第21回MM−1グランプリ
THE FINAL ROUND!!
Y美:第21回MM−1グランプリ、決勝戦です!
X子:今回はキリ番回ですね!
「21世紀で21回目のMM−1グランプリ」だもの!
Y美:今までどっちかっていうと「令和初の」で推してなかった!?
…ともあれ、決勝戦スタートです!
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エントリーNo.031
グルグル
いぇいいぇいいぇ〜〜〜〜〜い!!!!!!
鯖人:どうも!オカルト大好きサバト君です!
二度の飯より黒魔術が大好き!
え?三度の飯じゃないのかって?
だって僕、朝ごはんは抜くタイプだからー!
今日は魔法陣描いて悪魔を呼び出して漫才しちゃうぞ!
漫才ができるなら魂と引き換えになっても構わないんだい!
でもお客さんに被害がでちゃいけないからこの漫才は
僕の部屋から生中継しちゃいまーす!
さ、というわけでここに悪魔を呼び出せる
魔法陣の書き方を示した本があります!
どうやらオオカミの血をつけたトカゲのしっぽで
描く必要があるそうです!
その魔法陣を描いた床がこちら!
ってもう描いてあるんか〜〜〜い!
料理番組やないか〜〜〜い!
ってなわけで!
呪文唱えちゃいま〜〜〜〜す!
ええ〜〜〜い!いっくぞ〜〜!
エコエコアザラクエコエコアザラク
光の届かぬ闇の底にうご
悪魔:ゴゴゴゴゴ
フハハハハハハハ!
我を呼んだのは貴様か!
鯖人:早ぇえー!早ぇえー!早ぇえーよー!!!!
まだガンガン呪文唱えてただろ!
ちゃんと唱え終わってから出て来いよ!
悪魔:貴様の願いはな
鯖人:待て待て待て〜!
話を勝手に進めるな〜〜〜!
こっちはちゃんと呪文唱えるとこからやりたいんだよ!
一回魔法陣の向こうに帰れ!
悪魔:しかしせっかく出てきたのだから
鯖人:せっかくじゃね〜よ!
お前は良くてもこっちの準備ができてないの!
女の子といいムードになってから脱がせたいのに
いきなり脱がれたら興ざめしちゃうことってあるじゃん!
ない?え?ない?
じゃあどっちでもいい!!!!
ほら帰って帰って!
悪魔:ゴゴゴゴゴ
鯖人:ちゃんと帰っていった!
悪魔のくせにものわかりがいい!
いい奴いい奴!
じゃ、もっかい呪文唱えちゃいま〜〜〜〜す!
ええ〜〜〜い!いっくぞ〜〜!
エコエコアザラクエコエコアザラク
光の届かぬ闇の底にうごめく悪魔の魂よ
サタンの名において我と契約しここに姿を現したまえ!
悪魔:ガチャ!
フハハハハハハハ!
我を呼んだのは貴様か!
鯖人:魔法陣から来てよ〜〜〜!
なんでドアから来ちゃったんだよ〜〜!
僕の母ちゃんびっくりしてなかった?
って僕は実家の二階で悪魔呼び出してたんか〜〜〜い!
悪魔:貴様の願いはな
鯖人:せっかちせっかち〜!
僕はちゃんと魔法陣から出てきた悪魔と話がしたいの!
一回帰ってくださ〜〜〜い!
悪魔:ゴゴゴゴゴ、あ、ゴゴゴゴゴ、バタン
鯖人:いや魔法陣から帰ろうとしたけど
ドアから入ってきたこと思い出してちゃんとドアから帰るな〜〜〜〜!
悪魔のくせに律儀なやつ〜〜!
じゃ、またまた呪文唱えちゃいますぞよ〜〜〜〜!
ええ〜〜〜い!いっくぞ〜〜!
エコエコアザラクエコエコアザラク
光の届かぬ闇の底にうごめく悪魔の魂よ
サタンの名において我と契約しここに姿を現したまえ!
悪魔:いってくるね?!
ゴゴゴゴゴ
フハハハハハハハ!
我を呼んだのは貴様か!
鯖人:プライベートを見せるな〜〜〜〜!
魔法陣の向こうでいってらっしゃいって言われてるじゃん!
そういうプライベートは見せないでよ〜!
悪魔:貴様の願いはなんだ?
鯖人:君がちゃんと魔法陣から出てきてくれることだよ〜!
悪魔:承知した!
鯖人:ダメダメダメ〜〜〜!
願いを叶えるために呼び出してるのに
呼び出したことが願いを叶えてしまう
パラドックスが起きちゃうじゃ〜〜〜ん!
今のは願いにカウントしないで一回帰って下さ〜〜〜い!
悪魔:ゴゴゴゴゴ
ただいま〜!
鯖人:だからプライベート見せるなって〜〜〜!
でも!ああやって待ってくれている人がいる悪魔って
なんだかんだきっといい奴なんだろうね!
じゃ、じゅもとな(呪文を唱えるの略だよ!)
いっちゃいま〜〜〜〜す!
ええ〜〜〜い!いっくぞ〜〜!
エコエコアザラクエコエコアザラク
光の届かぬ闇の底にうごめく悪魔の魂よ
サタンの名において我と契約しここに姿を現したまえ!
悪魔:グスングスン
我を呼んだのは貴様か!
鯖人:何があったんだ〜〜〜〜!
魔法陣の向こうで何が起こったんだ〜〜〜〜!
僕はもう君が悪魔だけど律儀でいいやつだって知ってんだ!
君を泣かせるやつは僕が許さないぞ!
悪魔:ありがとう、でも自分の力で乗り越えてみせるよ
ゴゴゴゴゴ
さっきの話だけどさ
鯖人:いい奴すぎてうまく周囲に甘えられない悪魔〜〜〜〜!
もっと僕を頼ってくれていいのに〜〜〜!
そして絶対に魔法陣の向こうで見送ってくれた人と
トラブルになっている〜〜〜〜!
僕が何回も呼出しちゃったからかな!?
それだと申し訳ないな!
でも!向こうの事情はどうあれ、
こっちは悪魔呼び出して漫才したいんだから
呼んじゃっていいよね!
悪魔を呼び出そうとする人間なんて
性根が腐ってるんだから仕方ないよね!
じゅもとなだ〜〜〜い!
ええ〜〜い!いっくぞ〜〜!
エコエコアザラクエコエコアザラク
光の届かぬ闇の底にうごめく悪魔の魂よ
サタンの名において我と契約しここに姿を現したまえ!
悪魔:ゴゴゴゴゴ
フハハハハハハハ!
我を呼んだのは貴様か!
彼女:ゴゴゴゴゴ
あなたが彼を呼び出しまくってるわけ!?
鯖人:彼女を連れてくるな〜〜〜!
彼女:ちょっと呼ぶなら呼ぶ!
呼ばないなら呼ばないではっきりしてくれない?
