今日もぶつぶつ



3月10日(土)
『ニル・バイ・マウス』という映画を見ました。どういう意味なんだろう?と思っていたら、入院中の病人が、病院で食事を口から食べることが出来ない、って意味でした。
『レオン』で悪役を好演したゲーリー・オールドマンの初監督作品。制作にはリュック・ベッソン監督も関わっていて、音楽はエリック・クラプトン、とくれば、映画好きの端っこに位置してる者でもかなりの興味がわくものです。
ストーリーはイギリスが舞台。おばあさん、母親、娘、孫娘の4世代が恐らくテーマです。
母親の息子ビル(つまりは娘ーヴァルーの弟)が麻薬の密売人をしていて、ヴァルの夫レイもやくざな世界の住人。
ヴァルを心から愛しているものの、他の男と仲良く玉突き(あれ?英語で何て言うんだっけ?ど忘れしちゃった・・・)をやっていただけで、嫉妬にかられてヴァルに暴力を振るい、ヴァルは流産してしまいます。それもあって、亭主に愛想がつきて娘のミシェルを連れて実家に帰ってしまうのです。
この映画では、麻薬密売というやくざな世界を描きながら、妙な力強さもあります。
麻薬密売・・・このテーマで映画を作るとすれば、多分男性社会を描いた映画になるのでしょう。でもこの映画では、裏工作やら何やらは男中心に動いていますが、
ビルを捕らえようとやくざが乗り込んで来ても、ヴァルを取り戻そうとレイがやってきても、対応するのはすべて母親です。おばあさんも、意外に修羅場を潜り抜けてきた感じで、色んな人から一目置かれていたりします。
結局、ビルは密売の容疑で逮捕され、逮捕時に行った密告のせいで、同業者から命を狙われます。
ビルは、自分自身も父親に愛された記憶がなく、どうしてもヴァルに戻ってきて欲しくて、必死に自分がやってきたことを謝ります。
で、ラスト・・・・・・ネタバレ、ってほど有名な映画じゃないので言いますと、みでビルに面会をしに出かけるところで終わっています。
そのシーンで終わりの字幕が流れてきた時、私は「はあっ?」って思いました。
なんでこここで終わるんだよ・・ビルは未だに命を狙われたまま収監されているし、レイだって、一応仲直りはしたものの、次にどうなるかは分からないし・・・何らかの結論が出て、映画って終わるんじゃないか?って思っていた私には、物足りなかったのです。
でも、最後にゲーリー・オールドマンが字幕の中で「この映画を父に捧げます。」と書いてあるのを見て、ちょっと考えてみました。
たくさんのテーマがこの映画にかくされているような気がしたので。
この映画のテーマは間違いなく、母親のあるべき姿と父親のあるべき姿です。
ビルは、母親やおばあさんには愛されていますが、父親は居なくて、どうも重大な犯罪を犯した挙句刑務所に居る模様です。
レイの父親も、散々ひどい仕打ちを妻や息子にしていました。
「ニル・バイ・マウス」とは、そんな父親が、酔って大怪我をした時、病院に掲げられていた札のことです。
いつも酔って暴れて自分や母親を苦しめていた父親が、食べることすらできずにベッドで眠っている・・・。ビルは、「どうして自分の父親は他の家の父親と違うんだろう?」と思いつづけ、大人になって、自分自身が父親になっても分からないままでいます。
最近日本でもACなんて言葉がよく出て来るようになって、子供の頃虐待を受けていた人間は、自分が親になったら自分が子供の時にされていたことを繰り返してしまう・・・―ってことが公表されるようになりました。
レイは間違いなくACで、自分の父親とは違って、自分は妻や子供を愛するぞ、と思っているにも関わらず、妻に暴力を振るい、子供も流産させてしまい、出て行かれます。
彼は、一人で暴れます。「俺が俺の女房に何をしようと自由だ!」でも、そう叫んだ次の瞬間、「俺が悪かった・・・愛している・・・戻ってきてくれ。」と泣き崩れます。
その繰り返しで迷い続けるレイと、こころのどこかでレイを許していながら、戻るたくはないと言い切るヴァル。
娘のそんな状況と戦いつつ、逮捕されたビルに対しても、精一杯のことをする母親。
なんでしょう・・・。うまくはいえませんが、ものすごく複雑な人間関係を見せられている気がして、それなら結論が出ないまま終わる映画であっても仕方がないのかな、と思ったりします。
中途半端さに少々消化不良な面はありますが、まずまずの映画でした。(お、生意気・・・)

