★山田風太郎の忍法帖シリーズを是非ぜひゼヒ読んでネ★
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第13代将軍徳川家定、31歳、お世継ぎがいない。 性欲復活の秘伝書「医心方(いしんぼう)房内篇(ぼうないへん)」の争奪戦、『秘戯書争奪』。 狙うは陽馬と七人の甲賀くノ一vs守るは雪羽(ゆきは)と七人の伊賀忍者 江戸城奥医師多紀楽真院法印と朝廷に仕える典薬頭(てんやくのかみ)半井出雲守広明との 確執。その甥と娘は恋仲、陽馬と雪羽、ロミオとジュリエット。 家宝「医心方房内篇」を守るジュリエット雪羽の苦悩、ロミオ陽馬を殺さずにすむ方法はな いか? 「医心方房内篇」を守りながら、その内容を敵の陽馬と公儀くノ一に伝える、という苦肉の策。 かくして甲賀くノ一七人と伊賀忍者七人との「医心方房内篇」の秘戯実演、体技による伝授、 という落花狼藉、百花繚乱、奇想天外、忍法対決の始まりぃ! オレが感動したのが、雲水姿の伊賀忍者木ノ目軍記、漢文・性科学のインテリ。 ここで、『ボクの忍法ローリング・スクラッチ・ホールド』又の名を 『忍法いつもの丸写しシリーズその48』だよん。 (^ ^; 「おわかりかな」 雪羽は茫乎としていた。わかって茫乎としたのではない。全然わからないといえばうそにな る。しかし、正直いまの軍記の読みながしてゆく声を理解するより──ただ、彼女は呆れてい た。この伊賀者の学力に対してである。 「青蓮院の宮(しょうれんいんのみや)さまに御教授申しあげたほどの拙僧でござる」 痩せた僧形の男の頬に、ちょっと得意の色があった。 「わしに師はない。独学でござる。伊賀の山中にあって、いかにしてひとりこの軍記がこれ ほどの学問を体得したか、といえば、そのもとは春書でござる。古今東西の艶本でござる。あ なたにお教えしておくが、およそ人間、語学に関するかぎり、艶本以上の師はござらぬ」 (丸写しオシマイ) 『ボクの忍法ローリング・スクラッチ・ホールド』又の名を 『忍法いつもの丸写しシリーズその48』でした。(バカだねえ) そっかぁ!「艶本以上の師はござらぬ」かぁ……ジーンとしちゃったねぇ。この言葉にオレは 救われた。読んでてよかった、忍法帖。生きててよかった、ジブンイレブンいい気分♪ オレの忍法帖狂いも全く無意味じゃないんじゃないかも知んないなぁ。 こうして、インテリ伊賀忍者木ノ目軍記は、オレの師匠になったのだ。メデタシメデタシ。 えー、月日は流れ、ボクも大人になったかな?(^ ^; いや、大人になってませんでした。『秘戯書争奪』に出て来る「医心方房内篇」のむずかし いのなんの。いまだに、よぉわからん!ですよ、トホホホホ。(バカだねえ) インテリ伊賀忍者木ノ目軍記、恐るべし! 木ノ目軍記、もちろんぶ男です、スケベです、しつっこいです、卑劣です、残忍です。 インテリ忍者とくれば、ぶ男でスケベと決まってるんです、これ、忍法帖のジョーシキ! ボク”トホホの遁兵衛”は、忍法『馬鹿にされたい症候群・ぶ男心理コレクター篇』に、また一つ コレクションしながら、ニンマリとほくそ笑むのでしたpart2。(やだねぇ) 将軍家定、31歳、お世継ぎがいない 奥医師多紀法印の提案 性生活の秘伝書「医心方(いしんぼう)房内篇(ぼうないへん)」 朝廷に仕える典薬頭(てんやくのかみ)半井出雲守が秘蔵 老中阿部伊勢守の指令 「医心方房内篇」を密かに盗め 狙うは陽馬と七人の甲賀くノ一 守るは半井出雲守の娘雪羽と七人の伊賀忍者 陽馬と雪羽、ロミオとジュリエット 甲賀くノ一七人vs伊賀忍者七人 「医心方房内篇」の体技による伝授 秘戯熱演、落花蹂躙、百花淫乱 性技の死闘、犯してから殺せ! 性生活の知恵 『秘戯書争奪』 *** ( 注:*は手裏剣のつもり (^ ^; ) (これがいわゆる、”少年摩羅人アルク・コーガン”の 『失笑・スピロヘータネッチョリ目線:流し目波状攻撃』part79 っつーこと? あ、ごくろうさんpart79) 性技の死闘、『秘戯書争奪』を読みたまえ、ボケット小僧君、むはははは。 ◆オレのオモシロ度(初読)=★★★★ (★5つが最高。) ◇ボクのオモシロ度(再読)=☆☆☆ 2004.08.05.(また読者が減っちゃったかな)
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ではでは、出羽の守、大変長らくお待たせいたしました。 今週のメイン・イベント (^ ^; あんまし期待しないでね。 (^ ^; 『ボクの忍法ローリング・スクラッチ・ホールド』又の名を 『忍法いつもの丸写しシリーズその49』だよん。 (^ ^;
敵が何を意図していようと、必ず彼らを逆にかかえこんでしまう。そして最後には食べてや |
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(貴重なほんのわずかな読者の方々&明智君&小林少年君&ボケット小僧君へ) ←目次の掲示板に、ご意見、ご批判、おたよりなどお待ちしています。 |
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