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Mr. Short Khop The Relativez Eightball & MJG Mausberg Silkk the Shocker Eve Too Short Three 6 Mafia Richie Rich
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Mr. Short Khop -
Da Khop Shop
Featuring Ice Cube,Kurupt,WC,Baby
S,Kokane,Shaquille O'Neal,Problem Chyld,Anthony King
Production by Battlecat,N.O.Joe,Binky
Mack,Twin,Blaqthoven,Mr.Caviar,Overdose,Oz,Phlossy P.,RJ
Rice,Chris Lace
Ice Cubeが送り出す新人Mr.Short Khopのデビューアルバム。1曲1曲とると悪くはないし、出来もアベレージをクリア。ただ、N.O.Joeが制作に名を列ねていて、アルバムのムードはIce Cubeの“The War Disc”とまったく同じ。それなりの勢い&ノリがあるような気もするが、やっぱりノレない、のめり込めないあのビートがここに。強力&ホットな中堅プロデューサーが多数関わっているが、こちらは似たようなイマイチなBounce多数、“The War Disc”的ムードに馴染んでる。この受け入れ難い・まったく認知されてない音じゃ、このんで聴き込むことはないだろう。
(01.6.15)
The Relativez - Dirty Money
Featuring WC,CJ Mac,Richie
Rich,B-Legit,Frost,Gangsta,Nuttz,Mr.Lil
One,B-Brazy,D-Smooth,VMF,Chubby
Production by VMF,Tray Boogie,Ajahmu
San Diegoを拠点にしてるBreak Bread
RecordsからリリースされたDoggとBig Wyの2人組The Relativezのデビューアルバム。Death
Rowのサントラに、Young
Soldersの名で彼らの曲が収録されていたが、その時は「明日のスターを夢見る、どこにでもいるラップ少年達」という感じで、ほとんど素人同然の印象しか湧かなかった。が、改名後、このアルバムを見ると、そんな印象もすっかりなくなり、ちゃんといちアーティストとして見れるようになった。イケてるVMFが大幅を制作しているから期待したが、期待ハズレ。これといったヒット曲はないし、それどころか数曲除いては、ハッキリしない曲ばかり。まぁ〜、それでもL.A.のインディーレベルで、メジャーに食い込んでるレベルのモノを見せてるから、次を期待したくなる。
(01.6.15)
Eightball & MJG
- In Our Lifetime
Featuring OutKast,Cee-Lo of Goodie
Mob,Thorough,Gillie Da Kid,Toni Hickman,Big Duke,Nina Creque
Production by T-Mix,Mr,DJ
99年にリリースされたEightball & MJGの4th。アルバムの3分の1は、外部からのDungeon
Familyが担当。冴えないBounceも若干あるが、アルバムは終始、ルパン3世「ワルサーP-38」まんまイナタいムード。特にヒット曲もなく、つまらない出来。あんまりの当り障りのなさとイナタ過ぎで、最高に退屈この上なく、アルバム1枚聴いてらんない。この出来で、さらに大物ゲストもまったく絡まないという状況に、興味が湧く要素ゼロ。
(01.5.7)
Mausberg - Non Fiction
Featuring DJ Quik,Suga Free,2ndUNone,AMG,Crawf
Dog,Playa Hamm,Squeak,Six Million,Dresta the Gangsta,Jemas
DeBarge
Production by DJ Quik,Sacc's,Six Million
DJ QuikのHomie、Mausbergのデビュー作にして、遺作。DJ Quikが大幅を手掛けてるが、今までの数々の仕事ぶりと比べると若干違い、あそこまでの滑らかさはなく、ズッシリ重い&角張ったさがあるビートに。このアルバムですけど、ヒット曲も多数あり、十分な力作。自分がトップでやってるセルフ・プロデュース・アーティストが、子分を手掛ける場合、7分の力で見劣りする出来になることが多いが、そういう感じはまるでなし。Quik本人のアルバムと同等の力の入れ具合で、なおかつ音的にもQuikの新たな一面が見れて新鮮だし、文句ない出来。
(01.5.7)
Silkk the Shocker
- My World, My Way
Featuring Master P,C-Murder,Mac,Slay Sean,Short
Circuit,Samm,Erica Fox,Krazy,Terror,Mystikal,Trina,Snoop
Dogg,Goldie Loc
Production by Carlos Stephens,Myke Diesel,XL,Suga Bear,DJ Ron,Ezell
Swang,Ke-Noe,D,Soopafly