悪魔:いやそれは俺の呼び出され方が悪かったんだから
鯖人:魔法陣の向こうでモメてくれ〜〜〜!
ややこしいからいったん帰れ〜〜〜!
悪魔:ゴゴゴゴゴ
彼女:もう〜またそうやって逃げる〜!
魔法陣一つでも先に彼女を通らせるとか
もっとレディファーストの心を持ってほしいわ
ねぇ、そう思わない?
鯖人:・・・・
いや彼女だけ残るな〜〜〜!
なんで悪魔の彼女と二人きりになんなきゃいけないんだ〜〜〜〜!
彼女:でもね、あの人ああ見えていい所もあるのよ
日曜にはお弁当を作ってくれるし、
一生懸命働いてくれるし、
なにより、いつもアタシのことをかわいいって褒めてくれるのよ?
鯖人:・・・・
これは何の時間だ〜〜〜!
悪魔の彼女に悪魔の良い所を聞かされる時間
ただの地獄じゃ〜〜〜〜ん!
こりゃかなわん!早くじゅもとなだ〜!
ええ〜〜い!いっくぞ〜〜!
エコエコアザラクエコエコアザラク
光の届かぬ闇の底にうごめく悪魔の魂よ
サタンの名において我と契約しここに姿を現したまえ!
彼女:あ、ヤバ、こっち側で出てくる所を見るの初めてかも!
鯖人:いやドキドキすな〜〜〜〜!
悪魔:ゴゴゴゴゴ
フハハハハハハハハ!
俺の女に手を出してるのは貴様か!
鯖人:出してねーやーーーーーーい!
そっちが勝手に彼女を置いていったんだろ!
彼女:そうよそうよ!
ちゃんとアタシのこと、
引っ張っていってくれなきゃダメじゃん!
悪魔:・・・そ
・・・そ
・・・それが彼氏に向かって言うことかーーーー!!!!!
鯖人:デレを見抜かんか〜〜〜〜〜い!!!
普段はあたしがガミガミ言ってばかりだけど
本当はもっと引っ張ってって欲しいと
思っているデレを見抜かんか〜い!
悪魔:もうお前のことなど知らん!
ゴゴゴゴゴ!
彼女:なんでわかってくれないのよ!
ちょっと戻ってきなさいよ!
エコエコアザラクエコエコアザラク
光の届かぬ闇の底にうごめく悪魔の魂よ
サタンの名において我と契約しここに姿を現したまえ!
鯖人:いや君が呼び出すんか〜〜〜〜〜〜い!!!!!
元彼:ゴゴゴゴゴ
サ、サキュちゃん!
彼女:あっくん!
鯖人:いや元彼の悪魔呼んじゃうな〜〜〜〜〜〜!!!!!
元彼:俺さ、お前と別れてから気がついたんだ
俺が本当に必要としてんの、サキュちゃんだってこと!
彼女:何よ今さら
アタシはもう他の悪魔と付き合ってんだから!
今の彼氏はアンタと違ってすっごくやさしいんだから!
アンタと違って休みの日はアタシとの時間を大切にしてくれるし
アンタと違ってアタシのこと褒めてくれるし
アンタと違って・・・アタシが・・引っ張っていく方だし・・・
鯖人:引っ張って欲しい気持ちは
元彼の影を追っていたからなんか〜〜〜い!
気持ちは完全に元彼の方にあるやないか〜〜〜い!
元彼:俺とやりなおそうぜ?
彼女:でも・・・
鯖人:お!やばいやばい!これは悪魔を呼ばないと
彼女が奪われちゃうぞ!
じゅもとなじゅもとな!
ええ〜〜い!いっくぞ〜〜!
エコエコアザラクエコエコアザラク
光の届かぬ闇の底にうごめく悪魔の魂よ
サタンの名において我と契約しここに姿を現したまえ!
元彼:こっち向けよ!
彼女:んっちょっ!やめ!
悪魔:フハハハハハ
迎えに来たよ!
さあいこう!って彼女が唇奪われとったい!
これはどういうことですと!?
鯖人:イエ〜!地獄タイミング〜〜〜〜!
悪魔がびっくりして方言でちゃってる!
出身が博多の悪魔〜〜〜!
彼女:違う違う!今の唇触れてないから!それに無理やりだったし!
元彼:サキュちゃんは黙ってて
悪魔:気安く名前を呼ぶなよ
元彼:うるせぇ、お前こそいつまでも彼氏ヅラしてんじゃねぇよ
悪魔:はあ!?何言ってやがる!
サキュを捨てたやつがいまさらしゃしゃりでてくんじゃねぇ!
死ね!ファイヤーレクイエム!
元彼:ふざけるな!サンダーエクストリーム!
彼女:やめてよ!アイスダイヤモンド!
鯖人:きっれー!!!!色の三原色だ!
でも、これ、間違いなく僕死んじゃうよね!
まだ死にたくないな〜!
結局漫才もできてないしな!
そうだ!魔法陣使えば逃げられるんじゃね!
それ〜〜〜〜〜!
ゴゴゴゴゴ
ふう〜助かった、これが魔法陣の向こう側か〜
へぇ〜、悪魔の奴、いい部屋住んでるんだな
ん?こっちの部屋なんだろ?
ガラガラガラ
司会:いやーこれは悪魔と元彼、かなり激しい戦いになってますね
そろそろ止めに行きますか?
鯖人:モニタリングされてたんか〜〜〜〜い!
アクマ観察バラエティ「モニタリング」で
召喚先で彼女が元彼と良い雰囲気になってたら
どういうリアクションとるか観察されてたんか〜〜〜い!
AD:ちょっとなんだお前は!収録の邪魔だぞ!
鯖人:やっべ〜!みつかっちゃった!
AD:死ね!カンペクライシス!
鯖人:ひゃー!ただカンペで殴るだけの術!!!!
あ!あそこにも魔法陣がある!
これで助かるかも!
ゴゴゴゴゴ
ふぅ〜、助かった、でもここどこだろう?
鯖子:早い!早い!早いよー!!!!
まだガンガン呪文唱えてたじゃない!!
ちゃんと唱え終わってから出て来てよ!
鯖人:うぉ〜〜〜〜〜!
おそらく全てが逆になっている世界線の僕〜〜〜!
ちょっと元の世界に戻れる魔法陣描きたいから
オオカミの血ととかげのしっぽ貸してくれ!
鯖子:何言ってるの!魔法陣はオオカミの精液と
とかげのおちんちんで描くんでしょ!
鯖人:卑猥な世界線だった〜〜〜〜!
それでもいいから貸してくれ!
鯖子:そう思って描いていたものがこちらです!
鯖人:料理番組やないか〜〜〜〜い!
ありがとう!別の世界線の僕〜〜〜!
よ〜し、元の世界へ帰るぞ〜!
それ〜〜〜〜!
ゴゴゴゴゴ
お!ここは間違いなく僕の部屋だ!
