鍋割山








  最近は大倉から登って塔ヶ岳を目指していても金冷しまで来ると鍋割山に向かってしまう。小丸と鍋割までの尾根歩きは花や緑を楽しむことが出来る。

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この山も一回目は登ることが出来なかった。風邪気味なので二股近くまで車で行こうと思ったが道に迷いゴルフ場の脇に出たり、ここだと思ったら一般車進入禁止になっていて 、入る場所がわからなかった。

適当な場所に車を置いて歩き始めたら、登山者とすれ違いやっと登山道にでたと安心した。

殆ど勾配の無い道だがクネクネと曲がった道は歩きでがあり、二股に着いたらもう登る元気はなくなり、少し休んで下山した。

2回目は車のルートが分かったので二股の途中の林道分岐に車を置いて歩いた。その間、途中で登山者を車で追い抜いたが非常に後ろめたく、2度と車で来るのは止めようと思った。

しかし、その時は体力が温存されているので、登り口の沢に置いてある山荘用の飲料水を2L分持って登り始めた。

その日は非常に暑い夏の日で、自分の持っていた水1Lが段々と少なくなった。これはヤバい、でも最悪は少し分けて頂こうと思いながら歩いた。

ここは沢を抜けると直ぐに杉木立の中を歩く、そしてそれが終ったところにある天狗のオジサンの休憩場所 (一人分の腰掛るスペースがある)で一休みする。

頂上付近までは視界は良くない。しかし、いろいろな花を見る事ができる。鍋割山の草野さんが一生懸命に保護されているお陰だと思う。

余り先を急がないで止まって左右を見ながら登る。花の名前にも疎い私は『綺麗な花』で終ってしまう。

左手に富士山が見えるともう頂上は近かった。水を渡して頂上の草の上で寝転がり、下山した。

そう言えば殆どの山が皆の足で踏み固められ てしまい、こうやって草の上で腰を下ろせるのはこの山だけなんだと思った。

 



 

 

鍋割山(小丸)

大倉から登り、鍋割山叉は小丸から二股へ下るようになって、既に2年は経過する。

真直ぐ塔ヶ岳に立って、富士山を眺めお弁当を食べて下山するのも楽しいが、一人で登ると食べる事の楽しみはない。それよりも木々や草花を見て四季の移り変わりを見て歩く方がいい。

金冷しからは少し下りになり、途中で左手に馬の背が見える場所がある。ここが私の昼食場所となる。

昼食はおにぎり持参が私のパターンだが、ここ鍋割山の鍋焼きうどんはボリュームがあって上手い。野菜も沢山入っていてとにかくお腹が一杯になる。

そう言いながらも自分は弁当を食べている。これは昼食時に鍋割に着くには相当早く出発しなければいけない事と、昼食時を我慢して14時頃に鍋割山に到着して食べると、大倉の駐車場の閉鎖時間が気になって、ゆっくりしていられない事が原因である。

昼食を終えて、少し歩くと登りになりブナの木々が見える。疲れた足あげて、何とか登りきると大丸になる。5月の初めにはバイケイソウを右側に見る事ができる。

また、その頃は、鍋割山に行かず小丸から二股へ下山する。すると、途中でミツバツツジが咲いているので花見を楽しむ事が出来る。

ここまで来ると距離はあるが、辛いと感じる登りは無い。只、最後の鍋割の登りに少し苦労するだけである。

小丸を過ぎると右側に丹沢や塔ヶ岳の山容をハッキリ確認する事ができる。ここは紅葉狩りの時期が一番良い。

 

 

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