DVDもいいけれど

2000/3/14 (火) 開設



ここで紹介するものは、香港版のもので、
日本語字幕付きのDVDを紹介していきます。

いろいろな評価をしておりますが、
5段階評価になっております。

1HK$=14円
 (2000/2/21 現在)



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作品紹介

2002/11/27 (水)


 為イ尓鐘情 (1985年) 監督 ン馬世雄(フォン・サイホン)  88分 
  65$(1150円) 


 音声:
 画像:
 字幕:
 内容:☆☆☆
 総評:☆☆☆

 字幕の誤字・脱字:なし




コメント:
1985年、新芸城(シネマシティ)制作。
日本ではジャッキーの全盛期とも言えるこの頃、ご当地香港では、嘉禾(ゴールデン・ハーベスト)に
対抗して、石天(ディーン・セキ)
、麥嘉(カール・マッカ)が率いる、シネマシティが頭角を現わし、
勢力を伸ばし始めておりました。

アクション、SFX、コメディ、ラヴ・ストーリー、ありとあらゆるジャンルの映画が
盛んに製作されていた時代。今振りかえってみると、本当に良い時代だったよなぁ〜・・

当作品は、スーパー・スターのレスリーさんを主役にした、所謂「アイドル映画」でございまして、
特に内容は無いに等しいので、割愛させていただきますが(笑、)
特筆すべきは、当時日本ブームだったこともあってか、日本のカバー曲が挿入歌として使われており、
当時を知ると言う意味も含め、レスリー・ファンの方にはオススメではないかと思います。
(吉川晃司の「モニカ」や、中森明菜の「禁句」)

その他には、李麗珍(ロレッタ・リー)や、孟海(マン・ホイ)が出てますよ。(み〜んな若いなぁ。17年前だから、当たり前なんだけど。)

ワタシが初めて香港に行ったのもこの頃。
「みんな、こんな格好して歩いてたっけぇ〜」なんて懐かしく思いながら鑑賞しておりました。(笑)





2001/11/27 (火)

 紫雨風暴 (1999年) 監督 陳徳森(テディ・チャン) 113分
 
輸入ビジュアルショップ SALE & It’s  5500円  台湾鉅星(MS)版
 
 音声:★★★
 画像:★★
 字幕:☆☆☆☆
 内容:★★★
 総評:★★★

 字幕の誤字・脱字:???




コメント:
公開当時、香港アクション映画ファンの間で「秀作」と話題になっていた作品。

こういった映画が、日本語字幕付きで見れるのは非常にありがたい!! (面白さのあまり、続けて2回見てしまった)
んが、実に残念なのが、「日本語訳」。
超直訳なので長くなってしまい、読むのに時間がかかる。(笑)
もう少し「意訳」をして、スッキリとさせれば、締まったものを!

非常にお金をかけていて、良く出来ているのにもかかわらず、(超直訳的な日本語字幕のおかげで)
映画が進むに従って、情報量が多くなってしまい、また、政治・テロ関係の言葉が入っているせいもあって、
若干、話がややこしく感じるかもしれない。

しかし、作品全体としては申し分無い。
映像技術を駆使しながら、それが効果的に使われており、主人公(呉彦祖=ダニエル・ウー)の心情の変化をうまく表現している。
また、董偉(トン・ワイ)の彼らしいアクロバティックなアクションが冴え渡り、
「東方不敗」チックなBGMが何処かしらノスタルジックで、うまく映画にマッチしていると思う。

香港映画全てを見ているわけではないが、こういった作品は新しいのではないだろうか?

これだから、香港映画は侮れない!
でも、この映画、もう2年前のモノなんですよね。
まだまだ、こういった秀作が埋もれているような気がします。

日本でウケそうな感じの映画だと思うんだけどなぁ・・・
「怒火街頭」と同じくして、日本公開していただきたい作品の1つですね。
映画祭でも良いから、やってくれぇ〜!!


