2000年10月21日
懲りもせず初島、前日に聞いてみると「釣れてないよ!」と言われてがっかり。
まあ、気晴らしの釣りなのでどうでもいいやなどと強がってみるがそれでも釣れたほうが楽しいのは間違いない。
船を下りて場所を確保して、コマセの準備をはじめるが、オキアミがしっかり凍ったままで崩れない、そろそろクラッシャーで砕いていかないとだめかな?
それでも何とか1ブロックだけ砕いて「ハー疲れた」、釣りをはじめる。早速コマセを撒くと大量の木っ端メジナが湧いてきた、今回は潮が澄んでいて波もないので底までよく見えるが、何処までいっても木っ端だけ、まともなメジナが見えない。
しかも、ウスバハギがウキの周りをうろうろしている。えい!こうなったらウスバ退治だ!!、仕掛けを遠くに入れてから引いてくると奴らが付け餌を追いかけてくるのが見える、そこで少しとめると一発で食ってきた。これで2枚のウスバハギを掛けて遊んだ。
しかし、結局メジナが寄ってくる雰囲気もなく餌取りだらけでどうしようもなく、テトラへ移動した。
場所替えして第一投、ウキがするすると入り合わせ一発!乗ったっ!「ギューン!」「ゴリゴリ・・」「ギューン!」「ブチッ!」・・・ばらしてしもた。
一度テトラに入られたのを引きずり出せたのだが再度入られて終わった。
「あーくやしい!!」切れたのは口元近くだが、ハリスの真中アタリはもう綿のようになっていて、いつ切れてもおかしくない状況だった。
その後、23センチクラスのメジナを何枚か釣り、再び、「ギューン!」今度はテトラの切れ目へ突っ込んできたため足元まで(但しまったく浮いていない)寄った(来た?)。きれいなブルーの魚体、しかもでかい!、やり取りが慎重になってしまった時点で魚の勝ち!「ブチッ!」
さらに、「ギューン!」、「あーだめ!!」、「ブチッ!」・・・
ついこの間1.5号のハリスで40アップ楽勝で獲れてたのに・・・テトラはさすがに手強い、かといって1.7号(過去に42センチをテトラの中から引きずり出せた)にしただけでアタリがまったくなくなってしまう。
魚にはハリスの太さは関係ないというのが持論だが、並んで釣っていておたがいにハリスを1.5号と1.7号でとっかえひっかえやっての結果なのでこのわずか0.2号の差がどのように作用しているのかは判らないが、今回の天国と地獄を分けたのかもしれない。
結局私は23センチクラスのメジナを釣っただけで終わり、並んでやっていた人は40センチ近いのを1枚キャッチした。(それでもやはり足元に突っ込まれてばらしたのが何枚かあった)
それにしても今回は久々にシビアな釣りを楽しむことが出来た、ガン玉ひとつ(G7)で食わない、00号のウキの浮力が変わる(潮の関係?)、ハリスの0.2号差で食いが変わる、もちろんそれぞれ一つ一つが直接の原因でなく仕掛けとしてトータルの結果が食いに影響しているのだと思うが、それが何だったのかは今回は想像し切れませんでした。(本当はわかっているけど教えないよん)
ただ、テトラではラインの強さを100パーセント信用してとにかく強引に魚を浮かせることが一番大切ですね、1センチでも魚にラインをくれてやったらもう獲れる確率はほとんどなくなちゃいます。。但し根ズレする直前にはフリーにしてやったほうが出て来やすいようです、といってもほとんど博打ですが・・・
「くー、今度こそは・・・テトラじゃない所で食ってちょうだい!!」
本日の釣果、お子さまメジナ6,お子さまシマアジ1,ウスバハギ3,カワハギ4(これは頂き物)、カワハギは刺身と煮付けにして大変美味しく頂きました。ウスバハギを1枚持ち帰って食べてみましたが、刺身ではいまいちだったので熱湯に通してみると、身がプリプリして、意外といけました。鍋なら美味しいかと思います。
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