第16回MM−1グランプリ





THE FINAL ROUND!!











X子:はいどうもー!
   今回も決勝戦の司会を務めます「乙女の方程式」です!

   それではさっそくトップバッターは「メイプル超合金」です、どうぞ!

Y美:いやそれ来週放送されるM−1グランプリ2015のやつ!!

   …改めましてMM−1の決勝戦トップバッターはこの組です。どうぞ!


エントリーNo.033

XENOGLOSSIA
お料理教室でガッポガッポですわー!
歌姫:君が代は(あなたといるこの世界が)
   千代に八千代に(いつまでも続きますように)
   さざれ石の(さざれ石のような平和が続きますように)
   巌となりて(光速ゴリラの棲むあの丘で)
   苔のむすまで(光速ゴリラの棲むあの丘で)

寛子:なんで出てくるなり君が代を嘘字幕で歌うし。

歌姫:さあ、皆様ごきげんよう! XENOGLOSSIAのお嬢様担当、六川歌姫ですわー!

寛子:うふふのふ☆ 七瀬寛子でーす♪
   いや、っつーか何事も無かったかのように自己紹介するなよぉ。何なのよ今の歌。

歌姫:君が代(光速ゴリラの時代)ですわ!

寛子:光速のゴリラに支配されてる国歌、やばたんが過ぎるだろ。

歌姫:ところで寛子さん! わたくし、お料理研究家になりますわあー!!

寛子:おぉう、いきなり何の絶叫よ。

歌姫:お料理番組をやりますわー! お料理研究家になって、お料理番組をやりますわー!
   寛子さん! お料理ですわー! お料理研究家になって、お料理を、お料理ですわー!!

寛子:うーるさいって、うっせえんだよこのキンキン声が!
   何だよいきなり。料理番組ぃ? 歌姫ちゃん、平野レミにでもなりたいのかよぉ。

歌姫:ええ。実は、こないだバイトで四連勤した後に家でぐったりしながらテレビを見ていたら、お料理番組がやっていたのですわ。

寛子:お嬢の口から四連勤て単語聞きたくなかったな……。

歌姫:すると、あらまあ! 楽しそうにお料理を邪魔する上沼恵美子女史の姿が!

寛子:そこに感銘受けるのかよ。おしゃべりクッキングは別におしゃべりでクッキングを妨害する番組じゃねえかんな?

歌姫:と、言うわけでわたくしお料理番組をするので、寛子さんには美人アシスタントをやって欲しいのですわ。

寛子:参ったな、こう言われちゃあ寛子断れねえわ。いいよ、おっぱじめな。

歌姫:それでは、参りますわ! 「六川歌姫と奴隷寛子の貴族ッキング」ー!!

寛子:これは歴とした詐欺行為だぞ。

歌姫:でーすわですわですーわっわー!
   でーすわですわですーわっわー!

寛子:きょうの料理のオープニングをこんなに不愉快に歌うやつ寛子初めて。

歌姫:ごきげんよう、お料理研究家の六川歌姫ですわ! 本日は、「究極のですわカレー」を作りますわ!

寛子:究極も何も、ですわカレーって何だし。

歌姫:では、「究極のですわカレー」の材料をご紹介致しますわ。まず、山芋!

寛子:まず、山芋なのかよ。

歌姫:にんじん、じゃがいも、豚肉、そして……山芋と、山芋ですわ!

寛子:寛子、カレールーに会いたいな。

歌姫:まず、山芋を摩り下ろしますわ!

寛子:まず、山芋を摩り下ろすのかよ。歌姫ちゃんの山芋への執着、はっきり言っておかしスギちゃんだよ。

歌姫:そしてここに、予め完成させた「究極のですわカレー」がありますわ。

寛子:みんな聞いてくれ。山芋を摩り下ろしたら、カレーが完成した。

歌姫:時間が……20分ほど余ってしまいましたわ……。

寛子:そうなるだろうよ。仮に、山芋を摩り下ろしてカレーを召喚するやつを料理と呼ぶのなら、そうなるだろうよ。

歌姫:しかし、うろたえてはいけませんわ奴隷さん! 奴隷寛子さん! うろたえてはいけませんわ寛子奴隷さん!

寛子:寛子奴隷さんだと、寛子の地元にいる何でも言う事聞く男のことになるよぉ?

歌姫:では、ここでわたくしは……食卓を彩るもう一品、「至高のですわカレー」を紹介いたしますわ!

寛子:何でここで美味しんぼの究極至高対決のソロプレイ始めるのぉ?
   あと、食卓にですわカレーが二皿並んでる状態、彦摩呂が「味の無間地獄や」ってリポートして箸つけずに帰る事案だかんな。

歌姫:では、「至高のですわカレー」の材料をご紹介致しますわ。まず、里芋!

寛子:ははあ、こりゃもしかしなくても山芋と里芋の戦いだな?

歌姫:にんじん、じゃがいも、豚肉、そして……里芋と、里芋の出番ですわァー! イエー! ジュリアナトーキオー!

寛子:歌姫ちゃん何で粘性のある芋でそんなに嬉しくなれるんだよ。
   あと扇子を振り回すなし。料理に戻ってくれよ。見知らぬバブルが迫って来てるんだ。

歌姫:あら? 実は寛子さんも、里芋に会いたかったのではなくて?

寛子:寛子は一刻も早くカレールーとの邂逅を望んでいるよ。

歌姫:それでは料理ですわね。まず、里芋を山芋と取り替えますわ。

寛子:じゃあ何で里芋用意したの。寛子わかんない。寛子わかんない。

歌姫:そして、山芋を摩り下ろしますわ。するとここに、予め完成させた「究極のですわカレー」がありますわ。

寛子:そうだよね。貴族ッキングの物理法則、山芋を摩り下ろしたら、究極のですわカレー完成するもんね。

歌姫:さて、奴隷寛子さん。このままでは普通の「究極のですわカレー」ですわね?

