朝里岳  1281m

 

2008416日 

 

2005朝里

 

今年は雪解けが早いようだ。近郊の山々も純白の装いから斑模様に変わり、もう少しすると木々に若芽が目立つようになるのだろう。めっきりと春めいた穏やかな日に、朝里岳を歩いてみた。

朝里岳は朝里川の源頭に位置し、別名「飛行場」と呼ばれる広大な山頂を持つ山である。札幌国際スキー場からスカイキャビンを利用して登り、45分という短時間で山頂に立った。緩やかな斜面と穏やかな風、なんとも心地良い雪山散歩であった。

朝里岳から下る斜面はザラメ雪と湿り雪がストライブ模様となって、滑る、滑らないの繰り返しであった。反っくり返ったり前のめりになったりしながら不恰好に滑り降りた。

 

登り 45分(山頂駅から・休憩時間含む) 下り 40分(スキー場レストハウスまで)

 

 

 

スカイキャビン山頂駅裏の尾根から朝里岳を見る。なだらかな山容が良く分かる。

 

 

登る途中、雪庇のある斜面越しに白井岳を望む。

 

朝里岳への登りはダケカンバの疎林。風雪に耐え抜いた老木が怪異な姿をさらす。これは「後期高齢樹木」と呼ぶのだろうか。

 

 

通称「飛行場」と呼ばれる広大な山頂を持つ朝里岳。登ってくる山スキーヤーが豆粒のよう。

 

後から来た男性にシャッターを押してもらう。しばしの間、余市岳を見て、白井岳を見て、旋回するヘリコプターを見て時間を過ごす。短時間だが満足の山歩きだった。

 

余市岳の北斜面は上から見ると下が見えない。あそこを滑り降りるスキーヤーやボーダーがいるというから驚きである。雪崩が怖くないのだろうか。