今週の釣り(2005年)

05年12月19日(月) 05年12月24日(月)    
伊豆 与望島(地磯) 伊豆 潮吹崎
     
       

<天候> 晴れ

<釣行時間> 3時間 11時〜14時

忘年会で遅くまで飲み歩き、そして翌日は休みの気楽さに加速され三次会にまで参加してしまった。さすれば6時前には起床もできず、家を出たのが7時半過ぎだった。道は何処も渋滞した。仕方なく奮発して有料道路を走って時間の短縮を図った。

狙うはイナダ、ヒラマサの”大灘”か、先々週に『ほの字』になった”新磯”か?車中で悩んだ。いつものエサヤに立寄って結論がでた。主人が居なく店が閉まっていた。そうなるとエサはこの先か、戻 って買うしかない。ある事情から、戻る事を選んだ。しかし、引き返した店も、私の第一印象は今一だった。

さて、新磯であるが、正式名称が分からない。与望島の手前にあるので、『与望島地磯』とでも呼ばれているのかもしれない。そしてはじめて見たあの時のイメージ、『黒々として波が散り 、海面から突き出てた岩を潮目が取り囲む』それは---。

駐車場には勿論、車は一台もなかった。磯を歩く事概ね10分、初めて付き合う女性に会う時のように興奮気味だった。次々と新しい磯を訪ねるのは、今は叶わぬそんな気持を楽しんでいるのかもしれない。

干潮真近の時刻だから難所も楽々越して、目的のAの磯が目の前に迫った。風裏で波が無かった。海は凪いで湖のようだった。しかし、深場だから凪いでいても関係はない。

ところが、テレビを見ていて『ああいい女』と思った瞬間、それがハーフだと分かった時、自分が一瞬でも気を惹かれた事や自分の見る目のなさに大きく落胆する。 その時に動いた気持ちを返してほしい。その心境になった。

前回より時間が少し早いので、島の間から陽が差して海中が見えた。浅い、手前はよくて2ヒロ、沖岩の左手前からUの字を描いて少しえぐれているが、そこでも4mもない。前回の人達 のバラシは多分このえぐれで切られたと思う。

もう興醒めである。 引き返すのも城ヶ崎は20分も車で走らなければならない。熱海方面に向っても期待できる磯はない。ここで頑張るしかないと思った。コマセを投入すると小さなサンノジが見えた。最悪はサンノジでもよかった。U字にえぐれた ポイントの前後を攻める。

エサはなくなるものの当たりは全く取れない。ボラの子が引いた仕掛けに掛った。それだけである。B、Cの磯も部分的には深いが、凪いだこの状態でこの深さでは期待ができない。

14時、早々に片付けて潮吹き崎を覗いて帰った。

それほど悪い磯ではなかったが、凪ぎすぎていて釣にならなかった。のっこみの時期になればこの周辺は根が複雑で大物も期待できると思う。

<天候> 晴れ時々曇り

<釣行時間> 4時間 10時〜13時

今は昔、ようよう釣りが分かりはじめた頃に、この磯で竿を出したる。親子で来ていた人が付けエサを忘れ、私がオキアミを差し上げた。そのお礼に煙の出る鉄板から 、焼きそばを頂いた。ここは、そんな昔の思い出がある。釣果はベラ一枚だけで、この磯はカドカケと余りに違い魅力が感じられなかった。それから ひと昔以上過ぎ、あの時の子ももう立派な成人であろう。そして、私も磯に通い続けその良し悪しは凡そ分かるようになった。(時たま見間違いもあるが)

潮吹崎の『崎』を”漢字源”で調べると、『平均を欠き傾斜した山や山道で、日本で”みさき”の意に用いるのは、平均をやぶって特に海中にいびつに突き出した陸地 』を表したものらしい。 女性の”みさき"という名前には気をつけたい。さて、着いて暫くはこの周囲を歩いてみた。先ずは展望台で、ここは確かに”崎”に恥じない急峻な頂にあった。時計の高度差は50mもあった。そして潮吹き岩へ。これは どれがそうなのかよく分からなかった。先端の磯は何れからも見えない。

先着の車は二台、釣り師の車だった。駐車場を右に回り込んで磯に下りる。与望島方向から見たときは一人だけだったが、見えないCの場所にも釣師がいた。

空いていた磯は図中Bの位置、以前はAの更に内側で竿を出したから、ここは釣れなくて当たり前。夕まずめまで待たないと望みはない。A及びCの方々に挨拶をして入る。ここは全て磯が低く 、その中でもBは一番低い。CもAも似たり寄ったりで、Aは1m位高いが大波が来れば何処も大差なく危険である。準備をしている間にも段々と潮が上がってきた。退路が確保できるか確認する。初めての磯では必要な仕事だった。調度真上の青いマークのところからAの後ろに抜けられる。これでひと安心。

満潮近くになると足下まで波が来た。青いマークの上に移動する。ここだと更に2m上になり先ず大丈夫。Cに居た人たちは危険と判断して湾内に移動した。いい判断である。

安心を確保して釣りに集中する。目の前のサラシの左にコマセを投入する。ウキはサラシに載って左に流れるが、20m先からは右に流れた。 しかし、Aの遠矢ウキの人が言っていたように10cm程度の小さいメジナしか食ってこない。でも不思議だった、ハリは相変わらず11号である。種類は3回前からイガミがなくなり 別の種類に変えていた。このハリの所為か、コメジナが驚くほど多いのかは、分からない。

二枚ほど米メジナ(米粒のように小さい)を釣り、根際に投入した仕掛けがゆっくりと沈んだ。根掛りと思いゆっくりと巻き上げる。すると、イトがピーンと伸びると 、竿先にゴンゴンと当たりが来た。少し大物でタモを探す。しかし、あわせをしなかった為バラシてしまった。多分ブダイだったと思われる。

今日はクリスマスイブ、クリスチャンでもないが早く帰ったほうが奥さんのご機嫌はいい。立ちながら昼食のパンを口に入れる。

食事が終わった頃から遠投に切り替えた。そんな時だった、30m位先でウキが消しこまれた。でかいと思ったが素直に寄ってきた。25cmの尾長メジナだった。その後も、手石島方向に遠投し2枚上げて終了した。

左の沖にある岩の周りを次の機会には攻めて見たい。大物を期待させる磯だった。

   
05年11月19日(土)

05年11月25日(金)

05年12月3日(土) 05年12月10日(土)
伊豆 ダセンバ 大灘の隣(ヨネダキ、ツノカキ) 与望島地磯 伊豆 ヒラネ
   
Ooさん座り込む?      

<天候> 曇り時々晴れ

<釣行時間> 6時間 9時〜14時

黄葉見物に枝打ち作業やらで忙しく、半月も磯を見ていない。今回は私がOoさんとMさんを誘って伊豆の海に向った。

Ooさんが会社で”たまにはシンノリやカドカケに行こう”と言ったのにはビックリした。何れもハードな磯で、今のOoさんの足では危険が一杯の場所だった。結局 、無難なイガイガに行ったが、駐車場は車が一杯、続いて天馬尻の駐車場所を覗いたらここも無理。磯は携帯電話会社のように”ドコモ”一杯だった。

富戸に向おうと車を返したが、ここで伊豆での経験の差が現れる。『そうだ、ダセンバなら誰も居ない』そう気が付いて駐車場所を覗くと、案の定一台も車が無い。”しめた”と思った。

私以外は二人とも初めての磯で、そこに行くまでの道は樹木が多く、Ooさんが”森林浴”だねと喜んだ。灯明台から見る水ヶ崎も釣り人が一杯で、とても三人が入る場所は無かった。

しかし、その先に進んでビックリした。4人も人がいた。何故????

彼らは其々図中のAに二人、B、Cに各一人入り主なポイントは入れなかった。Aの左に私、Bの手前にMさん、更にウネリでDは波を被るのでAに近い方にOoさんが入った。

ともに釣れるポイントではなかったが、サラシがあったのでひょっとしての期待があった。其々が入る際に挨拶をして入ったが、返事は渋々だった。それもそうである、彼らはイガイガ駐車場から、何処の磯も一杯で重いコマセを担いでここまで来たのである。距離は僕らの倍以上も歩いている。僕の足でここまで10分と記憶していたが、Mさんは15分掛ったといった。森林浴を楽しんで歩くのだから、それは別計算すべきだと思う。

浅場を攻める私、コメジナでも釣れて良いはずだが、外気温が下がった影響なのか全く釣れない。当たりの出にくいフグのみがサシエを啄ばんでいる。

Ooさんを見ると、磯に立っていない時間が多く手前で座り込んでタバコをふかしていた。唯一気を吐いたのがMさんだった。 不利な場所であるが先客が休んでいる間にメジナを釣上げた。ポイントが分かったようでDからのサラシの先を攻めたようである。先客が戻ってくると仕方なしにワンドを攻めたが、ここは釣れなかった。そのうち1mのサメが来て一旦は掛けたがハリスを簡単に切られたそうである。

昼食後、Ooさんと入れ替わり先端に入った。如何にも釣れそうだが波を被るので気が抜けない。サラシが二つでき、手前のサラシに載せると先客の所に流される。その先のサラシは沖に運んでくれる。ここがポイントだった。ウキが大きく消しこんだので当たりをとり、やり取りを行う。泳ぐスピードが意外と速い。巻取りが若干遅れ気味だった。足元まで寄せて抜き上げた。縞模様のタカノハだった。

最初に居たグループは結局Aにいた人がメジナ2枚とサンノジ1枚。あとの3名はボーズだった。14時過ぎに釣り人が来て、Cポイントに入り、やはりサラシの先で30オーバーを上げたとのことだった。

<釣果>

Mさん ⇒28cm、コメジナ2枚、サメバラシ

Ooさん ⇒ボーズ

私   ⇒タカノハ40cm弱

先のグループ ⇒メジナ28cm、25cm、サンノジ

後の人 ⇒メジナ25cm、30cmオーバー

 

<天候> 曇り時々晴れ

<釣行時間> 5時間 11時〜15時

映画『三丁目の夕日』を見ました。そして、あの当時の事を懐かしく思い出しました。テレビが初めて家に来る時の感動や、駄菓子屋で甘納豆の中に入っている"くじ"を何度引いても『ハズレ』だった事。そして力道山の”空手チョップ”などなど。

今や、空手も『空中元彌チョップ 』に変わり、購入したものが翌日に届かないとヒステリックになる現代人達。古き良き時を懐かしく楽しんでもらおうと母親にこの映画を薦めた。

映画を見た年老いた母から”なみだがとめどなくでました。小さい頃に貧乏させた事が思いだされます。私だけが長生きしてこんな幸せな生活をおくっている。皆に貧乏させたことこめんなさい”とメールが返ってきた。

そんな週末の出来事は帰りに際に撮った夕日の海をトップに使えばピッタリと会う筈でしたが、携帯から写真を抜き出すと写っていませんでした。残念です。

今日は一人なので新しい磯に向いました。大灘の向かい側の磯です。大灘方向の東北東に向かって竿を出します。 ここは浮山橋のたもとを下ると小石の海岸にでます。そこを暫く右に進むと辛うじて渡渉可能な所があります。しかし、波が高いときや高潮の満潮時は渡れないと思われます。

そこを渡ると大きな石が点在していますので縫うように進み、今度は少し小高い岩を登ります。そこが図中の”Dの釣座”です。しかし、浅くてのっこみの時か夕まずめで無ければ期待できません。

ここからは少し斜面になった岩盤に沿って歩きます。この斜面は波が削ったものです。この磯は何処も低く、波が上がり危険です。一段高くなった場所、そこが”Cの釣座”で、今回は更に先に進みます。ここまで凡そ10分強、ゆっくりでも15分見ていれば到着できます。

その先は黒部ダムから仙人池に向うような、左は海の細い道です。ここの凄さは上を見ると岩が何時落ちてもおかしくないぐらいにオーバーハングしています。でも、この先端は如何にも釣れそうな気がしました。その下段の”Bの釣座”で竿を出しました。すると直ぐに20m先で凄いナブラが海面から浮かび上がります。興奮をしましたが、段々と目が慣れると(ここは朝以外は日影)この磯は浅かった。

その浅い磯は始終ズーとエサが付いて来た。2時間やったが全く駄目で、とうとう大灘に移動した。大灘も誰も釣れず、15時半過ぎにやっとアイゴ、そしてキタマクラ。後から来たカゴの人がサンノジを上げた。

日が暮れるのも早いので早々に片付けて、夕焼けを見ながら帰路に着いた。

尚、あれ程嫌がられていた鯖も今は脂がのって美味いとの事、その鯖は午前7時から9時まで釣れていたとの事だった。

釣果>

他グループ⇒鯖、サンノジ

私   ⇒アイゴ32cm、キタマクラ

 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 3時間 12時半〜15時半

小田原を抜けたその先はハゼが真赤に染まり、ススキの穂が銀色に輝き、シデやニレ類等が黄色く色を添えている。この景色だけでも十分に満足だった。熱海に入ると赤い色合が更に 際立った。曽我浦大橋を渡ると反対車線の土砂避けの建造物が、真紅の蔦に被われ歴史のある洋館のように見えた。車をその先の駐車場に停めて、歩いて戻 り写真を撮った。

携帯の小さいレンズは、思った程の色が出ない。少し悔しかった。橋脚下の二ツ根を見ると釣り人が居た。渡船で渡ったようだ。

Mさんが風邪でダウンし、今日も一人釣行となる。今は大嫌いな蛇が出ない時期、新しい磯に行こうと川奈下に向った。ここは釣りを初めて2年目に、仲間7人 位で行った事がある。しかし、既にひと昔以上前、記憶は殆ど無かった。その時釣れていれば何度か竿を出したが,釣ったのはOさんだけで、後はネンブツダイに手を焼いた。

配合エサはいつものエサ屋で購入し、川奈に戻り漁協前の釣具屋さんに寄った。情報仕入れを目的に、付けエサを購入した。応対に出てきたのはおばあさんだった。でも、しっかりしていて私の問いにキチンと応えてくれた。配合エサの種類は少ないが付けエサはマズマズ。店内にはカップラーメン用のポットもあり、家族 フィッシングには十分であろう。

さて、記憶と教わった情報を元に”川奈のスズメ”に向った。車が通れる位の道幅から段々と細くなり、最後はヤブカキの状態となった。すると灯台下に出て、右に曲が ったらゴルファーと目が合ってしまいました。今度は左に進むと崖の上だった。これで進めなくなり、退散する事にした。記憶ではゴルフ場は歩いていなかったと思ってたが 、目の前に11番ホールがあった。これはプレー前に来ないと迷惑千万である。

また、富戸・城ヶ崎に戻るのも億劫なので熱海の防波堤に向かう事にした。しかし、途中、目に入った磯が気になり車を止めて向ったみた。釣り人も多いが、それ以上に道具が置いてあるようだ。そしてアジをポンプで生かしているのを見ると殆どがイカ狙いだ 。

更にその奥を進むとゴロタにでた。満潮時は通れないような場所を過ぎると、右手に釣り人が見えた。 あそこなら湾になったここでも釣れそうだと思い進むと左にも磯(下記図A )があった。荷物を置いてAに向う。ここも満潮時は渡れなくなりそうである。先客が二人居て挨拶をする。

