツッコミが些かちぐはぐ感。
例えば、一番無駄遣いしてるのお前だろ、の行。この一文はトイレ谷川のボケより前に来ないと効果が半減するのではないかと思います。
「あら、無駄遣いに関するフォローが放置されてる」って少々の間思っちゃいましたしね。
あべ:では続いて、岡田三十さんはどう感じましたか?
岡田:あ、あら…あまりツボに来ませんでした。途中途中いいボケはあったと思いますがそれがあまりヒットしなかったみたいです。
「尻は拭かない派」が唯一のヒットでした。
あべ:では続いて、中村さんはどう感じましたか?
中村:前のでゅあるさんと見比べるとやはり物足りなさをかなり感じてしまいました。
あべ:では最後、槍沢さんよろしくお願いします。
槍沢:トイレについて熱病のごとく語るバカバカしさとわけのわからない価値観は楽しいのですが、
終盤狂いっぷりが暴走しすぎてついていけないところがあったのが残念です。
あべ:はい、ありがとうございました。
おか:う〜ん、意外にも、決勝戦にしては少し厳しめのコメントが続いたでしょうか? 客席のみなさんには十分ウケてましたけどね・・・
あべ:いや、それでも最後まで誰が優勝するかは、分かりませんよ・・・ では続いて5組目です。
「独自の世界観」
ボケもツッコミも、一見やる気なさげにすら見える。
今回のMM−1挑戦にあたっても、ここまで本人コメントのほとんどは「頑張ってます」のみ。
しかしこれがまた、シュールで我が道を行くこのコンビらしい。その裏には、目に見えない努力があるはずだ!
エントリーNo.055 頑張ってます
トロイデ
「境目」
A:はいどうもトロイデです。
B:最近ちょっと嬉しいことがありましてね。
A:あら、何ですか?
B:おちんちんに毛が生えてきたんですよ。
A:あら、よかったじゃないですか。
B:今日朝起きたら一気に50本
A:大出世じゃないですか。
B:でも生えたのはいいんですけど、どこまでがおちんちんの毛なんですかね。
A:ん?
B:脛毛とおちんちんの毛の境目がよく分からないんですよね。
A:あぁ、確かに分かりませんね。女性の皆さんはちょっと分からないと思いますが
B:どこまで喜んでいい毛なのかがちょっと分からなくて
A:確かにあの境目は初心者には難しいですよね。
B:とりあえず自分が境目と思うところにマジックペンで線を書いてみたんですよ。
A:まぁ、自分の決めることですから一番妥当な案ですよね。
B:でも、境目にある毛をよく見ると「この毛がチン毛やったらこの横にある毛もチン毛やろ?」っておちんちんの毛の
スペース増やしたんですよ。
A:あぁ、ちょっと境目を変えたんですか。
B:そしたら「え?これもチン毛。あ!これもチン毛やろ!」ってやっていってたら
A:あらら
B:脛毛が全部チン毛になってしまって
A:あなた短パンで街に出たら即逮捕じゃないですか。
B:だから夏とか長ズボンで行かないとダメだから大変だなぁって思って困ってるんですよ。
A:ジーパンとかにしたらどうですか?
B:いや、私が持ってるのヒザ小僧のところ破れてるんですよ。
A:あぁ、オシャレな感じになりますからね。でもそれだと毛が見えちゃいますね。
B:あ、じゃぁ破れてるところにウサギさんのアップリケとか縫ってみようかな。
A:まさかのウサギさんモザイク扱いじゃないですか。
B:自分の姿とかを鏡で見たらかなりショックでしょうね。
A:「間違った方向で使われてるー!」って思うでしょうね。
B:それはやっぱり可哀想ですね。どうしましょうか。
A:うーん、やっぱりどこかの毛で切り捨てないといけませんよ。
B:でもどの毛も誇らしいチン毛ばっかりなんですよ。足に生えてるのがもったいないくらい。
A:いや、でもやっぱりどこかで切り捨てないと。オリンピックでも4位以下はメダルもらえないですからね。
B:チン毛はオリンピックぐらい厳しいんですね。
A:そうですね。メダルをもらえない毛はただの脛毛ですからね。
B:ここは思い切って脛毛と思う毛を全部剃ってみよっかなぁ
A:いいじゃないですか。きっと剃られた毛も悔しい思いをしますよ。
B:惜しくも敗れた脛毛達がそこからまた4年後に生えてきて金メダルチン毛を目指すんでしょうね。
A:4年後のオチンゲピックはかなり盛り上がりそうですね。
B:そうですね。では今年のオチンゲピックはこの辺でお別れしましょう。
A:解説はプルシェンコ・プルチンコ
B:実況はチン毛生えゾウがお送り致しました。
A・B:また4年後ー!