* 香港映画ファンにはお馴染みの鉅星(MS=メガスター)版ですが、この台湾MS版からも、
   日本語字幕付きのDVDがリリースされているそうです。(公元2000、わすれな草など・・・)

  

 



2001/8/27 (月)

 
 歳月風雲之上海皇帝 (1993年) 監督 シ番文傑(プン・マンキッ) 142分
 
上海皇帝之雄覇天下 (1993年) 監督 シ番文傑(プン・マンキッ) 99分
 各 118HK$ (1700円) 
 

 音声:★★★
 画像:★★
 字幕:
 内容:★★★
 総評:★★★

 字幕の誤字・脱字:ナシ


コメント:
「跳豪」(1991年)のヒット以来、同じスタッフで製作された、実在の人物の伝記映画シリーズ。

まず、主演の呂良偉(ロイ・リョンワイ)が良い。
非情な手段で持って、上海のドンに成り上がるのだが、全く嫌味を感じさせない。(何故だろう?)
時が流れていくうちに、自分の意志とは裏腹に、政府の言いなりにならざるを得ない、
主人公たちの心の葛藤をうまく表現していると思う。

この手の映画は、歴史背景・人物関係が複雑に描かれがちだが、シンプルでわかりやすい。
やや駆け足で大雑把な所も若干あるが、なかなか見応えのある作品ではないだろうか。
 
1993年製作。まだまだ香港映画が力があった時代に製作された作品。
お金もかけていて、セットやキャスティングも「豪華」と言うことが見て取れる。
 
画質・音響も良い。 こういった実録ものの作品を、ぜひDVD化していただきたい!


* KNコーポレーションから「東シナ海の王 1・2」と言うタイトルで発売済みです。(各 4800円)
* スパイクから「上海キング 野望篇・激動篇」と言うタイトルで発売予定です。 (各 3800円)





2001/4/27 (金)


 梁山泊興祝英台 珍蔵版 (1963年) 監督 李翰祥(リー・ハンシャン) 126分
 龍鳳(台湾・華西街) 500$ (2000円) 
 

 音声:★★★
 画像:★★★☆☆
 字幕:☆☆
 内容:★★★☆☆
 総評:★★★☆☆

 字幕の誤字・脱字:???



コメント:
1963年、SB(ショーブラザーズ)作品。
李翰祥(リー・ハンシャン)監督、胡金銓(キン・フー)副監督、
カメラマンは、賀蘭山(西本正)!
ただ豪華なスタッフ陣で、貴重だと思って買ったんですが、まさか日本語字幕が付いているとは
思いもしませんでした。(パッケージにそう書いてあるとも知らずに)


早速、チェックして見ると、ちゃんとした日本語ではあるものの、
「送り仮名」が間違っていたり、所々誤字脱字がありました。
でも、下記で紹介した「紅場飛龍」ほど酷くないので助かりましたけどね。(笑)


この映画をきっかけに、「黄梅調」ブーム(日本で言うと舞台劇、昔風のミュージカルとでも
言うのかな?)になる訳ですが、曲に乗ってセリフを話しているもので、
結構ツライものがありますね。(笑)
(まぁ〜そう言う映画だから、しょうがないんですけどね)


40年近く前の映画で、画質も結構良いし、しかもワイドスクリーン!
この他にも、何作品か「黄梅調」のDVDが売ってましたが、それにも日本語が
付いていたんだろうか?
(聞いたことのない作品名・スタッフ陣だったので、買いませんでしたけど)






2001/3/27 (火)


 鹿鼎記 (1992年) 監督 王晶(ウォン・ジン) 106分
 HMV沙田 (沙田駅構内) 167HK$(2340円) = (3枚 500HK$セール)
 

 音声:★★★
 画像:★★★
 字幕:★★★
 内容:★★★
 総評:★★★

 字幕の誤字・脱字:ナシ



コメント:
イマイチだった作品が続いたので、ココらで一発、快作をご紹介しましょう! (笑)

