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62回目・2005 初冬の北海道旅行・II旅日記−1
リアルタイム旅日記として作成

   (12月10日 出発〜登別〜札幌) [12月11〜12日 旭山動物園〜札幌〜帰宅]

12月10日

 
 さと、今年も残すところあと20日・・・。例年ならば「トワイライトEXP」での帰省がその年の最後の旅になるのですが、今年はちょっと違います。
 今年初めに立てた年間目標は2つありました。一つは「1年の内で5離島に帰島すること」。この目標は6月の礼文島、7月の利尻島・焼尻島・天売島、8月の奥尻島への帰島でめでたく達成♪

出発は羽田空港から
今年最後は羽田空港から

 そうしてもう一つの目標が、「12ヶ月のすべての月で帰る事」。元々この目標は当時遠恋していた事から立てたものでしたが、その理由も消滅した後も亡霊のように生き残り(笑)、1月の2回、2月の2回、3月の1回、4・5月で1回、6月〜11月の各一回ずつを経過し、そして今月12月の今年最後の帰省を迎えたのです。
 今回もJALのバーゲン割引を利用。今年になってごく普通に飛行機も利用するようになり、すっかりと飛行機に乗る抵抗感も無くなっていました(^_^;。ちなみに、予約の時点で「旭山動物園」に行く事を決めていました。あの「ペンギン散歩」をもう一度・・・です。

 自宅を朝の5時半過ぎに出発。行きの東上線車内でスキー板をかついだ女性を見かけました。おそらく北海道辺りのスキー場に行くんだろうな〜。σ(^^;も滑りたい・・・と思いつつ・・・。ニセコや富良野ではもう滑れますしね。

千歳行きJAL1007便
千歳行きJAL1007便

 山手線と東京モノレールを乗り継いで、7時半ちょっと前に羽田空港第一ターミナルに到着しました。だいぶこの風景も見慣れてきましたね〜。σ(^^;には縁のない風景だと信じ続けてきたのに、今ではこの有様ですから(笑)。
 さっさと搭乗手続き済ませて、ゲートでビービー引っかかりながら(何に反応するんだろうか・・・(^_^;)、千歳行きJAL1007便に乗り込みます。
 搭乗口では個人の重量測定が行われていました。重量調べて航空運賃を決める材料にするそうです。。原油価格が上昇しているからかな〜と思いましたが、どうやら違うらしく、法令で定められた事らしい。。。

 さて、千歳行きはB-777 300です。予約時と機材が変わったらしく、17Aの座席を予約したんですが、実際には41Aと翼の真ん中の席。。。なので、窓からは主翼しか見えません・・・。津軽海峡の景色が見る事出来ないのが無念・・・。


窓外の風景・・・

 客室内は混んでいますね。たぶん満席かと思います。やはり東京-北海道の大動脈なんだと実感させられます。。。
 8時ちょうどに動きだし、しばし待機したあと羽田空港を離陸しました。飛び上がった後の「フワッ」とした感じは、未だに馴染めませんね。。。

 ちなみに、σ(^^;の隣の席は女性二人組なんですが、一人はσ(^^;とおそらく同年代で、もう一人はたぶん中学か高校生だと思う。この女の子の方が飛行機初めてらしく、離陸前は落ち着き無く賑やかでした(笑)。
 羽田を離陸してすでに30分が経過。外は一面の雲海が広がっています。この雲の下は雪模様なのかな・・・。
 あと、今回は標準バッテリーのみで来ています。明日は別として、今日はどこまでバッテリーが持つかが楽しみです。ホテルに着くまで持つかな〜・・・・(笑)
                        
9時作成

 機内で朝食に「万カツサンド」を食べて、旅行記書いた後は雑誌を読みながら過ごしていました。ずっと雲が広がっていましたが、気が付くとおそらく恵山岬と思われる岬が見え、しばらくして室蘭の景色が眼下に広がっていました。
 着陸態勢に入り、苫小牧港が眼下に見えて旋回して、9時半に新千歳空港に着陸しました。おもったほど雪はないですね〜。羽田から1時間半で今年13回目の北海道に帰ってきました♪

