ツツジの花が見えなくなるまで(2006年)

1300mまでは散った花ビラすらもない。私より年配のカメラを持った人も、その花の無さに足 が重かった。いつもならこの先からは、花が引張ってくれる。それが見えない。経験的には、木道から頂上にかけて咲いているはずだが、左に見えたオオコウゲ、ココウゲの頂上ともにツツジの花が見えない。ますます、足が重くなった。    -1-

二つ目の鎖を越したとき、頭上に大きなシロヤシオの木を見つけた。もう何年も登り続けていたのに気が付かなかった。先日の長者ヶ岳でみた シロヤシオと同じ位の太さである。手前の木に食い込んだ力強い木だった。 檜洞丸のツツジは一旦地面に沿って横に成長し上に伸びている。表面が崩れた為かと思ったが、回りのブナは真直ぐに伸びているのに不思議だ。

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