親切な人で『場所を空けるから、そこで右を攻めれば』と言ってくれた。右側も深く、その人が先日測ったら6ヒロあったとか。更に彼らが攻めていた左では、先週何回かバラシたようだった。お言葉に甘えようかと思ったが、今度は 少し若い方が、『あの先端でも出来るけどロープで登らなければならない』と、Bポイントを指した。そこに行ってみたくなりその場を去った。

回り込むと、当初行こうと思ってた磯は島になっていた。そして先ほど聞いた場所は確かにロープの登りがあった。ロープで登る高さは2m程で右側は崖、海まで7m位ある。高いところが苦手な人は止めた方がいい。私も苦手だが、好奇心が強かった。先ずは荷物を置いて登る。左正面に岩がありその周囲は深い。先端はらくだの背中のようになり、二名は楽に竿が出せる。 波を被る事はなかったが、足元近くまで波がくるので安全第一で先端を諦め少し手前に釣座を設けた。そして、島との間は終始サラシが発生している。島に渡船した人がそこを攻めていた。

時刻は正午になり、食事をしているとCポイントの人がやり取りを始めた。余り釣りなれていない様だが、堂々と35cmをキープした。やはりサラシは釣れる。

食事も終え、コマセを作り釣りの開始である。前にある突き出た岩の周りを攻めた。13時15分、遊覧船が来た時にウキが沈んだ。最初は根掛りだと思ったが、グイグイと引張る。強い引きだった。しかし、最初だけ で直ぐに浮いてきた。遊覧船からの視線が気持ち良い。しかし浮き上がったのは赤い魚体、またしてもアイゴだった。その後は下記の魚種、満潮1時間前に 退路が心配だったので引き上げた。

ここの磯は、深く、潮の当たりもよく、貴重な北向き磯であり今後は通ってみたいと思う。

釣果>

他グループ⇒メジナ35cm、スズメダイ

私   ⇒4目アイゴ40cm弱、メバル、ネンブツ、キタマクラ

<天候> 晴れ

<釣行時間> 5時間 10時〜15時

冠雪した富士山を右に見て、小田厚を下りながら三週間ぶりのMさんとの話は弾んだ。彼の風邪は会社を休むほどではなかったが、体調はすぐれないようだった。米神に着くとカブト岩の釣り人達が、いつもと違った景色に見えカメラを構えたくなった。何故だろう かと思ったら、波が全くなく、湖で釣りをしているような風景だった。

撮るまもなく、”あっ”と言うまにその場を通り過ぎ、小田原マリンに寄ってMさんがウキを購入した。久びりに入ったがカレンダーを頂いた。恐縮至極で退散する。熱海に近くなると、海面がざわついていた。そして段々と白波が大きく隙間なく見えた。米神と熱海の海の違いにはいつもながらに驚かされる。

伊東の海岸も熱海と同じく、西風が町を越え手石島に向って吹き荒れていた。エサやに立ち寄り、竿を出せる場所を確認する。店主が『城ヶ崎は完全な西風ならどこでも出来る』と店先から富戸の海を眺めて言った。

風を避けるためツバネを考えていたが、その言葉で、イガイガに向かった。しかし、駐車場は車が一杯で、主なポイントは入れないと思った。富戸に戻る途中、ヒラネを覗くと車は地元 ナンバーの軽トラ1台だった。これならば間違いなくいいポイントに入れると思った。

磯に到着するとBを除いて人が居た。しかも、低い左の磯(名前なしでプールと言う人も居る)に1名入っていた。そこは攻めるポイントはFと変わらないので、危険をおかす低い磯よりヒラネ のFで竿を出した方がいい。そして左右に挨拶をして二人でBに入った。Cに居た先客の地元カゴ師は話し好きだった。

聞くところによると、イガイガで”ヒラマサ”や”イナダ”が釣れていて、人が大勢であそこは入れない。10号のハリスも”ぶッ”ちぎられたとかを話してくれた。今日のヒラネに話が移ると、ハリスの長さは”僅かヒトヒロ”でエサトリが多く釣にならず、フグがハリスを真中からかじって切る有様らしかった。

笑いながら話を聞いていると、Mさんが第一投目でハリスを切られた。勿論フグに噛み切られたのである。笑うに笑えない状態だった。Aに入ったヒトは積極的に当たりを取っていて、仕掛けを何度か替えていた。でもネンブツとキタマクラ、それにスズメ、メジナのような小さき奴 しか釣れない。

私は当日唯一の当たりがあり合わせたが、キタマクラのみ。Mさんは当たり一回もなしで終了した。地元の人が、他の場所にいる仲間と連絡を取り合ったが、大灘もイガイガもカゴもフカセも釣れてなかったようである。

そして、低いプール側で竿を出していたヒトは満潮1時間前の大波を被り全身ずぶ濡れで一部持ち物を流したらしい。

追)ダセン場に行く途中にあった葉脈が三つに分かれていた大きな木はヤブニッケイで楠科、葉っぱを千切ると樟脳の匂いがする。因みにニッケイはニッキの原料であるがヤブは異なる そうだ。

 

05年10月10日(月) 05年10月23日(日) 05年10月28日(金) 05年11月03日(木)

伊豆 ヒナダン・マサキ

伊豆 八幡野 大灘・ヨド 伊豆 カンノン 伊豆 大根
   
Ooさんメジナ釣りにのめりこむ?

新いそへ!!

  Ooさん青物釣りにのめりこむ?

<天候> 曇り時々小雨

<釣行時間> 6時間 9時〜15時

Ooさんから何度も『8日釣りに連れて行って』とのなげかけがあった。しかし、3連休で奥さんのご機嫌取りもあるので、月曜日に延ばした。Ooさんはハリの結び方をマスターし、更に高額な道糸を購入し 、完全に入れ込んでいた。雨の予報だから止めようと言っても聞き入れてくれなかった。

7時前に早川のセブンイレブンに到着した。ここで天気予報通り大雨が降っていた。私はもう帰りたかった。最近は雨の中で釣りをするほど、釣りにのめりこんではいない。Mさんもどうでも良かったようだ。でもノンベーのOoさんの今日は違っていた。『行ってみましょう。行って雨だったら 、引き返してもいいでしょう』 と前進あるのみだった。

その言葉で3人の心は決まった。そして、私は雨でも楽に釣りができる(車から歩いて1分)ヒナダンに釣り場を決定した。途中稲光が目の前を走った。Mさんが言った『雨に打たれても雷には打たれたくない』、その通りだし、また引き返したくなった。

着いてみると雨は小降りになり、苦にならなかった。ヒナダンは二名、マサキはカゴ師が4名程入っていた。私とOoさんはヒナダンへMさんはマサキに入った。

ヒナダンは低い方(図中 D)にOoさん、私は高いCの左に入った。先客の奥さんがコメジナを上手くかける。Ooさんは一向に釣れない。彼が 初めて作った仕掛けを見たらハリスがやけに細い。聞いてみたら1号だった。それにウキ止めナシの全遊動、ハリスウキやらカラマンボウ等がごたごた付いている。隣の奥さんにタナを聞いてそれに合わせ、固定ウキに変更するように話した。

かく言う私もコメジナ1枚のみ、Mさんは絶好調だった。マサキといっても位置的にはヒナダンのサラシの先辺りで食わせていた。早速私も彼の左に移動したが、イズスミのみ。更に右に移動、彼がサバを釣上げてその近くで 私のウキが走った。サバと観念したら底に突っ込むのでメジナと分かった。上げると32cm位だった。しかし、その後はキタマクラのみ。明日は出勤なので15時に終了した。

地元のカゴ師が珍しい仕掛けで投げていたので話をしてみた。すると『ソーダ狙いで、この仕掛けはソーダかサバしか釣れない』、それらが居ないと全く何も釣れないとの事だった。二段ウキのような仕掛け (左図参照)だった。

更にもう一方の人と話をすると、昨日は本カツオとウマヅラハギが出たと聞いたので来て見たとの事だった。しかし、本日は先客のカゴ師から今の地元のカゴ師までサバサバサバであった。

<釣果>

Mさん ⇒35cm、30cm、コメジナ2枚、サバ 2匹、イシダイ1枚

Ooさん ⇒コメジナ 2枚、アジ 1匹

私   ⇒メジナ32cm、コメジナ、イズスミ、キタマクラ 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 5時間 10時〜14時

リールのハンドルは高回転をして、左手小指の先が弾き飛ばされた。走る魚を止める為にレバーブレーキを握った。竿尻は腹に当てた。道具は少々のことでは切れないので、強引に走りを止める。

二週間振りに海に向った。天気と野暮用が、海の前に立ちはだかりなかなか出かけられなかった。”今週こそは”と、心に決めていた。前日、生憎の雨で谷川岳で散々だった女房殿が、『明日も紅葉狩りに行こう』と言ったが それを断り、山のグループのお誘いもお断りした。

狙う場所は前回マサキから見えた『大灘』である。その”灘(なだ)”を『漢字源』で調べてみると、@水が流れなやむあさせ。A平らにのびた海岸や湖岸のあさせ。B陸からやや離れて、波が荒い、航海の難所。とあった。全てを総合すると”なだらか”で浅い地形、その為波が荒くなる場所 となる。しかし、ここの磯はCからFまでは深く、竿2本はある。そして如何にも釣れそうである。

磯はカゴ師で満杯で空いているのは、Fの手前とA,Bの浅い場所ばかりである。ここにフカセ釣りは誰もいない。A、Bは其々『オオドリ』、『ヨド』の磯名があるらしい。Bポイント の『ヨド』で竿を出す事にした。

如何にもサラシが伸びて釣れそうではあるが、浅すぎて底が見え。コメジナがワンサカと湧いてくる。とても無理だと頭の中で誰かが叫ぶ。そんな時道糸が絡んだ。それを外し終わって道イトを撒くと少し重かった。上げて見るとブダイだった。それ以降はボラがよるものの 、釣れるのは草フグだけだった。

13時、あまりにも釣れないのでそろそろ飽きてきた。仕掛け(4号ハリス、11号ハリ、3.5号道糸)は全て決まっている。変化をつけるとしたら場所の移動しかなかった。 少しするとCの低い方に誰も居なくなった。急いで場所を移動する。しかし、波が高く磯を時折洗う。危険なのでCの少し高いところから仕掛けを投げ込むがしっくり行かない。すると、Dの家族連れも居なくなったのでこの高いところで始めた。

ここでの二投目だった。少しウキが走ったのであわせて巻こうとしたした瞬間、平ソーダが掛った。感覚的には丸よりも引きが強かった。抜き上げて、隣に居た地元の人に”丸か”、”平か”確認した。最初は『ソーダ』としか言われないので再度、『丸ですか?平ですか?』と聞くと『平で食べられるよ』と教えてくれた。どうもこの人たちの間では”丸ソーダ”は”ソーダ”として扱われていないようだった。

急いで血抜きをして場所に戻ると、風が強くなっていた。道糸がふけだし右の人のが私の位置より更に左に流れる。体を低くして何とか操作するものの面倒になり、コメジナを追加して帰宅した。

カゴ釣り師は午前中はシーラだけ、午後からソーダが上がっていた。

<釣果>

コメジナ、ソーダ、ブダイ、クサフグ 

 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 4時間 11時〜14時

食事を終わって釣り場所に戻ると、南風が強くなっていた。イガイガの方は向い風になるので、反対方向に仕掛けを投入する。南沖から白波が段々と寄ってきた。左の底物狙いの人と交差しないよう に遠投すると、白い小さなものが飛んでいた。目を凝らすと、それは風を少しでも防ぎたくて位置を下げる。すると、今度は海面がせまり、慌てるように元の高さに戻 った。南風に逆らうように飛び、大海原を風に向うモンシロチョウだった。

時期に遅く生まれ、仲間が居ないのを嘆いての行動なのだろうか。必死により所のない南の沖に飛んでいる。そして、また高度を下げる。疲れたのかと思うと、また 高度を上げる。何度か繰り返すうちに私の視界から見えなくなった。

金曜日、会社を休んで海に出かけた。紅葉の時期は山も海も大忙しである。

大灘に入ろうと思ったら、駐車場は前回より車が多い。これは無理だとカンノン・イガイガに向った。カンノンの入ってみると竿がハリネズミ状態。一人で二本の竿を操る人が何人かいた。

そのうちの一人の方に状況を聞くと、『コメジナだけだよ。やるならここに入れば』と先端左を空けていただいた。 その人は最初はフカセで余りにも釣れないのでカゴに替えたところだった。遠投も上手く年季が入っているようだった。左側は殆ど石もの狙い。右はフカセとダンゴ。

ダンゴの人と話をしたが、見ていた感じから『今日はダンゴも小さいのばかりですね』と言ったら否定され、『大きいのを3枚上げた』と返事があった。それはおかしいと、彼が帰る際にスカリを覗いたが一番大きいので25cm程度であった。

途中で、明確なあたりがあった。竿が大きく曲がるがそれほど走らない。青物では無いと思った瞬間走った。ダンゴおじさんが『これは大きい』と言った。心の中で『貴方のよりは当然でかいです』と思った。その瞬間にハリが外れ後ろの石もの師までウキが飛んでいった。それ以降は全く当たりなし。多分、一度浮いたあの魚はウスバハギだと思われる。

そんな貧果の日であった。 そんな状況で海を眺めていた時に冒頭の光景を見た。何がチョウチョウを狂わせてしまったのだろうか自棄の場所を求めるようであった。

尚、イガイガのカゴ師もダツとコメジナしか上げていなかった。

<釣果>

コメジナ

 

<天候> 曇り

<釣行時間> 6時間 9時〜14時

今回もOoさんからの要望で三人の釣行となった。Mさんに同行のメールをすると、二日間返事が無かったが原因はゴルフで指をひねり、様子を見ていたとの事だった。

翌日は仕事だからいつもより早い時間に出発したが、結局磯に着いて釣り始めたのはいつもと変わらなかった。起床時刻が早かったので寝不足の私は少し横になろうとゆっくりしていたが、ビールを飲むと口数が多くなり、目がさえてしまった。結局そのまま竿を出した。

ここ2ヶ月間、大根に入ろうと思っても先客が居て中々入れなかった。この磯は青物も来るし勿論メジナも釣れる。今日はどちらかと言うとメジナは1枚で、あとは青物の引きとお土産を期待していた。そして、Ooさん は最近購入した竿の調子を確認するのが目的だった。

先客が2人居た。彼らの狙いはイシガキダイとカワハギで、20cmほどのバケツ一杯にカニを入れ、更にアサリの塩漬けしたものを持参していた。イシガキダイはアサリも食べるらしい。彼らはCのポイントで、我々はA,Bに入った。

着いた早々から小魚が追われて、海面を飛び跳ねるのを何度も見た。青物の期待十分だった。しかし、青物の濃いBポイントは余り遠投の出来ないOoさんで、しかも棒ウキ、更にハリス1号と全く釣れる期待が出来なかった。そんな現状を目の当たりにして、寝ても居られなくなった。

最初、青物は中々岸に近づかず当たりがなかったが、暫くしてワンド側のMさんがかけた。横に走るそれは間違いなく青物の引きである。みんな期待十分で最低でも丸ソーダだと思った。

しかし、サバ。皆ガッカリした。

その後私の方に回ってきてサバの入れ食いとなった。最初は面白いが、いい加減飽きてしまった。出来るだけ磯際を狙うが、そこはチョウチョウとネンブツ、時たまキタマクラと散々である。付けエサが残り今度こそと期待をすると、サバが際まで近づいていた。サバ、サバ、サバである。

