オロフレ山 1230.8m
2014年6月26日 晴れ
10年前の混雑するオロフレ山
登り・1時間30分(休憩時間含む) 下り・1時間(休憩時間含む)
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GPSトラックログ
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当初の予定は登別市・幌別地区にあるカムイヌプリに登る予定だったが、噴火湾から濃い霧が押し寄せ、室蘭や幌別の町は霧の中。これでは登山口の標高が低いカムイヌプリでは歩きの大半が霧の中になるだろうと判断。
霧が晴れるのを待っているのももどかしいため、転進(古い!)して登山口の標高が高いオロフレ山を目指すことにする。
登別温泉を迂回して走り、カルルス温泉が近くなると霧も晴れて空はスカッ晴れ。行く手にはすっきりとしたオロフレ山の山頂が見えている。
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オロフレトンネルを抜けてから左折して旧道に入り、しばらく進むとオロフレ峠に着く。トンネルが開通するまでは道内でも屈指の難所の峠だった。子供の頃、観光バスに乗ってつづら折りの道路を上る時、眼下に見える深い谷に肝を冷やしたものだった。
峠にある登山口にはまだ登山者の姿は見えない。どうやら一番乗りのようだ。ゆっくりと出発の準備をしていると札幌からの女性2人組が着いた。準備をする二人に「お先に」と声を掛けてから歩き出した。
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この山の危険個所は羅漢岩と呼ばれる露出した岩壁の横を通過する時ぐらい。右手が深く切れ落ちているが、ロープもあり、左側が安全なので、足元に注意して進むだけで良い。
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羅漢岩を裏側から見る。何となくゴリラの頭のようにも思えて来る。自然の造形は様々だから、勝手に想像力を膨らませると違う世界が見えて来る。他人はこれを妄想と呼ぶようだ。
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妄想のついでにエイリアンが登場。キリンの頭に見えなくもないが、何だか口からドロドロとした液体と生温かい息が出て来そうで、やはりエイリアンだろう。お〜怖い。
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羅漢岩を過ぎてから山頂直下の急登までは快適な道が続く。もう少し早い時期なら満開のシラネアオイの大群落を楽しむことが出来る。
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エゾカンゾウの咲く急登から、歩いて来た道を振り返る。前方には来馬岳、右奥に室蘭岳が確認出来る。
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花の咲く急登を登り切ると山頂は目の前。トカチフウロやヨツバシオガマが登山道脇に咲き乱れ、山歩きのフィナーレを飾ってくれる。
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誰もいない静かな山頂。澄み切った青空の向こうに徳舜瞥山とホロホロ山、その右奥に風不死岳と樽前山が見える。左奥には札幌近郊の山々が霞んで見える。
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南の方向をズームアップ。中央に室蘭岳、その左に登る予定だったカムイヌプリが見える。もう霧は晴れ、すっきりと姿を現している。
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南東方向をズームアップ。中央奥に倶多楽(くったら)湖の湖面が確認出来る。手前の山は加車山と呼ばれ、カルルス温泉手前のふもとに橘湖という小さな湖を抱えている。
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北西方向をズームアップ。少し霞んでいるがまだ雪の残る羊蹄山、右手前に尻別山を見ることが出来る。羊蹄山の左奥はニセコの山々だが、あまり明確ではない。
誰もいない山頂で軽食を取り、しばらくまったりとしてから山を下りた。登る時に確認出来なかった登山者が次々と登って来た。登山口にいた2人組の女性たちも大きな息をつきながら上がって来た。
駐車場には登る時に想像出来なかったくらいの車の数が停まっていた。シラネアオイの時期が過ぎたとはいえ、やはり人気のある山なんだと教えられた。
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