3月4日(日)
たまにはドラマ『白い影』の話でもしましょう。何故なら私は中居ファンなので・・・なのにSMAPコーナーの更新をしていない身としては、1度くらい触れておかないと後ろめたいのです。
さて、現在中居正広が主演をつとめている東芝劇場「白い影」とは、その昔、名優田宮次郎が主演を務めて、一世を風靡した作品らしいです。
だから、田宮次郎の『白い影』を見た世代からは、「冗談じゃない!中居みたいなアイドルにこんな名作をやらせるんじゃない!」という反論が多いみたいです。
もっと極端な話をすると、せっかくの名作を、中居ごときのジャニーズアイドルにやらせて台無しにするんじゃない!っていうのが最大公約数の意見でしょうか。
私自身は、原作も知らないし、田宮次郎さんの『白い影』も知りません。リメイク版だということ自体、ネットで調べなければ分からなかったことです。
だから、原作や、田宮次郎演じる主人公を崇拝している人には申し訳無いと思いつつ、中居だって悪くは無いと思ってしまうのです。
中居演じる直江は、不治の病に犯されています。
彼は、生きたい、という自分の根本的な欲求を満たすため、どうにか行きようとしてあがいています。それが無駄だと頭の中では分かっているから、自分を好きだと言ってくれる人に対しても冷たく接することしかできないけれど・・・。
死を目の前にしている医師は、それでも自分の死を意識したくなくて、必死で生きる道を探しています。
そこで出会った、生命力にあふれた汚れ迷いのない看護婦に、残りの人生を託しつつ・・・・。
私は、中居の演技だけでそこまで感じ取る事ができました。当然ドラマだって面白く見ています。
それでいいだろう・・・って思うのです。
ジャニーズのタレントが、過去の名作の主人公を演じて、当然元の主人公とはまったく違う演技をして、全く違うドラマになってしまった。
田宮次郎の『白い影』を知っている人間や、「ジャニーズ」や「SMAPの中居」への偏見、『渡辺淳一の原作』を知っている人間への違和感・・・。
そういうものをすべて取り払ってドラマを見た時、私は、死ぬと分かった青年医師の生き方を描いた作品として、そこそこいいんじゃないかな〜と思いました。
もともとわざとらしいドラマが嫌いな分、ファンとはいえ中居正広主演のドラマは、ジャニーズやら、その昔ものすごい名優を使って大ヒットした、という域をうまく越えている気はしているのです。
というわけで、『白い影』それなりに面白いドラマじゃないのかな〜って思っているわけです。
皆様はどうなんでしょう。
ドラマね・・・テレビの花形では有るけれど、色んな制約に縛られて、お決まりの展開でしかないものだってたくさんあるとは思います。
それをどう、取捨選択して行くか・・・テレビを楽しむ上で、じっくり考えたいことですね。

3月2日(金)
今朝、バスに乗ろうとしたら運転手が二人いた。正確には運転席に座っていたのは当然一人だけで、もう一人は大きなマスクをして運転手の傍らに立っていたのですが・・・。
「なんで二人いるんだろう?まさか新人研修か?」
とは思ったものの、結構年配の運転手です。なぜだろう?と思いつつもバスに乗り込み、1番前の座席に座りました。
で、バスが動き出した途端、
運転手「次、どっちですか?」
マスク「右右、そんで、あの信号でもう1回右な。」
やっぱり新人研修か?いや、この年で新人ってことはないだろう。多分今日からこのルートに配属になったんだな・・・。
それにしたって、一番前に座っていると運転手がしょっちゅう質問をしているのが聞こえます。しかも、マスクの方は、
「この道は狭いから気をつけて運転して。」とか、「バスは大きいから、曲がる時はもうちょっと大きく。」
なんて言っています。
おい・・・客乗せて路上教習やってるんじゃないよ〜!!
停留所では「もうちょっと前に停めて。でないと車がつかえる。」と言われ、
お客さんが降りるボタンを押すと、「降りる時には『ありがとうございました』って言うように。」
と教えられ、明らかに運転手は新人の模様。新しくこのルートに配属されたわけでもなさそうです。
それにしたって、乗ってる方はかなり恐いです。だって、「もうちょっと前に出て!」とか言ってるのが聞こえるんだもん・・・。
無事にバスを降りることができましたが、普段は仮眠タイムのバス・・・生きた心地がせず、一睡もできなかったため、睡眠不足は解消されませんでした。
しかしバスの運転手って、こんなあからさまに実地訓練をするものなんでしょうか?