寛子:ですわね、じゃねーよ。普通の究極って日本語何なんだよ。あと寛子、未だにですわカレーを丸っきりイメージ出来てないんだ。

歌姫:摩り下ろした山芋をイメージしていただければ。

寛子:じゃあとろろじゃねーか!

歌姫:ですわカレーですわ!

寛子:とろろだよ。なんだそれバイク川崎バイクみたいなのやめろ。

歌姫:究極のですわカレーを、至高のですわカレーに。……そう! わたくしはここで、オリーブオイルですわー!

寛子:なんだその突然のもこみちイズム。

歌姫:それでは、究極のですわカレーにオリーブオイルをドバドバ振りかけますわ! それでは皆さんご一緒に!

寛子:ん、何だよ。

歌姫:でーすわですわですーわっわー(光速ゴリラの原動力)
   でーすわですわですーわっわー(光速ゴリラの再生力)
   でーすわですわですーわっわー(光速ゴリラの想像力)
   ですわわでっすっ、わっわっわっ(日清紡のっ、超科学)

寛子:ほんと、その歌に字幕つくシステム何なんだよ。
   あと今まで何してる会社か知らなかったけど、日清紡が魔獣生み出した事を、寛子は学んだ。

歌姫:すると、予め完成した「至高のですわカレー」がここにありますわ。

寛子:なんでいちいち机の下から出て来るんだよ。
   とろろにオリーブオイルかけて歌うたうと机の下から完成品が出てくるの、もうそれはお料理じゃなくて錬金術だよ。
   あと、その至高のですわカレーとやらも全く想像がつかないんだよ。

歌姫:山芋を摩り下ろしたものを想像していただければ。

寛子:じゃあそれは究極のですわカレーだし、同時にとろろだよ。

歌姫:時間が……19分57秒余りましたわ……。

寛子:至高のですわカレー、3秒で出来てたのかよ。歌姫ちゃん、もしかして寛子達と違う時間生きてんの。

歌姫:しかし、うろたえてはいけませんわ! ここでもう一品、食卓を彩るアクセントを提案しますわ!

寛子:もう彩り切ってるわ。この食卓、既にですわカレーが三皿並んじゃってるんだよ。彦摩呂が「味の死や」ってコメントしてそのまま拒食症になる事案なんだよ。

歌姫:ここで私は「色即是空のですわラーメン」を作りますわー!

寛子:もう何なんだよ。地獄のお料理行進曲かよ。

歌姫:「生命のですわスープ」も添えますわ!

寛子:とどまるところを、知れよ。ラーメンと同時に汁物提案するの、世間一般では頭がおかしい奴しかしねんだよ。

歌姫:どちらも山芋を摩り下ろしたものを想像していただければ。

寛子:寛子、何が悲しくてとろろを五皿も食卓に並べなきゃいけないんだ。
   どうして歌姫ちゃんは、とろろに心を支配されちまったんだ。
   寛子が悪いのか。寛子が悪いのか。

歌姫:さあ奴隷寛子さん。これで、ですわシリーズが食卓に五つ並びましたわね?

寛子:そもそもですわシリーズって何だし。

歌姫:さあ、ユニゾン進化の時間ですわ!!

寛子:ユニゾン進化ぁ!? ……………お料理番組でぇ!?

歌姫:ユニゾン進化ですわ!!

寛子:寛子は来てはいけないところへ来てしまった。歌姫ちゃんは行ってはいけないところへ行ってしまった。

歌姫:奴隷寛子さん、このですわシリーズがユニゾン進化したら何になると思います?

寛子:全然理解出来ないけど……でけえとろろになるんじゃねえかなあ……。

歌姫:ふふふ、ではご覧遊ばせ!
   ですわっわっわっ、ですわっわっわっ、ですわっわっわっわっわわわわわっ。

寛子:3分クッキングのオープニングもこんなに不愉快に歌うやつ寛子初めて。

歌姫:さあ奴隷寛子さん! ユニゾン進化で、5つのですわシリーズが1つに融合しますわ!

寛子:そのカードゲームみたいな仕組み一体何なんだよ。

歌姫:さあ! ユニゾン進化、成功ですわー!
   ……カレールーになりましたわ。

寛子:寛子、こんな形でカレールーに出会いとうなかった。

歌姫:あと真っ黒な生き物のようなものが、光の速さで通り過ぎましたわ。

寛子:いや、ユニゾン進化の余波で光速ゴリラも生み出してるじゃねえかよぉ。日清紡の超科学、貴族ッキングで再現するなし。
   獣臭がすごい。いいかげんにしろ。というわけで、寛子と、

歌姫:歌姫の、

2人:単なる雑談、おしまい。ありがとうございました。


X子:ありがとうございましたですわー!

Y美:また安易な語尾移りを…

   では、審査員の方々からのコメントをいただきたいと思います。
   まずマグネッツさん、いかがでしょうか?

 
・「やばたん」「おかしスギちゃん」とか悪ふざけとしか思えない部分もあったけど、漫才巧者の実力が、漫才巧者の実力がめちゃくちゃ出てる!!
 XENOGLOSSIAってもっとシンプルなやりとりの中で面白を引き出すコンビだったと思うんですけど、なんですかこのハチャメチャ度合い。完全に山下さんのネタですね。
 今大会の中では頭一つ抜けたネタでした。たぶん決勝行くんじゃないかと思うんですけど、これが決勝に行くの、本家に例えると「ザ☆健康ボーイズ」が決勝に行くぐらいのアレさありますよね。
 

X子:おお、いきなり「頭一つ抜けた」出ました!普通に決勝来ちゃいましたね!