あべ:ありがとうございました〜。
おか:いや〜、しかしすごいです! よりにもよって、「おちんちんの毛」で決勝まで行けてしまうというのは、きっとこのMM−1だけでしょうね。
あべ:確かにテーマはそうだけど! これはこれでしっかりと考えられたネタでしょうから!
では、審査員の感想の方を聞いてみたいと思います。まずは中村さん。
中村:うわー、馬鹿馬鹿しすぎる…。 まいったなあこれは。これ評価しにくい!
個人的にはおもしろいとは思うが…。
あべ:続きまして、岡田三十さん。
岡田:何ですかこのバカ会話は(笑)。いきなり「おちんちん」から始まってそこからチン毛て。
短いながらも耐える事の無いバカバカしさが最高でした。
ただ、短さゆえにもう少し読みたかったのも確かでした。
あべ:続きまして、槍沢さん。
槍沢:せっかく面白くなってきたところで終わっていて、ものすごくもったいないです。
発端のバカバカしさやオリンピックっていうとんだ発想や雰囲気は大好きですし、
異常なことを冷静に喋るたび面白かったものの、これという決定打が無かったのも残念。
あべ:では最後、牧原ナオミさんお願いいたします。
牧原:どっちがボケでどっちがツッコミか境界線を引きづらい、所謂おぎやはぎ風のネタですが、
これを非常に自分のものにされてるなあ、という印象です。話がどんどん脇道に逸れまくっているのに、そこまでの違和感は感じない。
ラストの解説・実況までの運びなんかこのコンビでしか出来ない、って思わされますもん。
では何故満点ではないかと申しますと、私もよく言われるんですが、抑揚なく読み進められたということは、
やはり爆笑のポイントにかけていたかに尽きるんですね。そんな偉そうなこと言える身分ではない私ですが、申し訳ありません。
あべ:はい、ありがとうございました。では前半5組が終わりましたところで、
さぁここで、今回も募集いたしました、優勝者予想の方を発表したいと思います!
おか:おっ、この企画今回もやりますか。前回は全26人のみなさんから投票をいただいたものの
的中者がゼロという結果になり、ある意味失敗に終わったあの企画を・・・
あべ:失敗とか言うな! みなさん真剣に予想したんだから!
まぁそれはさておき、今回も投票方法は前回と同じく、
優勝、第2位、第3位になるコンビをそれぞれ1組予想していただくというものでした。
おか:はい、そういうことですね。
あべ:今回は、全13人のみなさんから投票をいただきました。
おか:やっぱり参加者減ってしまいましたか。
あべ:それは言うな!
おか:いや失礼いたしました、たくさんの投票、ありがとうございました。
あべ:ではみなさんの投票結果はこちらです、どうぞ。
優勝 |
第2位 |
第3位 |
デュアル |
パピーゲバ |
ROKI |
パピーゲバ |
デュアル |
茅ヶ崎ダンス |
ケースバイケース |
ROKI |
茅ヶ崎ダンス |
デュアル |
パピーゲバ |
八十八 |
パピーゲバ |
デュアル |
ROKI |
デュアル |
ケースバイケース |
パピーゲバ |
デュアル |
パピーゲバ |
ケースバイケース |
ワールドスコーピオン |
パピーゲバ |
デュアル |
ROKI |
パピーゲバ |
ワールドスコーピオン |
デュアル |
八十八 |
パピーゲバ |
茅ヶ崎ダンス |
デュアル |
パピーゲバ |
八十八 |
パピーゲバ |
ワールドスコーピオン |
パピーゲバ |
デュアル |
茅ヶ崎ダンス |