3月1日(木)
久しぶりの日記です。毎日更新もせず、一体何をしていたかというと・・・・・・寝てました。
別に具合が悪かったわけではありません。ただひたすら眠かっただけです。
私は4時間半睡眠でも平気なはずだったのですが、この前の徹夜がまだ影響しているのか、眠くてたまりません。
もしかしたら平気なわけではなく、水呑み大魔人なので4時間半以上水を飲まない状態が続けば脱水症状に陥るため、目が覚めるのかもしれません。
真相はともかく、人間の体って「慣れ」てくるものじゃないでしょうか。
ずっと4時間半寝ていたら、だんだん4時間半睡眠で平気になってくるし、ずっと8時間眠っている人は、8時間寝なきゃいけない体になってくるし。
土日に寝すぎたので、たっぷり寝なきゃやっていけない体になってしまったのでしょう。
というわけで、夜は眠気に負けて眠ってしまい、朝は目覚ましの音を聞いて「勘弁してくれ・・・。」と思う日々なのです。高血圧で寝起きの良さには自信のあった私にとって、ショッキングな目覚めです。
毎朝、布団の中で考えます。
「あと10分・・・いや、せめてあと5分眠りたい・・・。でも、たった5分寝たところでどれだけ眠気が飛ぶんだろう?どうせ眠いままで、余分に寝たせいで慌てて準備しなきゃいけないんだ・・・。」
これを呪文のように繰り返し、さっさと起きた方が得、と言い聞かせて起きるのですが、その間にしっかり5分経っていたりします。
がんばって4時間半睡眠&高血圧で寝起きが超良い!って状態を取り戻そう・・・でないと脱水症状で死んでしまう・・・。

2月25日(日)
大学に入学したての頃、先輩の家で朝まで飲み明かしたことがありました。
文字通り一睡もしていません。だから気分はハイ。家に帰ってからも寝れば良いのに掃除をしたり買物に行ったりと、夢見心地で起きていました。
でも、ツケはしっかり回って来ました。その後三日間、39度の熱を出して寝込んだのです。1日寝なかっただけでその後三日間の高熱という対価を支払わなければならなかった私は誓いました。
「どんなに飲んでも、どんなに遊んでも、徹夜だけはするもんか!」と。
その誓いは今まで破られた事はなかったのです。ええ、先週の金曜までは・・・。

その日は会社で大きな会議があり、上司(40才)と上上司(60才)は緊張していました。だから当然、会議が終わればほっとして、「矢掛さん、飲みに行こう!」と言い出しました。
そそくさと「帰ります!」と宣言して帰ってしまったムーミン君を除いて・・・ああ、ムーミン君、君はものすごく利口だった・・・・・・。
実は私もちょっと体調を壊していたので迷ったのですが、(それにダイエットのためには酒を飲んではいけない!)結局ただ酒を飲む魅力には打ち克てず、ついて行ってしまいました。
その時、午後7時・・・バスの最終は11時前なので、ゆっくり飲んでいても充分です。
しかし、山ほど飲んで、「さ、そろそろ出ようか。ところで何時だろう?」と時計を見た上司は固まりました。なんと、時計は十二時を回っていたのです。
もうバスなんてありません。っていうか、電車もありません。
どうしよう・・・と困っていても仕方ないのでとりあえずタクシーで一番大きな駅へ移動しました。
しかし、タクシーを降りた途端、上司は具合が悪いと言い出し、雨の中を吐き始めました。
帰ることも出来ず、具合の悪い人間を抱えた雨の中、どこにも行く場所もありません。
「カラオケボックスにでも入って休もうか。」
上上司が提案しました。この時間に開いてるところと言えばそんなところしかありません。しかも上司の顔は蒼白で、ますあすやばい状態です。
なんとかカラオケボックスを見つけて入りましたが、上司は一目散にトイレへ・・・。そして、「ワンドリンク制です。」と言われた上上司は、まだまだ酒を飲む気で、ビールを頼んでいます。
こうして、真っ青な顔で横たわる上司と、楽しそうに酒を飲み続ける上司と、歌っている私・・・。ある意味地獄絵図です。
こうして、カラオケボックスの宴は電車の始発時間まで続きました。
家に帰って当然寝ましたが、徹夜に代わりはありません。高熱こそ出ませんでしたが、起きたら午後2時・・・しかもものすごく眩暈がします。
それでも一人暮しの悲しさで、何かを食べたければ自力で買いに行かなければならないのです。
仕方なく歩き始めたところ、気持ちは悪いし眩暈はするし・・・その昔、家に遊びにきた友人が急病になって、夕食もほとんど食べず、朝も全く食べないまま病院に連れて行ったことがありましたが、吐き気はするし、眩暈はするし・・・この時の状態と全く同じです。
ってことは、空腹のため低血圧と眩暈を起こしているのか・・・これを裏付けるかのように、ごはんを食べた途端気持ちの悪さも眩暈も治っていました。
しかし、眠気だけは収まりません。散々寝たはずなのにものすごく眠いので、夕方には再び布団に入っていました。そのままぐっすり・・・日曜の朝まで・・・。
しかし、まだまだ眠いのです。仕方ないので昼まで寝ました・・・。
・・・・・・結局、土曜も日曜も寝てるだけで終わってしまったのです。やはり、一晩徹夜をすると、払う犠牲は大きいです。いくら寝ても眠いので、せっかくの休日もちっとも休んだ気がしません。
しかし、一つだけ良いことが!なんと、体重が減っていました。ろくに食事もせず寝てばかりいたので痩せた(といってもちょっとだけ)のです。
ああ、徹夜って恐ろしい・・・しかし、いくらやせるといっても二度とやらないぞ!と2度目の誓いをしたのでした。(2度あることは3度ある・・・ボソッ)