途中で、Aの左に移動したOoさんが高い場所からワンド内を狙って、見事今日一匹だけのコメジナをGETした。さらに15時近くにサバが彼の仕掛けをくわえ、新竿でサバとのやり取りを楽しんだ。左写真はサバ2匹目で余裕のOoさんである。そして、15時にサバに飽きて終了とした。期待通りの青物釣りだったが、サバではお土産にもできない。

そして、右側の底物狙いの二人はカワハギを20匹以上釣上げて、イシガキダイはゼロだった。彼らから1年前にツバネの右側で45cmのメジナ、更にその前に中山でハリスを何度も切られた事等を話してもらった。更にOoさんの手前でカゴをやっていた人は、ここで1ヶ月前の昼間にイサキを釣上げ、今日もそれを狙っていると話してくれた。

そして、車に戻る途中で中山から上がってきた若者に話を聞くとアジが20匹、メジナも30cm位のが上がっていた。中山も侮れない。 

05年8月16日(火)

05年8月27日(土)

05年9月11日(日)

05年9月17日(土)

伊豆 モズガネ

伊豆 大根

伊豆 イガイガ

伊豆 イガイガ、マルネ

 

メジナの群れ

   

<天候> 曇り一時雨

<釣行時間> 4時間 11時〜15時

11時45分、少し早い昼食を取っていると岩がグラグラと動く、上からの落石は無いものの津波が心配で直ぐに上までよじ登った。携帯で家に連絡を入れて、震源地と大きさそれに津波の有無を確認しようとした。しかし、携帯の操作に戸惑った。そろそろ”ツカーのらくらくホ-ン”に替えた方が良いのかと思った。女房から得た情報で安心して竿の場所に戻ったが、後でカーラジオから流れる情報とは全て異なっていた。

10日に釣さんがヒラネへ釣行し”サバが多い”との情報があった。また、夏休みで道路が混むので釣行する気にならなかったが、盆休み最終日なら道も空いていると一人で出かけてみた。案の定、道路は10日前より車は少なかった。そして、車中の夏の暑さもそれほど気にならなくなって 、エアコンは不要だった。暑さもピークを過ぎて、もう夏は終わり風は既に秋に向っている。

とは言いながらも、日差しの中を歩くのは嫌で駐車場から近い”モズガネ”に入った。いつもは閑散とした駐車場所前の別荘地には、夏休みを楽しむリッチな勝ち組の人たちが大勢居た。宝くじが当たればいつかは 俺も勝ち組と思いながら、磯に向った。駐車場所に他の車がなかったので独り占めと思ったら、先客が3人も居た。しして向かいのカドカケはシートを張ったグループ、残るはフタマタのみ だった。

来る途中エサヤで状況を聞くと、”サバが多いがワカシが大根で釣れた”と教えてくれたので、やはり青物が磯側をかすめ且つ深いところでやりたかったので、挨拶をしてAポイントに入れてもらった。

しかし真黒な雲が東の川奈方向から近づいていた。いつもとは反対から流れてくる雨雲は冷たく、雷の発生も想定された。竿を出さないでその雲が通り過ぎるのを待った。強い雨が一時的に降ったが、岩かげでそれを上手くやり過ごす事ができた。幸いにも雷は発生しなかった。その間にグレパンだけでダンゴが作れるかやってみたら、元は小麦粉である。上手く硬くなった。

結局竿を出すのは到着から1時間以上も経った11時になり、先客達は荷物を片付け始めた。

先客達の釣果を見てサバは全く居ないので、期待十分だった。コマせるとサバに代わってチョウチョウ魚がワンサカと集まってきた。団子釣りを覚えるとついつい簡単に底を狙えるこの釣りになってしまう。しかし、相変わらずイガミ10号のハリでやっているのでダンゴが大きすぎて喰われなかった。

フカセに戻し、カドカケ方向に遠投するとエサが残ってくる。これは終るまで続いた。15m位先にはチョウチョウ等のエサトリがコマセを追っかけてこなかった。

12時50分、タナを深くすると竿に当たりが来た。大会の計量サイズを少しオーバーするメジナである。これはいけると流すが、途中コメジナが喰うものの大きなメジナは喰ってこなかった。14時、カドカケではワンド側を攻めていた人が少し大きめのサイズ(竿のまがりから判断)をばらした。

そして潮が沖に流れるように見えて止まった。右側は竿1.5本まで深くして攻めたが、コメジナ以降は当たりがなかった。更に深く仕掛けを作ればと今更反省している。

追)14、15日とナガネとイガイガに釣行したTさんたちは又もサバ釣りに終始したようである。やはりカゴ釣りの多い釣り場はサバが多いようである。サバ以外ではシーラが来るようになったらしいので 、今後はそれを狙うのも楽しいかもしれない。

更に追)釣るさんの話では、一緒に釣行したKさんがモズガネで最近40cmオーバーのメジナを上げたらしいとの情報を頂いた。ポイントなどは未確認との事だった。

<釣果>

先に居た人たち  ⇒コメジナ 1枚

カドカケ⇒メジナ1枚、バラシ1回、ネンブツ

私⇒メジナ1枚、コメジナ1枚、その他なし

<天候> 晴れ

<釣行時間> 4時間 10時半〜14時半

会社の先輩から下記のメールを頂いた。

『デイリースポーツに掲載されておめでとうさん。また、これにより、検索数が益々増えそうやね。これだけの人が見てくれると、記載することが義務のように感じてくるのではないですか?また楽しい記事を宜しく。 』

返事は『その通りです。』だった。

殆ど毎週釣りは欠かした事がなく、ページを仕上げるため伊豆に出かけていた。 隣の犬が夜中うるさく、確かに今日は寝不足だった。女房から一言あれば中止していたかもしれない。

でも、眼が覚めると竿を準備して車のキーを回していた。夏は終わり道路は空いていた。新しく見つけた一般道を走って小田原に向った。

先週入れなかった富戸大根を目指した。富戸の磯は昨年7月の雀島以来の1年ぶりになった。時間の過ぎるのは早いものだとまたまた考えてしまう。駐車場所に先客はだれも居なかった。

そろばん塾を入り磯に出ると、写真上の磯とは思えぬ景色があった。台風がつくった幻の池である。到着すると潮が磯をかすめ左に流れていた。潮目の先に投入すると、第一投でサバ、そしてサバ。今日は一日これで お仕舞いかと思えた。しかし、潮目の手前に投入すると少し手ごたえのある引き、根まで寄せると潜った。メジナ?

しかし浮かせてみると狙っていたワカシだった。でも優に35cmはあるのでイナダと言っても良いのかな?

その後潮が変わった。沖からの強い流れが磯に当たり遠投しても直ぐに戻されてしまう。しかも潮の色も先ほどと違い川の濁りを含んだ色になった。

さっぱり釣れなくなってしまった。左先端で投げても右側に流される。道糸を空中に浮かせ、ウキを当て潮に載せて流そうとするが思った通りにできない。諦めて昼食にした。

食べ終わると潮はゆっくり当たるようになった。潮目が出来て、その先にナブラがあった。

”この群れはボラ”、”そういえば以前これをメジナの群れだと言った素人がいた”。頭の中にそんなことが浮かんできた。ところが---”あれれ!!”

群れはなしているが”ちっと”違う。ボラのように無表情に隊列を組んで潮を上る事がない。ゆっくりとあちらこちらで浮かびあがる。そばのバッカンからコマすと一部はそれを食べた。ボラとはちがうメジナの大群だった。全て40cmはある大物だった。これも以前の話だが、”ツバネのワンドには大物が群れている”との情報もこれで嘘と言い切れなくなった。

竿を取ってウキを投入すると、夢のようにその群れは消えた。13時15分久しぶりの帆かけ釣法でクチ ブトが1まい。そしてその後コメジナを1枚上げて引き上げる事にした。

片付けを終えて、帰ろうとするとCポイントにイシガキ狙いのご夫婦が居て、直ぐに1枚上げていた 。早速状況を伺った。ここ大根は先端より下がったCポイントの方が深く、浅い先端より釣果が良い。また、午前中はイガイガで大型を上げたが荒れて来たので奥さんが危ないとの判断で移動したとの事だった。

エサはカラス貝で殻は半開きだった。丸オモリでその先のハリスは15cm赤いケプラーか?そしてハリは2本で、上と真中(ヒゲ部分)に仕掛けてあった。イシガキ狙いもイロイロな仕掛けがあるようだ。

<釣果>

私 サバ 2枚、ワカシ 1枚 メジナ1枚、コメジナ1枚、その他フグ3つ

<天候> 晴れ

<釣行時間> 4時間 11時〜15時

土曜日が出勤の為、投票日の今日釣行しないと3週間も磯風にさらされていない事になり、同じ塩分の汗の匂いに身体を覆われてしまいそうだった。 早速7時に投票場に出かけると駐車場は車でいっぱい、少し遠くの公園に置いて戻ってくると、不思議に駐車場はガラガラだった。相変わらず判断が鈍っていた。

投票後に伊豆に向った。道路も投票日の為か空いていた。エサヤに到着すると、主人が居ない。携帯に電話を入れると”直ぐに戻る”との事なので待つことにした。陽射しは2週間前に比べると弱くなって、それほど暑いとは感じない。空を見上げると天高く青く、そして大島の海上は低い雲で覆われ頭だけ出している。その姿は北アルプスを思い出させた。景色はもう秋色である。

急いで帰って来た主人、チープなお客で申し訳ないと思いながらも、いつも通りの2000円コースで注文する。店主との会話で、イシガキダイの話(カラス貝で沢山釣れている)をしたら少し寂しげな表情をされた。石もの狙いの彼が、この話にのって来るのかと思ったが意に反した。しかし後で、カラス貝を売っている店(多分売っている筈と)を紹介してくれたので、またまた彼に感謝した。

最近は歩くのが億劫で、掲示板で”ヤスさん”に田中磯の釣果を教えて頂いたが、歩く距離の短いイガイガに足が向ってしまった。カンノンは一杯だったがイガイガは、左Aに一人だけだった。カゴ師も居ないので、Bを攻める事にした。ここBはカゴ師が居ないことと、荒れていない事が条件になる。従って余り入る事が出来ない。

釣り糸を垂れてふと思う。私は会社には於いては余りラッキーでは無かったし、そしてそれが未だ続いている。10数年前に磯釣りを始めたのは、それがキッカケだった。釣りにのめり込んだ仲間も凡そ似ている。そんな社会のアンラッキーに対して、ウキを流し偶然のラッキーを磯で楽しんでいる。釣りに対してそんな後ろ向きな自分が最近いる。ここでも目標を失いつつあるのかもしれない。

11時45分、前方のサラシの右脇に流したウキが走った。あわせると直ぐにハリが外れた。イガミハリはひねりが入っているが、反対側から喰った為か?更に同じところに投入すると同じ当たりがあった。釣上げると尾長の30cmだった。今日は”山のように釣れるかもしれない”と、期待を伴った予想が勝手に頭の中で騒いだ。

しかし、それからは潮が変わって静かなフカセ釣りとなってしまった。

12時半頃に南伊豆から戻って来た(途中から荒れて釣りにならない)石もの狙いの二人が、わざわざ私に挨拶をしてCとDに入った。結局、彼らはエサが残ると14時には引き上げた。田牛で4KG(62cm)を上げていたので、ここではボーズでも笑顔で帰っていった。

13時前に1枚と13時を過ぎて1枚、尾長メジナを釣上げたがその後は何も釣れなかった。14時には集中力も無くなり、残ったコマセを早々に使い15時帰路に向った。

空も海も秋いろになった。

<釣果>

私⇒メジナ3枚、max 30cm 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 6時間 10時〜16時前迄

久しぶりに3人での釣行となった。Mさんとも1ヶ月半ぶりで話に花が咲き、Ooさんをひろうのを忘れてしまうぐらい話が盛り上がった。小田原厚木道路に乗る前に思い出し 、Uターンした。時間のロスは5分程度だった。

しかし、待っていたOoさんは既に缶ビールを飲み終えていた。短パン姿のOoさんにビックリした。『ブヨの恐怖を忘れたの?』と確認すると、磯で着替えるとの事だった。

コンビニで”めし”を購入し、一路東伊豆へ向った。車中、Ooさんがスポーツ新聞を熱心に読んでいた。かれは野球にそれほど 興味がないので、『何の記事を読んでいるの?』と質問をした。しかし、明確な回答がなかったので『経済欄ですか?』それとも『政治欄ですか?』と茶化してみた。やはり回答がなかった。

磯に着くと何処も人で一杯でした。イガイガはCポイントが空いていて2名が入れそう。 マルネはEに石もの師がいるのでここも2人程度だった。私だけマルネに向う事になった。先客に挨拶しBポイントに入った。マルネも久しぶりだった。干潮で磯を良く見ると、下記のイメージ図と違い先端の根はもう少し中央よりでBの根際は少し浅かった。そしてCも左 根際は同じように浅い。

Cの左根際にコマセを入れる。サラシは根に沿って右に流れる。コマセを多めに投入した。貧釣の原因にオキアミだけの 釣りを行っていた為、コマセる量が少なくなっていた。11時20分最初に当たりがあった。マズマズの引きだったが浮かせてガッカリ”サンノジ”だった。その直ぐ後に同じような当たりがあった。これはクチブトメジナで27cm 程度だった。

然しその後が続かない。

底もの師の所に行き、石もの狙いの話を聞いた。彼は38年間石ダイを 対象に釣りを行っているとの事だった。早速エサを聞いてみた。すると初めての赤貝の石もの師だった。エサの付け方を聞くと、トサカが硬いのでハリをそこに通すとの事だった。そして。数個 一緒にハリに通すがトサカに少し掛るぐらいで、それはコマセが目的の付け方だった。聞くと上から順 次食べて行き、最後のトサカのハリのところでイシダイがかかるらしいのだ。

食いが良いので投入すると直ぐに喰ってくるらしいのだが、今日はそのまま戻ってくる。春は西伊豆、秋はここ東伊豆が良くて、更に赤貝は今が一番良いとの事だった。それでも長い間の実績は1年間ボーズだったり、50枚も上げたりでコンスタントには釣れないらしい。 そう言って7連敗の私を慰めてくれた。

さて、フカセ師の僕ら3人。私はその後はアジがエサを引張り全く釣れなくなってしまった。唯一黄金色をしたフグが掛り(初めて見るフグだった)、抜き上げる途中ハリスを切られた。

Mさんはライフジャケットを忘れ、思った釣りが出来ずにコメジナとサンノジのバラシで終了した。ライフジャケットを忘れたのはこれで2回目で、年の所為だと悔やんでいた。

Ooさんはコメジナを1枚、でも一人気合が入り、4時から5時に賭けるとコマセの量をコントロールしていたらしい。しかし、我々2人が片付けを始めてしぶしぶ上がること にしたらしい。

<釣果>

私⇒メジナ1枚27cm、サンノジ30cm、アジ 5匹

Mさん⇒コメジナ、サンノジバラシ

Ooさん⇒コメジナ 

05年6月20日(月)

05年6月25日(日)

05年7月16日(土)

05年7月23日(土)

伊豆 マル根

伊豆 イガイガ根

伊豆 イガイガ

伊豆 カンノン

       

<天候> 晴れ

<釣行時間> 5時間 10時〜14時

先週1週間、群馬に出張に行っていた時、打ち合わせまで時間があったので、近くの公園で木を眺めていました。そして、大好きな桂の木からは、独特の煎餅の匂いがしていま す。 しかし、大木のその木から離れた少し小さい桂は、匂いがしません。

折りよく植木職人さんが二人、少し離れたところで別の木を手入れをしていたので、『匂いのあるなしは何が原因でしょう?』と尋ねると、『桂の木の匂いは無いけど---』と応えがありました。これにはビックリしました。プロでさえ間違いがあるのです。

さて、言い訳の為の前置きが長くなりました。

そんな訳で、私も”何故釣れるのかが分かっていない”のは当たり前なのでしょうね。だから10年以上も『あーでもない、こーでもない』とやっているのでしょう。 釣りを簡単にするのは迷いが生じない釣り方をすれば良いでしょう。 その一つには同じ場所で、自分の持っている基本パターで攻め続ける。そうすれば迷いが無くななるのではないでしょうか。

本日からコマセを変更しました。オキアミを入れないで配合餌(グレパン、チヌパワー)だけでトライします。

10時前に磯に到着、カンノンヶ根で竿を出そうと思ったが、平日でも満員である。イガイガの先端は空いていたのですが、一人見えたのでマルネに向かいました。マルネに着いてイガイガを見ると、何と一番手前でその人は竿を出しています。一番釣り難く、釣果も 余り期待できない場所です。

到着時は凪いでいて、いつもは波を被るDポイントで竿を出した。オキアミだけのコマセに比べ、半径30m180度の範囲をピンポイントで攻める事が出来ます。また、コマセ の投入でリズムが出来、手返しも自然と早くなります。 そしてクサフグ、アジ、ムツ、キタマクラ、いい引きをした大き目のキタマクラで絶好調です?

