風不死岳   1103m

 

20031011日  樽前山ヒュッテコース  北尾根コースはこちらから

 

 

支笏湖を挟んで北に恵庭岳、南に風不死岳、樽前山と並ぶ姿は壮観である。とりわけ湖畔から眺める風不死岳は沢筋を明確にして、聳え立つ風情がある。風の無い日、鏡のようになった湖面に映る風不死岳を見るのも乙なものである。紅葉の時季、おばさんと樽前山ヒュッテコースから登って見た。 

 

登り(2時間30分)・樽前山ヒュッテ登山口(AM940)〜 樽前山との分岐(AM1020)〜 風不死岳山頂(PM1210

下り(2時間30分)・風不死岳山頂(PM 110)〜 樽前山との分岐(PM 250)〜 樽前山ヒュッテ登山口(PM 340

 

 

 

 

 

 

 樽前山ヒュッテ登山口から5分も歩くと燃えるようなナナカマド林が現れる。見事な朱紅に驚きのおばさん、「・・・!」声が出ないようだ。

 

 

 樽前山のすそ野はすっかり秋色に染まり、暖色系を自在に使ったパッチワークの上を歩いているようだ。幸せな時間が静かにながれる・・・。

 

 樽前山へ向かう分岐点はもう少し。流れ出た溶岩が固まった、荒々しい風景を見ながらゆっくりと登る。汗が少しずつ出始める。

 

 

 

 いよいよ風不死岳が間近に迫ってくる。日本庭園を思わせる個所がいたる所にあり、その見事な美しさにおじさんも「・・・!!」声が出ない。

 

 

 樽前山ヒュッテコースと言えば、岩登りの難所で有名。ワンちゃんを連れた登山者もここから引き返したようだ。犬に3点確保は無理だったか。

 

 

 風不死岳は双耳峰。手前のニセピークを登るおばさん。後ろにはどっしりとした山容の樽前山が姿を見せている。麦わら帽子の様にも見える。

 

 

 

 ニセピークから山頂・三角点のある本峰へ向かう。山頂には数人の人影が見える。昼食時には十数人となって、繁盛している定食屋のようだった。

 

 

 山頂から見下ろす支笏湖の湖面と、対峙するように聳え立つ恵庭岳。賑やかな山頂と、時が止まったような静かな風景、風が静かに流れる。

 

 下山時、中腹から眺めた樽前山7合目ヒュッテ付近のナナカマド林。陽射しの方向が変わったせいか、一層紅色が強くなっている。

 

 

山頂からのパノラマ写真。風不死岳山頂部の複雑な地形と、樽前山の雄大さが分かります。