2月20日(火)
世間では非難の嵐にまみれ、支持率1桁代の森首相、そろそろ辞任か?と言われてますが、私は辞めて欲しくないです。
頼むから、7月の参院選まで頑張って首相の座にしがみついていてくれ〜。往生際が悪いことくらいじゃ今更驚きませんから、どんなみっともない屁理屈やら駄々をこねてでも、7月までは辞めるんじゃないぞ〜エイエイオー!
何でこんなことを思ってるかと言いますと、3月から7月まで、4ヶ月もあるからです。
私は、自分もその一員でありながら日本国民をあまり信用していませんので、4ヶ月も経てば自民党がどんな恐ろしい首相支えようとしていたかを忘れるに違いない、と踏んでいます。
で、「自民党には自浄能力がありますよ〜国民の皆さんからそっぽを向かれた森首相を辞任に追い込みましたよ〜。いい党でしょう?」
とか言いながら参院選で勝つ・・・とまではいかなくても負けやしないのです。
ああ、恐ろしい・・・そんな光景見たくない・・・。
そう、本当に見たくないものは、その場限りで周りが怒ってるみたいだから自分も取り合えず怒っておいて、喉元過ぎれば熱さを忘れる日本国民の姿なのです。それくらいならあと4ヶ月、アホの代表みたいな人を「首相」と呼ぶ方がましだ・・・。
何事にも、気分転換や循環は必要だと思うのです。政治だって、ひとつの勢力だけがずっと権力を握っていては世襲化するばかりです。
政治家ではないですが、外務省の機密費なんて、その最たるものでしょう。
身内だけで税金を私物化していたから、感覚が麻痺して、「これは税金だぞ、僕らのお金じゃないんだぞ。」という当たり前のことに気付かなくなるのです。
でもって、税金が足りないから消費税上げてみよう!とか、年金減らしちゃおう、老後の面倒は自分で見なきゃ♪とか言い始めるのです。
君らが無駄遣いしなきゃ消費税って必要ないんじゃないの?ってほどの浪費振り・・・そして、君らの老後の面倒は国民の税金で見てるんじゃないのか?という疑問も浮かんでは・・・浮かんだままで消えない・・・。
参院選、一体どうなるんでしょう。

