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DV
(ドメスティックバイオレンス)
被害を受けた人の状態は?

 ・自責感、罪責感、無気力、無力感などを感じさせられます。
 ・人間性をつぶされ、人が人らしくふるまうことを困難にさせられます。
 ・被害者本人に問題があるかのような行動をとることもありますが、
  それは暴力を受けたための葛藤がひどいためで、
  被害を受けると誰でもそうなるのです。

子どもへの影響

 ・DVのある家庭では、高い割合で子どもたちへも
  直接暴力がおよんでいます。
 ・直接的な暴力はなくても、目撃者としてのトラウマを抱えてしまい、
  子どもの発達上、さまざまな問題を抱えてしまうことになります。

加害者ってどんな人?

 ・社会的地位、学歴、収入などはさまざま。
 ・内に見せる顔と外の顔が違い、外では人当たりのいい、
  やさしい人と思われていることも多いのです。
 ・パートナーに対して、「心理的・感情的なケア」を期待し、
  自分の意に添わないことを彼女が言ったりしたりすると、
  自尊心が傷つけられ、自分が受け入れられていないと感じます。
 ・被害者の苦しみや人権を完全に無視し、
  被害者を自分の所有物と見なし、コントロールしようとします。
 ・どんなところからでも暴力をふるう理由をさがし出します。
 ・自分の言動の責任を自分でとることができず、
  自分がしていることを暴力だと認めません。
 ・被害者に悪いところがあるからだと、被害者にすべての責任
  (自分の暴力行為の責任までも!)を押しつけます。

援助者として大切なことは?

 ・援助者が、被害者のいたらないと感じるところを取り上げて
  説教などをすることは、一層被害者を傷つけてしまうことになります。
 ・被害者が「情けない」とか「恥ずかしい」とか言ったときには、
  変に共感するより、「情けないのも恥ずかしいのもあなたではなく
  加害者の方だ」とはっきり言う方が、真のサポートになります。
 ・援助者は情報を提供しながらも、被害者がどうするかは
  その人の意志に任せることが大事です。
  何もしないということも、その人の選択肢のひとつであり、
  援助者の正義感を被害者に押しつけて、
  プレッシャーをかけてはいけません。


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