悪魔:お帰り!
鯖人:お!悪魔じゃん!
彼女とは仲直りしたの?
悪魔:別れたよ、その方がお互いの為になるからね
大丈夫、別にもうふっきれてるから!
さ、漫才しよう!
貴様の願いは悪魔を呼び出して漫才することなんだろ?
鯖人:悪魔・・・・
悪魔:さ、始めよう
どーもー!悪魔と鯖人で鯖タンです!
いやー最近僕彼女に振られちゃいましてね
鯖人君、いい女の子紹介してくれない?
理想はボンキュッボンのダイナマイトボディ!
おっぱいが三つあるぐらいのね!
ってそりゃおっぱいケルベロスじゃないか〜!
鯖人:もういいよ!
悪魔:早いな!
まだ1ボケしかしてないだろ!
これじゃ終われないよ!
鯖人:もういいんだ!
悪魔:どうしたんだ鯖人?
鯖人:僕の願いは漫才をすることじゃない
悪魔に・・・
いや・・・君に・・・
いや・・・俺の友達に幸せな恋をしてもらうことだよ
悪魔:鯖人!
・・・ありがとう
鯖人:うん
悪魔:じゃ、引き換えに魂いただくね
鯖人:いやこの流れでもキッチリ願いと引き換えに魂奪うんか〜〜〜〜〜い!
どっひゃ〜〜〜〜!
死んできま〜〜〜〜す!
ありがと〜〜ございました〜〜〜!
X子:ありがとうございました。いやー、いきなりすごいネタでしたね…!
Y美:では、審査員の方々からのコメントをいただきたいと思います。
決勝審査員のとれいんさん、いかがでしょうか?
・ギャグ漫画みたいな漫才だなあ。
ちゃんとスピード感と展開もあって面白かったです。
博多弁になるところとかいいですね
オチもきれいでいいですね。
X子:なるほど、いきなり絶賛な感じですね!
Y美:予選から審査をしていただいたスリーオールさん、いかがでしょうか?
・これ漫才…?という疑問も浮かばなくはないものの、絶対的な面白さでねじ伏せられた感じでした。
悪魔っていう字面を打ち消すポップな雰囲気にも好感が持てました。
X子:「動き」の激しいネタだったけど、ちゃんと面白さが伝わってきたわね!
Y美:マグネッツさん、いかがでしょうか?
・天才
[@@@@@@@@]さんだと思います。
X子:おお、「天才」発言!
Y美:深い意味はないのですが、あえて具体的なお名前はこちらで伏せさせていたきました。
果たしてマグネッツさんの予想は当たっているのでしょうか…!?
Y美:さて、どんどん参りましょう。
X子:続いて、2組目はこの方たちです!
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エントリーNo.024
北に春、南野陽子、いざ参る!
怖い話
逸脱:夏なので怖い話でもしますね。
日報:どうぞ。
逸脱:1日常温で保存した味噌汁を飲みました。
日報:それは「夏なので怖い」話だろ。
逸脱:北に春、南野陽子、いざ参る!です。
日報:よろしくお願いします。
逸脱:これは私が実際に体験した話なんですけど。
日報:ちゃんと怖い話お願いしますね。
逸脱:その日私は幕府の高官に呼び出され、ある御屋敷に向かっていたんです。
日報:お前幾つだよ。
逸脱:ちなみにその御屋敷の名前は番町皿屋敷。
日報:もう全答えが出ちゃったよ。
逸脱:屋敷にたどり着くと、井戸の方向からか細い女性の声が聞こえてきたんですよ。
日報:はいはい。
逸脱:そこで井戸に飛び込んでみると、
日報:怖。
逸脱:思ったより冷たい水に私の理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:怖。お前が。
逸脱:これは私が実際に体験した話なんですけど。
日報:ちゃんとした怖い話お願いしますね。
逸脱:その日私は公安に呼び出され、極秘の尋問室に向かっていたんです。
日報:お前は一体何をした。
逸脱:その尋問室のある建物は、そもそも戦時に思想犯を拷問するために作られたもので、今でも生々しい血痕や引っ掻いたような跡が残っていたんです。
日報:尋問官が一番可哀想だ。
逸脱:夜遅くまで尋問は続きました。午前2時頃、私がトイレに行きたいと訴えると、
尋問官は急に青ざめ、「あそこには行くべきじゃない。お前が行くなら俺も見張りについてかなきゃいけない、
行きたくない。行きたくないんだ。」と泣き出しました。
日報:やっぱり尋問官が一番可哀想だ。
逸脱:そこで尋問官の涙に飛び込んでみると。
日報:涙流しすぎだろ。怖。
逸脱:思ったより冷たい涙に私の理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:怖。お前が。
逸脱:これは私が実際に体験した話なんですけど。
日報:ちゃんと外的要因が怖い話お願いしますね。
逸脱:その日私は霊に呼び出され、ある廃トンネルに向かっていたんです。
日報:恐怖は、もう起こってるだろ。
逸脱:廃トンネルに入ると、人気もないのに何処からか女性のすすり泣く声、冷たく低く唸るような声、
そして、「本当に来るとは...」と言う声が聞こえてきたのです。
日報:呼んだ霊いるじゃん。呼んだ霊がちょっとヒいてんじゃん。
逸脱:そしてふと後ろを振り返ると、歩いてきた道が、さっきまでは無かったおびただしい量の血溜まりが。
日報:呼んだ霊慌てて驚かせにかかってるだろ。
逸脱:そこで血に飛び込んでみると。
日報:怖。
逸脱:思ったより冷たい水に私の理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:怖。外的要因も、お前も。
逸脱:これは私が実際に体験した話なんですけど。
日報:お前が怖くない話お願いしますね。
逸脱:その日私は服がダサい女に呼び出されて、服がダサい奴の集まりに向かっていたんです。
日報:呼ばれるってことは、お前も服ダサいんだろうな。
逸脱:服がダサい奴の集まりに入ると、服がダサい奴らが全員水没していたのです。
日報:粗雑に水場を出すなよ。
逸脱:思ったより冷たい水に服がダサい奴らの理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまっていました!
日報:服ダサい奴ってみんなそうなの?
逸脱:私はすぐに家に帰りました。
日報:お前が怖くない話ではあったな。頼みは聞いてくれるんだな。
逸脱:これは私が実際に体験した話なんですけど。
日報:絶頂に達しない話お願いしますね。
逸脱:コンビニで6個入りのピノ買ったんですが、5個しか入ってませんでした。怖かった。
日報:絶頂に達しない話、そんなのしかないのか??
逸脱:これは私が実際に絶頂した話なんですけど。
日報:先手を打ってくるなよ。
逸脱:その日私は、友人に呼び出され、霊が出ると噂の廃病院に向かっていたんです。
日報:折角のいい舞台設定だけど、オチは決まってるんだよ。
逸脱:二人で廃病院を探索していたのですが、途中で逸れてしまいました。
私は「おーい、友人、どこだー!?」と叫びながら病院中を駆け回っていると、
「ここだ、助けてくれ、ここだー!」と叫ぶ声が聞こえました。
日報:お前は友人のこと、「友人」って呼んでいるのか?
