その1
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- Snoop Doggの復活作!Last Meal!
Snoopの次回の新譜は、長い不振を終えて、1stに次ぐ力作になり、復活作と言える出来になるでしょう。ここで簡単に彼の過去4枚のアルバムの背景を振り返ります。1stはDr.Dreによる傑作で、Snoopが一気にスーパースターになったアルバム。こっからが問題です!Snoopが、ファンを失望させてきた2ndから4th。まず2ndは、DreがDeath
Rowを去ってしまい、手掛ける人がいなくなっちゃった。しょうがなく、DJ
Poohを引っ張り出して作ったがダメだった。DJ
Pooh自身が普通なら、まだ良かっただろうけど、よりによって普通以下の落ちぶれ状態だった。続く3rd。Death
Rowを離れたかったSnoopだったが契約があって離れられなかった。いろいろ揉めてたようだが、なんでか知らないがDeath
Rowがその権利を売りにだし、それを買ったのがMaster
P。No Limit所属になり、No LimitのプロデューサーチームBeats
by the Pound制作によるアルバムをここに発表。が、No
LimitサウンドとSnoopが合うはずもなく駄作に。でも、これはMaster
PがDeath Rowに金払ってSnoopを自由にしてやったから、Snoopもいきなり好き勝手は出来ないので、「No
Limitは、自分を1回好きに使う権利がある」と言ってたし、従わなきゃいけなかった。で、4thは「1回はオレを好きに使っていいが2回目はないよ」ということで、自分で制作陣を用意。新たなる専属プロデューサーMeech
Wellsを中心に、メインにDJ Quikを招き、待望のDreとの最合体を果たし、期待感は最高潮に達していた。が、これがどうしよもない出来で、一気に失望。DJ
Quikが貫禄で頑張っていたが、もう一方のメインで最も期待していたDreの3曲はたんなる「最合体をしました」という挨拶程度の出来で、どれもヒット曲にならず全然ダメ。そして、中堅どろこの中心のMeech
Wells。Snoopの意向もあってこの人が作ってた曲が、恐ろしいほどの品のなさでアルバムをゴミくずにしていた。“Still
A G Thang”“My Heat Goes Boom”に代表される明らかなG-Funkの出来そこない。出来がそれなりに良ければ問題ないが、本家DreによるG-FunkのSnoopがニセモノG-Funkと言える出来の曲をやっちゃってるという考えられない現実が。それに、とうの本家DreがG-Funkを完全に捨てて、次のサウンドを提供していたから、さらにトンチンカンなシロモノに。今、考えるとこのアルバムにDreがダメな曲を用意してたのは正解かも。アルバムの大幅を手掛けていたMeech以下、Jelly
Roll,Goldie LocのDogghouseのメンツは力不足だし、今回限りと思えるAnt
Banks,Bud'daなんかも起用して、さらにKLCが2曲やっていてNo
Limit色を引きずって、まとまりのないアルバムになってたから。現在の状況を考えると、この4thは、3rdから5thへの中継状況を物語ってるアルバムです。で、復活作になるであろう次の5thですけど、まず第一に、この間にDogghouseのメイン・プロデューサーは、アルバム全体の品を落とす出来損ないG-FunkのMeechからヒット曲を作れるBattlecatに移行しました。まぁ〜、Meech自身は、Snoopと一緒にG-Funkを追っかける必要性はもうないですし、成長してると思いますが。そして、肝心のDreですが、“2001”をリリースしてニューDreサウンドを提示した今、求めるモノはただ1つ・・・“Still
D.R.E”や“Game Don't Wait”級のヒット曲をちゃんと用意するか!・・・これだけです。2ndから4thで、Snoopが満足のいく制作陣を確保出来た事は、1回もなかったですけど(3rdは論外中の論外ですけど)、次のアルバムは違います!Dreとは4thでやってますけど、意味が違います。「最合体をした」という挨拶でお茶を濁していましたが、今回はヒット曲を用意しなくちゃならない必然性があります。と、Snoopの現在の状況を見ると、やっと充実した制作陣を確保出来ましたから今度の新作は今までのうっぷんを晴らす出来になると断言します。逆に言うと「この状況で、新作が2ndから4thを遥かに凌ぐ力作にならなかったら、いつ力作が作れるんだと」・・・そう思います。