11時を過ぎるとウネリが入りCポイントへ移動、更に潮が満ちてきて、そこも危険とBポイントに移りました。

12時20分、イガイガ根で先に来て居た人が足の裏サイズを上げていました。カゴ師も同じようなサイズのメジナを上げています。フカセはあの人の1枚で終りと思っていると、後から来た夫婦(どうも顔の輪郭からMさんの妹さんのよう)が14時にイガイガ真中の場所で同じサイズを1枚。釣れないのはマルネの私だけ。

それを見て、”もう釣りをやめようかな”と思っていたところに待望の当たり、中々の引きで30cmはいけそうであったがハリが抜けてしまった。バラシである。今日はヴィトムの9号を使っていたが、このハリは チモトが小さく抜ける事が多い。結局、私にはメジナは釣れませんでした。 そして、更にあとから来た人が先端で1枚釣上げ手前の先客がまたまた同サイズを釣上げます。

てっきり14時過ぎが満潮前の時合だと思っていたのですが、帰って潮時表を見て(下の絵)干満による時合でなく、ウネリによるサラシなどで流れが出来たのが原因だとわかりました。

<追>カゴでは朝方イサキが上がったと教えて頂きました。

 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 9時間 9時半〜17時半

久しぶりの複数人での釣果である。早朝からビールで楽しむOoさん、チューハイで喉を湿らすMさん、減量の為アルコールを減らし始めた私の3人である。

向かう磯はイガイガ・カンノン、着くまでの車中は1ヶ月半後の今日迄の情報交換である。私は、 先日(6月20日)のご夫婦が妹さんかの確認をしてみた。するとやはり、そうだった。あの後の釣果は、サバッコの猛攻でメジナは釣れなかったらしい。但し、Eポイントに入った人は 、あの後も何枚かメジナを上げていたらしい。

その後、底もの師が来て、Cポイントででかい*カンダイ?を釣り上げたとの事だった。Mさんは会社のことを 私に聞き、Ooさんはアルコールが回りいい気分で寝入っていた。(*コブのある魚との事)

富戸を通るとブーゲンビリアが満開である。花を見ると”あっ”という間に1年が過ぎたと思ってしまう。

磯に着くと、カンノンは入れないがイガイガは先端左(A)と右のDポイントが空いていた。私は一番危険なAポイントを選んだ。その選択に対して、一番釣れるポイントを選んだとMさんは思ったのに違いない。誤解をして欲しくないが、ここは磯が高くて且つ前面が傾斜しているので、危ないから私が入ったのである。以前マダイを釣ったか らだとか、沼上名人お進めポイントだから選んだのではない。

前回同様に、ムツ、シマアジの子供、スズメ、コメジナ、キタマクラと順調に魚種を稼いでいた。そのうちカンノンの先端に人が居なくなったのでMさんとOoさんが移動した。すると一緒にサバッコを連れてきてしまった。

何処に投げてもこいつは追っかけてくる。ワンドの中もこれらで一杯です。Mさんが昼寝をして、Ooさん も死体のように(上記写真)寝入ります。ご夫婦と思しきお二人は羨ましい限りで、旦那に付き合い釣りをして、少し飽きたら読書です。磯も風が気持ち良いのですが、こんな仲の良い釣り師夫婦でありたいと思ったのはMさんも同じだったようです。(*風があったのでこのように気持ち良い状態でしたが、風が無いと今の磯は地獄です)

時合と思っていた、14時を過ぎてもサバサバで、Mさんに両手を上げてギブアップ宣言。一人ならこのまま帰るのだが団体行動では勝手 が出来ない。

そこで、配合餌だけのメリットダンゴ釣法をやって見ることにした。イガイガで その釣りを見て少しは分かっていたつもりだがやってみると最初は思うに任せない

堅さを工夫し、大きさを工夫し、これで何とか行くかと思ったが、やはり釣れない。そんなに誰でも出来たら磯釣りに先生は要らない。やはり駄目かと思ったが、今度はタナを操作してみた。ダンゴは底に着ければ良いと竿1.5本位でやっていた。

するとどうだろう、竿が絞り込まれる程の大物が食ってきた。50cmオーバーのサンノジである。バラシそうだったので、現認をしてもらう為、大声でOoさんを呼んだ。何とかタモイレが出来たものの、同時にハリが外れた。

当たり前の事だが、ダンゴはハリスの出る部分に重量が掛るので、今後はこの工夫をすれば完成かな?と妙に自信をつけてしまった。

追)すれ違ったカゴ師の情報ではイサキは1枚で、やはりサバ(40cm位)が食ってくるようです。朝でもこのサバが釣れるので驚いていらっしゃいました。

サバに手を焼いたMさん、『サバが居なくなったらまた連れて行って』と言われたので過去の実績を見てみた。すると昨年は7月に、一昨年は7月2週目から記載が無かった。 従って、再来週あたりには居ないかもしれません。

<天候> 晴れ

<釣行時間> 4時間 12時半〜16時半

今日からまたフカセ釣りの始まりである。エサヤに寄ると、店主は梅雨で客が少ないと、浮かない表情だった。かつ、配合餌と付けエサを購入し、2000円でお釣りを貰う私などは、彼の生活の足しにはならないかもしれない。

渋滞にはまり、到着は12時近くになった。イガイガ駐車場はイガイと車が少なかった。上がって来たカゴ師に状況を聞くと、”サバばっかりだ”と返 ってきた。

磯が空いていたのは、マルネ、カンノン左、イガイガ左だった。潮目がカンノンの先端から沖に出来ていたので、そこを攻められるイガイガ 左(下記図A)に入った。サラシは雨の影響で濁りがあるのか 、いつもの白さがなく茶色ぽい。

仕掛けを準備していると、カンノン左先端の竿が曲がった。沖に走るので”青物=サバ”と思った。しかし上がって見ると飛魚だった。 だが、カンノン右側の釣り師が 、その後に上げたのは40cm程のサバだった。

自分の腕に自惚れて、いいとこを見せようと、サバの数釣りを目的にハリをヴィトム8号に落とした。しかし、釣れていたのはカンノンの先端近くで、私のテリトリーのワンド内では当たりが取れない。カンノン右側の釣り師が片付けを始めたので先端付近に投入すると思った通りの大サバが喰ってきた。引き味は良いもののやはりサバである。3枚も上げると飽きてしまった。

縦横無尽にピンポイントでウキを投入するが、ワンドの中ではサバッコとコメジナ。カンノンでは時々アジも釣れているが、バケツに入れたその獲物を猫が奪って行った。  "アチャ-"

こうなると”底までとどけ”のダンゴ作戦である。コマセは配合餌だけの強みであるこの戦法を 、自分の物にしてしまいたかった。しかし、前回は余っていたパン粉で硬くなったが、今回は完全にグレパンとチヌパワーだけである。硬さに少し不安があった。片手で何度も握り堅くする。

最初は上手くいかないが段々と良くなってきた。そのうちに途中で割れてウキが早く沈んだので合わせると、残念コメジナである。底まで沈んだのでイトを張っていると当たりがあった。これはと思って合わせると、こんな底にもスズメダイがいた。つまり大物が居ないということを意味していた。

残ったコマセを根際に投入しつつ、最後にそこに集まった大物し止めるべくダンゴを考えていた。気分転換に沖に遠投し、コマセを被せた。16時20分、ウキが沈んだ。大サバと同じ当たりだったので、それと決め付けて寄せるとメジナだった。ひいき目に見て25cmあった。 干潮1時間前の時合だった。

やはりフカセ釣り師は、この一発に賭けた釣りを心がけないといけないと、そう思った。そして、本当にそれ一発だけだった。最後は大物用にダンゴを使ったが 、サバ以外で40cmオーバーは釣る事はできなかった。カンノンのサバに完敗である。

でも初めて釣をやる人に魚の引き味を楽しんでもらうのには大サバは良いかもしれない。

追)残ってたデジカメラも壊れてしまい、女房のものを借りましたが、画像が今一鮮明でありません。中古でも買おうかと思っています。

 

<天候> くもり

<釣行時間> 6時間 9時半〜15時半

<釣果> サバ、ムツ、コメジナ、アジ

今回はMさんとの二人釣行で、ノンベーのOoさんは金曜の夜タップリと呑むので、今回は起きられない からNGだった。Mさんは”サバが居なくなったら誘って”と言われていたが、大サバなら良いかと誘ってみた。

一昔前にMさんたちは、大灘の磯でサバの夜釣りをやったと話してくれたが、海流の変化でいまは昼でも釣れてしまう。

どうせサバを楽しむならと、私はジギングで狙う事にした。 最初は当たりが取れなかったが、Mさんがコマセで寄せてくれると、何とかロッドの先に感じるようになった。これからという時に、道イトが切れてジグだけが遠くに飛んで行ってしまった。 予備はなく、フカセの準備を始めた。

Mさんと先端にいたカゴ師は、サバを何本も上げていた。

来る途中、車の中で”シメサバにするサイズを聞くと、Mさんが腕首を握ってこれぐらい無いと駄目と言っていたが、釣れるのは十分にそれを上回るサイズであった。

私は1本だけ釣上げて、泳がせてサメを狙った。しかし、ナガネのサメ(先週サメ釣りを楽しんだ情報あり)はここ迄来てくれなかった。それで、もうサバ釣りは飽きてしまった。

サバが来ない浅い根元のAで竿を出した。確かにサバはここまでは来ないが、メジナも当たりがない。底に大き目のサンノジが見えた。それでも釣れれば楽しいと狙うが、ハリ11号で底まで丸見えの深さではおいそれと釣れる訳がない。空中に道糸を浮かし魚の掛かりが明確になるよう”張り”を作る。

すると、アジとムツが釣れる。又これも飽きてしまい昼食にする。Bポイントの釣り師がサバに嫌気が指したのかダンゴに切り替える。Eの若者もダンゴだった。これだけサバにやられると誰でも嫌になる

ダンゴに変更したBさんは時折25cmサイズのメジナを釣上げる。その釣り師のダンゴ作りを見て、真似てやってみた。それは大きなおにぎり大のダンゴを作り、そこから必要なだけはがして、また丸めてハリにつけるやり方だった。彼は遠投も出来るくらいに硬いのに、私の配合餌では遠投は出来ない。

そしてメジナは根際には居ないらしく、何も釣れない。豆アジが海中を真っ赤にするぐらいダンゴに群れている。作ったダンゴがなくなったので、またフカセに替えてタナ70cmで やっと15cmのメジナが上がった。14時50分頃、先端のカゴ師に足の裏サイズのメジナが来た。いずれにしてもパッとしない釣果が続いている。

15時半に終了としたが、配合餌だけだから表面は水を吸っているが、下の方は元の状態でそれを袋に詰めて持ち帰る事にした。これも配合餌だけの強みかもしれない。

朝方駐車場で若いご夫婦とすれ違った。釣果を旦那に聞くと、奥さんがイシガキダイを上げたと嬉しそうに話してくれた。そして聞いた仕掛けは驚くほど細かった。

来週は山で行けないので、再来週はMさんと石ものを楽しもうと話し、帰路に着いた。

<追>

ダンゴ仕掛け

ダンゴ仕掛けも色々あるようで、@コイ釣りのように吸い込みを狙い沢山のハリをつけて団子で覆うやり方と、A本日Bで見た一本のハリにダンゴだけ付ける方法、B更に私のようにハリに付けたオキアミにダンゴを覆うやり方、ひょっとしてこれ以外にもあるかもしれません。今日はAの方法が良かったようです。

Mさんサバをさばく(Mさんのメール)

鯖の身はパサパサで油が乗っていませんでした、と言うことで立田揚げして食べましたヨ

05年5月7日(土)

05年5月23日(月)

05年5月28日(土)

05年6月04日(土)

伊豆 カンノンガネ

伊豆 カドカケ

伊豆 イガイガ

伊豆 田中磯

   

ベタ凪ぎのカンノン

 

<天候> 曇りのち晴れ

<釣行時間> 5時間 12時〜16時

天気予報は雨のち晴れだった。インターネットで雲の移動予測を確認し、到着が12時過ぎならば雨の準備は要らないと判断して、ゆっくりと出発した。メジナ釣り五連敗中であり 、釣れる確立の高い磯へ入ろうと思っていた。

カドカケ、オオズリ、田中磯と迷っていた。エサを買ってからオオヅリの駐車場所前でライフジャケットと磯靴が無いのに気が付いた。2年に1回はやってしまう失敗である。車の中を探して古いウキが見つかった。ハリスも5号があった。しかし、ハリとガン玉がない。

エサ屋に戻り主人に話すと、奥から自分の仕掛け道具を持ってきた。『これを使って』と言われた。その言葉が有り難かった。しかし、今は太い仕掛けだけで通しているので、”(ハリスを)切られる”と”(ハリを)飲み込まれる”は無い から、量は少なくてもいい。だから買ってもそんなに金額はしない。お心だけを頂いた。

そんな状況だから危険な磯には当然入れない。一番安全でかつ釣果のあるところは、カンノンガネである。先客は左中間に延べ竿で一人、先端右に一名。様子を其々の方に聞くが 、”釣れていない”との事だった。

右の方に挨拶して左先端に入った。海の色はどちらかと言うと緑色である。エサを付けて投入するが、やはり今回もエサが付いて来た。驚異の六連敗を十分予感させた。 もしそうなったら、釣りを初めてからの珍記録達成である。