逸脱:声のする方に行って見ると、友人が苦しみながらドロドロと溶け、黄緑色の液体に変化していく最中でした。
日報:オチの前怖すぎるだろ。「夏なので怖い話でもしますね。」で出ていい恐怖のレベルじゃないだろ。
逸脱:そこで友人に飛び込んでみると。
日報:お前と友人になりたくねえな。
逸脱:思ったより臭い友人に私の理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:友人、臭いのかよ。
逸脱:これはお前が実際に絶頂した話なんですけど。
日報:ここで俺に矛先を向けるなよ。俺は液体に飛び込んで絶頂に達する趣味はないからな。
逸脱:1時間3万円コースの予約を入れたお前は、ウキウキで「Mっ娘クラブ」に向かっていたんです。
日報:何で急に俗な暴露が始まったんだよ。ああ俺は絶頂に達したさ。今すぐにやめろ。
逸脱:これはこの世が実際に絶頂した話なんですけど。
日報:急にスケールをデカくするなよ。
逸脱:その日この世は、あの世に呼び出され、ゆっくりと全体が死に向かっていたんです。
日報:スケールがでかすぎて全然わからん。宗教の話か?
逸脱:この世とあの世の渡し手であるテオはこの状況に絶句。
急いでこの世をあの世から引き離すべく、独断で「アーク」を起動したのです。
日報:お前が中2の時に書いたノートの朗読か?
逸脱:この世がもともと置かれていた地「現世点」が、アークが産み出した超聖水に満たされていきました。
日報:まあ液体が出てきたな。
逸脱:そこで現世が超聖水に飛び込んでみると。
日報:この話が終わることに安心してる自分がいる。
逸脱:思ったよりも臭い超聖水にこの世の理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:超聖水も臭いのかよ。
逸脱:これはさっきも話した話なんですけど。
日報:ちゃんとネタ切れを起こすなよ。
逸脱:1日常温で保存した味噌汁を飲みました。
日報:だからそれは「夏なので怖い」話だろ。
逸脱:そこで1日常温で保存した味噌汁に飛び込んでみると。
日報:あーもう、バカが。
逸脱:思ったより酸っぱい匂いに私の理性は崩壊。
苦悶は快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:お前に液体を与えた世界が間違っていることがわかった。
私はお前から全ての液体を奪うことにする。残り少ない余生楽しみたまえ。それでは。
逸脱:怖っ!!
X子:ありがとうございました。いやー、怖さの方向性!
Y美:けうけげんさん、いかがでしたでしょうか?
・名前部門ではぶっちぎり優勝です。もしかしたら既存の番組名とかかなと思ったら検索しても出ないし。なんで令和に思い付いたんだ。
そんで内容も文句なしに面白い。「夏なので怖い話」で掴まれ、システムを理解してからはもう虜でした。
基本的に液体に飛び込む→絶頂の繰り返しながらパターンを絶妙に変化させることで飽きさせませんし、読むにつれワクワクが増していく。
「お前幾つだよ」「粗雑に水場を出すなよ」「お前と友人になりたくねぇな」などツッコミの上手さが際立つ構成でした。
何よりもオチ前。ループは今大会よくある下りなんですが、味噌汁に飛び込むのは完全に予想外で声をあげてしまいました。してやられた。
次のセクションに行く際のぶつ切り感も淡々としたネタに合っていたので気にならず、前編通して隙がほとんどありませんでした。
強いて気になった点をあげるなら「臭い」は後半の絶頂理由として少し弱いかなってくらいです。
名前からネタから何から何まで大好きなコンビでした。単独ライブ見に行きたいです。
X子:おお、初登場なのに「単独ライブ見に行きたい」と言われるほどの好評さ!
Y美:FANさん、いかがでしょうか?
・つかみめちゃくちゃいいですね。買い取りたい。
かなり面白かったです。絶頂に達するで終わる話をこの数聞くとかなり楽しいことがわかりました。ありがとうございます。
X子:あー、言われてみればFANさんっぽいツカミでもある気がしますね!
Y美:スリーオールさん、いかがでしょうか?
・ツッコミも簡潔で、すごく好きなタイプのネタでした。
唯一、オチは少し好みと違いましたがそんな細かい話はどうでもいいくらい面白かったです。
X子:いやー本当不思議なネタだったわね…果たして結果はどうなるのでしょうか!?
Y美:さて、どんどん参りましょう。
X子:続いて、3組目はこの方たちです!
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エントリーNo.025
TOPシークレット連盟
ヒーローインタビュー
堂々:TOPシークレット連盟です!! MM-1張り切っていきましょう!!
俊一:プロ野球選手に憧れていまして、特にヒーローインタビューを受けてみたいんですよ。
割れんばかりの声援の中、インタビューにビシッと答えてみたいんですね。
俺の一言一言で会場が盛り上がって、一夜限りのヒーロー気分を味わいたいなーと。
堂々:……なるほど!
ヒーローインタビューを受けてみたいと!! この場をお借りしてやってみましょう!!
俊一:本当か? なら憧れのシチュエーションでお願いしてもいい?
なかなか勝てない最下位チームが「連敗を〇〇でストップ! 長いトンネルから脱出!」みたいな試合が盛り上がると思うんだよ。
だから俺がチームの連敗を食い止める一打を決めた選手やるから、堂々はアナウンサーやってくれない?
堂々:分かりました!! インタビューすればいいんですね!!
堂々:放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!!
放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!!
放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!!
放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放尿席〜!! 放送席〜!!
俊一:そんな連呼はしてない。放送席の奴ら帰ったのか。
堂々:ちなみにさっきの発言1つだけ「放尿席」が紛れてました! 分かった方は大きな拍手を!
俊一:糞ツイみたいな時間も提供してねーんだよ。はよインタビューしろや。
堂々:今日のヒーローは走攻守虐で大活躍の俊一選手です!
俊一:物騒な一文字混じってる。犠牲者出してるよね。
堂々:いや〜豪快な一振りと鋭いスローイングでした!! チームの連敗を57で止めましたね!!
俊一:57連敗。そこまでトンネルは求めてなかった。
堂々:しかし負け続けの日々でしたね……本当にバカみたいに負けてました……
チームもその影響を受けて、本当に負け犬乙というかメチャクチャ草生える雰囲気を漂わせていました……
俊一:アナウンサーの表現してくれや。
堂々:思い返すと、昨シーズンは勝率1分3厘で公式戦を終えましたね。
俊一:最下位過ぎる。2勝108敗とかの成績なんだけど。
堂々:オフシーズンでは何とか勝ち癖を付けるため、片っ端から地元のリトルリーグの練習試合に乱入して自信を付けてきたそうですね!!