(00.4.23)
- Dr.Dre人気
現在、400万枚を突破しても、まだまだ売上げを伸ばしてるDreのニュー・アルバムですが、最終的に、600万枚は突破するんじゃないかと見てます。5月か6月頃に出るといわれてるEminemのニュー・アルバムの煽りを受けて、最後の踏ん張りを見せれば、700万枚いく可能性も少しあるかも。私自身、こんなに売れるとは思ってなかったので、Dreのサウンド・人気が、絶対的・絶大的なものがあるのを認識させられました。ただ、前作で400万枚ちかく売って、その後、Snoopで500万枚ちかく売ってますから、そこから考えれば不思議ではないんですが、その以上の売上げを記録する勢いは、どこから来てるのかを考えたら、1つの結論が出ました。それは、Eminemの存在に他ならないでしょう。Dreの抱えてるファンとSnoopの抱えてるファンは、同じ人達だと思います。が、Dreの抱えてるファンとEminemの抱えてるファンは、まったく違うと思います。Eminemの抱えてるラップなど全然、聴かない白人のティーンの女の子を筆頭にした彼のファンが、Dreのアルバムを買っていると思います。従来のDreが抱えてる400、500万のファンはもちろんのこと、Eminemファンがプラスαとなって流れてきて、前作を大きく凌ぐ売上げを記録しようとしてるんじゃないでしょうか。
古くは、Run DMCがRockと合体したり、最近でも、他のジャンルのアーティスト(マライア・キャリーやTexasなど)と競演したりして、より広いアピールをし続けてます。もっと深く言ってしまえば、Hip
Hop特有の身内のfeaturing、同じ都市で活動してる者同士のfeaturing、近くの都市同士のfeaturing、違うCoastの者とのfeaturingも全部同じです。その延長戦上に、別ジャンルとの競演があるだけで、全部、より広い層へのアピールという効果を持ってます。Run
DMCの時代は知らないんで、それがどの位の効果があったのか解かりませんが、今では、別ジャンルとの競演なんか珍しくないですが、どんだけ新しいファンを引き込んでるかは、売上げを見て、明らかに効果があったと言えるものはないと思いま・・・はっきり言えば、そんなもん、ある訳ないでしょう。RockのKornが、DMXやIce
Cubeと一緒にやったからって、DMX、Cubeファンの100万人が、行き成りKornのアルバム買うわけないんだから。
その点、ラップと言う同じジャンルにいながら、まったく違うファン層を抱えてるDreとEminemには、目に見えて解かる程のDreのニュー・アルバムの売上げの伸びによって、その効果があったと解かります。Eminemのファンにとって、Dreの存在は、「Eminemの親分・パートナー」と言うぐあいに、しっかり認識されてますから、彼らも「じゃあ、買ってみるか」と。逆もそうです。「Dreが手掛けてるから、Eminemも買うか」とDreファンが、Eminemのアルバムを買ってると思います。では、Dreの仲間であるSnoop,Xzibit,HittmanにEminemファンが流れてくるかというと、それは目に見えない程度だと思います。彼らとEminemの関係は、Dreみたいにコンビと言える程の密接な関係ではないですから、そこまでEminemファンが手を伸ばすとは、ちょっと思えません。Dreの従来持ってる400、500万のファンの内の熱狂的な150万人ぐらいのDreファンだけが、Xzibit,Hittmanのアルバムに手を出してくると推測します。
Hip Hopというジャンルも現在、ここまで成長しましたが、殆んど限界状態にあるんじゃないでしょうか。で、Eminemですけど、HammerやVanilla
Ice程の売上げを記録できるのかは解かりませんが、彼が新しいファン層を獲得しているのは明らかです。そんな彼とコンビを組んで、売上げを伸ばしてるDreは、HammerやVanilla
Iceみたいに道をお〜〜〜きく外れることなく、次のステップに進んでます。結論・・・従来のDreファンに、プラスEminemファンが加わって、ここまで売れてるということでしょう。 (00.3.17)
- 実力・キャラは3流・・・でも、運と人脈は超1流!!!