Silkk the Shockerの4th。この前にリリースされたMaster Pのアルバムは良かったけど、これはそれ以上に良い。Bounce度が増してるし、なにより他のBounce勢と比べても、まったく見劣りすることがない勢いが出てる。ヒット曲もバコバコあり、No
Limit作品では珍しく、ダレた曲や捨て曲が殆んどない。バラエティーに富んだ楽曲で、アルバム1枚聴き通せて、トータルでかなりの完成度。リフレッシュしてからは、昔みたいなアルバム名義人の存在が浮き上がってこないような感じはなくなり、主要ゲストもここぞという場面の出演で華を添える感じになった。 Pのアルバムに続いてのこのアルバム、時代遅れはすでに過去のことで、完全にNo
Limitは復活してる。 (01.5.7)
Eve - Scorpion
Featuring DMX,The Lox,Drag-On,Swizz Beatz,Da
Brat,Trina,Gwen Stefani,Damian,Stephen Marley,Teena
Marie,Mashonda Tifrere
Production by Swizz Beatz,Teflon,DJ Shok,Dame Grease,Stevie
J,Dr.Dre,Scott Storch,Stephen Marley
Ruff RydersのEveの2nd。Swizz制作は4曲だけ。外部からDr.DreとStevie Jが参加。すっかりオーラがなくなり、かなり小粒になって、昔の面影はまったくなくなった。ヒット曲が2曲あり、それとDreの2曲で、計4曲は問題ない出来。が、残りは一気につまらなくなる。ロクな仕事が出来てないSwizzに加え、他のメンツもみんな、Bounce以降のサウンドだが、Bounceを自分のモノに出来てない仕事ぶり。Lil' Kimの2ndに似た感じで、ツボを突ききれてない&どっか浮いてて、シーンからハズレてるの否めない。アルバム・トータルでは聴けないが、4曲は確実に聴けるから、これはこれでOKか。
(01.4.5)
Too Short - Get In Where You Fit In
Featuring Spice 1,Ant Banks,Rappin' Ron,Ant Diddley Dog,Pee
Wee,Goldy,Father Dom,FM Blue,Leslie Calaway,Ronese Levias
Production by The Dangerous Crew,Ant Banks,QDV
93年にリリースされたToo Shortの8th。Dangerous Crewによる完全身内制作。このアルバムだけど、Funk度がかなり強烈に押し出されてて、これ以降の作品では感じることのない程のアグレッシヴさがある。アルバム1枚丸ごと聴き込める出来で、Too Shortのベスト・アルバムと言える完成度。これ以降は年々、他のベイ作品との違いも弱まり、平均化しってってる感じだが、このアルバムは他のベイ作品と一緒くたにできないぐらい個性はある。
(01.4.5)
Three 6 Mafia - When The Smoke Clears Sixty 6,
Sixty 1
Featuring Project Pat,La Chan,MC Mack,T-Rock,,UGK,Big Gipp of
Goodie Mob,Mr.Serv-On,Fiend,Insane Clown Posse,Twiztid
Production by DJ Paul,Juicy J
去年リリースされたMemphis出身の悪魔軍団、Three 6 Mafiaの5th。ノリが異質で、来そうで来ない・上がると思ったら下がるみたいな浮遊感で、ある一定のトーン内でそれがひたすら繰り返され、エンドレス状態になってる。低音で、ほんとに怪しいホラー・サウンドを聴かせてくれる。ヒット曲・いい曲が何曲かあり、彼らの持ち味は十分に理解できる。出来の高い1/3はOKだが、出来が落ちていく残りの2/3は、曲調も全て同じで数でしかなく、No
Limitと同様に全曲を楽しむような作りじゃない。あと、このメンバー6人、全員、どうしようもないレベルのラッパーというのも泣けるところ。ブレイクしてるとは言え、決して万人向けじゃないだろう。個人的にはうけつかない。
(01.3.19)
Richie Rich - The Game
Featuring Yukmouth,B-Legit,Gonzoe,Rame
Royal,Rhythm & Green,Ruffa,Val Young
Production by Richie Rich,DJ Daryl,Bosko,Lev
Berlak,Wilson"Flexx"Hankins,Jazze Pha,Mike Dean,Dent,DJ
Miz,Ruffa
Ten Six Recordsからリリースされた5年ぶりとなるRichie Richの4th。前作と特別変わったところはなく、スタンダードなベイ物といった感じ。半分は聴けるが、残り半分はオールド・スクール調なヘンな数曲を含めて、どうでもいいような出来。この人は、ラップにしてもトラックにしても、全てにおいて地味というかインパクトがないから、一聴しただけでは全然、大したことないように思える。ただ、聴ける曲はメジャー・レベルのクオリティーがあって、かなり聴き込めるシロモノ。
(01.3.19)
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