わんだふるはうす R134を行く

七里ガ浜

横須賀から大磯まで、湘南の海岸沿いを東西に走る国道。それがルート134号線。湘南でサーフィンする人なら必ず通るこの道路を、2005年のゴールデンウィーク〜秋にかけて、ワンダフルハウスが走破しました。このコーナーでは、行合橋から鎌倉高校駅前までご案内いたします。


鯉のぼりが泳ぐ「鎌倉プリンスホテル バンケットホール七里ヶ浜」。手前は江ノ電の線路。江ノ電との最初の並走区間になります。 江ノ電とのファーストコンタクト。しかし、この後、線路とは離れてしまいます。海に面したロケーションの良さからドラマやCMに頻繁に登場している七里ガ浜高校。最近では、映画「ピンポン」(2002年)で、卓球部員ペコ(窪塚洋介)とスマイル(ARATA)の通う片瀬高校として登場。
七里が浜の社交場となっている、七里ガ浜駐車場とファーストキッチン七里ガ浜店。駐車場では第2・第4土日にフリーマーケットが開催されています。(8月はなし。1〜3月は第2・第4日曜のみ。出店料金は車で4000円。手持ちで2500円
ファーストキッチン七里ガ浜店は、2001年3月にバーガーキングから生まれ変わりました。500円以上のお買い上げで、駐車場料金が1時間無料になります。
駐車料金は
9:00〜21:00 400円/1H
8:00〜21:00 600円/1H(7〜8月)
お得な「七里ガ浜パーク&レールライド」もあります。
駐車場&ファッキン正面は、”への字”と呼ばれるサーフポイント。この日は波がありませんでした。
七里ガ浜のビーチサイド、しかもR134の海側という衝撃的なロケーションに建つ「ファーストキッチン 七里ガ浜店」。R134の海側に建つレストランは、この後、片瀬西浜のイル・キャンティビーチェまでありません。 全国的にみても珍しい、海に面したテラスがあるファーストフードショップ。しかし、油断は禁物。上空からトンビが、ハンバーガーを狙ってるので要注意。ワンダフルハウスもチキンを持ってかれました(T0T)/
湘南在住のクリエイターが集うレストラン&バーJJ.MONKS海を望むテラスでの食事はアメリカ西海岸にいるかのような雰囲気です。 ワンダフルハウスと同世代のオヤジサーファーがキメてくれました。
行合橋
行合橋(ゆきあいばし)。この橋の下は行合川が海へと注がれています。 稲村ガ崎から小動岬(こゆるぎみさき)までの間が七里ガ浜。鎌倉時代の単位でおよそ7里あったことに由来します。
日蓮の龍の口刑場における処刑が、刀に火の玉が飛んで来たために失敗したという知らせの馬と、幕府からの死罪を止めさせるための使者がこの地で行き合ったという伝説から、ここを流れる川を行合川(ゆきあいがわ)と呼ぶようになりました。R134からセブンイレブン西側の道へ入り、川沿いを進んで踏み切り手前の橋を渡ると七里ヶ浜駅です。
これは珍しい! 江ノ島電鉄で、2月から期間限定で運行した「ラッピング江ノ電1000形 義経号」のバスバージョンです。鮮やかなブルーの車体に義経や弁慶、舞を舞う静御前がラッピングされた、とても美しいバス。これは、鎌倉駅10:20発→江ノ島行の「しずか号」のようです。ここ行合橋は、桑田佳祐の「黄昏のサマー・ホリデイ」という曲に出てくる場所。”午前8時の行合橋で 死んだ蜥蜴を見ました♪”という歌い出しで始まり、”砂煙を上げたバスが 蜃気楼に溶けた〜♪”という歌詞にマッチした情景です。上空に僅かに見えるのは飛行船。江ノ島&しずか号&飛行船の黄金の3ショットを狙いましたが、動きが速く、フレームアウトしてしまいました。 ここにも鯉のぼりを発見。この日は5月5日でした。
モアナマカイ珊瑚礁
珊瑚礁に到着しました。ワンダフルハウスは、こちらでカレーをいただくことにしました(^Q^)「モアナマカイ」とはハワイ語で「大きな海の波うち際」のこと。アロハシャツを着た男性スタッフとムームー姿の女性スタッフがハワイアンムードを盛り上げてくれます。ゴールデンウィーク中だけあって、並んでる客の数が半端じゃないです〜(^‐^;)行列は道路にまで続いていました。しかも、車の中や店内のバーで待ってる客もいるのです。この行列からすれば、店に入るまで1時間、店内で1時間、合計2時間は並ばされる勢いです。ひぃ(^‐^;)行列が店内に達すると、店員がメニューを渡してくれます。注文するものと席の希望を伝えます。気の短いワンダフルハウスは、「席はどこでもいいので、とにかく速く」と伝えました。