安くて太いハリスはいくらひっぱても真直ぐにならなかった。しかし、原因はハリスではない。エサが無くならないのだから。

ウキの残りはあと2個あるが、いずれも軽く道糸3.5号では飛ばす事も出来ないので垂らし釣りしか出来ない。従って、仕掛けの変更は、段々と深くするしかなかった。

15時15分、右の人が掛けた。また掛けた。途中に来たイカ狙いの若者に”メジナはあそこしか釣れない”と言われたが、釣れているからそこに移動したのでは、自分のプライドが許さない。 彼の仕掛けは遊動の竿一本のタナでハリの上50cmにガン玉を打っていた。私は竿1.5本の固定仕掛けで流した。

16時調度、竿が少し重くなった。それまでのネンブツダイの重さの比ではない。竿を絞り込む力も結構ある。30cmオーバーで連敗脱出と思った。しかし、浮き上がったのは赤い魚体だった。 仕掛けが長く、タモ入れがなかなか出来ないでいると若者がすくってくれた。

45cmのブダイだった。

ウネリが出てきて、下の場所が危険になった。これを釣った後なら右に行っても良いかと思い、右の人に承諾を得て移動した 。しかし、サラシが強くて右のワンドの中は真白になっていた。ウキはイガイガに流され、そこに居たフカセ師のウキとニアミス状態まで接近してしまう。集中力が段々と無くなった。

先端に居た人も、当然私もメジナは釣れなかった。どうも私はメジナ貧乏神のようである。

追)17時に上がったが、その間イカ狙いの若者のアジはイカにしゃぶられもしなかったようである

 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 5時間 11時〜15時

江之浦ではミカンの花の匂い漂い、熱海に入ると栗の花の匂いがした。匂いの元は”スダジイ”である。網代の裏山辺りに白っぽく点在するのは、この木である。一昔以上も走っている道路なのに、この感性の変化が可笑しい。

この道を走っていても、この先で待ち構える釣り場の結果しか興味がなかった。そして、今はそれほど興味は無い。と言えばカッコ良いが、連敗中だと海の変化が気になる。今日も潮の引きが大きく 、至るところで滅多に見ない海底の風景が現れる。これは釣れないキザシだと思ってしまう。そんな後ろ向きな釣り師になってしまった。

今日釣れなければ7連敗になってしまい、更にみんなの笑い者である。

そこで、94年度に70%強の確立でメジナ(シマノの大会規定サイズ以上)を釣上げた”カドカケ”を目指す事にした。モズガネの上から覗くと、石もの師3名が 、低い所(図中 B)で竿を出している。右端(図中C,D)なら入れなくなかった。

挨拶をすると快く入れてくれた。右ワンドにコマセを打つと5cm程のメジナが浮き上がってくる。活性は高い。向かい風で、オキアミだけの撒きえは遠投が出来ない。もうそろそろ、元の配合餌入りに戻そうと思う。オキアミだけの撒きえは、自分の釣りに合っていなかった。

何投目かにウキが沈み込んだ。久さしぶりにいい当たりである。合わせると直ぐに浮かんできた。10cmの”シマアジの赤ちゃん”だった。こんな小さな魚でも、10号ハリを喰うのかと思った。

しかし釣れない。潮を良く見ると、右ワンドに寄っていたゴミは左からの潮がカドカケ右先端の根に当たり、伏流となって出来たものだった。こんな時はやはり前面で大物がヒットする。

 

しかし、ベストポイントは先客達の場所で、右に立った私の位置から投入すると潮が当たっていると思われる場所へは流れない。諦めて遅い昼食にした途端、潮が一番当たっている場所 を攻めていた先客の一人が立ち上がって竿を操作している。

半端な竿の曲がりではない。”これは(でかい)”と期待した。石ダイ竿がフカセ竿のように大きな円を描く。腰を落として耐える。これが魚との格闘だと思った。どんなイシダイか期待した。2分以上やり取りが続いた。

ところが、その仲間が『アオブ-』、『アオブ-』と笑い出した。結局、上がったのは60センチをゆうに越すアオブダイだった。

そして気合が入った3人はイト先に集中した。その後大きな当たりがあり、やり取りが始まったが、前回ほどではなかった。そして浮き上がったのは大きなウツボだった。こいつも何度か突っ込んで竿先を曲げた。

『ここは何でも大きい』との言葉を残して、彼らの釣りは終了した。その後、低いところに入り、盛んに攻めた。しかし、今日も駄目かと思い下を向いた途端、竿に当たりがあった。久しぶりのメジナの引きだった。

結局27cm位、またTさんやMさんが疑うので写真をとった。現任者は、写真に写った観光船と観光客だけである。

<天候> 晴れ

<釣行時間> 4時間半 11時〜15時半

いつの間にか外道釣り師になってしまったようで、メジナは今日も姿を現さなかった。本日はテーマが一つあった。ハリスを太くし、そしてオキアミのみのコマセで釣果はメッポウ落ちてしまった 。この原因は”太いハリスで表面張力が大きく攻めるポイントが浅くなっているから”と想定してみた。

いつも使うウキの負荷は0号〜3Bまでで、それ以上の5Bや1号は神子元や三宅島等の潮が早いところでしか必要がなかった。今回はそれをやってみようと思った。

我家をゆっくり7時に出発、一般道を走り10時過ぎにイガイガ駐車場に到着した。するとパトカーが二台、警察官も側にいた。管理人に”何かあったのか”と尋ねると、放火犯が捕まり 、その現場検証中との事だった。ここ城ヶ崎は事件に遭遇することしきりである。

車が多かったので、いつも空いているマルネに空きを確認しないで向った。しかし、下の磯を見ると4人も先客がいた。逆に、イガイガは一人だけで、先端付近が空いていたので移動した。

5Bウキにガン玉の2B(2個)と1Bを1m間隔で打ち実釣開始した(いつもは1号程度を何個か点打ち)。途中状況によりガン玉を上下させるが、最大では3m位ウキから離した。 そして、早速ウキが沈み合わせると、赤い大口をあけた”ネンブツダイ”だった。潮が”とろとろ”で我がもの顔でこいつが食ってくる。

12時過ぎ、上に居た投げの人が帰ったので、唯一サラシがある先端を攻めて見る。ここはエサ取りが居ないようだが、メジナも喰わない。14時を過ぎ、別のカゴ師が来たので道糸が絡む恐れがあり、先端から下がった。しかし、攻めるポイントはサラシの際。

14時15分、午前中は誰も釣れていなかったが、後から来たカゴ師がイサキを上げた。”へー”釣れるんだ。と思って、自分のウキをみるとゆっくりと沈み始めた。さっき早あわせで失敗したのでゆっくりと待つ。間違いないと確認して合わせると”重い”。魚種が分からない。何度か突っ込んだが大したことはなかった。上がってガッカリ、ブダイだった。

同じポイントを攻める、僅かに潮が動いていた。同じような当たりだった。しかし今度の引きは違う。竿が大きく曲がる。ズームを伸ばして、その強い引きをためる。これはでかい、40cmオーバーのメジナは確実とおもったが、これも色が違った。アイゴだった。

そんな私を尻目に、カゴ師は順調にイサキと、メジナも釣り上げていた。また潮が動かなくなり、15時半に終了した。先端のカゴ師はイサキが絶好調で 、6枚釣上げていた。そういえばイサキを釣りたいと大島に向ったMさんは釣れたのだろうか?

地元の人曰く、ここイガイガの釣果は全般によくないらしい。昨日もメジナは出ず、終り間際マダイがあがったとの事だった。  

05年5月28、29日(土、日)

伊豆大島釣友の報告ではメジナは赤岩、トーシキで沢山上がったものの、40cmオーバーは出なかったようです。そして気にしていたMさんは元町港でイサキにチャレンジしたらしいのですがボーズ、Fさんが5枚上げたとの事です。

<天候> 曇り

<釣行時間> 5時間 10時〜14時

いつものエサ屋に寄ると、台風の影響で神子元はうねりが出てきたとの事だった。釣果を聞くと、メジナ1.2kgとイサキ が上がったらしが、神子元もパッとしない。本日の読売新聞で黒潮大蛇行と載っていたが、メジナの不調もこの影響か?

いやいや、口太はそんなの関係ないはず、やはり腕が落ちているのか?

もう完全な磯中毒で、磯に行かないと心が落ち着かず、貧乏揺すりやイライラが出て 八つ当たりになってしまう。当初雨の予報の土曜日が、午前中は曇りの予報を得て朝早く出発した。

今日もメジナを外したくなかった。その為、釣行回数は少ない(昨年3回)が、昨年はメジナ100%釣り上げ率の田中磯に向った。駐車場所に車は1台のみ 。間違いなく入れると思った。遊歩道を歩くと、ひらひらと牡丹雪のような 白い花が落ちてくる。”みつばウツギ”か?と思ったが、葉の形が違っていた。まだまだ判らない木が多い。

先端に2名居た。Cに居た若者がDに居た人の目を盗んで、ゴミ袋を海に投げ捨てた。私が上で見ている事は判っていなかった。悪い意識があるなら、やらなければ良いのにと思いつつ、空いていたBポイントに入った。

コマセを準備してサラシを攻め始めると段々と波が高くなった。退路を遮断される恐れがあり、30分もしないうちに移動した。するとさっきのCには誰もいない。ここで再開した。

写真左上の潮目、そして下のサラシ、つれそうであるが釣れない 。ここで攻めた左ワンド側のポイントは全て竿1本以内だった。従って時折根掛りした。先に来ていた若者が”サメサメ”と言っていたので、サメでも釣れれば面白いと思ったが、それも来ない。

釣れるのは、ネンブツダイスズメダイだけだった。何処に投げてもこれが喰ってきた。Dポイントも同じ、トヨネも、その先の無名磯も同じだった。 最近の磯はゴロタを攻めるのが多くなったのだろうか?無名磯に立つ姿は過去には余り見たことがない。

14時、頑張っても釣れないし、雨の降る前に帰ろうと思い竿を仕舞った。来週からは逆にコマセを配合餌だけにしてみようと思う。ラジオで勝利の昆虫と言っていた”トンボ”は後ろに戻る事ができないので、そう呼ばれるらしい。

しかし、オキアミのみにこだわった私のコマセは勝利を呼ぶ事はなかった。

 

05年4月9日(土)

05年4月16日(土)

05年4月23日(土)

05年4月30日(土)

伊豆 マル根

伊豆 イガイガ

伊豆 大島ヶ根

伊豆 長作

エサを喰わない

また喰わない

ザイル釣り

 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 7時間 9時半〜16時半

先週やっと1枚を上げたTさん。そのサイズは意外にも35cmもあったそうである。そして当たりが1回もなく、ボーズだった私の二人釣行である。

そろそろバンバンと型ものが釣れても良い頃である。車窓から眺める早川・江之浦は釣り人で一杯だった。この状況では伊豆方面もと案じられたが、マルネは誰も居なかった。

CポイントにMさん、Bポイントに私が入った。サラシもあり、海の色も黒く、如何にも釣れそうな海の状態であった。

Mさんと私は急いで仕掛けの準備を開始した。ところがイガイガの先端に居たご夫婦が早々に引き上げ、手前に居た人は居眠りを始めた。

タナを深めにセットして流し始める。オキアミだけのコマセが直ぐに海中に沈んで行く。しかし、魚らしき姿は見えない。エサがそのまま残るので段々と深くする。竿2本まで深くして、やっとエサが無くなった。何度目かの時少し残ったエサから、フグだと分かった。

潮目が長根に向って流れていたのでDポイントに移動する。ここは上手くサラシに乗せないと手前に流れてしまう。やっぱり上手く流せない。その結果エサはそのままだった。

諦めて元に戻り食事をする。このままでは二人ともボーズである。昼寝をしないで集中するが、前よりひどくなった。完全にエサがそのままである。途中でボラが来たが付けえさには見向きもしない。余りにも釣れないので、Mさんと交替で14時に少し横になった。

その後も状況は全く変わらない。16時半、磯上がりにした。

Mさんは全くエサを喰われることなく。一匹のオキアミで用が足りたようだ。イガイガを含めてこの日はカゴ師が遠投で30cmのメジナを1枚上げただけだった。

改めて4月の過去実績を振返ってみると、意外と釣れて居ないのにビックリした。そろそろ水温も高くなるのでこの時期は枚数が上がっていると思ったが、貧果が多い。しかし、その中でハットする大物も釣れているのも事実である。特に2001年の4月は巨大な鯛や45cmサイズが上がっている。産み落とされた卵を狙って 大物が寄っていたり、産卵後の大食いが影響をしているのだろうか?

そして、もう一つ心配だったのはMさんの諦めが早くなった事だ。以前はもっと仕掛けを流したが、今回は早々に戻していた。

<天候> 晴れ

<釣行時間> 3時間半 12時〜15時半

一人釣行なので行った事の無い磯に入ろうと思っていた。先ずは候補一番の”穴口”と思い灯台のところから覗いてみた。前に島があると聞いていたが、同じような磯が二箇所あった。多分ビシャゴ寄りの磯だろうが釣り座が高く釣り難いようだった。

他に移ろうと思ったら足元にザイルが張られていた。崖下を覗いたらテラスで人が休んでいた。

次にイガイガ駐車場から磯に向った。私もザイルを準備して、次の新しい磯に挑戦しようと思っていた。

しかし、イガイガの先端が空いていた。わざわざ大変な労力を掛けなくてもと、思い直してイガイガ先端に入った。手前に先客が二人居たので状況を確認すると、40cmのブダイが釣れてから何も釣れないと教えて 頂いた。

また、今日も大物がうようよ居て食いが悪いのだろうと、良い方に取った。しかし、何度も何度もエサが着いたままの状態が続いた。 タナは2本、固定ウキだから掛っても一人ではタモ入れはできない。それでも喰えば何とかなると思った。

海中から引き上げてきた付けエサは冷かった。ブロックから外し、ハリに付けるときと同じ位だった。やっとエサがかじられても、フグの噛み痕だった。

何故水温が低いなら陽の当たる浅いところに上がらないのだろうか?上部の方が水温が高いのは理科の時間に習った筈である。そして、刺し網がマルネ、長根に入った。これはどういうことなのだろうか? カドカケでは珍しくは無いが、ここに入るのは稀である。

この答えは、地元の漁師の方が知っているのかもしれない。

周りも全くつれていない。沼津から移動してきた二人の若者の一人が、先端で浅い仕掛けでボラを掛けた。

それだけだった。

これ以上は無駄と判断し、僅か3時間半で終わりとした。

<先端に居た若者からメールを頂きました>

あの日は本当に嫌な位、餌が長持ちいたしましたね。
私にもまったくアタリはなくボウズで終了でした。
 
そこまでは、どうでもよいのですが、
あの後に真中のポイントで信じられないことが起こりました。
貴殿と思われる方が去っていった30分〜1時間後に、
生きアジを使ったイカ釣り師が釣り始めて、
1時間ほどで40cm弱を3バイ上げておりました。
いとも簡単にイカが釣れる光景を始めて目にしまして本当に驚きました。
その後すぐ引き上げたので、その後の状況はわかりません。
 
あの日は一体なんだったのでしょう。
餌取りがまったく見えなかったのはイカのせいなのでしょうか?