Y美:続きまして銀沙灘さん、いかがでしょうか?

 
・いやすごく面白かったですわ。寛子さんのツッコミキレキレですわ。今回同じ料理番組ネタ出した人として、敗北を宣言しますわ。
 でもなんなの。ド下ネタでも不謹慎ネタでもないのに高得点つけるのが申し訳なくなるこの現象、なんなの。ごめん。
 

X子:ありがとうございます。うーん、何となく分かるような…!

Y美:FANさん、いかがでしょうか?

 
・◎まず、山芋なのかよ。
 
 面白いです。最後、光速ゴリラを生み出して終わるの、最善だなあ、と思いました。
 

X子:「最善」というワードが出ました。確かにとても良いセンスでしたね!



Y美:さて、どんどん参りましょう。

X子:続いて、2組目はこの方たちです!



エントリーNo.024

分からないズ
分かろうとする努力
坂本:どうも、わからないズです。
   僕が分かる方の坂本で
   それで相方の名前が

不明:ちょっと分からないです

坂本:ということで、分かる方と分からない方で覚えて帰ってください

不明:ちょっと覚えられないです

坂本:前から聞きたかったんだけど
   それって「記憶力が無い」なのか「知識が無い」なのか、どっちなの?

不明:分からないです

坂本:こればっかりは質問したこっちが悪いけどさ
   なんだろう、思考回路が動いてないのかな
   じゃあ例えばだけど、10回クイズとかやってみようよ

不明:ちょっと分からないですけど、良いですよ

坂本:もう無理なのは分かったけども
   じゃあ「ピザ」って10回言って

不明:分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない

坂本:じゃあここは?

不明:分からないです

坂本:想像以上のお手上げだよ
   12回言ってるし
   数字も分からないんじゃ、どうしようもないわ
   なんだろうな、じゃあ例えばなぞなぞとかなら出来るのかな

不明:分からないです

坂本:分からないのに結果が分かってしまうのが悲しいな
   パンはパンでも

不明:「パン」?

坂本:食べられない

不明:「パン」?

坂本:パンは

不明:「パン」??????????????

坂本:なーんだ?

不明:分からないです

坂本:ふざけるなよマジで
   さっきから思うけど考えるそぶりが一切見られないんだよ
   もうちょっと考えてから結論を出せよ
   パンはパンでも食べられないパンはなんだよ

不明:??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ???????????????????分からないです

坂本:ごめんて
   そんなに追いつめるとは思わなかったんだよ
   10回クイズもなぞなぞもダメか
   円周率とかどこまで知ってる?

不明:それが何かすら

坂本:それが何かすらかよ
   徳川15代将軍もじゃあ

不明:それが何かすら

坂本:それが何かすらかよ
   多分「15」すら分かってないだろうな

不明:この世の全て「それが何かすら」なもんで

坂本:馬鹿の格言かよ

不明:分からないですけど「馬鹿の格言」では無いと思います

坂本:分からない奴が分からなさで冷静に突っ込むんじゃないよ
   それでクイズ番組のオファーとか来たらどうするつもりなの?

不明:それが何かすら

坂本:それが何かすらかよ
   クイズの説明するの難し過ぎるけど要は「難しい質問に答える」のをコンセプトにした番組だよ

不明:分からないですけど、それは違うのでは?

坂本:純粋な否定はやめてくれよ
   違うことくらいはこっちだって分かってんだよ
   じゃあ試しにやってみようよ、僕が司会者やるからパネラーやって

不明:それらが果たしてなんなのかすら

坂本:分かんなくていいからそこにいてくれ
   さぁ始まりました「クイズ!ブレインブレイン!」

不明:「ブレインブレイン」?

坂本:即興なんだよいいだろ触れるなよ泣くぞ恥ずかしいな怒るぞ泣くぞ泣くぞ泣くぞ泣くぞ

不明:「情緒不安定」?

坂本:お前本当はめちゃくちゃ分かってんだろ
   本日の回答者の方自己紹介をお願いします

不明:ちょっと分からないです

坂本:クイズ番組の冒頭で自分の名前すら分からない人が出て来てしまいました
   不安で一杯ですが、それではさっそく参りましょう、問題!
   「アニメドラえもんのドラえもんが好きな食べ物と言えば」

(ピンポーン)

不明:分からないです

(ブッブー)

坂本:ちゃんとボタンを押してまで分からなさを伝えるなよ

不明:分からない「ですが」?

坂本:そんな「ですが」問題は無いんだよ
   「分からないですが、さてどうでしょう!」みたいな問題が出ることあると思ってるのかよ

(ピンポーン)

不明:分からないです

坂本:だからいちいちボタンを押して分からなさを伝えるなよ

(ピンポンピンポン〜!)

坂本:正解なのかよ
   「分からない」がクイズの正解になったの歴史的瞬間すぎるだろうが

(ピンポーン)

(ピンポーン)

(ピンポーン)

(ピンポーン)

(ピンポーン)

(ピンポーン)

坂本:流れが止まるくらいのボタン連打やめろよ、ボタンがあったら押したくなるのは小学生の発想だぞ
   え、なに知識量といい小学生なの?

不明:そんなことがあるとでも?

