梅雨 |
6月17日 | |
目を閉じると今日のルートが浮かんでくる。残念だったが目標の硫黄岳までの縦走は出来なかった。この時期でもやはり3000mに近い山は厳しかった。うかつな自分を反省する。 でも一人だから自分に安全なルートの確保・判断が出来る。無理はしない。叉、悪天候の時にはつくづく山小屋の有り難さを感じる。 ------ ---------- 4時過ぎに自宅を出発し、相模湖インターを過ぎたのが4時半頃だった。美濃戸口に6時40分頃到着した。原村を過ぎた辺りからニセアカシアが沢山咲いていた。 中津川のニセアカシアの開花から約5週間の遅れ、,標高差1000mとして『1週間に200m』の季節の速度はここでも略同じだった。 既に雲が広がっていたが赤岳から硫黄岳への縦走に出発した。南沢の至るところに残雪があり、冬の厳しさが想像できた。 白河原に出て少し行くと大同心が見えた。正直言って綺麗な山とは感じられなかった。2度と来たくないとも思った。北アルプスの山とはまったく違っていた。 それでも進んで行くと赤岳と中岳が見え松の緑もありここで幾分八ヶ岳を見なおした。 文三郎道を登りきってから雨となった。生憎と手袋がなく鎖を持つと手がかじかんだ。なんとか11時過ぎに頂上に着き小屋で食事をし、手袋を買おうとしたら置いてないのでこれ以上は無理と判断し地蔵の頭から下山した。 縦走は必ずやって見せる。 |