千歳は曇ってます。。
天気は曇っています。。。

 新千歳空港からJR快速エアポートに乗り込みますが、南千歳まで300円は高いと思う・・。この区間のきっぷは初めて買ったけど、こんなに高いんだ〜・・・とびっくり。。
 快速エアポートを南千歳で下車し、いったん改札を抜けて待合室で旅行記をアップしてから、ふたたびホームに戻ります。
 ちょうど、レンタカー会社がホームから見えるんですが、そこの温度計は-5度を表示しています。寒いです・・・。埼玉より15度近く差がありますから・・・。
 南千歳から特急「すずらん2号」の自由席に乗り込みます。そこそこ乗っていますね。南千歳を出て苫小牧と停まっていきますが、雪はあんまり多くはないみたい。もっとも、太平洋側ですから、そんなに雪は多くないんですけど。。
 車内では「THE JR Hokkaido」を眺めながら、のんびり・・・と過ごします。

登別温泉に到着です。
登別温泉にやってきました♪

 南千歳から約40分程で登別に到着し、ここで下車します。
登別からバスに乗り換えてそのまま登別温泉に直行。バス車内ではいつものごとく睡魔と戦いつつウトウト・・・と。
 十数分で登別温泉に到着しました。数年ぶりの登別温泉。バスから出ると温泉の匂いが漂っていて、温泉街に来た事を実感します。

雪で埋まった自然探勝路を歩きます
雪の自然探勝路を歩きます

 さて、到着後しばし温泉街をブラブラと・・・。天気は雪は舞っていますが、青空も見えています。北海道の冬らしい天気ですね。
 時間もお昼近いので何か食べておこうと思っていたんですが、ほとんどがラーメン店ばかりなので、セイコマでおにぎりを買って済ます事にして、大湯沼への自然探勝路を歩き始めます。

 この自然探勝路は冬場でも歩けるんですが、結構多くの人が歩いているようで、足跡がたくさん。。。雪は10センチくらい積もっていますが、比較的歩きやすいです。

日和山展望台手前の風景
日和山展望台手前の風景

 しばらく上り坂を歩き続けて、冬季閉鎖の道路に出ます。真っ直ぐ行くと大湯沼ですが、この道路を日和山の方に向かって歩き始めます。舗装路とはいえ除雪が入っていないので、歩いているとスノーシューが欲しくなってきます。スパッツ持ってくれば良かった・・とちょっと後悔したり・・・。でも、足跡が複数あるので歩いてくる人は結構いるみたい。。その足跡の上を歩いていきます。
 あるくことしばらく、日和山展望台の500メートルくらい手前に駐車スペースがありそこに到着。足跡はまだ先に続いていますが、この場所の眺めが結構良いので、日和山展望台に行くのは挫折し、ここで折り返す事にします。時折雪が強く降ったりするもので・・・。

裏地獄です。
裏地獄です。

 写真を撮って今来た道を引き返します。
途中、裏地獄谷に出ますが、木が邪魔して写真は撮りづらい・・・。ガードレールを乗り越えてなんとか写真撮れる感じですね〜。ちなみにこの時での気温は-3度でした。

大湯沼
大湯沼

 しばらく歩いて、先ほど歩いてきた探勝路と交差する場所に着きます。探勝路の方に戻り少し歩いて、大湯沼展望台に到着。日和山からは白い噴煙が立ち上っています。ここで、大湯沼を眺めながら昼食タイムにすることに。歩いていた時は暑くなってくるんですけど、立っているとどんどんと冷えてきます。しばらくして気温は-5度まで下がってきました・・・。