坂本:急に何だよ
   なんでこっちが攻めたことし言ったら冷静な大人になるんだよ
   恥ずかしくなるから止めろよ

(ピンポーン)

不明:分からない物は

(ピンポーン)

不明:分からないので

(ピンポーン)

不明:仕方ないんです

坂本:ボタンを押すのをまず止めろよ

(ピンポーン)

不明:止め方が

(ピンポーン)

不明:分からないです

(ピンポーン)

不明:分からないです

(ピンポーン)

不明:分からないです

(ピンポーン)
(ピンポーン)
(ピンポーン)
(ピンポーン)

坂本:おいおい止まれ止まれ
   今の光景はあまりにも病的過ぎる
   ボタンから手を離すだけだから

(ピンポーン)

不明:分からないです

(ピンポーン)

不明:分からないんですよ

(ピンポ…)

坂本:だぁもう!!
   なんか触るの怖かったけどもう無理矢理止めたからな!!

不明:分からないんですよ!!!!!
   自分と言う物が!!!!

坂本:本当にどうしちゃったんだよ!

不明:分かりますか!?
   分からない人間の気持ちが!!
   分からないでしょうね!分かるんだから!!
   分かったことが無い人間の気持ちを、考えたことが無いでしょう!?
   分かったようなことを言わないでください!!

坂本:いや、本当にどうしちゃったんだよ
   ごめんごめん、ちょっと追いつめすぎたな
   お前の気持ち、素直な所聞かせてくれ
   相方として真剣に考えるから

不明:ちょっと分からないです

坂本:てめえ

不明:「てめえ」?

坂本:都合がいいなこの野郎
   本当になんでもいいから分かること1個くらいないの?
   それさえあれば漫才がなんとかなりそうな気がするんだよ

不明:「分からない」ということだけしか

坂本:だからこういうことになってんだよね、知ってたよ

不明:僕は知らなかったです

坂本:知らなくていいよもう
   でもそれだと困るでしょ実際これから
   例えばこれから勉強するとかさそうやって一つずつ分かって行けばいいんじゃないの?

不明:「勉強」?

坂本:「分からない」を「分かる」ようにすることだよ

不明:「分からない」を「分かる」に・・・・・・?

坂本:あぁそうだよ「分からない」を「分かる」にかえるんだ
   そうしたらあんなに追い込まれなくていいだろ?

不明:「分からない」を「分かる」に・・・!!

坂本:あぁ、なんか希望が見えて来ただろ?
   今日から一緒に勉強しよう、な?

不明:「魅力が無くなる」?

坂本:お前本当は全部分かってるだろ

不明:分からないです

坂本:てめえ


X子:ありがとうございました!…いやぁ、これは分かりませんよ!?

Y美:とりあえず言ってみた感…

   今回初めて審査員を務めますジンガーさん、いかがでしょうか?

 
・まさかこのコンビに2回目があるとは思いませんでした。
 にしても分からないだけで面白すぎるでしょ…
 分からない分からない言ってますけど、ボケてないところに成立してるやり取りもあって、その辺りの分かる分からないのバランスも非常に楽しみやすい良いバランスだったんじゃないかと思います。
 「本当は分かってるだろ」なんかはこのネタを一辺倒にさせない良い働きをしてますよね。
 ちょっと引っかかった点としては、効果音が出だしてちょっと漫才として直感的に想像しづらい感じがあり、どちらかが言っているのか実際ボタンを用意したのか、その辺りが自然じゃなくて楽しみづらかったかなと。
 

X子:そうね、前回も衝撃でしたが、今回はさらにそれを超えてきましたね!

Y美:3回ぶりに決勝審査員を務めますKKジハードさん、いかがでしょうか?

 
・分かる人とわからない人との関係性や温度差、キャラクターの見せ方が完璧だと思います。
 これだけこのコンセプトのネタをきれいにできるのならば、もっとパンチ力を増す展開やボケを盛り込むことができると思います。
 このスタイルに持ってるものをさく裂させて昇華させればさらに完璧になるのではと。
 不明が程よくムカつくのが最高です。
 

X子:「完璧」「最高」と来ましたね!

Y美:NRG長文決戦投稿締め切り間近(※2015年11月29日現在)、藍殿TTさん、いかがでしょうか?

 
・ベタ中のベタなはずなのに ピンポーンからの「分からないです」がかなり面白いですね。
 ずるい。あと後半の似非シリアスな部分も好きです。
 ホントはわかってるだろ な部分はもうちょっとストレートに来て欲しい感じもします。
 

X子:そうね、私もかなり好きなネタだったわ!



Y美:さて、どんどん参りましょう。

X子:続いて、3組目はこの方たちです!



エントリーNo.019

PARTY NOISE
Doctor×Immoral×Sky
鳴子:エロい話していいですか?

神崎:ダメ。

鳴子:これは私の高校の同級生の、通称「性欲爆弾魔」と呼ばれていた女子のお話なんですけど。

神崎:エロい話はダメ。PARTY NOISEは子供からお年寄りまで楽しめるサイコパス漫才を目指してるんでダメ。

鳴子:あれは夏の下校時、自販機で買ったペットボトルを性欲爆弾魔がレロレロレロレロ……。

神崎:エロい話やめたら後で鳴子ちゃんが前から欲しがってたテディベア買ってあげるよ。

鳴子:はいどーもPARTY NOISEですよろしくお願いしまーす!! ウンコしたことないでーす!!!

