宿を8時半過ぎに出発するのですが、ちょうど同じ宿に泊まっていた若い夫婦(?)の方達が、同じく知床自然センターに行くとの事で、同乗させて貰える事になりました。
この方達昨夜は21時半頃に到着した方で、札幌から車で来た方です。途中いくつかの通行止めにあい、なんでも釧路経由で来たのだとか。。。
宿を出発したいったんセイコマに寄ってもらい、昼食を購入しておきます。
これからこの道を歩きます〜
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さて、海の方ですけれど、やはり気になっていた事が現実になってました。昨日までびっしりと埋まっていた流氷は、一晩ではるか沖合まで流されていました。ここまで動きの大きい流氷は初めて見ますね。。
知床自然センターに到着し、お礼を言って別れます。名刺も渡しておきました。どうもありがとうございました(^^)。
さて、昨日と同じように重量物をコインロッカーに詰め込んで、準備を整えていよいよ出発します。
雪に埋もれた廃屋・・・
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自然センターに着いて、一瞬羅臼岳を見る事が出来ました。昨日とは打って変わって穏やかな天気です。ちょっと雲が多いですけど。。
通行止めゲートで写真を撮って、知床横断道路に入っていきます。この辺りはまだ積雪も少なく・・・と言うか、除雪した跡がありますし。
しばらく歩くと、左側に廃屋が見えてきます。この廃屋が森林コースになっていて、足跡が道路を横切っています。
後ろを振り返ると・・・
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またしばらく歩き続けると、同じように道路を横切っている足跡が・・・。ここも森林コースになっていて、ここから先がコース外になります。
そして、ここから先、やはり予想通りスキー跡が続いていました。同じような事考えている人結構いるんですよね〜。
でも、このスキー跡は比較的新しい感じがします。まさか昨日の・・・・? あの地吹雪の中を歩いたのでしょうか・・・・気になります。
除雪終了点には雪の段差が
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廃屋を過ぎてしばらく歩いたところで後ろを振り返ると、オホーツク海を見る事が出来ます。青い海と白い線、良い感じですね〜。現在の気温は-7度で昨日と変わりません。風がない分過ごしやすいです。
過ごしやすいという事は、上り坂では汗かくという事でして・・・。少しして暑くなってきたので、セーターを脱ぐ事にしました。
標高290m地点
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歩き続けていると、雪の段差が現れました。どうやら、ここで除雪は終わったようです。その段差は1メートルくらいある感じです。スキー跡に沿って迂回するような感じで段差を越えます。
今まで谷間のような道路は、変わって路盤の盛土のような道に変わります。段差を越えて少し歩いたところが、標高290m付近になります。出発してから1時間で通過。
ちなみに今回、出発から3時間経過したところで、引き返す計画になっています。なので、何処まで行く事が出来るのか・・・。
川と雪の造形がキレイ♪
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少しして右カーブになり、橋を越えますが、眼下に流れている川がキレイ・・。川がキレイと言うよりは、周りに積もった雪の造形がキレイです。もちろん写真を撮りながら進みます。
それからしばらく上り坂を歩き続けますが、新しいスキー跡は途中で折り返した跡がありました。ここで引き返したようです。
その代わり、古いスキー跡がさらにずっと先へ延びています。この古いスキー跡が何処まで続いているのかが、楽しみですね♪
標高370m地点
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古いスキー跡の上を歩き続けます。新雪の上を歩くよりはるかに楽です。所々昨日の地吹雪で跡が無くなっている場所があります。そこを歩くと、跡の上を歩く楽さ加減がよく分かります(笑)。
さきほどの290m付近を通過してから約40分、標高370m地点に到着しました。
晴れていれば、この場所からは羅臼岳の姿を見る事が出来るのですが、肝心の羅臼岳は厚い雲の中に隠れてしまっています。。。。
道路標識を通過。。
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この370m地点を通過してしばらく歩き続けると、羅臼まで何キロといった案内標識が現れます。その後ろには以前は「知床国立公園」と書かれていた木の案内板には、「知床 世界遺産登録」に変わっていました(笑)。
この案内板を通過してしばらく、道端になにやら顔を出しているものが・・・。よく見るとそれは、積雪を計る物でした。現在の積雪は1m70cmの様です。。。
積雪は170センチ・・
