チセヌプリ・シャクナゲ岳
2010年10月2日 晴れ時々曇り 同行者・G藤夫妻
秋のニセコを歩こうということで、海坊主さんさんことG藤氏夫妻とチセヌプリ、シャクナゲ岳、神仙沼とプチ縦走してきた。
期待していた紅葉は、いつもなら黄色く山肌を染めるダケカンバが焼けるように枯れて茶褐色に、そして赤く彩りを添えるナナカマドがくすんだ赤になって、なんとも渋過ぎる景観を作っていた。
それでも神仙沼周辺はわずかながらも綺麗に色付き、訪れた観光客にニセコの秋を披露していた。
所要時間(休憩時間含む)
チセヌプリ東側登山口〜1時間〜チセヌプリ〜1時間20分〜シャクナゲ岳〜1時間25分〜神仙沼
2002年のニセコの秋はこちらをクリック
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ニセコパノラマラインが眼下に見えるチセヌプリへの登り。長い年月は記憶を薄れさせるようで、互いに「こんなに岩が多かった?」「こんなに歩き難かった?」と言いながら登る。背後に見えるニトヌプリの斜面は例年ダケカンバで黄色く染まるのだが、今年は異常な暑さが続いたせいか、葉が焼けるように枯れて茶褐色に染まっている。
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チセヌプリの頂上で軽く食事と休憩をとってからシャクナゲ岳に向かう。眼下には優しい笹斜面の「ヴィーナスの丘」が広がる。シャクナゲ岳の後方には目国内岳が見え、その右側の裾は岩内岳へと続いている。
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チセヌプリとシャクナゲ岳の分岐で地図を広げるG藤氏。小まめにコースタイムを確認している。慣れた山域でも地図を見ながらの山歩きは重要。管理人のように迷ってから広げるのでは遅い!
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明るく刈り広げられた登山道を、シャクナゲ岳に向かって進むG藤氏。やはりハチマキ姿でなければ力が湧いてこないようだ。シャクナゲ沼分岐から山頂までの急斜面は笹が生い茂り、足元の岩も濡れて滑るため、思いのほか登り難かった。
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にぎわう山頂で1時間ほどまったりしながら昼食をとる。マイ畑の話や四国巡礼の話をしながら前方に広がるニセコ連峰の景色を楽しむ。もう少し時間があれば、いま問題になっている日中領土問題や大阪特捜検事FD書き換え問題の落とし処を話し合いたかった(笑)。
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チセヌプリを背景に海坊主さんと記念写真。風もなくチセヌプリの姿が水面に映る。長沼の水量は春先に比べて極端に少なく、乾いて露出したドブ臭のする沼へりを歩いてきた。
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せめてもの紅葉ぶりを見せる神仙沼。この周辺だけは観光客でにぎわいを見せる。静かな湖沼に人々の声が響き渡る。鏡のような湖面に映る樹木が美しい。
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湿原に点在する池塘(ちとう)越しにチセヌプリを見る。ちょっと物足りないプチ縦走だったが、普段あまり同行できないG藤夫妻との山歩きは楽しい。バナナやミカン、ゆで卵を頂き、帰りには自家生産の野菜まで頂いた。もうS町に足を向けては寝られません。
帰りに五色温泉峡「ニセコ・山の家」に寄ったのだが、洗い場のお湯が出ず、身を切るような冷たい湧水で汗を流す羽目になってしまった。おかげで睡魔にも襲われずに家に帰ることができたのだった。
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