俊一:野球を職種している自覚あるのかこいつら。
堂々:隠し球、危険球、暴力、脅すタイプのバットの使用、普通に大人ビンタ。あらゆる手段を使って勝利を手にしてきました!!
俊一:ネット社会だろ。誰か俺たちを殺せる奴はいなかったのか。
堂々:そして公式戦でようやく勝利しました!!
……勝利に貢献した俊一選手をヒーローとしていち早くインタビューをするのが私のお仕事ですが……
裏で泣いているリトルリーガーの皆様を考えると、『今日のヒーローは俊一選手!』と高らかに紹介するのに時間が掛かってしまいました……
俊一:葛藤の「放送席」連呼だったのかよ。
堂々:私の心情を表すかのように解説者の方も思わずおしっこを漏らしています。
俊一:雑に「放尿席」回収するなよ。今のコメント何もかも成立してないぞ。
堂々:今日はいつもとチームの雰囲気が違ってましたね! 1週間ほどミーティングを重ねに重ねた結果、戦術として「連敗ストップ」という目標を掲げました!
俊一:何も浮かばなかったのか。重ねてきたのは罪だけかよ。
堂々:願掛けとして選手全員が同じアイテムを身に付けてたそうですね!! 指先に見事光ってましたよメリケンサック!!
俊一:あぁやっぱり性根が腐ってるな57連敗のチームは。
堂々:そして今回は公式ちびっ子相撲大会に乱入し、俊一選手が見事勝利を収めました!!
俊一:野球もしてなかった。子供の輪に乱入癖だけ身に付けていた。
堂々:俊一選手の活躍で「社会人バトミントンサークル【暇人】」が長いトンネルから脱出できました!
俊一:まずプロでも野球チームでもアスリートでもないのか。
堂々:ではこの活躍を誰に報告……あっもちろん奥さんですよね!?
普段は月35回のサークル活動に励んでいるなか、国際弁護士である千夏さんが金銭的にも精神的にも支えてくれました!
俊一:俺は社会人でもねぇな。月35回バトミントンのサークル活動しているヒモは社会人でもねぇな。
堂々:ナイスゲームでした! 会場も見事に盛り上がってます!!
俊一:客モラルねぇのか。刑務所でやってんのか。
堂々:どうですか客席でご覧の受刑者の皆様!! 刑務所慰問イベントは大成功ですね!!
俊一:刑務所でやってるのかよ。ちびっ子相撲大会の公式戦をあてがうなよ。
堂々:受刑者の皆さん、子供たちの頑張りを見て心なしか穏やかな表情を浮かべてましたね! きっと心が洗われたのでしょう!
俊一:自分たちより底辺の奴を見つけて安堵したんだな。
堂々:では今日の試合を振り返りましょう!!
俊一:なぁ俺言ったか?
冒頭で『俺、ちびっ子相撲大会荒らしに憧れてまして〜』って言ったか?
堂々:試合運びとしては、成人男性と小学低学年の体重差を上手く利用して順当にぶん投げてましたね!
俊一:鋭いスローイングって子どもをぶん投げることだったのか。最悪だよ。
堂々:また子どもの頬に容赦なく張り手もお見事でした!
俊一:豪快な一振りは大人ビンタじゃねぇか。シーズン後の最悪試合活かすな。
堂々:いや〜それにしても準優勝おめでとうございます!!
俊一:決勝負けたのかよ。
堂々:おっと観客席に俊一選手のファンの方々でしょうか! 俊一選手とお揃いのメリケンサックを振って祝福しております!
俊一:受刑者にメリケンサック持ち込ませるなよ。さっきから警備どうなってるんだよ。
堂々:失礼しました……あれは昨日まで一緒にプレイされていた俊一選手のチームメイトでした。
俊一:暇人捕まってるじゃねぇか。
堂々:チームメイトの皆さんを離れ離れにさせてしまって申し訳ありません!
だけど私も警察官として困った市民の声を見過ごすわけにはいけないもんで!
俊一:お前がヒーロー側なのかよ。俺も捕まえろよ。
堂々:周りのチームメイトがリトルリーグで無双した罪を認めるなか俊一選手だけ支離滅裂な発言で逃げてましたね!
何を追求しても『俺はヒーローになりたかっただけだ!!』の一点張り! 現実を直視できないご様子でした!
俊一:奇しくも本当に俺の思いだよ。ヒーローになりたかっただけなんだよ。
堂々:だから要望に応えてあげました! 子どもたちに危害を加えた貴方をヒーロー扱いしてやろうと!
さぁヒーローさん!! 私の質問に気持ちよく答えて犯した罪を洗いざらい話してくださいよぉー!!
一夜限り一生負い目のヒーローだけどなぁ!!!
俊一:こんな狂った世界観のヒーローインタビュー求めてなかった。
堂々:放送席〜!! 放送席〜!!
この番組は犯罪者の考えを暴くためにFBI心理分析官ジョン・S・リリーさんの解説でお送りしています!!
俊一:話が大規模になってきたけど、お前のせいでそのFBIお漏らしてたからな。
堂々:それでは話を聞いてみましょう! ジョン・Shouben・リリーさん!!
俊一:放尿に頼るなって……!
堂々:なるほど……自分の犯した行動に罪悪感がないと。
今まで私のインタビューという名の取り調べにまるで自分と他人かのように突っ込み罪を認めず黙秘していると。
俊一:ちゃんと分析はしてるのかよ。今までの俺のスタンスが裏目に出てたのかよ。
堂々:そして俊一選手の友人Dからも話を聞いていると……容疑者は自分が認められたいが故に犯罪行動を犯したのではないかと。
裏付けるエピソードとしてヒーローインタビューでヒーロー扱いされたいからプロ野球選手に憧れを持っていたそうです。
俊一:急に根本をダメ出ししてくるな。だから成立させる気なかったのか。
堂々:アナウンサー役でヒーローインタビューの練習を付き合ったDに対して、質問を全て無視してダメ出しだけを毎回入れてくる冷酷さ。
自らヒーローインタビューの練習をしたいと言いながら、1度も“俊一選手”としてコメントをしない狂気さ。
そんな冷酷で狂気な俊一選手を何とかヒーローにしてあげようと話は飛び交いながらも自身はインタビュアーに徹したD。
だけど1度も“俊一選手”として会話はしてくれない……成立させる気がなかったのはどっちなんだよ……と。
俊一:俺が全て悪かったのかよ。 ……えっ? 俺が全て悪かっtえぇ? えええぇっ……?
堂々:MM-1でちゃんと漫才コントがしたかった……じゃあ最後のインタビューです。
今の素直な気持ちを伝えて下さい。
俊一:……そうだな……いや色々あるけど…………んー、とりあえず…………
千夏さんのヒモで良かったです。
堂々:!!! 俊一選手だ!!!!!
では色々質問していきます!! 指に光っているのはもしかして……結婚指輪ですか!?