 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 4時間半 11時〜15時半

熱海に入ると枝に綿雲が掛ったようにふわふわとした緑の木々が多い。最近判別ができるようになった、楠(くすのき)である。この葉をこすると、その香りもまた特徴的である。八重桜も所々で満開 だが、今は緑の木々に目が移ってしまう。

遅い時間にしては車が以外と少なかった。少し気持ちにもゆとりがある。脇から入ろうとした車があったので、入れてあげた。するとスモークガラス越しに感謝を表す左手が上げられたが、小指の第一関節の先が無かった。

今日もイガイガ方向、Mさんと来た2週間前は桜のトンネルを抜けたが今は葉桜である。本日は一日中風も穏やかと予報が出ていたので、前から行こうと思っていた大島ヶ根の先端に入る事にした。 勿論20mのザイルやヌンチャクを準備し、危険なので仲間は誘わなかった。

先週と違い、イガイガもカンノンも略一杯である。今日は他に入る場所があっても、大島ヶ根狙いである。 メールマガジン『マグマグ』の磯案内が順番からいくと、大島ヶ根になるのも原因ではあるが、ボーズのレンチャンをここで抜け出したい思いもあった。

ここの釣り座は4箇所あるが何れも危険な場所で、特に先端A,Bは落ちたら上がれないところである。また先端部はイガイガより少し沖に出ているので、風の影響も受け易い。従って 、ここは釣り場としては、お進めできません。(私はフリークライミングを少しかじっています)

先端部分は左右に磯が分かれている。左側はサラシが幾分右より強い。今回は右(図中A)に入った。初めての場所なのでポイントが分からないのでコメジナでも釣れるよう、何ヶ月ぶりにハリを6号ヴィトムに落とした。ハリスも迷ったがこれだけは4号を使 った。

11時、実釣開始です。

ここは調度良い具合に出っ張りがあり、腰掛けて釣りが楽しめます。一寸首を出して右を覗くと、イガイガやカンノンも望めます。イガイガのカゴ師は早々に居なくなり、カンノンではフカセとカゴ師が居ましたが 、上がっている様子もスカリも入っていません。

そういう私にも12時を過ぎても当たりがなく、先週同様に段々と深くしてやっと小さなフグがエサを噛みました。それまでは何も喰いません。立川志の輔のラジオを聞きながら釣りをしていたら、旧暦に当てはめて見ると釣れる釣れない 時期が分かるとか言っていた。今度比較してみようと思もいます。

さて、14時になり既に3時間が過ぎた。固定ウキをあきらめ、仕掛けをハリスウキにしてウキ止め無しで流した。これでも喰ってこない。最後は1号負荷のウキで責めようと思っていたら、3時過ぎに風が出てきた。シブキも上がるようになってきたので撤収した。

その後熱海港で竿を出したが、フカセ釣り師が殆ど居ない。イカ狙いの釣り師で占められた防波堤は18年4月につり公園になると看板があった。1時間ほど竿を出したがやはり釣れない。

エサが付きっぱなしの釣りが既に3週間、一体海はどうなってしまったのだろうか?

<釣果が優れないとキーが重いので中々記事がすすみません。日曜日に訪れた方々すみませんでした。>

<釣友からメールがありました>

前日の金曜日にカンノンに2名で行き、やはりボーズだったようです。でも先端右でワンドを攻めていた地元の人がメジナ3枚とサンノジ1枚を上げ 、イカ師4人組が現れ、エギでアオリを2枚ゲット。エギカラーはグリーンでした。大島元町桟橋でマダイの3kgが上がっているとも書かれていました。

<天候> 晴れ

<釣行時間> 9時間半 8時〜17時半

<釣果>

Tさんメジナ37cm他2枚、サンノジ  Cポイント

Sさん  メジナ37cm他1枚、アイゴ、ベラ Cポイント

Mさん  メジナ30cm、Kさん メジナ25cm Dポイント

Tさんからのお誘いで長作に向う事になった。出発時刻が4時と提案されて一瞬躊躇した。しかし、”時間が遅かったのでポイントに入れなかった”と言われては堪らないので承諾した。結果3時起床の釣行となった。

長作、カドカケと険しい釣り場の好きなTさん、自他とも名人と認めるKさん、40cmオーバーを釣上げた事のないSさん、それに私とMさんの5人になった。1BOXのセカンドシートに大人3人は狭かった。その為か夜になり腰が痛くなった。

さて、磯に到着すると既に4名がBポイントで竿を出していた。TさんがCで他4人がDポイントで竿を出した。コマセのオキアミが柔らかくなるようにバッカンに海水を入れ、その間エギングでアオリイカを狙うが、ど素人に掛るほど簡単な釣りでは無いようだ。

Kさんが第一投でメジナを掛けた。”さすがに名人だ”とSさんが話した。こっちも昔は名人、負けてはなるまいとフカセを始めた。しかし、今日はエサトリが多い。また、左のサラシが強く右に直ぐに押し流されてしまう。

Bポイントの2名が早々に帰られたので、Kさんがそこに入った。そしてKさんの後に私が入り、SさんはCに移動した。やっぱり釣れない。

晴天で少し暑いくらいだったのでビールが美味しかった。今日は運転手では無いので気楽だった。ビールを飲んで磯寝を決めた。目をつむり、仲間と居ると集中力に欠けるのを反省しつつも、心地よい風と太陽を一杯に受けて波の音を楽しんだ。

目覚めても少しぼんやりするので、後ろの潮溜まりに行き海中を眺めていると、水族館にいる様に思えた。メジナ、カゴカキダイ、タカノハの稚魚等が楽しげに泳いでいる。憎きフグも海底の砂の上で休んでいる。メジナは20cm位有りそうなのも居たので、釣れなかったらここで竿を出そうかとも考えた。

さて、12時40分頃からCで釣れ始めた。最初はサンノジ、続いて25p、更に37pと好調である。13時にはSさんがアイゴを、その後メジナを釣上げる。今日はCに魚が集まっているようで、BとDに居る3人には何も釣れなかった。

しかし、14時過ぎから南東の風が強くなると、そこも釣れなくなった。16時前にDで頑張っていたMさんに釣れて本日の釣果はそれまでだった。

ハリスはKさんが1.5号と一番細く、TさんそしてSさん、次にMさんが2号。私だけが4号である。私とKさんのコマセはオキアミだけ、他の3人は配合餌が大目である。という事は仕掛け(細ハリス)による釣果より先ずはポイント、そのポイントを広げる事の出来る配合餌に歩があるようだ。

 

05年3月10日(木)

05年3月20日(日)

05年3月25日(金)

05年4月2日(土)

伊豆 ヒラネ

伊豆 シンノリからヒラネ

伊豆 ハカシタからヒラネ

伊豆 長作

この時期

おかしな日

連敗脱出

40cm

<天候> 曇り

<釣行時間> 5時間 12時〜17時

エサ屋の店主に電話を入れるが留守電になっていた。とりあえず留守電にいつものコマセをお願いして向った。2時間半後に到着すると、店の前には『本日都合により休業』の看板があった。 留守電の内容は届いていないようだった。しかし、頼みのサンデーフィッシングも今日は休み、八幡ノ港に向った。

すると以前のエサヤの手前に新しい店が出来ていた。そこでオキアミ6kgと付けエサを2450円で購入し、状況を聞いた。

 

2kgオーバーが日中に釣れた。水温も上がっているのでいい』との情報を得た。初顔なので 店主の会話は弾まない。結局、それ位の情報しか得られなかった。ヒナダンで釣りをやるのは雨の日ぐらいで、今日は大海原の中で気持を休めたかった。それに大島ヶ根の先端に も行けるよう、ザイルも持参していた。

 

でも、結局は歩くのに楽で、かつ大物のチャンスのあるヒラネにした。帰ってくる釣り人に状況を尋ねると、『なーんにも釣れない』と返ってきた。磯に着くと 、先端右には先客が居た。

 

入って良いですかと尋ねると、『狙いは?』と聞かれたので『メジナです』と応えた。すると竿を置いて、上に居る私の側に来て話し始めた。 その人は今年最後のブダイ狙いと言っていた。

 

背は低いがずんぐりとした年配の人で、サングラスを掛けていて目は全く見えず表情は読めない。言葉使いは丁寧ではないが気負ったところもなく、理屈を交えて話しをするので分かり易かった。 そして自慢話も入っていなかった。

 

先日のダセンバ、それに過去の経験から、この時期は何故浅場(ゴロタ)で釣れるのか疑問だった。皆が今の時期は”水温が低くて釣れない”と言って居るが本当に水温なんだろうか。寒い時期、早川のテトラではヒトヒロ以下で喰ってきた。サラシのあるあの場所で何故釣れるのか?サラシによって冷たい空気が海水に混入され更に水温が低くなっているところで釣れるのか分からない。

 

その地元のオジサンが言ってくれた。『今の時期、地元の者は深い場所では釣らない。浅間(ゴロタ)に産卵に来たメジナを狙う』 だから先端は釣れない。『釣るんだったら左(下図F)のサラシがいい。だまされたと思ってやってごらん』。一瞬目からウロコが取れた。”それで浅場で釣れるのか”と思った。『大きなメジナが根際か、先にある段差のところから入って(サラシ)産卵するんだ』 。私のまぶたには先週ダセンバで見た光景を自分が再現するように映った。それほど左ワンドのサラシは釣れそうだった

 

オジサンは更に話してくれた。『ここの右側は潮が入ると割れ目からのサラシが島に向って真直ぐ延びる。その時はここが釣れるんだよ』、『メジナは回遊するから潮次第なんだよ』 等

 

急いで場所取りをして昼食をしながらコマセ続けた。向こう側の根際で絶対大きなメジナが喰って来る。そう思い仕掛けを準備した。

 

第一投は駄目だった。第二投も駄目だった。第三投は少し奥に流したが駄目、タナを浅くしたが駄目。ウキが沈んだので合わせるとクサフグ。ダセンバではこの後、メジナが釣れたので私もと思ったが駄目。結局2時間やってフグ1枚。そう言えば産卵と言っても先週は25cmサイズのもの を見た。本当に産卵が理由だろうか

 

オジサンの側に行ったら、仲間の釣り師が来ていた。何だか見た顔だが思い出せない。二人が話していてハシダテの名前が出てやっと思い出した。ハシダテのブダイ名人だった。切り身を付けて右側の底を探っているが一向に当たりが無いらしい。

 

先端右で第2ラウンド開始である。潮目が出来ていて釣れそうである。小さな魚がコマセに寄ってきた。しかし大きなハリをくわえる程の大きな魚が居ない。”沈め沈め”とウキに願いを込める。

 

するとウキが沈み始めた。25cmほどのメバルであった。オジサンたちが今日始めて魚 を見たと喜んだ。しかし、メバルが釣れるときはメジナは釣れないのである。南西の風が日蓮崎を周りこちらにも向ってきた。

 

左の先端に移動したが波も高くなり何も釣れなかった。フカセ釣り師が途中から一人居たがボーズだった。2日前にも来たが4人居て何も釣れなかったと言っていた。(地元の人でなく仕事で伊豆に来ている人だった) いつもはハカシタで釣っていて、先週は32cmを3枚上げたと話してくれた。

 

そして、地元のオジサンは更に、メジナは水ヶ崎が一番(寺下)だとか、穴口も良い釣り場だと教えてくれた。 私はメバル、ブダイ名人はウツボ、話好きな人はボーズだった。しかし、私にとっては情報一杯頂いた良い日だった。

 

追)ニッポン放送のアナウンサーが当日の船釣りでアジを狙ったが超貧果(1枚)だったと話していた。翌日釣友Tさんがツバネに入ったがボーズだった。

<天候> 晴れ時々曇り

<釣行時間> 7時間 10時〜17時

土曜日は出勤で、家を出る前にMさんに日曜釣行の誘いのメールを打った。しかし、帰宅した20時には返事がなかった。

翌日5時に起床する。一人釣行なので時間にゆとりがある。インターネットで伊豆の天気を確認する。午後から西南西の風9mとなっていた。一通り見終わって、メールを確認して驚いた。「今  午前四時ですが今日の六時ですよね、お待ちしています。よろしく。Tさんには六時頃連絡くします』

いくら何でもこんな時間に返事を出されてもと思ったが、取りあえず時間に間に合うように急いだ。朝焼けが綺麗だった。

非常識を少しとがめようと思ったが、Mさんの方から午前3時50分にメールがあり何事かと思ったと切り出された。あれ?前日の午前7時に送信したのが何でそんな時間に届くの?良く分からない。

磯は何処も満員で、ダセンバなら空いていると思ったが既に車が4台も止めてあった。田中磯方面も7台位、ところがヒラネは1台も止まっていなかった。何故?

磯に着くと二人で4〜5本の竿を先端と右に置き場所を完全に占有している。譲り合って釣れば6人は入れる磯である。MさんはFポイントで、私とTさんはシンノリに向った。風もなく最高の釣り日和だった。

早速缶ビールを開けて、海の景色をツマミに飲み始めた。Tさんは準備に掛った。南からの波が入りサラシもできるようになり釣れそうである。しかし、付けエサにはフグの歯型が着いてくる。

13時過ぎに西風が強く後ろから煽られるようになってきた。二人とも何も釣れていない。ヒラネが空いたので移動することにした。

左から先端に移動して探ったが釣れない。Tさんも移動して色々探るが釣れない。当然Mさんも同じだった。 ハリスは4号でも、Tさんの1.7号でも、この状態では同じだった。

この3人がそろってボーズなのはカンノンに続き2回目である。誰か貧乏神ならぬ、貧釣神がこの中に居るのかもしれない。Mさんが2連敗、私が3連敗、Tさんが4連敗中である。さて、誰だろう?

