無意根山 1,464m
2006年7月4日 (晴) 元山コース 「薄別コース」はこちら
2年ぶりの無意根山、豊羽鉱山側の「元山コース」から登る。珍しく早起きして5時に家を出る。出勤ラッシュ前の 朽ち果てる寸前の「無意根山荘」横に車を停め、早朝の登山道に分け入る。朝日が木立の間から差し込み、気持ちの良い山歩きを楽しめるかと思ったのだが、歩き始めてすぐにまとわりついてきた蚊に悩まされる。風もないことから、一度まとわりついた蚊はなかなか離れようとしない。市販の防虫スプレーを身体中に吹き付けるのだが、圧倒的な数の蚊の前では焼け石に水のような状態だ。手袋やシャツの上からも容赦なく刺してくる蚊に、なすすべがない。せめて立ち止まらないように歩き続けるのが対策といえた。そんな状態が「休憩広場」まで続き、景色を眺めながら歩くと言う楽しみはとっくに失われてしまった。薄別分岐あたりで蚊の攻撃も小康状態を迎えたが、帰りもまた蚊の集中攻撃を受け、ボコボコにされたボクサーのような状態で無意根山登山は終わった。 期待していた山頂からの羊蹄山やニセコ山系の眺望は、厚い雲海にさえぎられて望むことができなかった。山頂に咲く「トカチフウロ」に慰められ、札幌方向の眺望を楽しみながら弁当を食べたのが、せめてもの憩いの時間だった。 帰りに小金湯温泉「まつの湯」で汗と身体中に吹き掛けた防虫スプレーを洗い流した。顔や腕のいたる所には蚊の攻撃跡が残っていた。なかなか充実した山歩きだったと記憶しておこう。 |
登り・3時間(休憩時間含む) 下り・2時間10分(休憩時間含む)
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