うどんぶらり(水沢編)

少量で値段が高いのにびっくりした水沢うどんだったが---。水沢に着いた時刻は15時過ぎ、入った店は”清水屋”だった。NHKのチャレンジ!ホビー「うまいうどんを打つ!」に記載されていた事もあって 入ってみた。ランキングでは他のうどん店もあったが、ここに足が向った。

水沢うどん

当然、先客も一組だけで、地元の人か、店員さんが盛んに話しかけていた。先客が帰ると、私にも矛先が向いた。彼は手打ちの旨さを説明したかったようで、”水沢うどんを食べ比べて欲しい”と言った その人は、雑誌に載っていた”主人の大河原さん”だった。本の写真に比べ幾分穏やかな表情だった。
さて、日本三大うどんの”水沢うどん”の特徴は、小麦が薄力粉で、つけ汁はゴマになります。(店によっては、醤油のつけ汁もあります)こう書いてしまうと、それだけなのかと叱られそうですが、薄力粉でうどんを打った人なら分かりますが、粉が繋がり難く 、ボロボロになり延ばしてもしわがでます。 薄力粉で、腰のある麺に仕上げるのが、ここ水沢うどんの特徴です。その為、踏みを多くし、寝かせを長く、天日干しを行います。麺に特徴が集約されています。(薄力粉も蛋白質の割合が中力粉に近いものもあります)もう一つ、大河原さんに聞いて納得したのが、「手打ち」 という看板書きについてです。本当に手打ちでないと書けない事です。これは商標上の常識かもしれませんが、改めて気がつきました。四国の旅ではそれを見落としていました。まあ、四国は看板もまともにない店が多かったからかもしれません。 次頁