後から来た釣り人が先端でカゴ仕掛けの竿を並べている人たちを見て、『今の時分は静かに釣る時期で、フカセで狙らうべきだ』とMさんに話したらしい。海を知って いて、中々(釣りが)できる人だと思った。

その人を含め7人がまったく当たりの無い1日でした。また、その人が先々週Fポイントで45cmを上げたと言っていました。(おかしな一日でした)

 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 5時間 11時〜17時(移動などで1時間ロス)

強風で我家が時々揺れる。家の前の木々が切り倒され風の影響をより多く受けているのか?風が雨戸をたたく音で眠れない。そして西の強風は土曜日の予報も変わらない。 寝不足だが今日出かける事にした。

8時前に出発する。西風の裏磯は富戸海岸か蓮着寺、大づりが選択枝だが、できればヒラネに入り、一週間の海の変化を確認したかった。しかし、前回の日曜は西風で釣りにならなかった。

3連敗中なので、外れの少ない蓮着寺に決めた。磯に着くと平日なのに人が沢山いた。左の方に3人、正面に2人いて諦めようと思ったが取り合えず行ってみた。調度中間が空いていたので正面のご夫婦に挨拶をして入れて頂いた。

11時過ぎに磯に入る。風の影響は殆どないが、時折吹き込んで手を冷たくさせた。誰も釣れていない様子だった。潮が澄んで海底が見えた。 昨夜からの強風で、時々ウネリが入る。サラシが発生すると如何にも釣れそうだが、釣り人達の苛立ちは休憩時間と比例して多い。

私も集中して探ったがフグの噛み痕だけ、途中でボラの群れが来た。これでも掛ればとか、ボラの下でメジナが喰った過去を思い出してオキアミをコマせるが釣れない。

凡そ2時間超、これで釣れない時は場所の変更である。ヒラネを眺めると前回ほど風はひどくは無い。荷物をまとめて引越しの開始である。

有料駐車場に着くとパトカーが止まり、更に鑑識車両が来て4名ほど降りてきた。『何かあったのですが?』と聞くと、『ああ』と余り話したく無いように会話を切られた。出来れば海の事故で無い様に と思い、後を追う形でヒラネに向った。

ヒラネの前を左に登り始めたので、海で無かったので安心をした。

ヒラネは私が蓮着寺に行こうとした際釣り人が一人向っていたが、着くと誰もいない。釣れないので帰ったのかもしれない。風に向う形で左先端(Bポイント)に入った。サラシも出来て潮目が右にぶつかり先端を迂回して左に流れていた。

先端は海が澄んでいてここでも底が見えた。1時間もやっていて何も来ない。10cm未満の小さなフグが悠々とコマセを食べているのが見える。

こんなのが居るのだから、『水温なんて関係ないよな』と心の中で呟く、でも釣れない原因の回答は相変わらず引き出せない。釣りを始めた頃は水温計を持ち、水温安定と上昇に一喜一憂していたが、数年もやっているとそれは関係ないと思ってきた。以降水温は余り計らなくなった。

16時過ぎにエギングの若者が3人来た。やってみようと思って中々出来ない釣りで、興味があった。私の隣に入ったリーダーらしき人と話した。

文が長くなったのでポイントのみ@防波堤より磯の方が釣果があるA多い時で4〜5杯Bヒラネ以外ではカンノンも良いC今年は釣果の多い年D今は暗くならないと釣れないが5〜6月は昼間でも釣れるE色はピンクを使っていたが、余り関係ないF釣り方は30m位遠投師沈むのを待つ、2から3回シャクリまた沈ませる操作だった。

30分後の16時半、ウキが沈み始めた。あわせると竿に少し大きな負荷が掛った。いけるかもしれない。ゆっくりと寄せる。タモを入れると、エギングの若者が来て、『ここはそんな大きなのが釣れるのですか?』と聞かれたので、『40オーバーが釣れます よ』と返した。

連敗脱出できた喜びで、1時間前に電話をくれた仕事中のTさんに連絡をする。すると、今日来るお客に食べさせたいので持って帰って欲しいと頼まれてしまった。いつもならリリースするがバッカンに海水を入れてキープした。

お客に出すなら余り遅くなっては肴にはならない。17時過ぎに竿をしまって、Tさんの自宅に急いだ。少し渋滞にはまり20時過ぎ、4連敗中のTさんにメジナを渡した。サイズは38cmはあった筈であるが、詳細は月曜日Tさんに確認する予定です。

追)Tさんから、白子があり胃の中は少量のオキアミのみで、殆ど何も入ってなかったそうです。

 

<天候> くもり時々晴れ

<釣行時間> 7時間 10時〜17時

<釣果>

Tさん 40cm&30cm   Mさん 32cm       がまかつさん  4枚

4人釣行は1年ぶりであろうか?車中の会話が弾み、更に缶ビールで会話が盛り上がる。相変わらずの馬鹿話が多く、結局帰って考えると何を話したか殆ど覚えていない。それでもたまにはこんな時間も良い。

入る磯は、Tさんの発案で長作に決まった。Mさんも最近は身体を鍛えているので異議は無かった。ここは車上荒しが出るので、道路脇の目立つ場所に車を置いて歩いた。

磯はDポイントに一人、全身がまかつの製品でまとめた方だった。北からの風が強くA、Bポイントはシブキが掛っていた。4連敗中のTさんが一番にCポイントで竿を出した。気が入っていた。そしてMさんとONさんがTさんの左右に入る。

私はBポイントにバッカンを置いてみんなの場所に戻り、車中で飲めなかったビールを開けた。大勢の時は誰かが釣るので、ゆっくりと骨休めができれば良いのである。

暫くすると風が弱くなり竿も出せるようになったので、Bポイントで準備を始めた。しかし、仕掛けを作って溝の方に水を汲みに行った際、ハリスケースを海中に落としてしまった。すくい上げようとしたが 、余計深みに移動した。未だ1/3程度しか使っていなかったので未練が残った。

Bポイントはナミダカからの潮があたり、それは先端を回りCポイントに流れていた。サラシと潮目がぶつかる付近で釣れそうであった。エサが残るので段々と深くした。そのうち私の後ろでやっていた人が30CMのメジナを上げた。Tさんに連絡を入れると早速移動してきた。私の前に入りサラシの前後を攻めた。

私は釣上げた人に話を聞いた。30年ここに通っているという人だった。私の経験とは違い、ベストポイントはBでなくDだと言われた。そしてここでの最大 のグレは南に向いたFポイントで釣れた2kgだそうである。そして、その人は遊動で盛んに”誘い”を行っていた。今はこれをやらないと釣れないと教えて頂いた。

そのうちに海が凪いできた。4時起床で睡眠不足もあったので大好きな海でのお昼寝になった。1時間後の14時に目覚めMさんに干潮時刻を確認する。17時と聞いて勝負は1時間前の16時 前後と読んだ。小潮とは思えないほど潮が引いていた。貝類を少し採って、15時前から気を入れてみた。しかし、落としたハリスが気になり、又溝に行って取リ戻すことにチャレンジした。しかし、石の裏に入ってしまい 、もう完全に取れなくなりギブアップした。

戻ると後ろにいた人が、Tさんが大きなのを掛けたと教えてくれた。タモ入れに苦労しているようだとも言われた。急いでTさんの所に行くとタモにその大きなメジナは横たわっていた。時刻は15時50分、釣れる時間の読みは当たっていた。潮は逆に流れCポイントからナミダカ方向に流れていた。サラシに乗せて攻めればと思ったが、私が攻めるのと同時に潮目が段々と離れて行った。

Cポイントに入り何とか潮目に乗せようとするがオキアミのみのコマセは軽くてとどかなかった。そのうち潮目は遙か沖に移動して、完全に手の施しようがなくなった。

Tさんに状況を確認すると、2.5号ハリスから2号に替えた途端に喰ってきた。”勝因はこれだ”と語られた。しかし、私は反論した。では何故その後喰ってこなかったのだろうか?2号が正解であれば更に釣れていた筈である。しかし、4号ハリスの私が隣で再開してから 、彼も何も釣上げていなかった。その問いには応えず、悔いを残さない為できる限りの事をしたいだけと言われてこの問答は終った。

17時半、竿を置いた。

Bポイントのがまかつさんは4枚キープしたとの事だった。ご立派です。

尚、ここ長作のBポイントは潮がナミダカ方向に流れた方が釣れるようです。

<大島情報> 4月10,11日
グレは貧果でした40cmを1枚、35前後2枚、足裏1枚 合計4枚。
そのたブダイ1枚、ニザダイ1枚、バラシが合計で5回と、悔しい思いを味わった次第です。
きっと、大型ササヨだろうと思います。
2日前に元町漁港前のテトラから、真鯛4kgをゲット、カゴ仕掛けです。
水温は16度。大潮でした

05年1月28日(金)

05年2月12日(土)

05年2月25日(金)

05年3月6日(日)

伊豆 大づり

伊豆 カンノン

伊豆 シンノリからヒラネ

伊豆 ダセンバ

ひょっとして40cm      

<天候> 晴れ後曇り

<釣行時間> 5時間半 11時〜16時半

<釣果>    30&38cmとネンブツ

 

のんびりしていて、我が家を出たのが7時半、通勤渋滞にはまった。10時半にエサ屋に到着する。

 

主人に風の方向と釣り場所を確認する。今から行くので出来るだけ近い場所と言ったが、『マルネ』が帰ってきた。マルネまで歩くのは嫌だった。向かい風になるが防波堤 ・大づり方向に走った。

 

防波堤には3名居たが、磯には誰も居ない。

 

ここ大づりの釣り場は階段状に3段になっている。一番高い釣り場が手間(図中Bの上)で僅かに低い中段(B)、そして一番低い下段(A)となる。 前回は中段Bで竿を出して沖を狙った。今日は風が有るがウネリはない。しかし、下段は時折波しぶきが上がるので諦めた。中段はコマセが軽いので(オキアミのみ) 左を狙ったら風に戻され岩にコマセる事になるので、 左端の最上段で始めた。

 

狙いは前に出来るサラシの中だった。

 

道糸が強風で巻き上げられるので、腰を落としたり曲げたりして竿先を海面に馴染ませる。又、オキアミが解けないので海水に袋ごとつけて、解凍を促進する。11時にスタートして12時10分、サラシの際でウキが沈んだ。 最初のメジナ30cm弱である。

 

これで三連敗も免れたので、昼食の準備に掛った。冬の釣りは温かい食事が楽しい。お湯を作ろうとするがガスストーブで温まったと思うと、強風で直ぐに冷やされ、ガスの気化も進まない。 ここは風裏がなかった。そこで空いてるバッカンの中に入れると効果てきめんだった。

 

13時から再釣である。しかし、ボラが居なくなり雑魚が来た模様でハリ10号にはフグの噛み跡が残った。波っけが出てきた15時、最初と同じポイントで喰ってきた。先ほどよりは大きいが4号ハリスの対象ではなかった。しかし、タモに入れて見ると50cmのタモ枠が大きいとは感じられなかった。これはメジナダービーの対象になる のかと期待した。

 

その後はネンブツがウキを引っ張りだしたので、16時半に終了した。オキアミだけでもおおよそ5時間の釣りが出来た。

城ヶ崎フィッシングでの検量を楽しみに帰路につくと、主人の車とすれ違った。停まって待ってくれたので、そこで話をする。私の今までの経験からこのサイズは40cm無いと思うのでそういったら、そのサイズでは入賞しないからと簡単に言われてしまった。

富戸漁港でリリースして、今日の釣りが終った。

追)大づりでゴミを燃やした跡がありました。前回は無かったように記憶しています。釣りを楽しむ人は海の景色も楽しんで欲しい。磯でゴミを片付けないのも、ビニールを燃やすのも、もう同じレベルだと思います。(余計な一言でした。でも磯を汚す人が多くて磯のホームページを閉じた人もいます。 )マナーを守りましょう

<天候> 晴れ時々曇り

<釣行時間> 7時間 10時〜17時

<釣果>    釣友3人でイズスミのバラシとカニ

カンノン全体(11人)で上記+32cmメジナ

         カンノンと長根(4名?)で上記+ブダイ

昨年の納竿以来の3人での釣りとなった。磯は何処も満杯で、ヒラネは路上に何台も車があり、これでは多分シンノリも入れない。ダセンバもタナカイソも全て一杯だった。

ところがカンノンは左に3名分のスペースがあった。 風邪が未だに直らない私だけが、風を背にする右のワンドで竿を出した。気温が低い時、海水に手を入れると温かく感じるが、今日は感じられなかった。

左で竿を出す二人はエサがそのまま残っていると言うが、右の私の場所は時折無くなる。ウキが動かなくなったので巻き上げると根掛りか?

いやいや、強引に竿を上げると15cm位のカニが宙を舞った。それを見てカンノン常連の奥さんが笑った。旦那は黙々と海面を眺めていた。

緊張感が無くなりビールを飲み昼食にした。99円ショップのキツネうどんに満足し、コンビ二のおにぎりが高いのか、このうどんが安いのか、それともお腹を満たすものが100円というのが今の価格設定の原則なのか等と思ってしまった。

食事後暫く右を攻めるが、付けエサのオキアミにはフグの噛み跡が残るばかり。風も弱くなったので左に移動した。

Mさんが常連の奥さんと話をしていた。内容は先週も夫婦で来ていたが釣れたのは先端にいた人が1枚だけ、ご夫婦はボーズだったらしい。そしてMさんの妹さんも火曜日に来たがボーズと応えたらしい。

そして暫く経過、その奥さんの旦那が右ワンドのイガイガ寄りで32cmをキープした。今日初めての当たりだったらしい。

14時過ぎに先端が空いた。3人ともそこに移動、Mさんが先端右、私が中央、Tさんが左に入った。私たちの後から来た人も順次前に進んだ。

潮は右に流れ続けていた。ガン玉を下げるとエサが取られるが、あたりが出ない。そんな時、Mさんが『きた』と言った。しかし、竿先は殆ど曲がっていない。冗談か、小物かと思っていたが、結構走る。イガイガ付近で掛けて、Tさんの前まで走られる。そこでやり取りをするとやけに白い。魚形はアイゴそっくりだった。

常連の旦那さんが『メジナ』と言った。Mさんはその言葉で少し期待したかもしれない。しかし、浮き上がってきたのはイズスミだった。私はタモですくう事も忘れその40cmの魚体を見ていた。Mさんが自分でタモ入れしようとした瞬間ハリが外れた。魚も観念したのか直ぐには逃げないで少し浮かんでいたが、助かったと分かると一目散に沈んだ。残念!!

その後の1時間全く当たりなし、いつもは最後まで粘るTさんが早々に片付けを始めた。

イガイガの駐車場に釣り師達が次々と戻ってきた。みんなその肩に絶不調を表していた。長根の釣り師も駄目だったと言って消えていった。

私は、昨日髪を切って、すっきりしたボーズ頭を撫でながら車に乗った。

<天候> 晴れ時々曇り

<釣行時間> 7時間 10時〜17時

<釣果> 42、30cm級を2枚

先客達  2グループ 4名

各グループ10枚程度

 

今日は月1回の有給休暇取得日である。しかし、カーテンを開けると真白な景色が広がっていた。釣りに行くのをためらったが、テレビで土日は河津桜見物で10万人の人出があると放送していた。

 

土曜日なら釣友も誘えるが、金曜日は一人釣行になる。でも、渋滞に巻き込まれて帰りが遅くなるのは、望むべきも無い事である。少し雪が残る中を、8時過ぎに自宅を出た。

 

ヤフーの天気予報は、”晴れマーク”がついていた。しかし伊豆に近づいても、雲は切れない。今回も予報は当たらないようだ。同じヤフーの雲の予想図から想定したほうが実際と近いようである。

 

早川の海は荒れ模様だった。当初、2月は富戸の方が実績があるからツバネに行こうと思ったが、波をみて入れないと判断し、ヒラネへ向った。路肩には地元の軽が1台、入れると思って行ったら、既に先端2名の右2名で私の割り込める場所が無かった

 

シンノリへ移動、到着が12時頃だった。準備を始めると、早速ヒラネの先端(Aポイント)で竿が曲がりタモが入る。しかし精々30cm。先端左は終日これ1枚だけだった。

 

食事中もコマセを絶やさず、12時半には実釣を開始した。しかし、ウキの変化は全く無い。タナの調整、ポイントの移動を試みるが駄目だった。ハリスも4号で固定、ハリも10号で固定、コマセもオキアミのみで一切変更はしなかった。ハリを替えれば小物は釣れるが、ターゲットは40cmオーバーである。しかし、これ以上攻めようが無くなり、気が釣りから離れていく。どうすればいいのだろうか?

 

カリマクボの事が頭に浮かんだ。今はカリマクボのような浅いゴロタの方が釣れるが、水温か?食性が違ってきたのか?等を考えていた。またオキアミだけのコマセの場合は多く撒くと拡散しやすくなり、魚を散らせてしまうのでは無いか。配合餌を入れた場合と撒き方を変えた方が良いのではないだろうか?

