Team IndigoMagic Museum

Autobaks Ralliy 94 CP3 to CP4




□CP3−CP4 (田園・山岳コース)
・matu危うし 毛呂山状態

 なんとかCP3にたどり着いたSTIM のle・ガッシーは、新たな指令を
オフィシャルから受ける。司令書は、オフィシャルが乗ってきた赤い
BEETの窓に貼ってある。
その指令とは
 「CP3にある売店でどれか1品買い物をしてくる。」である。
 そして、ビンボー人には大変つらい説明が付いていた。
 「購入金額の一番高いチームと、平均に一番近いチームそしてブービー
をとったチームは減点0。平均からはずれたチームは、平均からの差額に
よって減点する。」と言うものであった。
 しかし、その売店には近くの畑でとれた野菜や茸、みかんくらいしか
売っていない。全員独り者の我々は、野菜を買ってもしょうがないので、
おやつ代わりにできるみかん一袋(450円)を選んだ。
 後に発表されたが、一番高い買い物は2000円でした。
 平均は850円。大減点...(;_;)

 さて朝から運転しているドライバーのnaoは疲れはじめ、運転するのがい
やになってきた。しかし、ここで運転を放棄するわけには行かない。いま運
転を替わったらmatuとakyに、大切なle・ガッシィに何をされるかわかっ
たものではない。珈琲で気持ちをつなぎながら、naoはドライバーシートに
滑り込んでいく、栄光へのゴールへ...

 まだこの時点では、みんなGPSを貰うつもりであったことは言うまでも
ない。akyとmatuは、お互い自分が持って帰ると譲らす、決着は血を見なく
てはならないであろう。体格的にはakyが有利ではあるが、GPSを目の前
にしてmatuも相当気合いが入っている。勝負はわからない。この二人の対立
を、そばでnaoは黙って見守っていた。別にGPSが欲しくないとか、争い
がしたくないと言う理由ではない。naoだってGPSが欲しい。ただ、この
二人が争って決着がついたら、取り上げてやろうと考えていただけである。
 勝者とはいえ、戦った後は弱っているから取り上げるのは簡単。
.....ずるいですね。

 さて、次に再スタートするわけであるが、CP4へ行くまでに新たに
クイズの出題があった。

 「コースに敷地を接する土地にある、火の見やぐらの数はいくつか。」

 スターとしてすぐに2つ見つけ、油断したのかもうそれ以後は火の見
やぐらなどすっかり忘れてしまった我々は、またしても減点をくらうの
であった。(答えは6)

 この頃からであるが、ナビのmatuに異変が起こり始めた。急に黙り込み、
何やら熱いものが腹の中からこみ上げてきたようだっ!!
 「やばい! matuが毛呂山状態に入ったっ!」
おりしも車は、毛呂山近くを走行中山の名前に触発されたか、にわかに
matuはゲロリストの本性を現したのである。
 「あーやめろぉぅ」「我慢しろ!」 必死になだめる我々の誠意が通
じたか、次第にmatuは落ちつきを取り戻し始めた。
 まったく、車を運転する奴が酔いやすい体質とはねぇ.......

 朝から降っていた雨も止みはじめ、ルートはどんどん田舎へ入り込ん
で行く。そろそろクイズTの
 「コース上、どこかに養鶏場直売新鮮鶏卵の自動販売機があります。
1セット何円でしょう。」が出てきそうなのどかな景色がつづく。

 全員サーチモードには行っているが全然見つからない。が、とうとう
山岳路に突入する林道の入り口に、養鶏場を発見!鶏卵販売ののぼりも
立っている。「ここかぁー」早速車を止めて見に行くが、自販機は見つ
からない。養鶏場のまわりをうろうろ探し回っても「ないっ!!」。
 小屋の中にただ卵が置いてあるだけである。とりあえず値段を確認す
ると...
 ・ふつう 150円
 ・特製  300円
いったい何が特製なのだろう?気になるが、あまりうろうろして怪しま
れるとまずいので、参考用に値段だけ書き留める。

 ごきげんに林道を走っていくが、ぜんぜん競技車が走っていない。ミス
コースの不安をいだきながら林道を進むと突然CP4が現れる。

つづきは第五回 さらばGPS編で

UP1 ピエール記者

次号に続く

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