銭函天狗山 537m
2010年3月19日 晴れ 桂岡から
通常は春香山の登山口となる桂岡地区から「銭函天狗山」を登って来た。ルートは採石場を経由しての尾根歩き。もちろん登山道などないからワカンを履いての雪上歩行となる。
採石場へ続く作業道を抜けて緩い樹林帯を尾根まで登った。山頂直下の急斜面ではクラストした雪の上に前日に降った新雪が乗っていて、思わぬスリップに苦しんだ。
山頂には発達した雪庇があり、普段は見られない「銭天」の姿を見せてくれた。風もなく空気も澄んで、ゆっくりと白く輝く周囲の山々や、青く光る石狩湾を眺めることが出来た。
コースタイム(休憩時間含む)登り・1時間30分 下り・40分 GPSトラックログ
桂岡からの林道コースはこちらから
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手稲山口地区から眺める銭函天狗山。東面は垂直な岩壁になっていて、小さい山だが日本第2位の高峰「北岳」を彷彿させる雄姿だ。好きな山だと言っても少し誉め過ぎか。
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昨年まであった「看板」手前の空き地も鉄パイプで囲まれ、車を停められなくなっていた。山スキーのコースで知られる「春香山」の登山口でもあるのに、駐車スペースが無いとは何とも納得がいかない。
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採石場へ続く作業道にあるゲート。立ち入り禁止の看板が出ているが、冬場で作業を行っていないこともあり、尾根に入るまで勝手!に通行を許してもらった。
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人の気配のない静かな採石作業現場。雪をかぶった大型重機が活躍の出来る春を待ちかねているようだ。
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緩い斜面を登り切ると眼下に採石場を見下ろすことが出来る。その向こうに小樽の海岸線が見えるようになる。
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固く締まった斜面には新雪が積もり、急斜面ではスリップに苦しんだ。また所々で踏み抜きに遇い、はまったワカンを引き抜くのにエラク難儀した。
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山頂に出来た見事な雪庇。この下は垂直に切れ落ちている岩壁だから、ノミの心臓の管理人はとても怖くて近付くことなど出来ない。 拡大写真クリック
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すぐ後から同年代と思われる男性が通常ルートから登って来た。登山靴にアイゼン姿で、今日の状況ならベストな装備だろう。
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山頂の樹林間から小樽方面を眺める。遠くに見える筈の増毛連山は残念ながら雲の中だった。
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後から登って来た若い女性2人組みの方にシャッターを押してもらう。着ぶくれなのかメタボなのか判然としない姿がそこにあった。
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