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ここからまたしばらくひたすら歩き続けます。スキーの跡はまだ続いています。気温は-7度で変わらず。上り坂なので体は熱く、まだ携帯のメールを打つ事も出来るくらい。風も無いですしね。。。
標高500m地点に到達。羅臼岳が・・
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370m地点を通過してから、1時間で標高500m地点に到達しました。ここは一応の目標地点なので、ホッと一安心。ただ、羅臼岳は雲に隠れてしまっています。。。晴れていれば、キレイに姿を見る事が出来るんですけどね・・・。
そして、この500m地点を通過します。スキーの跡はまだ先に続いています。いったい何処まで続いているのだろうか。。。
景色が一変し樹氷がキレイ♪
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この標高500m地点を通過して少しすると、景色が急変します。それまでと違い、いきなりモノトーンの世界が広がっています。白と黒の世界とでも言うべきか・・・。とにかく、雰囲気がガラッと変化していました。
一面に広がる樹氷の美しい事・・・・。そして、気温まで急に下がり出しました。温度計は-13度を表示しています。そして間もなく、風も出てきました。雪は降ってはいませんけど、風が強くなってきた・・・。まるで、ここで折り返せと言わんばかり・・・。
この場所で泣く泣く折り返します。。
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とは言うものの、時間の方がリミットの3時間を迎えようとしています。前回到達した標高650m地点に到達出来ない・・・・、かなり悔しいです。やはり、スキーの方がスノーシューより速いのか。。。
500m地点から歩く事20分の地点で、折り返す事にしました。天候も荒れてきたようですし。。。それに、この折り返す場所から先の区間、吹き溜まりのような感じで雪の山が二つ三つと連なっていて、天気良くてもこの先を歩くのは無理そう。。。スキーの跡もこの先は見当たりませんし。。。
とりあえず記念写真を・・・
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ちょっと悔しいけど、とりあえず記念写真を・・・と言う事で、雪から頭を出しているガードレールの反射板にカメラを置いて、記念撮影。そして、今来た道を引き返します。
風はどんどんと強くなっています。気温は変わらないけど、体感温度は-20度くらいはあると思う。。。鼻の中が凍っているのが、感覚で分かります。
折しも、行きの上り坂とは違い、帰りの下り坂では上り程体力を使用しません。歩く時も、行きの足跡に合わせれば良いので、かなり楽ですし。
と言う事は、汗も引く訳でかなり歩いていて寒くなってきました。ともかく、ひたすら歩き続けます。
行きとはオホーツク海の色が違う
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標高500m地点を通過して20分くらい歩いたところで、ちょっとした谷間の様な感じのところで、一休みします。
時間も時間なので、ここで昼食タイムにしました。セイコマで買ったおにぎりを食べますが、手の冷たい事冷たい事。。。食べている間、指の感覚が無くなってきました。登っている時は携帯メールを打てるくらいだったのに。。
食べ終わった後、セーターを着て出発することにします。この付近では海を見る事が出来るのですが、この風のおかげか、流氷が午前中より沿岸まで流されてきています。白い部分がかなり多い。北風だからでしょう。
足跡がレコードラインみたい(笑)
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歩いているうちに、手の冷たさも解消されてきました。ただし、気温はさほど変わらずに-10度を表示しています。
下り坂が延々と続くので、行きよりも早いペースで歩いていられます。振り返ると、まるでレコードラインのように足跡が続いており、これはこれで見ていて面白い。。。
次ぎにこの道を歩く人は、何処までこの足跡続いているんだろう・・・・とか思いながら、歩くんだろうな〜。。。
通行止めゲートに戻ってきました。
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折り返してから、1時間半程度で、標高290m地点まで戻ってきました。やはりかなりのハイペースで歩いています。でも、行きのようには汗もかいていません。。。体力の消耗度が違いますね。。。
しばらくして、雪の段差に到達して、さらに歩き続けて森林コースとの合流地点を通過・・・・、そして、折り返しから2時間半程度で通行止めゲートに到着しました。
知床峠まで歩くには、バスの時間に合わせては到底到達する事は不可能ですね。車で来て、日の出直後に出発しない限り、無理でしょう。
でも、いつかは冬の知床峠の景色を、この目で見てみたいものです。。。
21時20分作成 |