神崎:はいよろしくお願いしまーす! ねぇ、今日も健全かつ清楚な漫才をしていきましょうねー。

鳴子:いやぁ、それにしても今日は美人なお客さんが多いですね!!
   べっぴんさん、べっぴんさん、性欲爆弾魔を飛ばしてべっぴんさん。

神崎:え、いんの!? アイツか、あの空気中のホコリ食ってんじゃないかってレベルで舌なめずりしてるアイツか。

鳴子:今日はわざわざ軍事評論家のお仕事をおやすみして駆けつけてくれました。

神崎:凄い仕事就いてるな性欲爆弾魔ー。言っちゃっていいのかよ仕事に影響出るぞー。

鳴子:ちなみに性欲爆弾魔の左隣が淫乱甲子園です。

神崎:なんだソイツはー。また同級生か、なんだ鳴子ちゃんの母校ー。ドスケベ養成所かよー。

鳴子:思い出しますねぇ……卒業式の日、淫乱甲子園が卒業証書入れる筒をレロレロレロレロ……。

神崎:エロい話やめたら前から鳴子ちゃんが行きたがってたゾンビ博物館に連れてってあげるよ。

鳴子:はいどーもPARTY NOISEですよろしくお願いしまーす!! 乳首とか付いてないでーす!!

神崎:よろしくお願いしまーす! ねぇ、別に乳首取れとは誰も言ってないんですけどねー。
   そんなことよりも鳴子ちゃん、ちょっと聞いてほしい話があるんだけど。

鳴子:なんですか? カッパ見たんですか?

神崎:違うよー。カッパ見たとしたらこんな飄々としてらんないよアタフタだよー。
   あのさ、僕子供の頃は医者になるのが夢でさ、今でも憧れてるんだよ。

鳴子:なるほど、つまり淫乱甲子園に憧れてるということですね。

神崎:マジかよ淫乱甲子園お前女医かよー。ドスケベ養成学校からみんな羽ばたいてんじゃーん。

鳴子:ちなみに病院では「大和撫子先生」と評判らしく、高校時代のことを聞かれるとはぐらかすそうです。

神崎:黒歴史なんだよ淫乱甲子園時代ー。蒸し返さないであげてよー。

鳴子:ですよね淫乱甲子園! みんなに慕われてるんですよね淫乱甲子園! 下向かないで淫乱甲子園!!

神崎:デリカシーがないよー。淫乱甲子園を無駄に辱しめないであげてよー。ごめんね淫乱甲子園ー。

鳴子:ちなみに淫乱甲子園の左隣にいる女性が発情鬼ヶ島です。

神崎:もういいよあの団体ー。ドスケベ学校同窓生ご一行はもういいよー。
   それでさ、もしも医者になれてたらやってみたいシチュエーションがあってさ。

鳴子:やってみたいシチュエーション? カッパ見つけたいんですか?

神崎:医者である必要性がないよー。いや医者じゃなくても見れないけどー。
   僕が飛行機に乗ってるとするじゃん。すると機内で急病人が発生するわけだよ。

鳴子:飛行機と言えばですね。修学旅行の飛行機の中で性欲爆弾魔がレロレロレロレロ……。

神崎:聞いてー? 隙あらばエロい話を挟み込みにかかる姿勢やめてー?

鳴子:それ見てみんなでケラケラレロレロ……。

神崎:異常学級だよー。もはや新手のハイジャックだよー。
   そんでCAさんが言うわけだよ、「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか!?」って。
   そこで医者である僕が颯爽と現れ患者さんを治す! これがやりたいんだよ。

鳴子:淫乱甲子園はそのシチュエーションを60回くらいこなしてますよ。

神崎:マジかよ凄いな淫乱甲子園ー。医師界の生ける伝説じゃん淫乱甲子園ー。

鳴子:そうなんですよ凄いんですよ淫乱甲子園! 逃げないで淫乱甲子園! 今日は服着てるんですね淫乱甲子園!

神崎:勘弁してあげてよー。淫乱甲子園に対するサディズムが凄いよー。恨みでもあんのかよー。

鳴子:淫乱甲子園……私が学校に怨み屋本舗の単行本持ってきたのを貴女が先生にチクったこと、忘れちゃいませんよ……!!

神崎:ちっちゃいよー。それしきのことをどんだけ根に持ってたんだよ、復讐が過ぎるよー。

鳴子:婚約おめでとう淫乱甲子園! 結婚式には呼んでくださいね淫乱甲子園!

神崎:絶対呼ばないよー。公衆の面前で淫乱甲子園連呼するヤツ絶対呼ばないよー。二次会で絶対いらんこと言うよー。
   だからさ、今から医者のシチュエーションやりたいからさ、鳴子ちゃんはCAさんやってよ。

鳴子:CA? つまり私は爆乳鉄仮面をやればいいんですか?

神崎:知らないヤツがCAだったー。流れ的に発情鬼ヶ島がCAかと思ったー。

鳴子:発情鬼ヶ島はMM−1のスタッフです。

神崎:お前客じゃなかったのかよ発情鬼ヶ島ー。何をしれっとべっぴんさん扱いされてんだ、席座るな袖下がれ発情鬼ヶ島ー。
   誰じゃなくてもいいから、素の鳴子ちゃんでCAさんやって?

鳴子:わかりました、この珍妙発電所にお任せあれ!

神崎:鳴子ちゃんそんなあだ名だったんだー……センスあるヤツいるな……。

   いやー、僕は医者なんだけど飛行機に乗ってるなー。エコノミークラスに乗ってるなー。

鳴子:「どうもCAです。お客様、エロい話していいですか?」

神崎:想像以上に鳴子ちゃんのままのCAさんが来たー。客に何の許可を取ってんだー。

鳴子:「エロい話orフィッシュ?」

神崎:ビーフと選ばせてよー。なんで食事抜いてエロい話聞かなきゃいけないんだよー。

鳴子:と、その時! 中年のお客様の全身の毛が飛び散った!!

神崎:え、何事ー? ちょっと待って一瞬で何事ー? 鳴子ちゃんに構ってる間に何事ー?

鳴子:全身の毛が飛び散った上に全身の骨が一瞬で砕け、全身から粘液が飛び散った!!

神崎:マジで何事ー? 何の怪奇現象が起きてんのー? 機内に何が起きてんのー?