周星馳(チャウ・センチー)の大ヒット映画! 日本未公開作品です。

私は、公開当時、香港で(その時、見る作品がなかったので)3回見まして、
内容はさっぱりわからなかったものの、見ているだけでも、結構楽しめました。

あれから、10年・・・
台湾版のビデオも購入し、英語字幕を訳しながら見返しても、古装片(時代劇)なので、
細かい時代背景なんかがわからなかったのですが、ようやっと日本語字幕で確認できて、
すっきりしましたです。(笑)

王晶(ウォン・ジン)お得意の、コメディーあり、お色気あり、アクションあり、
「これぞ、香港映画!」と呼べる作品ではないでしょうか? 

とにかく、こういった作品なら、お金を出しても良いかな?と納得できるハズ。(笑)
日本版(¥4800)も発売されているので、ぜひご覧になって見て下さいね!






2001/2/27 (火)


 紅場飛龍 (1990年)  監督 霍耀良(クラレンス・フォック)  95分
 広視軟件専門店  (旺角:西洋菜街)  108HK$(1500円)

 音声:
 画像:
 字幕:☆☆☆
 内容:
 総評:


 字幕の誤字・???


コメント:
いままで、なかなか良質の作品のDVDを紹介をして来ましたが、
今回は、「中には、こういった物もあるんです!」と言うことを、皆さんにお伝えしようと思います。(笑)

なんと、このDVD、日本語字幕が付いているにもかかわらず、
日本語訳が、メッチャクチャ!!
出だしだけかなと思いきや、最後までワケのわからん日本語が続くので、
結局、英語字幕でなんとなく流して見てしまいました。 (買って来た意味ないじゃん!)
(一応、日本語字幕でも見ましたが、腹が立って来ました。)

資料によると、非常にお金をかけている大作らしく、内容的にも、ワイヤーを駆使した
トリッキーなアクション満載で、凄く面白そうなんですけど、(画像がとてもキレイ!)
前述したように、日本語字幕がこんな風な調子なもんで、もの凄く残念でした。(楽しみにしてたのにぃ!)

主演は、パッケージにもあるように、許冠傑(サミュエル・ホイ)、張曼玉(マギー・チャン)
呉家麗(ン・ガーライ)、利智(ニナ・リー)、石天(ディーン・セキ)。
武術指導が、元徳(ユン・タッ)・・・・豪華なキャスティングでしょう? それだけに、本当に悔やまれます!

個人的には、呉家麗(ン・ガーライ)の「極妻」の格好が艶っぽくて、気に入ったりなんかして・・・(笑)

日本語以外の言語(英語・中国語)は、問題無さそうなので、興味のある方はどうぞ。





2001/1/27 (土)


 公子多情 (1988年) 監督 霍耀良(クラレンス・フォック) 120分
 HMV沙田 (沙田駅構内) 80HK$(1120円)

 音声:
 画像:
 字幕:
 内容:
 総評:


 字幕の誤字・脱字:ナシ


コメント:
この時代の周潤發(チョウ・ユンファ)の作品で、日本未公開作品と言うのは
大変珍しいのではないでしょうか?
キャストも豪華!【梅艶芳、曾志偉、成奎安、利智、王小鳳、李美鳳(←懐かしい!)】

80年代(1988年)らしいとでも言いましょうか、この年代にありがちな「ドタバタコメディー」なんですよ。
今となっては見れなくなってしまった、發仔らしさが見れるのは、ファンにとっては、
非常に貴重な作品だとは思うんですが・・・まァ〜、ギャグが古いったらありゃしないっ!(笑)


字幕も、「田舎っぺ口調」なので(「省港旗兵」の役だから仕方無いかな?)
多少ならすとも、見るのが辛いところもありますが(笑)、
当時の香港映画の「質」から考えれて見れば、いろいろ盛だくさんで、
楽しめる内容になっているのではないかと思います。(ドナイヤネン!)

いろいろ書いてしまいましたが、發仔ファンの方には、一見の(いや購入の)価値は、”大”だと思います。





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