わんだふるはうす 森戸海岸線を行く

石原裕次郎記念碑 PART2

横須賀から大磯まで、湘南の海岸沿いを東西に走る国道。それがルート134号線。葉山御用邸前交差点を左に折れると、逗子・渚橋まで曲がりくねった細い道が海岸沿いに続きます。それが県道207号・森戸海岸線。いかにも葉山らしい風光明媚なこの道路を、2005〜2006年にかけて、ワンダフルハウスが走破しました。このコーナーでは、石原裕次郎記念碑をご案内いたします


森戸神社裏の海岸入口に、湘南で青春を過ごし、この地をこよなく愛した石原裕次郎さんの記念碑があり、今も多くのファンが訪れています。石碑には裕次郎さんを偲ぶ文字が刻まれています。
石碑には裕次郎のブロンズ像、石原慎太郎氏自筆の詩が刻まれています。
「夢はとおく 白い帆に のって
消えていく 消えていく 水のかなたに
太陽の季節に 実る
狂った果実たちの 先達
石原裕次郎を 偲んで」
石碑左手には 、葉山を愛してやまなかった 裕次郎の3回忌を記念して、平成元年 「葉山灯台」=通称「裕次郎灯台」 が建てられました。
真名瀬漁港と芝崎海岸方面を臨む。バーベキューをやっています!(^Q^)
逗子マリーナ、葉山マリーナ方面に目を転じます。海に突き出た岩山の頂上に生えている枝振りの良い松、あれが「千貫松」です!
駐車場横にある、この鳥居をくぐって石段を上ると「森戸大明神のビャクシン(柏槙)」があります。
「森戸大明神のビャクシン」かながわの名木100選。葉山町指定重要文化財天然記念物。昭和43年2月29日指定。和名:イブキ(ヒノキ科)。源頼朝が当地に伊豆の三島神社を勧請した際、そこの若木が飛来し岸壁に根付いたものといわれている。古木が海上にのり出した姿は珍しい。樹高:15メートル。胸高周囲:4メートル。樹齢:約800年(推定)。
イブキはビャクシンとも言い、東北南部から九州の海岸に生える常緑高木で社寺や庭園によく植えられるほか、生け垣などに用いられる。樹高27m、胸高周囲8m、樹齢約1500年に達するものもあるといわれている。
「御神木 飛柏杉」と書かれた石碑がありました。左の木が「ビャクシン」です。1184(元暦元)年、源頼朝が森戸神社を参拝した折に、三島明神から飛来し発芽したものと伝えられ、森戸神社の御神木となっています。向こう側に見えるのは森戸海水浴場です。
左手に、岩上に切り立つ「千貫松」が見えました。枝ぶりが見事です。源頼朝公が衣笠城に向かう途中、森戸の浜で休憩した際、岩上の松を見て「如何にも珍しき松」と褒めたところ、出迎えの和田義盛は「我等はこれを千貫の値ありとて千貫松と呼びて候」と答えたと言い伝えられています。
ワンダフルハウスは海岸に下りてきました。水が澄んでいます。 ビャクシンを海岸から見上げます。古木が海上に乗り出した姿は非常に珍しいですね。根元も樹も、倒れないように頑丈に補強されています。
「裕ちゃん灯台」と名島。
石原裕次郎記念碑を海岸から見上げます。 石碑の横に「裕ちゃん灯台」。裏には「平成元年7月17日 石原慎太郎」の文字が。この記念碑は灯台と一緒に造られたもののようです。
江の島が見えました。この日は曇りがちでしたが、少し夕日が差してきました。”森戸の夕照”が拝めるかもしれません。
千貫松越しに見る2005年8月のサンセット。まさに千貫の値ありです。 さぁ、裕次郎記念碑越しに”森戸の夕照”を見に行きましょう。
人がたくさん集まっています! 残念! 夕日が雲の中に隠れてしまいました。
シーカヤックが通り過ぎました。この4ヶ月後、ワンダフルハウスは完璧な”森戸の夕照”を見ることができます。

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