「奥の湯」。登別温泉の源泉湧出場所
奥の湯です

 おにぎりを食べ終わったら、ふたたび探勝路を歩き出して、大湯沼の方に向かいます。ずっと下り坂なんですけど、風が強くなってきて体感温度はかなり低くなってきています。気温も-6度まで下がってますし。。。

 大湯沼駐車場、除雪が入ってますが車はいませんね・・・・。「奥の湯」の写真を撮りますが、湖面からはぶくぶくと泡と湯気が出ていて温かそう(笑)。沼にダイブしたい感覚を覚えます・・・(^_^;


大湯沼の湖面から湯気が。。

 かなり冷えてきたので、ここでようやくセーターを着込みました。だいぶ温かくなりました。当然ですけど・・・(^_^;
 セーターを着込んだ後は、来た道ではなく除雪の入った道路を大湯沼を眺めつつ歩きます。途中、EOSの電池がご臨終を迎えたので、新しいのに交換。
 湖畔から眺める大湯沼と日和山も良いものですね。大湯沼も湖面から湯気が立ち上っており、入りたい衝動に駆られたりして(笑)。

大正地獄。湖面の色が変わるらしい。。。
湖面の色が変わる「大正地獄」

 途中から、大湯沼自然探勝路に入っていきます。ここも結構歩く人が多いらしく、足跡で雪が踏み固められています。
 探勝路に入ってすぐに、「大正地獄」に到着です。ここは湖面の色が幾重にも替わるそうです。透明から白、青・・・・と。今は黄色掛かった緑色の湖面をしています。夏場とか時間によって湖面の色が替わるそうです。太陽の光加減もあるらしい。。。今度は夏場に来て見てみたいものです。

ここは足湯らしい。。
ここは足湯らしい。

 大正地獄から先も自然探勝路は続いています。大湯沼から流れる川のほとりを歩くんですが、ここの景色がまた良いんですよね〜。カレンダーにも載ったくらいですから。夏の深緑や、紅葉シーズンがキレイでしょうね。。。
 さて、しばらく歩くと自然の足湯が現れます。ただし、座る場所はすべて雪が積もっているので、とても座れません。ここは雪の無いシーズンだけですね〜。
 でも、写真を撮る時は素手になるので、手がかじかんでいて手を川に突っ込むと、これが良い湯加減で気持ちいい事・・・。足湯ではなく、冬場は手湯ですね〜。


 

自然探勝路散策中
自然探勝路散策中です


 

地獄谷の全景
地獄谷です。

 しばし手湯を楽しんでから、来た道を引き返す事にします。
しばらく歩き続けますが、意外にもたくさんの人達とすれ違います。中にはガイドを連れた人達もいたりして・・・。結構歩くんだな〜と思いました。


日射しに湯気が輝いて・・・

 さて、温泉街に戻る前に地獄谷を観察しておきます。観察というか眺める・・・ですけどね。こういう場所は、個人的には好きですね。地球が生きているのを肌で感じ取る事が出来ますから。川湯の硫黄山もそうですし。。
 ふと、観光バスのバック音が鳴り響いていたので、これはと思い団体が押し寄せてくる前に写真を撮っておきます(笑)。案の定、ツアー客が大挙して押し寄せてきました・・・・(^_^;
 日差しに反射した温泉の湯気が良い雰囲気を醸し出しています。こういう風景は好きですね〜。ずっと眺めていても飽きないかも。。。

登別温泉「さぎり湯」でお風呂
「さぎり湯」でお風呂タイム

 ツアー客とすれ違って、温泉街に戻ってきました。。。
さて、今日の温泉タイムは登別温泉と言えば「さぎり湯」です。とても日帰り入浴に2000円なんて出す余裕は無いですからね〜(笑)。「さぎり湯」で十分です。ここの温泉も泉質2つ楽しめますし。
 たっぷり1時間程温泉を楽しんでから、バスターミナルに戻り16時過ぎの登別駅行きバスに乗り込み、数年ぶりの登別温泉を後にしたのです。いつ来ても良い湯ですね、登別温泉♪
                      
