ニトヌプリ 1,080m
2011年4月30日 五色温泉から
同行者 G藤夫妻
約束をしては悪天になったり急用が入ったりで実現できなかったG藤氏(海坊主さん)との山歩き、やっとGWに実現することが出来た。
チセヌプリスキー場の駐車場で待ち合わせ、車一台をパノラマラインの冬季ゲートに置いて、登山口となる五色温泉へ向かった。3年前と同じルートで、変更点があるとすればG藤氏の奥さんが参加して3人になったくらい。
ニセコの空いっぱいに青空が広がり、最高の山歩きとなった。急斜面で息も絶え絶えになりながらも、雪原を吹き抜ける爽やかな風に背中を押されるように歩き通すことが出来た。3時間足らずの山歩きだったが、楽しい時間を過ごすことが出来た。
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山行時間 2時間50分(休憩時間含む)
GPSトラックログ
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朝9時過ぎ、五色温泉横を失礼して細尾根に取り付く。管理人は山スキー、G藤夫妻は登山靴にアイゼンという装備。どこの山も同じだが、歩き始めの急登は何とも辛いものがある。
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疎林の尾根を登り切ると目の前には雪原が広がっている。背後にはニセコアンヌプリの双耳峰が聳えている。
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イワオヌプリを横目にしてニトヌプリを目指す。晴れているから爽快気分で歩けるが、ガスや吹雪の中では方向を失う危険性のある雪原だ。
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目指すニトヌプリは目の前だが、行く手には大きな雪壁が待ち構えている。ニトヌプリは双耳峰で、この位置からだと左側の南峰の方が高く見えるが、実際は右手に見える本峰の方が10mほど高い。
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雪の大斜面を登るG藤夫妻。アイゼンを効かせて快調に登る。陽射しは強いが風は冷たい。動けば暑いが止まれば寒い。ちょうど良い体温を維持するために休まずに登る。
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管理人も山スキーで大斜面を直登する。ザラメ雪の上に湿った新雪。シールスリップもなく快調に登るが、如何せん息が続かない。擬音にすると「ゼイゼイハーハーヒーヒー」。
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ニトヌプリ山頂で姐御さんとのツーショット。一見穏やかそうだが、かなり風は強く冷たい。この後、風の当たらない場所を探して休憩をとる。バナナの差し入れありがとうございました。
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ニトヌプリの山頂から見るイワオヌプリ(左奥)とニセコアンヌプリ(右奥)。左手前の小山は小イワオヌプリ。右手の雪渓に見事なシュプールが残っていた。
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ニトヌプリの山頂から見るチセヌプリ。黄砂の付いたザラメ雪と、真っ白い新雪のコントラストが楽しい。右奥に見える山は岩内岳。シャクナゲ岳や目国内岳は陰になって見えない。
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890m台地目指してニトヌプリ南峰を下ってくるG藤夫妻。管理人は右手斜面をトラバース気味に滑ってきたが、雪質が悪過ぎて楽しい滑降にはならなかった。
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890m台地からは疎林の中をパノラマラインめがけて下るだけ。3年前に比べて雪が多いのか、邪魔なブッシュも立っていなくて、快調に下ることが出来た。
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管理人もスキーで疎林を滑る。ほとんどがプルークと横滑り。滑りの良いザラメ雪を見つけてターンを楽しんだのはほんの数回。
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G藤夫妻もパノラマラインにご到着。ちょうど正午で、昼飯前の山歩きだった。この後デポしておいた車に乗って五色温泉まで戻った。
やはりニセコの春山は楽しい。そんなことを再認識させてくれた山歩きだった。
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