= The Lox (Jadakiss,Sheek,Styles)
この人達こそ、この業界で1番オイシイ思いをしてるんじゃないでしょうか。私を含め殆んどの人達は、「あんた達、なにモン!」状態だと思います。Bad
Boy時代、他の仲間達は・・・「看板ラッパー」Biggie、「俺はスーパースターだ!」Puffy、「僕はアイドルラッパー」Mase、「地味な奴」Black Rob・・・と、しっかり認識出来る程のキャラ&ポジションがありましたが、このThe Loxだけは、なんなのかさっぱり解かりませんでした。雑誌なんかで書かれてましたが、あえて言うなら「Maseの出来そこない3人組」なんでしょうか。そんでもって、この3人ですが、誰がリーダーか解からない程のドングリの背比べ状態(一応Jadakissなんでしょうが)。そんな彼らが初めて入社したのが当時のNo.1レーベルBad
Boy・・・そして、転職先がBad BoyからNo.1の座を奪ったRuff
Ryders。実力・キャラがまったくなくて、影の薄〜〜い彼らだが、常にスポットライトが当たってる所にいるラッキーボーイ達。
DWインタビュー
DW「あんた達は、なにモンですか?」
Styles「うっ・・・そ、そ、それは、俺達もわかんねぇ〜んだよ!」
DW「あんたらは、存在感がないぞ」
Sheek「うっ・・・な、な、何が言いたいんだ!!」
DW「お前達は運だけで、ここまで注目されてるんだぞ。実力はゼロだ」
Jadakiss「うっ・・・う、う、運も実力のうちだぁ!!!」
結論・・・「強運を持った3人組」The Lox (運を使い終わった時が、彼らの終わり?)
- ミスターBad Boy = Mase
この人を好きな人がどの位いるか知らないが、私はかなり好きです。彼こそはある意味、最もBad
Boy的な人と見ています。ブックレットに載ってる笑顔の彼の写真(こんだけ笑顔を売りにできるラッパーはいね〜ぞ)・・・彼の明るさ&楽しさとBad
Boyの明るさ&楽しさがこれでもかとガッチリ噛み合い、1stはMaseならびにBad Boyの魅力が最大限に発揮されてました(2ndはコケたが)。このレーベルのスタンスは、一般大衆にもうけるノリの良さ・聴きやすさ・派手さ・楽しさであるのは明らかですが、Puffyの鼻に付く態度や大ネタの使いすぎやら、そんなんで、バッシングされまくりでした。そのため実力派のBiggieは、Maseみたいにのん気に出来ないからアルバムにはPremier,RZA,Havoc,Buckwildなどの制作曲を入れて、そっち系の人にアピールしたり、Puffyなんか“It's All About The Benjamines”というお門違いな曲やったりして、実力派だということをアピールして、丸々Bad
Boyに染まる事は出来なかったです。その中でMaseだけは、はなから実力なし派を売りにして?彼の踊り・ラップ・明るさが「そこら辺にいるバカっぽい陽気な兄ちゃん」的というしっかりしたキャラを確立して、無条件にBad
Boy一色に染まれたと思います。Puffyは、異様にプライドが高く、その性格からかバカされるのが我慢ならず、実力もないのに実力派みたく振るまってるから、中途半端というか、それ自体に無理があり、嫌われまくりです。Biggie,The Lox以下、他のBad
Boy所属のラッパーは、どこ行こうが構いませんが、このMaseだけは、Bad Boyにいて欲しかった。彼のあのキャラは完成度は高いし、他にいない!し、それがBad
Boyとマッチし過ぎ!逆に言うと、彼のあのスタイルと、絡める所は殆んどないと思うけど。
- N.W.A.再結成
