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- ころころ制作陣を変えるJay-Z
現在、押しも押されぬトップスターのJay-Zですけど、彼には専属と言えるプロデューサーがいないです。1stではSkiを中心にDJ
Premier,Clark Kentなどの制作陣を起用して、そこそこ注目されてデビューしたわけですけど、イマイチ顔になるまでにはならなかった。その当時、インタビューで「Skiはベスト、ずっとやってくぜ」なんて発言してたから、これからもSkiと二人三脚でやっていくんだと思ってました。が、そんなことは何処へやら、2ndでは(Skiもやってるんですが、彼による制作曲は減り)、当時大人気だったBad
Boyのプロデューサーを招いて、彼らがアルバムの中心プロデューサーになってました。多分、自分の人気のなさに不満を持っていたのでしょう。そこで、さらなる人気を獲得しようと当時トレンドだったBad
Boyに頼みました。大衆アピールのポップ路線になったが、大衆に受けるわけもなく、それどころか純粋なHip
Hopファンからは首を傾げたくなるもので、Jay-Zの今後の方向性を示すモノは何も生まれず、単なる借り物のプロダクションで終わってしまいました。で、ご存知メガ・ヒットになった3rdで、いままで遅れをとっていたBiggie,Puffy,Nas,Wu-Tang,Bustaなんかを大きく引き離しEastの顔と言える存在になりました。このアルバムのプロダクションには、前作でやっていた&落ち目になってたBad
Boyの制作陣の起用はあっさりなくなり、新しいトレンド・セッターとして台頭してきたSwizz
Beatzと元祖チキチキTimbalandを起用。その勢いに乗り、サントラやらコンピ系のアルバムなんかをはさんで、彼ら2人とのコンビネーションもやるごとに完成度を上げていき、勢い衰えることなくそのまま4thへ突入。が、ちょっとするとSwizz人気も衰えだし、露出の異様な多さも手伝って飽きられてきた。で、最新アルバム5thでは、散々やり尽くしたSwizz,Timbalandの名前はなく、Rockwilder,Neptunes,Bink,Rick
Rock,Just Blazeなどの中堅どころや新人を起用。4thの頃、インタビューでTimbalandとの仕事について「オレは人と違うモノ・・・新しいビート、違うビートを頼む」みたいな発言があったし、制作陣についても「新人を起用してるぜ」なんてことも言ってるし、売り出し中であったRockwilderも既に起用。そんな発言の数々や彼のプロデューサーの起用の仕方を見れば、彼のスタンスがどこにあるのか一目瞭然。旬なプロデューサーを起用し、時代が去ったらあっさり捨てる。大体、基本的にラッパーは、仲間と言える専属のプロデューサーと二人三脚でやっていきますけど、Skiをあっさり捨てたJay-Zはその形をとってないです。いま現在、Jay-Z以上にプロデューサーの確保に力を入れてる人は見当たらないし、見切りの良さもあり、次から次に動いてく早さは他に類を見ないです。NasやSnoopと比べると、そのセンスの良さや敏感さは歴然の差があります。このまま順調にいくと、次作でもSwizz
Beatzを起用するとは考えられないし(あってもメインではないだろうし)、次々作では起用すらないはず(Timbalandの起用はありそうだが)。ついでに、Swizzのインタビューで1曲の最高額の話題で「誰に頼まれたかは言えないが、2000万円だった」ということをよく見るが、それって、普通に考えたらJay-Zに頼まれたんじゃないか。Swizzに限らず、他のプロデューサーにも高額支払ってるからいつも良い曲提供してもらってると、単純にそう思うけど。
(00.12.1)
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