1年ぶりの礼文島です〜。
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礼文島が近づくにつれて、雲行きの方が怪しくなってきました。。デッキに出てみると強風は相変わらず変わらないものの、水しぶきだか「雨」だか分からないものが。。
そんなこんなで、1年ぶりに礼文島に帰ってきました。香深港には定刻に到着です。デッキに出て、接岸の様子を眺めています。いつものように、「桃岩荘」方々のお出迎えが賑やかですね〜。
桃岩荘のお出迎え。
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そして、タラップが接続されて下船開始となります。1等ラウンジのある2階から1階に降りますが、もの凄い数の乗客で混雑しています。。。いつもの事ながら。。。
8時20分頃でしょうか。。1年ぶり6回目の礼文島に上陸、帰ってきました。
桃岩荘のお見送りシーン
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そして、香深港にお出迎えに来てくれていたのが、先月に礼文島に移住された、「ちあきさん」改め「@KIさん」。一昨年のサッポロビール園オフ以来1年半ぶり、礼文島に移住されてからは初めての、再会と相成りました♪あいかわらず元気そうで^^。@KIさんには礼文らしくちゃんと、「おかえり〜」って出迎えてくれました(笑)。
さて、今夜の宿である「なぎさ」に、いつものように声掛けられるのではなく、こちらから挨拶に向かいます・・・(^_^;。とりあえず今日の行程を説明し、昼食用に用意していただいた「おにぎり」とお茶の入った水筒を受け取りました。
で、出発前に恒例の「桃岩荘の方々によるお見送りシーン」を見学します。朝からよくあのテンションで・・・と見ているこっちが感心してしまいます(笑)。
目指すはアツモリソウ群生地
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さて、フェリーが出航した所で、@KIさんの車に乗り込んで、香深港を出発します。とりあえず向かう先はレブンアツモリソウ群生地です。途中、香深井で@KIさんの移住の先輩という方が合流します。車内では島での普通の会話が飛び交います。それを聞いているだけでも、かなり楽しい♪
ちなみに香深井から先は、数年ぶりに通りますが結構な距離があるんですね〜。意外と大きい島である事を実感します。
レブンアツモリソウ
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船泊漁港に立ち寄った後、レブンアツモリソウ群生地に到着しました。すでに数台の観光バスが停まっています。
この群生地は明日も来る事になっているので、今日は下見程度。で、肝心のアツモリソウですが、見頃はちょっと終わり際・・・・ですね。それでも咲き始めの花もあったりして、写真を撮るには見頃の花もあったりします。
8時間南コースへ出発
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レブンアツモリソウの写真をサッと撮ったあとは、スカイ岬の方に移動します。
今日はここスカイ岬から、8時間コースを歩く事にします。車で送ってもらった@KIさんとは、ここでお別れになります。「いってらっしゃ〜い」との見送りをうけて、8時間コースの残り2/3を歩き始めます。
スカイ岬を振り返ります
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西上泊がコースのスタートになります。桃岩展望台コースのスタート地点のような細い道から始まり、しばらく上り坂が続きます。後ろを振り返ると、スカイ岬がキレイに・・・・ではなく、ガスに霞んで見えています・・・・・(^_^;。天気はいまいち・・・。
結構道幅広いです
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細い道が続いた後は、礼文林道のような大きい林道に合流。ここは、召国地区への交通路でもあるので、大きい道なんだと思います。 すでにこの辺りには、「ハクサンチドリ」「レブンハナシノブ」が咲き乱れており、しばらく歩くと「ミヤマオダマキ」がたくさん姿を見せてくれます。もっとも、名前が分からない花の方が多く咲いていますけどね。
晴れていればお花畑が・・・
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しばらく歩くと、林道は霧の中に突っ込んでいく様な感じになっていきます。遙か先には、先行者のグループが見えていましたが、いまはもう見えなくなっています。
召国への分岐の手前だったか・・・、晴れていればキレイな「お花畑」であろう場所に出くわしました。咲いていたのは「ハクサンチドリ」に「エゾハクサンイチゲ」だったような。。霧が掛かっているのが残念・・・。しかも、強風吹き荒れているし。。。
森の中へ入っていきます。。
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召国へ向かう林道と別れて、8時間コースは元の細い道になりました。とにかく、風が強くてその風に霧が流されて、あたかも霧雨が降っているような感じに。寒いんですけど、歩いているので暑いという、よく分からない状況に・・・・(笑)。
しばらくして、霧雨が強くなってきたので、ここで登山用カッパの上着だけを着込む事にします。
視界開けても霧の中・・・
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召国付近を通過すると、コースは森の中に入っていきます。霧に包まれた森の中に入っていく感じで、雰囲気的には良い感じでしたね。
さて、森の中に入っていくと、こんどは道端に生えている植物の葉が足にあたります。霧の露がついているので、当たるたびに冷たい感触が・・・。霧も濃くなっているので、ようやくカッパのズボン部分を履く事にしました。これで、雨が降っても備えは万全(笑)。
ミヤマオダマキ
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しばらくは森の中をあるき続けます。霧が流れ込んできて、すごく絵になるような風景になったりもして。。ウグイスの鳴き声は聞こえるし、24時間前は埼玉で仕事していたというのが、夢のように感じられてしまいます。。。
この辺りは、「ミヤマオダマキ」が多いですね。露に濡れて余計に可憐さが極まっているような感じに見えます。ただ、風が強いので、写真を撮るのには苦労しますけど。場所によっては、「ミヤマオダマキ」と「イワベンケイ」が一緒になって咲いていたりして。。風が弱ければ・・・・・かなり微妙ですね(笑)と、写真撮る上ではちと残念かも。。。
このケーブルは一体??