鳴子:「きゅ、急病人です! お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか!?」

神崎:それ病気かー? 医大で治療法教わってないぞ、カルテにないぞー?

鳴子:「誰か、誰かいませんか!? こうしている間にもお客様の皮膚がウロコに変わっていっているんです!!」

神崎:ゴメンどうしようもないー。その奇病は僕には手に負えないー。名乗り出れないー。

鳴子:「誰か、誰か……あ、お医者様ですか!? あ、貴女は淫乱甲子園!!」

神崎:淫乱甲子園いたー! 同じ機内にいたー! 僕の同僚なのかなー!?

鳴子:「このお客様です! す、凄い! 息を吐きかけるだけでお客様の骨がみるみるうちに治っていく!」

神崎:淫乱甲子園すげぇー! もはや医者の管轄じゃねぇー! 61人目を救ったー!

鳴子:流石は淫乱甲子園! 凄いぞ淫乱甲子園! 修学旅行で全裸で旅館を練り歩いて出禁喰らった淫乱甲子園!

神崎:暴露を挟み込むなよー。陰湿さがキャラに合わないよー。
   ちょっと待って鳴子ちゃん、あのさ、色々言いたいことはあるんだけどさ。

鳴子:やっぱり気になりましたか……すいません、ウンコしたことないってのはウソです……。

神崎:そこじゃないよー。そのくだりは小ボケとして流れてんだよー。
   とりあえずさ、何今の病気。全身の毛がぬけて骨砕けた患者どう治療すりゃいいんだよ。

鳴子:息を吐きかければいいんじゃないですか?

神崎:それは淫乱甲子園にしか出来ないんだよー。いや、そもそも淫乱甲子園はマジであんなこと出来るの?

鳴子:出来ますよ! 淫乱甲子園は息で治療出来ますよね!? ねぇ性欲爆弾魔!!

神崎:なんで軍事評論家の方に聞くんだよー。直接淫乱甲子園に聞けよー。

鳴子:ふむふむ……ミサイルとちんちんは似ていると……。

神崎:帰れ性欲爆弾魔ー。淫乱甲子園は心入れ換えたというにお前は未だに学生気分かー。
   お願い鳴子ちゃん、もうちょっと対処出来る患者さんを寄越してくれない? 今の患者は現代医学では太刀打ちできない。

鳴子:でも淫乱甲子園はメスすら使わず完治させてましたよ?

神崎:そうだよ淫乱甲子園は現代医学の先を進んでるんだよ。先進国だよ先進国。
   パパッと治して格好よくキメたいから。頼むよ?

鳴子:わかりました! 語尾長影法師のご期待に添えるように気張ります!

神崎:今の僕のあだ名かー? 誰が語尾長だ、誰が語尾長だーーーーー?

   ふぅ、改めて医者が飛行機に乗ってるよ。語尾の短い医者が飛行機に乗ってるよ。

鳴子:と、その時! 女性の患者が血を吐き、全身から粘液が飛び散った!!

神崎:うーん吐血だけで良かったんだけどなー! 粘液は現代医学の管轄外だからなー!

鳴子:「きゅ、急病人です! お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか!?」

神崎:うぅーーーん………まぁさっきよりは立ち向かえそうだ! はい医者です!!(びしーっ)

鳴子:「あ、貴方は淫乱甲子園!!」

神崎:違います語尾長影法師でーす。いや語尾長影法師でもないです神崎影法師でーす。
   私が来たからにはもう安心です! 患者の容態は!?

鳴子:「そんなことより私の爆乳を揉んでみませんか!? 爆乳or爆乳!! レロレロレロレロ!!」

神崎:お前爆乳鉄仮面だなー!? 患者放り出して性欲にまかせるなー!
   患者さん、大丈夫ですか!? 意識ありますか!?

鳴子:「う、うぅ……地雷とおっぱいは似ているレロレロレロレロ……」

神崎:患者は性欲爆弾魔かー! 血を吐いてまで自分を曲げない姿勢はあっぱれだー!
   しっかりして性欲爆弾魔、クソ、粘液が邪魔で上手く治療出来ない!

鳴子:「先生、私の友達を助けてください! それにしてもロッククライミングの石とおっぱいは似てますねレロレロレロレロ!」

神崎:誰だー!? 恐らくロッククライマーであろう新キャラは何何何何何だー!?

鳴子:「私は珍妙発電所ですレロレロレロレロ!!」

神崎:何やってんだ鳴子ちゃーん! 最近ロッククライミングでも始めたのか鳴子ちゃーん!
   クソ、出血と粘液が止まらない!! 私の手には負えない、こんな時、こんな時あの伝説の医者がいたら……!!

鳴子:「……あまり過去には触れたくなかったけれど……かつての友人が苦しんでいる姿を見過ごせませんわ……!」(右手スッ)

神崎:あ、貴女はまさか!! 吐息ひとつでガンをも消し飛ばす、史上最高の大和撫子!!

鳴子:「そう……私は 発 情 鬼 ヶ 島 ! ! ! 」

神崎:スタッフゥゥゥーーーーー!!! MM−1のスタッフゥゥゥーーーーー!!! 乗ってたんかーーーーーい!!!

鳴子:「この後の出演者は、ようこそ哲夫ワールド!」

神崎:もう終わってるよー! 毎度のごとく序盤に終わってるよー! クソッタレー!!

   ………もういいよ鳴子ちゃん……こんだけムチャクチャしたんだから、最後に言わなきゃならないこと、あるよね……?

鳴子:はい……………淫乱甲子園!! 婚約本当におめでとう!!

神崎:それじゃないけどお幸せに!!



X子:ありがとうございました!おめでとうございます!

