2009年 6月27日
予報が南寄りの風で、ウネリもないことから久し振りに利島に行ってきました。
しかし、伊豆七島は冷水海の真ん中、水温は表面で18度しかない、前日比で2度も下がっているという極めて厳しい状況?さてどうなることやら。
島に着くと、新提は工事中、旧提も工事をしていて東側が使えない状態、風が南西なので先端の東側のカドがやりやすいと思ったのですが、あきらめて西側の角で竿を出すことにしました。
釣り始めは、コマセを撒いても何も出てこない状態、潮は風と同じ向きでやや早く、仕掛けはなじむ前に沖へ流されてしまいます。仕方がないのでガン玉を撃ち重い仕掛けにしてようやくなじみながら沈んでいくようになったのですが、今度は流れの中のコマセにメジナの姿が見えます。
かなり浅いタナへ上がってきているため、仕掛けをチェンジ、ハリスも短くしてコマセと合わせると、一発でアタリがあり、元気なオナガの引き、ハリスが1.5号だったので無理をせず、充分にやり取りを楽しんでからフィニッシュ!35センチぐらいだと思っていたのですが帰ってから計ると41センチありびっくり。
その後、追釣を狙ったのですが、いきなり潮がとまり、じわじわと反対方向へ流れ出します。今度は風と逆向きなので仕掛けがなじまず、再び重い仕掛けにして仕掛けを落ち着かせますが、どうにも上手く行きません。
あーだこうだしているうちにまた潮がとまり今度は沖に向かって流れていきます。再び魚の影が見え、食わせますが、2回連続でハリス切れ、というか、止める事も出来なかったのでイスズミだと思います。
で、その後にようやく待望のイサキを釣りますが、これも後が続きません。
潮は最初の流れに戻り、またまた釣りづらい状況になります。四苦八苦していると沖に本流の流れが激しく波立っているのが見え始め、さらに、そこへ引かれる潮が堤防からの流れとぶつかって潮目を作っています。じわじわと引かれ潮が押してきて堤防の先端を越えて完全に潮が変わりましたが、残り時間後30分。
ここでようやくカゴ釣りの仕掛けにイサキが掛かり始めます。潮と風を考えると、沖を攻めるのは無理、手前を狙って、仕掛けに口オモリを打ちエサ先行でゆっくり沈めていきます。かなり深いタナでようやくイサキの魚信を探知、あと15分!立て続けに3匹追加してラスト一投、すっぽ抜け、おまけの一投、スズメダイで終了!
4時間という短時間でしたが、何とか必要充分な釣果を得ることが出来てほっと一安心と言ったところです。やはり水温低下で魚の活性が低くエサ取りに悩まされることはなかったものの、魚が口を使うのは一瞬、タイミングをはずすとボーズでもおかしくない状況でした。