2012年8月16日午前3時頃、救急車から電話があり、90歳の父が倒れて意識不明、現在県立病院へ搬送中との連絡があった。父は肺炎にかかり、1か月ほど県立病院へ入院していたのだが、数日前に退院したばかりだった。その際にレントゲン写真で胸部に大動脈瘤があることは知らされており薬を飲むように言われていたが、医者の不養生というか全く薬は飲んでいなかったようだ。(後に大量の薬が見つかる) 車で病院へ駆けつけるが、既に死亡していた。死因は胸部大動脈瘤破裂でした。小さな葬儀社に電話をし、その日のうちに通夜、翌17日に葬式と慌ただしい日程で事は進んだ。葬儀も家族葬で数人の親族と関係者だけで見送った。 翌18日以降88歳の母と一緒に暮らすべく、ここ尼崎市南武庫之荘に住むことになる。しばらくアマチュア無線とは縁のない生活が始まる。母は足腰が弱くほとんど歩けないし、片目しか見えないので、寝たきりではないがほぼそれに近い状態である。財産の相続や、諸手続き等でアマチュア無線を再開するのは12月になってしまった。 |
とりあえずアマチュア無線を再開することにし、2階建ての屋根上にGPを設置する。アンテナはミニマルチ社のV4XHという7・10・14・21・28に出られる5バンドGPを上げた。 マンションのベランダ突き出しアンテナよりは良いだろうと思っていたが、ノイズが常時S9振っており、とてもDXが出来る状態では無かった。それでもAFピークフィルターを付け何んとか色々QSO出来た。DXCCのNewとしてはXZ(Myanmar)の1エンティティ―が増えたのみだった。特に18MHzや24MHzはアンテナチューナーを使って無理に出ていたため、FT−2000の終段がいつぶっ飛ぶか心配していた。 K9W、XR0ZR、FT5ZM等かろうじてQSO出来たが2014年3月24日のHK0/UA4WHXのQSOを最後にアクティビティーがガクッと下がってしまった。 |
もし父が生きていたら庭にこのようなタワーを設置するのは不可能だったが、土地も家も自分の物になったので、思い切って建てました。タワーは潟純JマツのCCT−14というクランクアップタワーです。タワーの全長は14mですがマストに60φ、5.5mのパイプを使用したため、アンテナ高は18mになります。 アンテナはビームクエスト社のDB−11。これは14MHz〜50MHzまで出られる3エレ八木アンテナです。アンテナの自動化についてはモービルホイップのATAS-120で少し経験していますが、リグと連動して常にSWRが最適値になる優れものです。タワー建塔とアンテナ設置については別タグの「タワー建設」を見て下さい。 いずれにしても住宅街のど真ん中である。I対策は万全に行った。 もう死ぬまで進化しないと思うが、このアンテナと設備でのんびりDXを楽しみたい。 |