名刺ヒコーキ


名刺で作ったヒコーキの編隊飛行です

名刺で作ったヒコーキの編隊飛行です(ウソ)

2002年8月になんと名刺一枚で紙ヒコーキを作っておられるひよこさんという方のサイトに刺激されて私もチャレンジしてみました。

1号機 meisi1は図面も引かず、主翼と水平尾翼を先に切り取り、残材で胴体を作ったので”紫電改のタカ”に出てきた南海の秘密基地の宇津井老人の乗機のようにつぎはぎの胴体になってしまいました。(歳が知れます)
諸元:主翼幅110mm、付根部翼弦25mm、全長100mm
2号機 これではならじと、少しまじめに展開図を引き、私の好きな双垂直尾翼にしたのがmeisi2です。
モーメントアームが短く、水平尾翼容積がとれないので重心を
前にするよう機頭に鉛を積んでいます。現在のところ1.5mの高さから押し出すように投げて8mの飛距離を得ました。微調整をしてどこまで飛行時間が稼げるか楽しみです。
諸元:主翼幅110mm、付根部翼弦25mm、全長100mm
3号機 2号機をゴム発進させたとき機種上げが強く現れた為、垂直上昇機の諸元に基き、図面を引いて作ったのがkiyo-san号機です。
ゴムカタパルトの発進は難しく、機首上げの状態でカタパルトをしゃくるようにしてやっとゴムが機体に絡まず発進できました。これで何とか飛行時間13秒はクリアできました。
こんなに小さな機体なのにふわふわと飛んでいるのを見ると感激です。しかし胴体の剛性は明らかに不足しておりこれのクリアが課題です。
諸元は、全長:120mm
全幅:96mm
主翼付け根翼弦:25mm
空力平均翼弦:19.3mm
水平尾翼幅:42mm
水平尾翼付け根翼弦:15mm
質量:1.1g
重心位置:主翼前縁から65%
テールモーメントアーム:59mm
水平尾翼容積:0.9
パイプ胴の4号機 強度を取る方法として紙飛行機Webの諸先輩方も一度はトライされているパイプ胴を採用したのが本機です。名付けてpipe(ピペ) 紙目が名刺の短辺に通っていたので胴体は3段継ぎになってしまいましたが強度のある機体ができました。パイプ胴は強度のほかに翼との接着面積が広く取れることも利点で、以前の機体で胴と翼との接合に使っていた紙を機首の重りにまわす事ができます。重心を計りながら機首に紙を突っ込んでいったらなんと余りが出てしまいました。
機体諸元はkiyo-sanと同じですが質量は0.1g軽量化でき、試験飛行では、風があったのですが、11.48秒をマークしました。
機体の剛性が高いせいか飛行の再現性は良いようです。
パイプ胴最終型 紙の目が長辺に通っている名刺を見つけたので胴体も2段継ぎとなり、ゴムフックも外付けとしたので、とってもスマートな最終型の機体ができました。
この機体では、主翼の剛性を高めるためキャンバも付けました。翼の付根部分に3角形の少し色が変わった部分がそれで、翼端に向かって紙に筋を入れ少し折り曲げています。
飛行性能はとってもよく、22秒をマークしました。パイプ胴の利点はゴム発進の容易さにもあり、機体の一番後ろを指で挟んで持ち、ゴムをフックに引っ掛けて発進させるととても安定した飛行をします。前述の記録もこのおかげです。
諸元は、全長:118mm
全幅:90mm
主翼付け根翼弦:30mm
空力平均翼弦:23.3mm
水平尾翼幅:45mm
水平尾翼付け根翼弦:15mm
質量:1.0g
重心位置:主翼前縁から64%
テールモーメントアーム:55.5mm
水平尾翼容積:0.8
シリアスな機体が続いたので、息ぬきにお遊びをしました。”紫電改のタカ”と同じ頃少年マガジンに掲載されていた赤塚不二夫先生の名作”おそ松くん”の名脇役チビ太君の好物です。

滞空時間は5秒そこそこですが、
おでんが飛んでいるのを見ると笑えてしまいます。

諸元は、串の長さ:120mm
こんにゃくの大きさ:底辺50mm 高さ20mm
がんも?たまご?はたまた大根?:径18mm
はんぺんの大きさ:53×35mm
重心位置:串先端から73mm
質量:1.1g

鳥形名刺ヒコーキ これもお笑い系です。燕、白鷺、川鵜に似せたものですが、川鵜は先尾翼形式にしたためあまり似ていません。(どれも似てないか?)

名刺ヒコーキの作り方を見てみる