2月16日(金)
久々に会社を病欠しました。昨日は早退までやってしまいました。椅子に座っているのも辛いほどだるかったのです。
こういう時、会社と家が遠いのって辛いですね。健康な時でも遠い会社が、さらに遠くなります。
いくら歩いても前には進まないし、電車はいつまでも発車しないし・・・そんなわけはないのですが、病気の時はそう感じてしまうものです。
こうして、かなりしんどい思いをして家に辿りついたのですが、熱を計ってみると37.7度・・・微妙〜・・・
「高熱」というのにはちょっと足りず、かといって微熱というほど低くもなく・・・なんにせよ、家についたらやることは二つ!
食べて寝るのです。私の風邪の治療法はそれに尽きます。
栄養補給?と銘打って飲んだビールの甲斐もあり、夜の7時半から3時半までぐっすり眠りました。
私の普段の睡眠時間が5時間弱しかないことを考えるとこれはかなり快挙ですが、新聞には、日本の社会人の平均睡眠時間が6時間50分くらいで、まだ睡眠不足だと載っていました。
本当だろうか?だって、約7時間?じゃあ真夜中12時に寝て朝7時に起きる?健康的だなぁ。
それはともかく、私が明け方に目を覚ましたのは、雷のせいです。あまりに外がうるさくて起きてしまったのですが、雷やら強い雨音やらを聞いて真っ先に思ったこと、それは、「明日(もう今日だ)会社に行きたくな〜い」ということでした。
一応熱も多少あり、会社を休む口実もできたと喜んだのですが、一人暮しなら病人でも自力で食料を確保しなければならないのです。
仕方なく雪の散らつく中買物に行くと、帰宅したと見事に熱が上がっていました。
これで会社に行ってたとすると・・・と思うとちょっとぞっとします。
今回の風邪のある迷惑なおっさんだと私は信じています。
そのおっさんは、朝の満員電車の中で、私の方角に向かってくしゃみを連発したのです。
逃げることも出来ず、ただ、ちょっと体を傾けて、おっさんがくしゃみをしている間は息も止めていたけど・・・そんなことで風邪の菌は防げないよな・・・。
みなさんも人に向かってくしゃみや咳をするのはやめましょう。
マスクをしてなくたって、新聞や雑誌、かばんで顔を覆ったり、袖で顔を隠して他人様に迷惑をかけないように咳やらくしゃみやらをする手段はいくらでもあるはず。
先週に引き続き、今週も風邪にやられてしまいました。しかも明日は出社日だ!わ〜い♪(崩壊中)


2月14日(水)
バレンタイン・デーだってさ・・・ふ〜ん・・・。
と、我関せず、の姿勢を貫きたかった私ですが、今年は敗北しました・・・。(失恋したと言う意味ではありません、悪しからず。)
それは今から約1週間前のこと。お昼休みにお弁当を食べてると、会社の女の人達が話し始めました。
女性A「ああ、今年もバレンタインが近づいてきたね〜。うちの部署、男の人が多いから大変なんだ。」
女性B「うちのとこも結構多いよ。なのにお返ししてくれる人少ないし。どうしてチョコなんか配らなきゃいけないんだろうね。」
この時点で私はこの人達(実際の会話はもっと複数で行われていた。みんなチョコ配りを嘆いていた)に対して、
「ふ〜ん、みんな義理チョコ配ってのか。律儀だね〜大変なのに。」
と他人事のように考えていました。しかし、その矛先は突然私に向いたのです。
「矢掛さんとこは3人だから楽よね〜。」
あれ?いつの間に私まで義理チョコを配ることになったんだ?と思ったので、私は言いました。
「私、義理チョコとか配らないんです。彼氏にだってあげないくらいですから。」
ところがこの発言は思いのほか波紋を広げた模様です。
「ええ?あげないの?でもそれは・・・社会人として・・・ねぇ・・・。」
「矢掛さんのところの部署の人、去年までは男二人だったから、可哀相に思って私達があげてたのに・・・。」
「今年は矢掛さんがあげるから、いいやと思ったのに・・・。」
・・・この人達・・・こわいよ〜
でも、こんな圧力に屈するものですか!あげないったらあげないんだい!と息巻いていたのです。金曜日までは・・・。
ところでうちの部署には私以外に3人の男性がいます。
60代のベテラン大上司と、40前の小上司と、この前入社したばかりの同い年のムーミン君と・・・(上司達にあだ名を付けるのは気が引ける・・・いや、充分失礼か・・・)
この中に、私の好みはいません。ま、あちらもあちらで「お前なんか好みじゃない!」と思っているかもしれませんから、お互い様でしょう。
でも、仲は良いのです。先週の金曜の夜、大上司が飲みに連れて行ってくれました。で、自分のお金では絶対に行かない高そうな店で、大上司と小上司の奢りで飲み食い・・・。
帰りに珍しく反省などしたのです。いつも奢ってもらってるんだから、会社にチョコが乱れ飛ぶこんな日に、数百円を惜しむこともないだろう、と。
ムーミン君には奢ってもらってませんが、上司二人に渡して一人には渡さない、というのもなんだかおかしな話なので、仕方なくスーパーで買いましたとも・・・。義理チョコ3つ・・・。
で、とうとう本日。いつ渡すのがいいんだろう、と考えあぐねていると、誰かがやってきます。で、大上司の机の上に何かを置きました。
振りかえると・・・でっかい包みが!げっ!私はその包みの10分の1の大きさしかないぞ!と思っていたら案の定・・・やってきた大上司は机の上を見て嬉しそうに私を見ました。ああ・・・これで渡しにくくなった・・・。
ま、引っ張ってもしょうがないのでさっさと続きを伝えますが、始業30分後くらいに「お世話になってますんで・・・。」と渡して用事を済ませました。ああ、すっきり。
でも、ちょっと後悔したのは意外なことに「もっといいのをあげればよかった。」ってことでした。
早い話が、別に上司達は嫌いではないし、お世話になってることも事実だし、飲みに行けば当たり前のように奢ってもらっているので少しは返礼したいと思ったのでしょう。虚礼も悪いものではない、と。
でも、紙袋を下げてうろうろしている女性社員を見かけたのはちょっと・・・それは小学校とか中学校で見た風景だ。っていうか、なんでそんなにチョコを買う金があるんだろう?
なんいせよ、完敗を喫したバレンタイン・デーでした。