ワンダフルハウスは行列をワープして1時間もしないうちに席に案内されました。しかし、案内されたのは、厨房前のカウンターでした(-_-;)店内はハワイのイメージで作られており、南国ムード満点。ワンダフルハウスは目の前に飾ってあるウクレレを眺めながらキウイジュースを…(^Q^)実が沢山入っていて激ウマでした。厨房では、戦場のような光景が展開されていました。ここの席はムードはありませんが、出来上った料理を全部見ることができるので、なかなか面白かったです。 「チキンの唐揚げカレー」(1400円)は、珊瑚礁でもっとも人気の高いメニュー。揚げたての大きな唐揚げが5個。その量に圧倒されますが、プ〜ンと漂うニンニクの香りが、なんとも食欲をそそります(^Q^)小麦粉に、牛乳、ニンニク、白ワイン、醤油などを入れた衣にひと晩漬け込んでおき、オーダーごとに揚げています。カレー自体は、辛過ぎることはなく濃厚な味。特徴は、上に載ってるドレッシング付のサラダ。ご飯の量がかなりあるので、女性は完食がしんどいかもしれません。女性の方にはライス少なめ(100円引き)をお勧めします。
タイマツの燃える黄昏時の珊瑚礁のテラス席。 階段を降りると、この景色。この辺はロアと呼ばれるサーフポイントなのです。
ポリネシアン風の外観や夕暮れ時から灯される松明によって、R134沿いのレストランの中でもNo.1の超有名店。楽天でレトルトカレーを買えます。
珊瑚礁の駐車場隣りにある、この美しい西洋館は、日本のバレエ発祥の地であり、1996年10月に閉館した「パブロバ記念館」。現在は、人手に渡って、民家になっています。日本のクラシック・バレエ育ての親と言われるエリアナ・パブロバは帝政ロシアのコーカサス地方チフリスの貴族の家に生まれましたが、1917年のロシア革命により母ナタリア、妹ナデジタと共に祖国を逃れ、シベリア、満州、上海、神戸、横浜…と流浪の末、母と妹を守りながら辿り着いた所が七里ヶ浜だったのです。1919年に来日し、1924年から鎌倉に住み、1928年から、ここにバレエスクールを開設。日本人に初めてバレエを教え、日本のバレエ発展の基礎を築きました。現在は、母と妹と共に横浜山手の外人墓地で眠っています。 アーチ型のモニュメントと「日本バレエ発祥之地」と書かれた銅板のレリーフに、バレエの稽古場だった昔の様子を想像することができます。「 エリアナ・パブロバは大正9年、動乱の祖国ロシアを逃れて来日 。昭和2年、この地にバレエスクールを建てた。エリアナは自分自身の 舞台活動を通じて日本にクラシックバレエを紹介するとともに 、多くの舞踊家を育て、日本バレエ界の基礎づくりに貢献した 。第2次大戦後、日本のバレエ界の発展を支えてきた人達の多くは パブロバの薫陶のもとに育った 。昭和8年、日本に帰化。霧島エリ子を名乗ったが昭和16年軍属 として日本軍慰問旅行の途中、南京で戦病死。鎌倉市は市葬をいとなみ、 のち靖国神社に合祀された 。母ナタリア、妹ナデジタはエリアナを輔けエリアナの死後、その 仕事をついだナデジタは昭和57年、この地で没した 。昭和61年11月吉日 エリアナパブロバ顕彰会」
南イタリアのナポリ湾に面した世界最高の美しい海岸線を持つ風光明媚なリゾート地 アマルフィを七里ガ浜に再現した「リストランテ アマルフィ」。1階から2階まで吹き抜けになっていて、とても開放感溢れるお洒落なお店です。 山側を見上げると赤いパラソルが…。これがアマルフィイの支店「アマルフィ デラセーラ」。江ノ電の線路を横切り、山道を登って辿り着く一軒家レストラン。180度のパノラマが一望できる大テラス席からの眺めは、R134沿いのレストランとしては、文句なく海の眺望No.1。こちらは、復路で紹介します。
「アマルフィ」と「デラセーラ」を1つのフレームに収めるのは、R134からは無理。ワンダフルハウスは海岸に降りてみました。本店・支店の位置関係は、こんな感じ。 R134沿いに江の電が出てくる正面が峰ヶ原ポイント。この日は、胸から最大肩サイズのセットが入ってました。
江ノ電の峰ヶ原信号所。ここには駅がないのに退避線で藤沢行(手前)と鎌倉行(奥)の電車がすれ違っています。明治43年に江ノ電が全線開通した際には、この場所に「七里ガ浜」駅がありましたが、すぐに廃駅になりました。ここは、龍口寺前の刑場で処刑された義経の首が晒された場所でもあります。ここから小動の手前まで江ノ電との並走区間になります。 突然、目の前にドラゴン級のセーリングボートが! R134ならではの光景にビックリしました。

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