Y美:(発情鬼ヶ島さんどこかなーってちょっと探しつつ)
   FANさん、いかがでしょうか?

 
・めちゃくちゃ面白いですね。登場人物の単語が全部面白い。すごいなー。
 

X子:このシンプルなコメント、超高得点の予感…!?

Y美:ジンガーさん、いかがでしょうか?

 
・ネタの組み立て方うますぎませんか。
 完成度という点では群を抜いてるんじゃないかと思います。
 注文つけるならば、流れの中で面白く見えるボケが大部分を占めてたかなと感じたので、流れ関係なしに単体でも破壊力のあるボケももう少しねじ込んであったら良かったかなと。
 1個これってボケがあると印象も残りますしね。
 

X子:そうね、抜群の完成度だったわね!

Y美:では当のプロデューサー・けうけげんさん、いかがでしょうか?

 
・今回ネタ中に名前を出すことにおいて、哲夫さんにDMで許可を頂きました。
 哲夫さんは「全然問題ありません!ネタ中に哲夫を殺せ!」と快諾してくれました。
 哲夫さん本当にありがとうございました。殺せなくて申し訳ございません。
 

X子:是非とも哲夫さんにもあだ名を付けてあげてください…!



Y美:さて、どんどん参りましょう。

X子:続いて、4組目はこの方たちです!



エントリーNo.022

こけまみれコオロギ
いろいろな愛の形
○どうもーこけまみれコオロギでーす。よろしくお願いしまーす。

★なぁ今度飲みに行こうや。

○いきなりやな。まぁええけど。

★今週の土曜は?

○すまん、友達の結婚式やわ。

★来週の土曜は?

○すまん、友達の結婚式やわ。

★再来週の結婚式は?

○すまん、友達のあるわ。

★適齢期か!
 もう良い、お前が遊んでくれんのなら、俺がお前を作ってそいつと遊ぶ。

○あかんあかん、発想が変な方向いっとる!

★しゃあないやんけ、お前遊んでくれへんのやから。

○じゃあ金曜の仕事終わった後とかあかんの?

★すまん、金曜は毎週友達の結婚式あんねん。

○お前も適齢期やないか!それに華金で結婚式すなよ!しかも毎週て!

★お互い友達の結婚式で遊ぶ暇無いからお互いを作ってそれぞれ遊ぶしかないわけや。

○だからその発想になるのやめろ!
 っていうても僕を作るって何?僕の人形でも作るんか?

★あほ、この年にもなってお人形さん遊びできるか!適齢期やぞ!

○ほんならどうすんねん!

★人間のほとんどは水らしいから、水にいろいろ混ぜたらお前っぽくなるんちゃう?

○考え甘過ぎるやろ!

★まぁやってみよや。
 まず、風呂にぬるま湯を溜めます。

○本気でやる気か! 

★次に人間に必要なタンパク質とカルシウムを補うためにプロテインと牛乳を入れます。

○安易安易!

★それから、お前が毎朝飲んでる「FIRE、挽きたて微糖」を入れます。
 よっしゃ!完成や!

○はっ?めっちゃ薄くてぬるいプロテイン入りミルクコーヒーやんけ!

★そう、一見めっちゃ薄くてぬるいプロテイン入りミルクコーヒーです。
 ところがどっこい、これとお前の成分はほぼ一緒でございます。
 ほら、見てください、この辺どことなく似てる気がしませんか?

○似るわけあるか!どうせプロテインの溶け残りかなんかやろ!

★お前が何と言おうと、俺がこれをお前やと思えば、もはやお前やからな。
 幸い、既に俺はお前に対するものと同じ嫌悪感をこれに対しても感じ始めてる。
 成功や。
 
○ちょっと待て、100歩譲って僕に対して嫌悪感があるのは仕方ないとして、それとこれに対する感情が同じっておかしいやろ!
 ほんで、この液体をどうする気?

★このお前と一緒にさっそく今週の土曜遊びに行くわ。

○気狂ってるって!やめとけ。

★ほな、このお前に友達の結婚式出席してもらって、お前が俺と遊ぶ?

○もっと気狂ってるって!薄茶色の液体が結婚式に出席してるの見たことあるか?

★スーツ着ていけばなんとかなるやろ。

○薄茶色の液体がスーツ着たらそれはもはやビショビショの汚れたスーツや。

★自分の席のイスにそれ掛けといて、「きっとあの子、式場の前の噴水で友達に落とされたのねぇ」ってお互いの親族に察されとけ。

○人の祝いの席ではしゃぎ過ぎたヤツみたいになりたくないわ!
 僕はちゃんと乾いたスーツで出席する!

★ということで、お前は友達の結婚式へ、薄茶色のお前は俺と一緒に遊びに行きましたとさ。
 めでたし、めでたし。

○そんな薄茶色の僕のその後が気になる形で終われるか!
 薄茶色の僕と何して遊ぶ気?何がしたいんか全く分からん。

★まぁ、とりあえず、駅の東口集合して、

○もう既にその時点で心配やわ。

★大丈夫、俺、ニンジンが目の前にぶら下がった帽子かぶって行くからすぐ分かるはず。

○大丈夫の要素0のままやで。むしろマイナス。

★駅の東口で待つ俺。
 けど、待っても待っても薄茶色のお前は現れへん。携帯に電話しても出ぇへん。
 おい!どうなっとんねん!

○必然や!薄茶色の僕は携帯を持ってへんからな。

★まぁこんなこともあろうかと持参した薄茶色のお前をカバンから出す。

○お前も薄茶色の僕が来れんこと想定しとるやんけ!