2月12日(月)
長かった風邪引き状態が、この連休でやっと収まりました。
しかし、病気の回復のために払った犠牲はあまりにも大きい・・・。
そう、私は風邪を引いた時、病院に行かないのです。自力で回復しようとします。
どうやって回復させるか・・・多分、もっとも単純で普遍的な方法です。「栄養と休息をたっぷり取る!」ということなのですから。
というわけで、たっぷり食事を摂り、たっぷり眠った結果、体重が増えました・・・。1.5キロ・・・。
病気の時って普通は痩せると思うんです。だって、回復するためにはいつも以上にカロリーを消費しなきゃいけないはずなのですから。だから、ちょっとくらい多めに食べても大丈夫!と思っていたらこの有様・・・ああ・・・どんどんやばい状態になってくる・・・。
と、嘆き悲しんでばかりいても仕方ないので、三連休に謎のビデオを見たお話でもしておきましょう。
私は普段から、見るかどうかも分からないものを予約録画して貯め込んでいます。それを休日に見るのですが、中には、録画したことを忘れて上から何かを撮ってしまうことだってあるのです。
今回、その失敗を繰り返してしまいました。
一つの番組を見終わって、その次は何を録画したんだろうな〜と思っていたら、現われたのは海岸を歩くカップルの姿。明らかに何かの映画の途中です。
しかも、カップルの男の方は、全身黒ずくめ。顔もマスクで覆われていて、何が何だか分からない上に、「僕は闇のプリンスだ。」なんてことを言い始めます。
なんだよこいつ?と思うのも束の間、闇のプリンスは不良の暴走族らしき集団に囲まれてしまいました。
そして、暴走族のリーダーと、バイクの運転技術を競う勝負を始めるのです。
ところで、この暴走族のリーダー、黄色人種の目から見れば30代だろう、と思うのですが、多分10代の「少年」なんでしょうね・・・・ううむ・・・。
で、お約束通り闇のプリンスは勝負に勝ち、そして約束通り暴走族と闇のプリンスに友情が芽生え、一緒にツーリングをして、暴走族のいきつけの酒場で飲んだりします。
一体この映画は何なんだ!?そんな疑問が芽生えたものの、不幸な時にはとことん不幸が続き、テープはそこで終わってしまいました。
誰だよ、闇のプリンスって・・・。
系統的に真っ先に浮かんだのはジム・キャリーですが、どうもジム・キャリーより古い時代の映画のようです。
誰か、こんな映画に覚えのある方、「それは○○って映画だよ!」って教えて下さい。お願いします。ものすごく気になってしまったのです。
こんな風に、私の連休はほんの10分程度の謎の映画の断片と、1.5キロ増えた体重を残して終わってしまいました。
ああ、これからの道のりは険しい・・・戦いだ!戦いあるのみ!




日記2001年1 月分後半
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