俊一:あっこれメリケンサックです。子供とは言え太って強そうだったんで念の為……
堂々:なるほど!! コメントが人糞ですね!!
俊一:でも相撲自体は正々堂々と勝負しましたよ!
正面から張り手や投げ飛ばしで相手をなぎ倒しました!
堂々:凄いですね!! 大人である貴様が正面から子供たちをぶん殴ること自体には罪悪感など生まれないのでしょうか???
俊一:そうですね! その辺はリトルリーグの乱入試合で鍛えられましたね! 引くほど反則しましたし!
堂々:引きました!!
その結果、優勝者である小学3年生(匿名希望)が辞退され、準決勝である新藤俊一選手がヒーローインタビューに選ばれました!
俊一:そうですね! 37歳です!!
堂々:そもそも普通にバトミントンの練習をしとけば良かったという声も上がってますが……?
俊一:そうですね! 俺バトミントンサークルの選手でしたね!
でもバトミントンのラケットは凶器に向いてないのでクソですね! その点野球は素晴らしいですね! 金属バット超かてぇし!!
堂々:なるほど!! あれ俊一選手……? 金属バットの凶暴さに感銘を受けているということは……?
俊一:試合前に相手を睨みながら、地面に金属バットを叩きつけると泣いちゃう子がいて勝ちやすくなるんですよ(ニコッ)
堂々:脅すタイプのバットの使用もしていました!! 脅しに屈せず優勝した子に国民栄養賞を与えたい!!
俊一:そうですね! でも今日のヒーローは僕なんでね!! もう人生積んでるので今夜だけでもヒーロー扱いしてくださいね!!
堂々:もちろんです! この放送はニコニコ生放送でお送りしているのですが、視聴者の皆さんに何か一言ありますか!?
俊一:視聴者の皆s
堂々:なるほど!!
今画面上が視聴者のコメントで埋め尽くされているそうですが、要約すると全て「死ね」だそうです!
俊一:その、
堂々:なるほど!!
文豪たちが美しい日本語で「I love you」を表現してきたように、様々な日本語の「Kill you」が画面一杯に埋め尽くされているそうです!
俊一:見事に俺の一言一言で会場が盛り上がってますね!! 自分の夢が叶いました!!
堂々:あっ朗報です! 今ヒーローである俊一選手のNEVERまとめが作成されたそうです!! 早速チェックしてみます!!
凄い!! 卒業アルバムから最寄り駅から自宅までのアクセスも掲載されてますよ!!
意外にもお父様に万引き経験があるんですね!! それでお母様が元キャットファイター
俊一:これがネット社会に殺されるってことなんですね!! 実感しました!!
堂々:最後に一言お願いします!!
俊一:千夏! 弁護してね!! まずは手厚い釈放金おなしゃす!!
堂々:今日のヒーローインタビューは俊一選手でした!!
それでは今から取調室に連行したいと思います!! オラッ来なさい!!!!!!!!!
俊一:そういえば貴方は警察官でしたね! いきなり威厳を漂わせてきた!! 威厳って脅しより怖いんだ!!
堂々:いくら他人を蹴落として偽りの強さを手入れたとしてもヒーローにはなれないだよ……
自分は自分にしかなれないんだから……弱い自分を肯定しろよ……
カツ丼食うか?(ニコッ)
俊一:いや続きやらねぇよ。いい加減にしろ。
2人:どうもありがとうございました。
X子:ありがとうございました。これまたあまり見なかったタイプのネタですね!
Y美:ではFANさん、いかがでしたでしょうか?
・ボケが蓄積していった大きな面白さになっていく様が面白かったです。
構成の勝利だと思います。
X子:いやー、本当に斬新な構成でしたね!
Y美:マグネッツさん、いかがでしょうか?
・「お前のせいでそのFBI漏らしてたからな」が最高ですね。
そこまでの回収が鮮やかだった分、”俊一選手”として会話を始めてからの
回収の仕方がちょっとありがちに見えてしまいましたが、
それを差し引いても十分に面白いネタでした。
X子:くだりに対して"俊一選手"という名称が付けられるところがもうすごいのよね!
Y美:けうけげんさん、いかがでしょうか?
・完成度エグい。ここ最近の爆笑ファイターさんは暴力とゼロモラル漫才のイメージだったんですが真っ当に面白い。
序盤はわりとオーソドックスなネタ運びでしたが、少しずつ真実が明らかになっていく臨場感に痺れました。
放送席連呼や放尿席などの軽いボケがどんどん回収されていく爽快感はすさまじく、単純にフレーズとしての破壊力も抜群。
後半俊一がコントにノッてからの展開も良く、最終的にほとんど全ての伏線を回収して終わったのにはスタンディングオベーションです。
フレーズ回収型のネタばっかやってる身としては嫉妬でハンカチ噛み千切りたくなるくらいのクオリティでした。
あえて減点理由を挙げるなら、ミドルネームでshoubenを回収するのが少し安易に思えたことくらいでしょうか。
それくらいしか言うことないくらい完璧に面白かったです。点数としては全組で2位なんですが、優勝も全然あり得ると思います。
X子:おお!「点数2位」「優勝ありうる」発言出ましたね!
Y美:さて、どんどん参りましょう。
X子:続いて、4組目はこの方たちです!
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エントリーNo.021
PARTY NOISE
Social×Dictionary×Store
鳴子:先日図書館でどんちゃん騒ぎしたときの話なんですけど。
神崎:めっ。モラル的にめっ。
鳴子:先日図書館でポンちゃんとどんちゃん騒ぎしたときの話なんですけど。
神崎:めっ。謎の交遊関係はめっ。
鳴子:先日図書館で女性漫才コンビ「おちゃらけヒポポタマス」のボケ担当である
ポンちゃんことポンパドールあすかとどんちゃん騒ぎしたときの話なんですけど。
神崎:早く話せやー。予備情報ばっかダラッダラ汚水みたいに垂れ流してないでさっさと話せやー。
鳴子:ちなみにその図書館は、かつて上空でUFOが8台目撃されまして、それを重く見た政府が……。
おっといけない言い忘れてました、どうもPARTY NOISEです。
神崎:はいよろしくお願いいたしまーす!!ちくしょうわりと気になる周辺情報で打ち切られたー!!
鳴子:自己紹介しますと、金髪の方がエスパニョーラみずきで、赤髪目隠れロックTシャツの方がポンパドールあすかです。
神崎:以上、おちゃらけヒポポタマスの紹介でしたー!想像よりも尖ったやつらでしたねー!
PARTY NOISEは神崎駿と竹林鳴子ちゃんの2人でお送りしておりますー!2人とも猫派でーす!
鳴子:さぁ頑張りましょうね神崎君。頑張って皆さんの脳髄に焼き付き張り付きこびりついていきましょうね。
神崎:意気込みキショいよ、ポップさに欠けるよー。まぁ頑張りましょー。
鳴子:まぁさっき言ったことでわかる通り、私最近読書にハマってまして。
神崎:何一つ伝わってないぞー?読書好きは図書館で騒がないぞー?