★「スプライトのペットボトルに伊衛門のキャップを合わせるってところが渋いね。」と、本日のコーディネートを褒める。

○デートか!しかもそれはお前のさじ加減やしな。

★カラオケに行く。

○やめとけ。

★「すみません、お客様、当店は持ち込み禁止なんですー」
 なくなく薄茶色のお前を排水溝に流す。

○予想以上に早い僕の脱落!

★大丈夫、この空のペットボトルもお前やと思えばお前や。
 お前への嫌悪感はしっかりこのペットボトルに引き継がれとるで。

○それは僕と成分が違い過ぎるやろ!さすがに僕にも合成樹脂の要素は無いわ!

★お前、小学の時にリサイクルで作られたクソダサい服着てへんかったっけ?

○言うとくけど、あれめっちゃ乾くの早いんやからな!

★部屋に案内されて、順番に歌うこと8時間。

○長っ!そもそも空のペットボトルの僕って歌うんか?

★ベトナムの国歌とか ”food coloring agent?”とか歌ってもらう予定。

○知らん曲を歌わすな!食品着色料の歌はなんやねん。

★歌い疲れた俺らは近くの居酒屋へ。
 そこで野菜スティックとフライドポテトと焼鳥を注文する。

○ペットボトルの僕にも食べやすいチョイスをありがとう。

★ビールと焼酎と串が入ったペットボトルのお前と仕事の愚痴などを言い合う。

○お前、ペットボトルの僕を串入れにしてへん?

★ビールと焼酎と串が入ったペットボトルのお前が「今夜は帰りたくない」とか言う。

○おい!ビールと焼酎と串が入ったペットボトルの僕、さっさと帰れ!余裕をみて帰れ!

★仕方なく俺の部屋へ連れ込まれるビールと焼酎と串とレシートが入ったペットボトルのお前。

○僕はそんな尻軽ペットボトルでもゴミ入れでもないぞ!

★着いてすぐにトイレへ行くビールと焼酎と串が入ったペットボトルのお前。

○飲み過ぎ、いや詰め込まれ過ぎか。

★しばらくして出てきた空のペットボトルのお前。

○おい、クラシアンの人を困らせるのはやめろよ!

★急に頬を赤らめて恥ずかしそうにするペットボトルのお前。

○やっと我に返ったか。てか頬どこや。

★おもむろに自分でキャップを外すペットボトルのお前。

○ん?

★そっと口を近づける俺。

○んん!!??

★身を任せるペットボトルのお前。

○あかんあかん、子供も見るかもしれんのに。

★無我夢中でお前の緑の服を破る俺。

○スプライトのパッケージ!

★帽子の先のニンジンを外す俺。

○まだ付けとったんかい!それは早よ外せ。

★ペットボトルのお前がいやらしい液体を垂らし、濡らされる布団。

○うぉぉぉ!僕も興奮してきたー!うぉぉぉ!

★ピーーーー。

○自主規制やめて!僕のこの変な興奮はどうすんねん。

★みなさん、ペットボトルは洗って良く乾かしてから各自治体の制度に従って捨てましょう。

○急にまともなこと言うな!
 もうええわ。


X子:ありがとうございました。私もこのペットボトルをY美として扱おうかしら…

Y美:やめてやめてやめて!

   けうけげんさん、いかがでしょうか?

 
・第14回MM−1グランプリ・けうけげんが個人的に好きな作品部門優勝作品です。
 もう設定が奇跡。相方を作るという導入時点ではちょっと不安だったんですが、最高の形で予想を裏切られました。
 液体を相方とするという設定自体が強烈なのに、それと遊ぶ、結婚式に出すという展開も見事。
 「式場の前の噴水で友達に落とされたのねぇ」「予想以上に早い僕の脱落」など、フレーズも設定に負けないくらい強烈。
 居酒屋以降は「食べやすいチョイス」「クラシアン」など予想外のワードチョイスの波状攻撃に完全に魅了されました。
 改善点を挙げるならオチの急展開と、嫌悪感の正体を明かした方がスッキリするかな、という点でしょうか。
 攻めまくった設定ゆえに評価は分かれるかもしれませんが、僕はこの漫才が大好きです。最高得点つけさせて頂きます。
 

X子:おお「個人的に(略)優勝作品」出ましたね!

Y美:続きまして藍殿TTさん、いかがでしょうか?

 
・北斗の拳に登場する秘孔はただ正しい位置を突けばよいのではなく その正しい位置にエネルギーを送り込まないといけないのですが、
 このネタではツッコミが的確なだけじゃなくしっかりと面白いものを度々ぶつけてきているので当に秘孔を突かれる感覚でした。
 もちろんボケも面白かったんですが、ポリエステルの服とかクラシアンとかそういったツッコミにはもう完全にやられましたね。
 

X子:藍殿TTさんが北斗の拳の例えを使ってくるあたり 相当な高得点が期待できますしね!

Y美:ジンガーさん、いかがでしょうか?

 
・よくこんな狂った設定を思いつきますね...そして設定もさることながら、変化球なツッコミも非常に良いですね。
 「ペットボトルの僕にも食べやすいチョイスをありがとう。」、「クラシアンの人を困らせるのはやめろよ!」等々。
 「薄茶色の僕」、「予想以上に早い僕の脱落!」等の言い回しも好きですね。
 終盤に◯さんが興奮してるのは、こう読み終わって冷静に見るとなんか面白いんですけど、ネタの流れ的にはちゃんとしたツッコミ役のままで締めてほしかったかなぁと。
 あと、序盤の結婚式ボケを使い捨ててるのが少し勿体ない気が。
 

X子:いやほんと、狂っていながら面白いネタでしたね!



Y美:さて、どんどん参りましょう。

X子:続いて、5組目はこの方たちです!

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