わんだふるはうす R134を行く

葉山ホテル音羽ノ森

横須賀から大磯まで、湘南の海岸沿いを東西に走る国道。それがルート134号線。湘南でサーフィンする人なら必ず通るこの道路を、2005年のゴールデンウィーク〜冬にかけて、ワンダフルハウスが走破しました。このコーナーでは、葉山ホテル音羽ノ森をご案内いたします。


ワンダフルハウスは、プラージュ・スッドを出ました。ここは完全に南国です。 長者ヶ崎から久留和海岸、秋谷の立石あたりまで、単調な海岸線が続き、長い間に波の浸食を受けてきました。元々地盤が脆く、海側の斜面が崩れやすいので「秋谷の大崩れ」と呼ばれています。昔は久留和海岸の砂浜はもっと広く、今とは違って久留和漁港から長者ヶ崎まで砂浜を歩いて行けました。現在は、ご覧のように消波ブロックが投入され、人工的な海岸になってしまったのが残念です。
虹は、いつの間にか消えていました。
「葉山ホテル音羽ノ森」にある3つのチャペル。セカンドコンタクトは、ホテルの最も高い所から海を正面に愛を誓う「空のチャペル」。2004年まであったテラスデッキをリニューアルしました。 爽やかな陽光と潮風に包まれながら海に向かって真っ直ぐ歩いて行く「空のチャペル」。心地良い波音とシックなチェロの生演奏が響く中、バージンロードをゆっくり進む…。祭壇の向こうに広がる青い空と海の眺めは、あまりにも感動的過ぎます。
「葉山ホテル音羽ノ森」が見えてきました。ワンダフルハウスは、こちらでランチをいただくことにしました(^Q^)
門を入ると、上り坂の右カーブになっています。 長者ヶ崎。あそこから葉山町です。
長者ヶ崎駐車場を見下ろしながら進みます。
石畳の小路を登ったその先に、まるで、幼い頃に読んだおとぎ話の中に出てくるような小さな教会が現れます。プラージュスッドと同じような、ストーリー性を感じさせるエントランスです。 「葉山ホテル音羽ノ森」にある3つのチャペル。サードコンタクトは、森の中にひっそりと佇む小さな教会「森のチャペル」。風合いのある重厚な木と、シックなステンドグラスに包まれた素朴で温かみのある外観。ステンドグラスからもれる日の光に導かれ、静寂と温もりに包まれた神聖な祭壇に、静かな愛を誓います。森の薫りに包まれた小さな教会。樹々の精霊たちが、今にも木陰から現れそうな感じがします。
HAYAMA HOTEL OTOWA NO MORI
コートダジュールをイメージした客室12室のみの贅沢なホテルとして1987年にオープン。「高校教師」(2003年1月〜3月 TBS)で上戸彩が入ったホテル「ハートリンク」としてドラマにも登場しました。 テディベアのコレクション。品格の高い調度に囲まれて、至福のひとときを過ごすことができます。あまりにも上質すぎます。
RESTAURANT SHIOSAI
メインダイニング「レストラン 潮幸(しおさい)」。最大の魅力はロケーション。レストランの半面は弧を描いたガラス張りで、地平線を見ながらの食事は、まるで豪華客船の中にいるようです。佐島港や三崎港からの新鮮な魚介類、地元の摘みたて野菜、地卵や葉山牛など地元食材をふんだんに使用した本格派フレンチを提供。眺望とマッチしたプロヴァンス風の料理が味わえます。
ピンクレモネードソーダ。こちらは後ほどカフェで紹介します。 ワンダフルハウスは「ランチAコース」を注文しました。前菜orスープ+魚or肉料理+デザート+コーヒーで4000円。
三崎マグロの燻製バルミサコソース。 コースのメインは肉か魚か選べます。肉は葉山牛でなくて岩手牛でした。ワンダフルハウスは、地元産の真鯛を選びました。
パイナップルの薄切り、レモンアイス、マンゴーソース。粒々はバジルの種。ゼラチン質で甘味があり食感が面白かったです。 コーヒー。
まるで映画の1シーンのよう。あちらの御婦人がおかけになっている椅子だけ、ゴールドのプレートが付いています。これはMichael Jacksonのサインを成型したものなのです。 拡大しましたが、わかりませんでした。
レストランの入口に写真とサインが飾ってあります。赤い服がマイケル・ジャクソン。黒い服が浅野ゆう子さん。白い服がマイケルの付き人。「昭和62年10月15日来館」と入っています。浅野さんの事務所の社長がマイケルの関係者と知り合いで、その関係で2人が一緒に来たそうです。完全な極秘行動で、1987年の来日時にマイケルが葉山や横須賀に来たことは、あまり知られていません。ベジタリアンであるマイケルに合わせたオリジナルメニューを出したそうです。 最後の客・ワンダフルハウスが店を出ると、ランチタイムが終って、シェードが降ろされました。
1987年9月9日、マイケル・ジャクソンが来日。東京に始まり、ロサンゼルスで終了するまで15ヶ国123公演、440万人の観客を動員したマイケル初のソロワールドツアー「BAD TOUR」のための来日でした。ジャパンツアーは、後楽園球場(9月12,13,14日)、西宮球場(19,20,21日)、横浜スタジアム(25,26,27,10月3,4日)、大阪球場(10,11,12日)で全14公演。大阪球場の最後のライブから3日後の10月15日、人気絶頂期の”世界のスーパースター”マイケル・ジャクソンが、あの席に座り、久留和の海を見ながら食事しました。 マイケルは食事だけして、ホテルには泊らずに帰ったそうです。翌1988年、マイケルはBAD TOURの後半に再び来日し、竣工されたばかりの東京ドームでライブを行うことになります。ワンダフルハウスは隣りの「カフェテラス音羽ノ森」に移動することにしました。

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