畦が丸

2002年1月3日

10年振りの大寒波の為、布団から出る事ができない。新年らしく日の出に赤く染まる富士山か相模湾でも撮ろうかと考えていたが4時には起床できなかった。結局いつもの6時に這い出したものの、もう頂上での撮影はどこでも無理な時間だった。

これだけ寒いなら畦ガ丸の滝や沢が凍っているはずで氷の芸術を見る事が出きると判断、一路西丹沢に向かった。畦が丸から白石峠に下山するルートを計画した。

246号から中川方向に向かうと所々道が凍結している。ゆっくりとラジオを聞きながら走る。すると懐かしい歌が流れてくる。『いつでも夢をいつでも夢を---』、一昨年は『明日があるさ』だったが、失業率もあがり昔の暗いと言われた世代に戻りつつあるのか?歌は良いが景気はなんとかならないものかと思う。

駐車場に着くと7台位先客の車が停まっている。

9時過ぎに準備を完了し登り始めた。アンダーズボンも履いてきたが風を通すので寒い。指先も準備中にかじかんできた。

 

昨日、大山に初詣に出かけたが、恒例になっている下社までの息子との登坂競争(私が女坂、彼は男坂)で初めて勝ったものの無理をしたので今日は最初からステッキを2本使って登り始めた。

砂と昨日降った雪の見分けがつかない位、ここの砂は白い。水量は冬枯れで少ないが湧き水が凍っているところがあり、石の上を歩く際は湧き水が掛っていないか十分な注意が必要である。木橋は下棚までは整備されていて危険な個所は無くなっていた。しかし、そこから先の沢渡り3箇所は木橋がない。今は水が少ないが2つ目は沢渡の難易度が高いので注意が必要だ。

滝に着くと、下棚滝は殆ど水が無くて寂しい限りであった。本棚滝の右側はこれも水量がなくて見ても余り感動はしない。左は水量もまだまだ豊富に流れているものの写真に残す程凍結はしていなかった。

凍結は2月頃までまった方が良い様だ。

滝で時間を使ってしまい、本棚を出たのが11時になり、白石峠までは時間的に厳しい事と昨日の疲れを判断し、下山した。

 

   

2002年3月