 

そんな事を考えていると、15時20分ヒラネの先端が空いた。コマセも少なかったが、昔言われた”2時間やっても釣れなければ移動した方が良い”を実行した。一人だと、こんな時は気楽である

 

だれも居ないと思ったら先端の二人が右に移動していた。挨拶をして、先端(Bポイント)に入れてもらった。その時、右(Cポイント)を攻めていた一人が掛けた。タモが入ったが抜き上げサイズであった。先端でコマせると、 今までクサフグしか見ていない寂しい私の瞳に、まともな魚が集まったのが見えてきた。やっと釣れると思った。

 

右の釣り師のコマセが沖に向かい、途中から左(先端をかすめるように)に流れる。その何処のポイントからコマセを追い打ちしたら効果的か、探ってみた。

 

16時20分 、正面15m先でウキが止まった。回収しようとしたら走った。大物の居食いである。竿が大きくしなる、しかし道糸も今日からは3.5号である負ける事は無かった。タモを入れるとデカく、40cmはオーバーしている。(検量結果は42cm、1.42kg でメジナ大会の暫定2位)

 

そして2枚を上げ、まだ先端で釣れるのはまちがいないが、今日一番釣れている右側(Cポイント) が空いたので自分なら更に大物が釣れると右を攻めた。しかし、水中ウキやハリスウキの付いていない私の仕掛けはネンブツダイの餌食になった。地元のオジサンは根際狙いで、水中ウキ仕掛けだった。

 

17時半、山に太陽が入ったので急いで帰路についた。

<天候> 曇り

<釣行時間> 5時間 11時〜16時

<釣果>ゴロタ 30cm弱 多数

   私   ベラ   1枚

 

天気予報で伊豆地方は午前中に弱い雨の予報だったので、のんびりと一般道を走って向ったが、車の量が少ない。風は強く、東から吹き熱海港は初島から白波が寄せていた。

 

135号線を走り、富戸に近づくと大室山が雪化粧をしていた。どこかで全体を写そうと思っていたら、エサヤに近づくにつれて見えなくなってしまった。

 

予定より30分も早く到着した。先週からの釣果を確認するが、40cmオーバーは上がっていない様子だった。

 

今日はダセンバを攻めてみようと思った。”メールマガジン マグマゴグ”の今月号はこの磯を記載する順番だった。それに風も、この磯なら避けられると思った。

 

別荘脇の路肩に車を止めて、歩く事凡そ15分、途中蓮着寺の磯とヒラネを望めると、ヒラネは先端左に数人、蓮着寺は釣りにならず裏側で2名が竿を出していた。ダセンバは誰も居ない。

 

深いと聞いていた左先端Aは潮を被るのと、風を受けるので右先端Dで竿を出そうとした。しかし、危ないと思っていた通り、下で準備をしていて波が上から被さってきた

 

急いでBに移動した。サラシで白くなり、いかにも釣れそうである。第一投でワンドに流されるウキが初めて攻めた時の事を思い出させた。このワンドは浅く 、かつ大きな岩が中央にあり根掛りか、小さなメジナしか釣れなかった。

 

サラシで何処に投げてもワンドか、向かいの磯際に流される。エサは無くなるが噛みあとからフグと分かる。

 

昼飯を食べて身体を温めて、また攻める。潮の流れが向いの磯をかすめて、その先迄続いている。我慢してその先まで流す事にした。しかし、案の定磯際で仕掛けが絡んでしまった。大事なウキが流されて、この場所を諦めた。

 

先端左はエグれているので風は少し遮られた。ここの左右のサラシを攻め始めた。仕掛けの馴染みも良くこれならと期待をした。案の定、ウキも当たりを微妙に教えてくれる。しかし釣れない。ここもフグが多く、かじりかけのエサが戻ってきた。

 

20分も釣っていたらゴロタ(Eポイント)に人が来ていた。私が今日初めての魚(ベラ)を釣った時、この人がバラした。何だろうと見ていたら、クサフグのようだった。”なーんだ”と思って見ていると直ぐにまた掛けた。またフグだろうと思った。

 

しかし、それからはメジナの入れがかりだった。釣れなくてボーとしている私を笑うように竿を弓なりに曲げて取り込んでいた。

 

サイズはそれほど大きくなく時折手のひらサイズも混ざってはいたが、この時期のゴロタは本当に違う。食性が変わり、毎日釣り師が来ないところはゴロタのノリを食べているのだろうか?これほど寒い中、サラシの中でコメジナが喰ってくるのは水温低下が釣れない原因ではないと思われる。

未だコマセが少し残ってはいたが、この場所が嫌になり引き上げる事にした。釣れる場所を知っている地元の人には敵わないと思った。

 

05年1月3日

05年1月9日

05年1月16日

05年1月23日

伊豆 大島ヶ根からカンノン

伊豆 長作

伊豆 ヒラネ

伊豆 ブラサガリ

       

<天候> 晴れ

<釣行時間> 6時間 10時〜16時

<釣果>    

 カサゴ30cm  1枚

 

Mさんとの待合わせが40分以上も遅れた。休み中はよく眠れ、4時に起きても又眠ってしまう。結局、起床したのが6時20分、急いで出かけた。

 

前回は体調不十分、今回も未だ風邪が治ってはいない。しかし、明日で休みも終わりになるので計画を立て、MさんとTさんを誘った。しかし、Tさんは途中でNGで、Mさんと二人とな った。

 

正月三が日、まだまだ磯師は海に出かけていないのを期待した。

 

しかし、何処の磯も人で一杯だった。二人ならカンノン手前で竿が出せると思ったが、すでに1ダース以上の人が磯に散りばめられていた。そうなると歩くのは嫌で、大島ヶ根をMさんに提案して、二人で向った。

 

下記図中、ロープ伝い箇所を右に移動しBの下のサラシを攻める辺りが新しいDポイントになる。ここなら人も少なく楽しい釣が出来そうだった。 しかし、気温がこれから12度上昇することは南風を素人にも予測できた。

 

南は真正面だったが、最初は竿が振れない程ではなかった。Mさんが前私は横の大岩辺りを攻めた。水深は浅いが根回りに必ず居ると思った。

 

Mさんがもぞもぞとした当たりに合わせると、美味しそうな30cmのカサゴだった。彼の方は当たりが更にあった。しかし、エサがそのまま状態の私。

 

暫くすると、突風でシブキが掛った。もう無理と判断し12時に移動した。コマセが重く思った磯にはいけない。カンノンで竿を出す。

 

山梨から来たグループが帰るところでそこに入った。彼らは磯を洗っていたので感心してみていたが、帰った後にはコマセの袋が置きっぱなしだった。残念!

 

カンノンでは先端辺りで竿を出したが、ここでも私の仕掛けはエサが残った。竿1本半でやっと喰ってきた。しかし、当たりがとれない。Mさんも駄目。

 

16時、まだ明るいが初釣を終了した。全く当たりの無い1日でした。昨年は40オーバーを初釣で上げましたが良いことはありませんでしたので、今年は平凡で穏やかな年のようです。

 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 6時間 10時〜16時

<釣果>    

 メジナ 32、35cm アジ 2匹 スズメダイ 3匹 キタマクラ 3 

 

12月中旬、ホームページを訪れて下さった方からメールが届いた。そこに長作の事が書いてあった。そう言えば私の長作のページはやっつけ仕事で 書上げたまま更新をしていなかった。磯の絵を新しく書こうと思ったが、イメージを繋いでいくと変な形になった。

 

釣行実績を調べると、2001年12月の納竿から行っていなかった。一時は息子を連れて、潮溜まりで遊んだ事もある懐かしい磯である。考えて見ると、釣り場は本当に沢山あるのに、結局行き易く、釣り易い場所にしか行っていないようだ。 インターネットで『”長作”は、川奈きっての大物スポット。ヒラマサ、カンパチなどの大型回遊魚が現れる』と記載(ダイバー情報)が有るほどだが、行っていない。

 

イメージを確かめる為に、ゴルフ場の上から磯全体を眺める。普通の磯は一箇所で全体をつかめるが、ここは名前の通り長い磯で、移動して2箇所から眺めた。

 

全体を掴んで、一番のポイントの左側(下図Bの右端)に入った。天気予報では南西の風が強いので、ここか真中左位(下図Cの右端)しか出来なくなる。

 

磯は貸切であった。

 

仕掛けを投入できる範囲の180度、タナも竿2本まで探った。しかし、エサ取りが多く、メジナの活性は低く、全く釣れない。前回の二の舞になりそうだった。

 

仕方なくハリをイガミ10号からヴィトム4号に落とした。そんな時だった『釣れますか?』と声が掛った。私は全く釣れてない事を告げた。その内の一人が隣で釣り始めた。根際を狙ったつり方だった。

 

小さくしたハリでフグとスズメが掛った。結局、ハリを小さくしても、エサ取りしか居ない時は、こんなサイズしか釣れないと思った。(大きい魚が居れば大きいハリでも釣れる。居ない時は小さいハリで小さい魚しか釣れない)

 

昨年変更したものにハリ、ハリスそれに配合餌に”グレパン”を止めその分オキアミを多くした。しかし、私の釣り方(コマセをかぶせる)ではオキアミの量は釣果には大きな差が無いようである。

 

さて、満潮1時間前に、ウネリのような波が次々と押し寄せる。沖き向かいの根の間でサラシが出来る。そこに投入するとウキが沈んだ。合わせると手前に走る。間違いなくメジナである。上げると32cm位、こうなるとハリの大きさは関係ないと 、直ぐに10号イガミに戻した。

 

続いて35cmが来た。同じ頃先端向かいの人もメジナを上げていた。しかし、それから先はアジがウキを引っ張りだした。

 

16時にコマセが無くなり終了した。約20分掛けてメイン道路まで戻ったが、流石に登りは息が切れた。

 

<天候> 晴れ後曇り一時雨

<釣行時間> 5時間 11時〜16時

<釣果>    

 メジナ 無し キタマクラ 無し  50cmオーバーのヨンノジ?

 

一日中変な天気でした。

インターネットの天気予報は、12時から曇りで、後に晴れだった。出かける時、雨は降っているが、着く頃にはその心配はなかった。

 

真鶴の海岸脇を走っていると、ビーチには大波が打ち寄せサーファーは誰一人いない。釣りが出来るか不安がよぎった。しかし、ヒラネならたぶんできるだろうし、最悪は富戸の防波堤でもと思った。川奈に行きたかったが、絶対無理と諦めた。

 

城ヶ崎フィッシングに立ち寄り、メジナダービーのその後を確認すると、ヒラネと富戸の防波堤で40オーバーが上がっているとの事、考えていた場所と大物の釣れる場所が一致した。しかし、ヒラネは皆がなだれ込んで無理だろうと思った。

 

最初に防波堤に立寄る。しかし、入り口が分からない。駐車場も有料の所しかない。そんな私を、船にお湯を湛えた温泉でダイバー達は興味ありげに見ていた。防波堤も4名いて 、城ヶ崎の主人に教えてもらったポイントには入れそうもなかった。

 

ヒラネに向うが、波が高くて出来るのはここかカンノン位しかないので満員だと思った。私が駐車場に到着した時、ご夫婦が磯に向っていた。 それ以外釣り師の車はなかった。

 

磯に着くと、ご夫婦が場所を検討していた。潮の流れを読み右(B)に入った。私はAで始めたが波が高く前には出れなかった。安全な濡れていない岩場で投げるが大波で左ワンドに仕掛けが流れてしまう。段々と左の風が強くなり、食事後Dポイントに移動。しかし、Cの夫婦の仕掛けに絡みそうで流せない。二人の為にコマセているようだった。

 

14時半風が弱くなったのでBポイントに移動する。すっぽ抜けがあった後、15時半10m先に投入したウキが沈んだ。凄い力で引張りだしたのでCの近くまで移動、ハリス&ハリの太さがこちらの余裕シロである。竿を立て浮かせると何とサンノジ。ガッカリ。

 

その後30分後、旦那の方が40cmオーバーを上げた。辺りは16時なのに雨雲で暗くなっていた。この夫婦はCポイントでメジナを10枚近く上げていました。

 

追)夫婦の仕掛けは遊動で、ハリス2ヒロで中間に1B位のガン玉、タナは1本位だったでしょう。私はガン玉なしの水中ウキタナは2ヒロ半、遊動仕掛け。彼らは右に出来ていた潮溜まりと、その後はサラシの中を攻めていました。

 

ここヒラネは私にとって外道の記録場所のようです。

 

<天候> 晴れ後曇り一時雨

<釣行時間> 4時間 11時〜15時

<釣果>    またもボーズ

 

目が覚めると、時刻は”444”のぞろ目、しかも刻まれたばかりだった。不吉な出来事を暗示しているようだった。

 

先週、城ヶ崎フィッシングで”ブラサガリ”の情報を仕入れた時、落ちて亡くなった人が居ると聞かされた。釣り客ではなかったtらしいが、不安だったのでザイルとヌンチャクを用意した。

 

我が家の出発は7時、道は渋滞気味だった。伊東港の東防波堤を過ぎると、塔ヶ岳や三ノ搭が綺麗に見えた。 こんな景色は見ることがなかった。頂上付近に雪をだいた景観は、北アルプスのように険しい山々に思えた。

 

主人に、『来週来なかったら何かあったと思って』と言って 店を出た。109号線を川奈に戻る。その途中に車を止めて、竹林を抜けた。途中で分岐があり、右に向うと別荘地に入った。後で分かったが、この磯になれた人達は この右方から来ていた。

 

そして、20cm程の川奈ホテルの標がある場所に、下りる道があったのでそこを進んだ。両手がふさがっていて、この直滑降は往生した。余り急なので後ろ向きで下りた。

少し広いワンドに出た。右は断崖で行くすべがなかった。

 

左に進むとロープが張ってあった。ここがブラサガリに違いないと思った。しかし、剣岳のように、最初は2mのカニのタテバイ、そして3mのカニのヨコバイ が続いた。それを抜けるとタタミ8畳のスペースがあった。何れもロープが施してあり、持ってきたザイルは要らなかった。

 

南東に向った磯で、正面に大島、少し右に利島が見えた。左は正面まで根が続いて魚が入れない。真中には大岩、ここは右の潮を期待するしかなかった。しかし、左からの波が流れを作り 、正面右の岩に仕掛けが絡んだ。

 

左のグループ(A、B)は4人で3枚程釣上げていたが、何れも30cm弱のサイズである。私の居るCポイントからは崖になっていて、左のA、Bには移動できない。急坂を 戻らなければならなかった。

 

12時過ぎに釣り人が来た。たぶん地元の人で、ここが好きな人かも知れないと、手招きしたが、挨拶もなかった。2回やったが、完全に無視された。

 

結局、私はボーズ、右に居た人も何も釣れていなかった。ここは、あれだけロープをしっかり張っている場所だから、釣れない訳は無いと思う。

 

時間経過とともに、ゴロタの釣りを段々思い出して来たが、”無くなっていいウキ”から”まあ無くなっていいウキ”、”無くなっても仕方無いウキ”、”無くなった ら困るウキ”まで、4つ程根に取られ緊張感が無くなり帰路についた。帰りは直登で、息が切れた。坂の途中で立ち止まると、引力で段々と下がっていく 。何度か休んでやっと到着した。

 

帰路、明るいので熱海港に寄って見て驚いた。フカセ釣り師が居ない。エギでのアオリイカ狙いの多いのにビックリした。釣りの楽しみが方が変わってきているようである。