鳴子:本当に本ばかり読んでまして。最近の休日はもっぱら読書とレスバとエゴサーチです。
神崎:悪い休日の過ごし方してんなー。鳴子ちゃんにネットの意見気にしてほしくないなー。
鳴子:Twitter面白いですね。元々は前澤社長の100万円企画RTするためにアカウント作ったんですが。
神崎:やだなー、相方が若槻千夏と同じ戦法でTwitter始めてんのやだなー。
鳴子:まあとにかく本が大好きで朝から晩まで方を読みまくってまして。
もう最近は本の虫、いや虫通り越して本の罠、いやもはや本のエリックワイナイナです!
神崎:法則性が見えねぇよー。その三つが段階で表される世界ねぇよー。
まあ僕も読書は好きだから鳴子ちゃんが本を読むようになるのは嬉しいけどさ。
鳴子:おっ、マジですか?じゃあ今度一緒に図書館でどんちゃん騒ぎしましょうね!(わくわく)
神崎:しねぇけどなー。現時点じゃ読書家の風上にも置けやしないけどなー。
ちなみに鳴子ちゃんが一番好きな本は何?僕は「容疑者Xの献身」かな。
鳴子:あーXですか。すいません、私まだAも読んでないんですよー。今月中にCまでは読みたいんですけどー。
神崎:そんなんねぇぞー?Aから順に刊行されてゆくシステムじゃねぇぞー?
鳴子:まぁ、でも一番好きなのは「実話ナックルズ・激ヤバ!芸能界の裏のヤミ」ですかね!
神崎:コンビニのやつだろそれー。図書館に置いてねぇやつだろそれー。
鳴子:あれ凄いですよね!冒頭で引き込まれページをめくる指が止まらなくなり、ラストに衝撃を受けました!(ばっふんばっふん)
神崎:そうはなるかねー。コンビニコミックスにそこまでの引力があるかねー。
鳴子:芸能界シリーズ好きなんですが、都市伝説シリーズも最高なんですよねー……。
やっぱりナックルズ系が鉄板ですかね。あ、もちろん稲川淳二の怖い話シリーズも外せません!(キラキラ)
神崎:どんだけ魅せられてんだよー。あれ長距離ドライバーがサービスエリアで暇潰すためだけに売られてんだよー。
鳴子:私もあんな本を皆さんに届けたい、あんな本に囲まれた仕事がしたい!
というわけで神崎君、私コンビニの店員がやりたいんですよ。
神崎: ! ! ! ? ? ? ?
え、コンビニ!?こんだけいりくんだ導入しといて、本日のテーマコンビニ!?
鳴子:いいですよねーコンビニ。ファミマの入店音で替え歌したり、自動ドアに挟まれたり雑誌温めたりしたいですよねー。
神崎:ベタボケ片っ端から潰すなよー。どうすんだ他の参加者のガチボケと被ってたらよー。
鳴子:「とっさのネタ被りに対応出来ないようなマニュアル芸人は舞台上で延々と電卓のトリセツ読んでりゃいいのでは」
こないだポンちゃんもそうツイートしてましたし。
神崎:尖ってんなポンちゃーん。なんでそんなギラギラしてんのにコンビ名おちゃらけヒポポタマスなんだろうなー。
鳴子:「無駄に語尾でキャラ付けしようとする無個性芸人はハム太郎100万回見てキャラ付け学ぶべきだよー」ともツイートしてました。
神崎:おいイジってやがんなポンパドールこの野郎ー。やってやんぞコラ、ツレ呼んだんぞコラー。
鳴子:ちなみにそんなポンちゃんは前澤社長に100万円貰いました。
神崎:マジかよすげぇなポンちゃーん。芸風的に絶対RTしちゃダメなやつだけどなー。
鳴子:そんなわけでコンビニの漫才をやらせて下さいな。ご安心下さい、いまだかつて無い斬新なコンビニネタをお見せ致します。
神崎:そういうの言わない方がいいんだぜー?ハードルが天元突破して肉眼じゃ見えねえぜー?
鳴子:とりあえず神崎君はお客様として入ってきてください。まず入店音でボケますので。
神崎:なんで手の内バラすんだよ強者かよー。
いやー、こんなところに入店音でボケてきそうなコンビニがあるなー。入ってみよう。ウィーン。
鳴子:207。
神崎:どういうボケだこれ。入店するなりなんのナンバリングだこれ。
鳴子:いらっしゃいませ!ようこそ濡れたイグアナが店内を埋め尽くしている岬の果てのコンビニへ!
私は店長のズタ袋噛み子!8種類くらいの性病と15人くらいのヒモを抱えています!!前世は亀噛みの巫女です!!
こっちはバイトの蛆虫啜り泥浴び美!私が作った木偶人形に命が宿ったモノです!!(ニコニコ)
神崎:嘘だろお前。
鳴子:さあお客様、今日はどのような呪われたコンビニコミックスをお買い求めでしょうか!?
私のオススメはこちらの触ると末代まで猫がヘドロ武者に見える呪いがかけられたコンビニコミックスです!!
もしも冷やかしの場合はやむを得ません、このチェーンソーで首を切り裂き神棚に供えます!!(ニコニコ)
神崎:正座。
鳴子:はい。(ちょこん)
神崎:鳴子ちゃん、ベタじゃなければいいってもんじゃない。被らなきゃいいってもんじゃない。
「情報量=笑いの量」じゃないんだよ。法則性のないクレイジーは笑いに繋がらないんだよ。
鳴子:えー……でも「最近のPARTY NOISEは鳴子があんまり狂ってないからオワコン」ってツイートされてましたし……。
神崎:ネットの意見に囚われんなよー。だからエゴサはやめとけって言ったというにー。
鳴子:それに図書館でポンちゃんにこのボケ話した時は腹抱えて笑ってましたよ?
神崎:誰のツボ信頼してんだー。つーかどんちゃん騒ぎの内容これか、図書館でキモい話すんなよー。
鳴子:まぁ司書の方に怒られた時はポンちゃんが万札握らせて見逃してもらいましたしね。
神崎:100万円の悪い使い方しやがってー。前澤社長はみんなの夢のために企画したんだぞー。
とにかく、ワケわかんないボケすればいいってもんじゃないから。もう少し丁寧なボケをかまして?
鳴子:わかりました。じゃあもう一度お客様として入ってください。ここでボケの幅をお見せしますよ。
神崎:だから言わない方がいいんだけどなー。しゃーねーか隠し事が出来ないことが鳴子ちゃんのいいところだもんなー。
いやー、こないだのワケわかんないコンビニが爆発して新しいコンビニが出来てるなー。早速入ってみよう。ウィーン。
鳴子:Eの8396。
神崎:だから何なんだこの数列。謎解きかこれ、おい誰か伊沢拓司呼んでくれ。
鳴子:いらっしゃいませ!ようこそうんこコンビニへ!!
