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DV
(ドメスティックバイオレンス)
被害者のために必要なこと

 ・24時間体制の一時避難場所
 ・加害者の影に脅かされることなく暮らせる住居や、経済的自立
 ・身体の回復のみならず、カウンセリングや自助グループでの
  エンパワーメントを基本的な考え方にした安心できる場での心の回復
 ・それらを保証するための法の整備

加害者の更正にとって必要なこと

 罪の意識がないため、更正しなければならないとは、
 なかなか思わないので難しいのですが、
 更正しようと思ったときは次のようなことが有効だと思われます。
 ・被害者への暴力の責任を、加害者自らが
  引き受けなければならないことを理解する。
 ・カウンセリングや自助グループなどで、
  なぜ加害行為をしてしまうようになったのかを、
  必要ならば子ども時代にまでさかのぼって見つめ、
  自分自身が受けた傷を受けとめる。
 ・自分にいろいろな感情がわいたとき、
  暴力以外の方法で解決する方法を学ぶ。
 ・相手を主語に話すのではなく、
  自分を主語に話すような訓練をする。

緊急課題

 ・DVに対する正しい知識と被害者の側に立つ考え方の啓発
 ・24時間体制のシェルターの設置
 ・いろいろな機関のネットワークの整備
  (警察、裁判所、相談機関、シェルター、病院、
   福祉施設、学校、行政など)
 ・逃げたあとの生活の保障
 ・法的整備
  @暴力は、公的領域で起こっても私的領域で起こっても
   犯罪であることを明確に規定する。
  A被害を受けた女性や子どもの安全を守る体制を整備する。
  B専門家(医者、カウンセラーなど)の通報義務。
  C被害当事者の安全確保のための、
   迅速な手続きによる裁判所の保護命令。
  D社会的認識の徹底のための教育・啓発・広報活動。
  E女性に対する暴力の防止および被害者支援のための
   活動をしている民間団体への財政支出を含む公的支援の充実。


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