Ice Cube,Dr.Dre,MC RenにSnoopを新たにメンバーに加えて、再結成したわけですけど、Snoopの人選には違和感がありますね。年代的に見ても同時期に活躍していた訳ではないし、Snoopが出てくるとN.W.A.の色より、Snoop個人の色がそのまま出てきてるように感じます。新メンバーを加えるなら、MC EihtかWCのほうがマッチしてると思いますけど。ですが、よく考えれば、これはDreのベストの選択です。やる気満々の全盛期のCubeならグループのメイン・ラッパーとして、N.W.A.を引っ張っていけます。彼をメインにDreともう1人中堅どころの新メンバーがサポートすれば、大丈夫と思います。でも、今の覇気のないCubeをメインにアルバム1枚押し通すには無理があります(さらに、Renは化石になってるし)。そこで、もう1人、スター級のラッパーを入れて、引っ張ってもらわないといけない・・・そう考えたら、Snoopしかいなかったと。あとは単純にイメージ的にSnoopを入れればN.W.A.自体がリアル・タイムのものになるし。Dreにとって、N.W.A.はSnoop,Eminemと並んで失敗させる訳にはいかない大事なスターですから、下手な事は出来ません。N.W.A.というよりSnoop & DreのコンビにCubeが参加してる印象を今は受けますが、まだ1曲だけだし、この組み合わせに慣れればどう思うか解かりません。とにかく、Ice Cubeのやる気・出来次第でN.W.A.のイメージは変ってくるでしょう。
- Da Brat
最近、彼女はキャラ変えてきてますねぇ。でも、良く考えれば当たり前ですね。あの、何も考えていないような&頭悪そうなノータリンバカキャラをいつまでも続けられるわけないですね。いくつか知らないけど、1stから6年ぐらいたってるし、いい年して、まだあのキャラをやってたらマイナスにしかなりませモン。篠原ともえが25、30になってもあのキャラだったら、怖いです・・・クルクル、クルクルー。
- The Lady of Rage
個人的に大・大・大好きです。軍団の頭はれる実力持ってると思います(さすがDre、目の付け所が違います)。はきっリ言って、そこらへんの野郎ラッパーなんか相手にならないド迫力ラップで、フィーメイルであることが逆にマイナスになってる程です。日本の芸能人で言えば、和田アキ子の雰囲気と言えばいいでしょうか。彼女の場合、顔とバディで勝負はできないですけど、実力1本で押してますから、安定したキャリアを築けると思いますけど。が、そもそもデビューのタイミングで失敗してしまい、たいした話題にもならなかったですね、残念だぁ〜。まだDeath
Rowとの契約があるのか知りませんが、最近は全然、名前見なくなっちゃいました。とにかく、何処でもいいからどっかに所属して、2ndを出して欲しいです。このまま、消えてくには勿体ないです。
- Master P物語「僕は学んだ」
さかのぼる事、Richmond,CAでレコード屋をしていた時。
トコトコトコ・・・お客が2人、店に入ってきた。
P
「いらっしゃいませ〜バリ」
客A 「あいつのニューアルバムある」
P
「すいませんバリ、あれは発売延期になったんですよバリ」
客A 「なんだよ!またかよ!チッ」
客B
「無駄足じゃね〜か・・・帰ろうぜ!」
2人の客は店を出て行った・・・トコトコトコ。
P
「またのおこしを、ン・アアァァァァ〜〜〜〜」
・・・Pは思った・・・(ちゃんと発売日に発売しないと、わざわざ店に買いに行ったファンは時間も無駄になるバリし、頭にくるバリ)・・・そして、メモした。
現場経験から学んだファンへの気遣い・・・これが、No
Limit発売日絶対リリースに繋がる?(心の広いDWは、ブランド名を利用した粗悪品乱発の単なる金儲け主義とは決して言いません)
- Snoop Dogg vs Suge Knight with Top
Dogg
キャスト
加勢大周 = Snoop Dogg
プロダクション社長 = Suge
Knight
青年(新加勢大周) = Top
Dogg
加勢大周
「社長、僕はこのプロダクションをやめます」
社長
「ダメ!そんなことは、絶対にダメ!」
加勢大周
「フンだ!バイバ〜イ〜」
ガチャッ、加勢大周は部屋を出て行った。
社長
「キィィーー!許さんーー!おい、お前、こっちに来い」
青年
「なんでございましょうか、社長様」
社長
「いいか、お前は新加勢大周に生まれ変わるんだ!」
青年
「はい!へん・・・し〜ん!トリャッー!」
新加勢大周 「僕は今日から新加勢大周」
社長
「よし、加勢大周の野郎をイジメルぞ!」
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