神崎:マジかよお前。
鳴子:私は店長のぶりぶりヶ崎うん子。実は人間じゃなく、うんこ星人なのです!!
うんこいかがでしょうかー!!固いうんこから柔らかいうんこまでぶりぶりぶりぶり、間違えた、よりどりみどり!
はっ!あなたは実はお客様じゃありませんね!?さてはあなたは、ちんちん星人!!
神崎:正座。
鳴子:はい。(ちょこん)
神崎:笑いをナメるな。小3にネタ作ってもらったと思われるだろ、第一鳴子ちゃん乙女だろ。
ちゃんとしようよ僕は鳴子ちゃんには老若男女にお見せできるマジキチになってもらいたいんだよ。
鳴子:いやでも……聞いた話によるとコンビニの製品って、ほとんどうんこから出来ているらしいですよ?
神崎:どこから仕入れた情報だよー。ネタ元ゲロっちゃえよ、僕がカンフーで成敗してくれるわ。
鳴子:コンビニで読んだ「実話ナックルズ・激ヤバ!日本の商品事情のヤミの裏」ですけど……。
神崎:おいこら見てるかナックルズー。無垢な鳴子ちゃん騙して楽しいか、見てろよ神崎ナックルズ喰らわしてやるからなー。
とにかくうんことかちんちんとか言ってはいけません。ちゃんと万人に伝わるボケをぶっぱなしましょう。
鳴子:わかりました、ではラストチャンスをください!!
神崎君はお客様として入ってください。そろそろオチに向かって畳み掛けますので。
神崎:全部バレたよー。この漫才の構成が全部バレたよー。
いやー、こないだのコンビニが巨大なルンバに吸われて新しいコンビニが出来てるなー。早速入ってみよう。ウィーン。
鳴子:8633144666F+。
神崎:マジで何なんだこの下りは。試されているのか、僕は世界に試されているのか?
鳴子:いらっしゃいませ!!ようこそ図書館へ!!
神崎:正座。いや土下座。いよいよテーマすら破壊しよってからに。
鳴子:待ってください!!お客様ご存じないんですか!?
全国のファミリーマートはこのたび図書館に吸収合併されたんですよ!
神崎:なんだその設定はー。何故そんなことをー、国の施設がM&Aに手を出すなよー。
鳴子:おかげで全国の人付き合いが苦手な司書さんが強制的に接客業をやらされることになりました。
神崎:可哀想だろがー。司書さんとかサービス業とは絶対交えちゃいけない職種だろうがー。
鳴子:とはいえコンビニとしての機能には何の問題もございません!!
せいぜい店舗面積の半分を本棚が占め、古本の匂いが漂い、店内BGMが速読する音であることくらいです!!
神崎:問題山積だよー。BGMで終始パララララッてされてのんきにお買い物出来ないよー。
鳴子:本はめちゃくちゃありますよ!?容疑者Aから容疑者Zまで、さらには容疑者AAAも!!
神崎:だからXしかねぇんだよー。微妙に古い時事ネタ放り込んで来るなよー。
鳴子:特に充実しているのがコンビニコミックスのコーナー!
私のオススメがこちら!触るとハムスターが赤潮般若に見える呪いがかけられた、ちょっとイグアナにかじられた本です!!
神崎:悪いところ出てるぞー。情報量で打ち負かそうとする悪いクセ出てるぞー。
鳴子:さらにホットスナックも充実しています!こちらのチキン、なんと食べるとうんこになるんです!!
神崎:うんこ出てるぞー。鳴子ちゃんの中の小3男子が鼻水ぶら下げて走ってきたぞー。
鳴子:さらにスタッフの瓦礫掘り山汚水呑み奈のオススメが……バキューン!!
ぐあっ!!突如やってきたコンビニ強盗の放った弾丸が私の肩を撃ち抜いた!!
神崎:急展開ー。図書館コンビニの世界観をいまだ把握していないのに急展開ー。
鳴子:「早くこのカバンに100万円入れなさい! 相方だけ前澤社長に100万円貰って私には貰えないのはズルい!!」
あ、あなたは! エ ス パ ニ ョ ー ラ み ず き ! ! !
神崎:ここにきて誰を回収してんだー。やべぇコンビだなおちゃヒポ、YouTube漁ってみよネタあるかなー。
鳴子:「待ちなさいみずき。貴女のように才能のある芸人が、こんなところで未来を潰してはいけない」
あ、あなたは! 若 槻 千 夏 ! ! !
神崎: う る せ え え え え え ! ! ! ! !
正座!さっさと正座!可及的速やかに正座!!
鳴子:うーん、なかなかコンビニの店員は難しいみたいですねー……。
神崎:正座しろやー。何をここにきて直立不動で困ってんだー。
もういいよ鳴子ちゃん……こんだけメチャクチャやっといて、率直に今どう思うの?
鳴子:433/545KB。
神崎:自己採点すんなよー!!!
X子:ありがとうございました。
Y美:決勝審査員の銀沙灘さん、いかがでしょうか?
・架空芸人で架空芸人をイジるなよぉ!
随所にボケを詰め込み、しかしそれを情報過多とはさせないツッコミ。流石の技です。読み手を考えてるなーと。
導入に時間かけてほとんど脈絡の無いコンビニの話するとか、それでかつ図書館関連の話題も盛り込みとか。余裕の遊び。
ここまで完成されていると、最後の図書館コンビニのくだりが伏線回収やボケのテンドンで終わってしまってるのが目につきました。
いや本来それが正解なんでしょうけど、それまでが良過ぎたと言いますか。相対的に弱く見えてしまったなーと。
X子:「架空芸人で架空芸人をイジるな」、ほんそれですね!
Y美:同じく決勝審査員のとれいんさん、いかがでしょうか?
・読んでる最中に引っかかるところもなくかなり心地良いリズムで読めました。
ともすれば間延びしがちなキャラの特徴的な語尾をあえて抑えるべき場面もメリハリがきっちり決まっていて良かったです。
オチは投げっぱなしっちゃあ投げっぱなしだけどその前に謎の数字でボケてるから気にならないところもうまいですね。面白かったです。
X子:しっかりしたネタながら色々見所があって面白かったですね!
Y美:FANさん、いかがでしょうか?
・◎法則性が見えねぇよー。その三つが段階で表される世界ねぇよー。
◎ちゃんとしようよ僕は鳴子ちゃんには老若男女にお見せできるマジキチになってもらいたいんだよ。
面白かったです!!メタ的な部分の嫌さを感じさせずメタをプラスにもってこれるくらいにボケが良かったです。
X子:PARTY NOISEは名フレーズの応酬があるのが毎回楽しみなところね!
Y美:さて、どんどん参りましょう。
X子:続いて、5組目はこの方たちです!
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