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ところで、ここ8時間コースを歩いていて、一つ気になる事があります。それは、この森の中のコースに入ってから気が付いたんですけど、道に沿って「電線のようなケーブル」が延々と延びているんです。地中に埋まっている場所もあれば顔を出している場所もあったりしますが、同じケーブルがずっと・・・・・。
見たところ、電話線のような感じもしなくはないのですが、いったいこのケーブルは何のか・・・。考える程に不思議さが増していきます。
霧しか見えません・・・(T^T)
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そんなケーブルを眺めつつ、ひたすら森の中を歩き続けると、しばらくしてガレ場のような場所に出ました。そこには、先行していたグループが休憩していました。
ちょうど、時間も時間なのでここで昼食タイムにする事にします。「なぎさ」で用意してくれた「おにぎり」で昼食タイム。
レブンウスユキソウ
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ここのガレ場、霧に包まれて何にも見えませんが、晴れていれば絶景が広がっているんでしょうね。そんな予感がします。
先行グループは、「桃岩荘」か「星観荘」のツアーだと思います。このグループが出発してからしばらくして、出発します。
足が竦むような急斜面・・・
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このガレ場の近くに、なんと「レブンウスユキソウ」を見つけました。しかも、道端の足下に一本だけポツン・・・・・・と咲いています。なんか不思議な感じがしましたね。群生地でもないこんな場所に、しかも一本だけ咲いているなんて。。
なんか、ちょっと得したような感じになりました。
ウスユキソウを撮影して、しばらく歩き出すと、今度はかなり急な崖がそびえています。こんな場所を降りるのか・・・・。とてもカメラ持っては歩けないので、リュックに仕舞って両手をフリーにして、この崖をズルズルと降りていきます。
ハイジの谷に似た風景(^^)♪
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ガレ場の崖を降りたら、今度は「ハイジの谷」のような、急斜面をスイッチバックしながら降りていく事に。この斜面がまた急角度で、緑がキレイなんですよね〜。
で、斜面を降りきった先には、海岸が見えてきました。
「ひゃ〜〜〜」と言いながら(笑)、斜面をロープを握りしめながら降りきって、西海岸に出ます。風が強いので、波が高いですね。
海岸は大きな岩だらけ・・
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この海岸線を歩いていくのですが、かなり大きなゴツゴツした岩の上を歩き続けます。
場所によっては、崖と海岸に突き出ている岩の部分が、まるで柱状節理にように同じ角度で出ている部分もあったりして。。。
そんな岩場を歩き続けて、ようやく宇遠内に到着しました。
ようやく宇遠内に到着・・・
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ここ宇遠内には、小さな漁港のような集落があります。
番屋・・・と言った方が正解なのかな。。ここには、休憩所もあって飲み物も販売しています。ちょっと立ち寄って、「ところてん」とビールで一休みすることに・・・。
ひと休み♪
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しばし休んだ後、礼文林道に向けて出発します。
以前はここ宇遠内から、海岸線を伝って礼文滝に抜けるコースだったんですが、現在は危険という事で立ち入り禁止の看板が出ています。
もっとも、この天気だと歩くのも困難でしょうし。。。
宇遠内から先も登山が続きます
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さて、宇遠内から礼文林道までは、ひたすら登山・・・・と言う感じです。
とにかく、ずっと上り坂が続きます。かなりキツイです。。。でも、ここで止まると歩き出すのがイヤになりそうなので、止まることなく登り続け・・・。そしてようやくサミットを越えます。天気も雨の方はすでに止んでいるので、ここでカッパを脱いでラストスパート。後続に追いつかれる事もなく、出発から約5時間で礼文林道に到着したのです。
礼文林道に出ました。。。
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礼文林道に到着して、そのまま礼文林道コース・・・・はしません(^_^;。
香深井のほうに歩き、そしてバスの時刻までかなりあるので、あるいて香深に戻る事にしたのです。東海岸をひたすら歩き続けてます。晴れていれば利尻富士の姿が見えるのですが、曇っているためにその姿を見る事は出来ず・・・・・。なんとかペシ岬だけは見える状態です。。。。
そんな利尻富士の麓を眺めつつ、香深港に到着しました。グレ電はここフェリーターミナルにか無いので、急いで画像の加工だけを済ませます。加工を済ませてアップも終えたのは、最終便が出航した後でした。
そして、タクシーに乗り込み、今夜の宿である民宿「なぎさ」に向かったのです。
6時30分作成 |