LoTWによるDXCC申請

DXCCのアワードを得るには色々な方法があります。JARL発行のアワードと違って、確実に交信し、QSLを得る必要があります。最近はQSLカードが無くてもWeb上で照合して認定するLoTWというシステムが稼動しています。
これを利用すると大事なQSLカードをUSAまで送る必要もなく、オンラインなのでスピーディーに処理してもらえます。

LoTWのホームページへアクセスし、InstructionsからTQSL Ver1.11をダウンロードします。実行すると画面上に下記のような2つのアイコンが表示されます。


左側のinstructionsをクリックする。


Trusted QSL for WindowsをクリックしてTQSL1.11をダウンロードする。

   

TQSLCertをクリックするとCertficate登録処理になります。 

初めての場合は何も登録されていません。上の画面はJA3WMSとJF1EZHの2つのCertficateが登録されています。新規に登録する場合は、FileからNew Certificate requestをクリックします。 


NEXTをクリック


Call Signと国(Japan)を入力。QSO end dateは入力しないでNEXT。


名前と住所を入力しNEXT。


メールアドレスを入力してNEXT.

このパスワードはCertificateを利用してLOGデータを送る場合やアプリケーションの申請に使用する時のパスワードです。
LoTWへログインする時のIDとPWは別物(後にARRLからメールで送られてくるので、変更設定をする。)私の場合、同
じPWにしている。すぐ忘れてしまうからHi。
 
設定が完了すると自分のコールサイン.tq5というファイルが作成される。このtq5ファイルをメールに添付してARRLへ送ることと、自分の身分を証明する書類をARRLへ送れば、登録完了である。後はARRLからのメールを待つのみ。 
メールの送り先は lotw-logs@arrl.org  である。メールの文章は


Dear LoTW HQ,

Certificate request for JA3WMS.

Yoshio Seto
1−1−13−806・・・・・・(住所)で良いと思います。
  


身分を証明するものとして、無線局免許状のコピーを下記へ送ります。(私は免許証のコピーも付けたHi)


Logbook Administration ARRL.

225 Main Street Newington,CT 06111 USA


しばらくするとARRLからtq6という添付ファイルが付いたメールが送られて来ます。そのメールにはLoTWログイン用のID(コールサイン)とPWが記入されている。このPWは乱文なので、LoTWにログインして変更する。(この時先に設定したPWと異なるPWにしても構わない。私は同じにしていますが・・。)

TQSL.Certを起動してFileからLoad Certificate Fileで送られてきた
tq6を読み込めばいわゆる鍵が出来ます。
JA3WMSがJA3WMSに変わります。
LOGデータを送る場合は、LOGファイルにこの鍵を組み込んでアップロードすれば良いわけです。(次ページで紹介)

このTQSLCertは以後
更新するときか、コンピューターがクラッシュして再設定するときにのみ使います。コンピューターがクラッシュしてもすぐにCertificateが作れるようにtq12というファイルを作って保存しておきます。tq6からの再設定は出来ないようです。 


TQSLCertのCertificate→saveでtq12を保存しておきます。これでコンピュータがクラッシュしても再度Certificate→loadでtq12から鍵が作れます。
このCertificateの有効期間は3年です。2ヶ月前にARRLからRenewの催促メールが来ます。新たに
tq5を作ってARRLに添付メールを送れば、新しいtq6を送ってくれます。この時は身分を証明する書類を送る必要はありません。

ただし、以前のCertificateはバックアップを含めて削除しないとどれが最近のものか分からなくなるので、要注意。

さあーいよいよLoTWの世界に入りましょう。次ページではLoTWへ自分のLOGのアップロードの方法やDXCCの申請の方法を述べます。