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各部位に影とハイライト。
今回はアニメ塗り風ということなので、
基本となる色+2〜3色くらいで立体感を出していきます。
それぞれ色を作成して、ブラシで描き込んでいきます。
顔は立体を意識しすぎるとキモくなりがちなので、
それらしく見えるような塗りで。
まぁ、そこら辺のバランスは多少流行にも左右されますが。
目は瞳孔と、まぶたの影になる部分を暗く。
バストアップなどで目をもっと大きく書ける場合は
虹彩分割輪なんかも描いたりします。
ハイライトは私の場合は最後に入れるので、
ここではここまで。
ひととおり色を塗り終わったら、主線の塗りに移ります。
基本的には塗ってある色の同系色で輪郭を塗る感じで。
場合によっては主線を乗算にして主線の色を薄くするだけ
ということもあります。
人物の次に、背景の陰影を付けていきます。
ここでも基本はブラシで2〜3段階の陰影を描き込んでいきますが、
人物と違って細かく塗り込むとなると多大な労力がかかる上に
そこまで労力をかける気も起こらないということなので、
ある程度の塗りわけをした後はエアブラシで適当に
陰影をつけることにします。
空の塗りは、まず白から青へのグラデーションをかけて、
そのあとにブラシで大まかな雲の塊を描き、
エアブラシで陰影を付けるといった形で行います。
あとは主役となる人物が背景に埋没してしまわないように
多少彩度を落としたりしてます。
人物の塗りで用いた光源とのずれが生じないように注意。
最後に肌に紅を入れたり、ハイライトを入れたりして
仕上げを行います。
この絵では、埃っぽそうな場所ということなので
人物や持ち物にも薄い茶色などを少し重ねたりします。
ここで一気にキャラクタに魂がこもるので、
かなり塗ってて楽しい工程かも。
あとは色合いなどの微調整をして完成。
かなり大雑把な紹介でしたが、ほとんどは
黙々とブラシで色を塗るだけなのでこんなもんでしょう。
ちなみに下書きまでで約5時間、主線の清書で3時間、
彩色に6時間くらい、合計で14時間くらいかかりました。
ネット環境がなければ何時間かは短縮できそうですが(笑)
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