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セクシュアルハラスメント

 6.今、必要なこと

ここで、ひとりひとりができることを考えてみます。

 「権利」という視点での認識を持つ

 「気持ちの持ち方」とか「潤滑油」とかではなく、「権利の侵害」だということを
 押さえておいてほしいと思います。

 個人的な問題として片づけない

 職場から加害者や被害者を出さないため、気づいた点があれば注意をしたり、
 相談されたら相談にのったりしてください。

 ジェンダー意識を見直す

 ジェンダーにとらわれない意識や考え方、行動を、ひとりひとりが具体的に
 形にすることが必要です。
 ジェンダーは、「自然」「当然」「当たり前」「本能」などの言葉で
 語られてしまうことが多いので、そのような言葉に注意してみてください。

 ひとりひとりが、お互いの人格を尊重しあう

 誰かが誰かのことを「きっと、○○なはずだ」と勝手に決めつけたり、
 自分の思うように相手を動かそうとしないようにすることが大切です。


< 被害に遭った人へ >

 自分を責めないで

 あなたが悪いのではありません。
 起きたことに対する責任は、加害者の側にあります。
 自分が被害者であることを受け入れることがつらいこともあると思いますが、
 起きたことがセクシュアルハラスメントであると認めるときに、自分を責める必要は
 ありません。

 できる状況なら、あなたの「NO!」を伝えよう

 どんな言葉でもいいから、あなたが嫌だと感じていることを、言葉にしてみてほしいと
 思います。
 できるなら直接相手に、また、それが難しいなら他の誰か安全な人に伝えてみてください。
 たとえ相手に直接言えなくても、自分を責めないでほしいと思います。
 そもそも、セクシュアルハラスメントは「NO」を言えない関係の中で行われるものであり、
 言えないことがわかっていて、そこにつけ込む加害者のほうが悪いのですから。

 誰かに相談しよう

 自分ひとりで解決をしないといけないことなどありません。職場や学校の相談窓口や、
 公的な相談機関、民間の相談機関、友人、家族など、信頼でき、安心できる人に
 相談してみましょう。
 第三者に知っておいてもらうことは、いざというときの証拠にもなります。

 心や身体の不調があれば、病院を受診しよう

 気分が落ち込んだり、身体に暴力を受けたりした場合、病院を受診しましょう。
 それが自分を大切にすることにつながると思います。


< あなたが加害者にならないために >

 相手が不快な思いをしていないかどうか確認をする

 相手があなたの言動で不快な思いをしていないかどうか、相手の反応を確認する
 気持ちをもつことが大切だと思います。
 あなたは親しさの表現だと思っていても、相手はそう思っていない場合もあります。
 もし、相手が不快に思っていることがわかったら、すぐにやめてください。
 また、いつも相手が明確に「NO」を言えるとは限らないことも知っておいてほしいと思います。

 あなたの心に、女性への差別意識はないでしょうか

 女性を男性より劣っていると考えてはいないでしょうか。
 女性にだったらこのくらいしてもいいだろうという思い込みや、男性なんだからこれくらい
 許されるだろうというような思い込みは、できるだけ書き換えていってほしいと思います。

 立場や年齢が下の相手を、軽く見ていないでしょうか

 立場や年齢が違っていても、個人の人権は平等です。
 自分の言動が相手の人権を尊重してのものかどうか、感じ取ってみてください。

 自分の大切な人のことを思い出す

 自分の言動に自信がない場合は、相手を自分の大切な人、または自分より立場が上の人や
 その家族に置き換えて考えてみてください。
 あなたはその人たちに対して、同じような言動をとるでしょうか。
 また、その人たちが見ている前で、同じような言動をとれるでしょうか。
 その人たちにもするからセクシュアルハラスメントではない、とは言い切れませんが、
 このように置き換えて考えてみることで、見えてくることもあります。

          

 また、セクシュアルハラスメントは、ひとりひとりの意識とともに、企業や学校としてどう考え、
  どう対応していくのかという視点が必要です。
  企業や学校として、セクシュアルハラスメントについてどう考えているのか、
  事前の防止策と発生後の対応について具体的に明文化し、きちんと実施していっていただきたいと
  思っています。


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