18時15分作成

スタンバイ中の「クリスマスin小樽号」
札幌行き「クリスマスin小樽号」

 登別駅から札幌行き「スーパー北斗13号」に乗り込んで、札幌へ。旅行記を書きつつ、温泉上がりのビールをようやく頂きます♪美味しいですね〜(^^)♪
 札幌到着後すぐに倶知安行き快速「ニセコライナー」に乗り込みます。ロングシート車の6両編成。横揺られしながら小樽に到着し、ここで下車します。
 小樽からは札幌行き「SLクリスマスin小樽号」で折り返します。すでに列車はホーム間の機回し線に入っており、C11 207も煙を吐きつつスタンバイ中。

デフロスタには電飾が・・・(^^;
C11のデフには電飾が・・(^^;

 いったん改札を出て旅行記をアップし、2番ホームへ。
しばらくしてバック運転のC11を先頭に列車が入線してきました。北海道でSL列車に乗るのは、「C62ニセコ号」以来ですから実に17年ぶり・・・・になります。機関車は小型タンクのC11ですけど、石炭の燃えるこの匂い・・・・良いですね〜。
 4両編成で座席車は3両、前車指定席ですが、ホームのアナウンスではさかんに指定席は満席と案内しています。
 機関車の写真撮ったり、客室内を撮ったりしていると、あっという間に発車時間になってしまいます。そして、19時12分定刻に小樽駅を出発しました。

札幌行きはバック運転
札幌行きはバック運転になります

17年ぶりの道内SL列車に乗ります。
北海道のSL列車は17年ぶり・・・

カフェカーはクリスマス一色・・・
クリスマス一色のカフェカー

 席は1号車9番A席なので、ちょうど機関車の真後ろになります。蒸気機関車独特の息づかいが伝わってきますね。汽笛を鳴らす度に沿線のマンションとかから外を見る人達が多くて、見ていて楽しい♪
 夜間運転のSL牽引列車って珍しいですが、なかなか良いものですね。雰囲気あって。
 唯一の停車駅・小樽築港で大勢の人達が乗ってきました。

普通車もご覧の飾り付け
普通車内もこの飾り付け

 ちなみに、今日の列車にはHBCの取材スタッフも乗り込んでいます。


記念絵はがきが配られます

 2号車のカフェカーは発車前から大混雑・・・。カフェカーも座席車も室内はクリスマス一色に彩られています。蛍光灯ではない白熱灯の暖かい灯りがまた良い感じに雰囲気を盛り上げていますね〜。そして、闇夜に響き渡る蒸気機関車の汽笛・・・。演出ではない古き良き時代の旅情が流れています。
 ちなみに、サンタクロースに扮した客室乗務員が乗車記念の絵はがきを配っています。車内は子供連れが多く、賑やかですね。

札幌駅に到着してしまいました。。
札幌駅に到着しました。。

 小樽から札幌まで、約50分ですが、瞬く間に時間は過ぎ去っていき、ほぼ定刻に札幌駅に到着しました。
 到着後も機関車の周りにはギャラリーがたくさん。。。そして、苗穂に帰っていく「SLクリスマスin小樽号」を見送って、今夜の宿に向かいます。


夕食は札幌飲み会♪

 今日明日と連泊する宿は、ほぼ札幌の常宿となっている、東横イン北大前です。
チェックインして少し休んだ後、夕食タイムへ。札幌駅で先日こちらに熊本から移住された、みずさんご夫婦と合流し、前に一度利用した事のある「よいところ」で夕食タイムにしました。少し遅れて、Auroraさんも合流して、久しぶりの札幌飲み会となったのでした〜。窓の外から見えるホワイトイルミネーションを眺めながらの一杯は美味しいですね〜♪
                       
9時20分作成

 

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