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これらの作品群を分析する時に大抵言えるのは、「美少女」、「美女」がわんさと出てくることである。
「サ○ラ大戦」、「と○めきメモ○アル」、「あ○女○様」、「ラ○ひな」、「ウ○ング○ン」、「うる○○ら」その他の「恋愛シュミレーション系」、「エロゲー」等がこれにあたる。
しかしただ単に、美少女をたくさん出せばいいというわけではない。
なぜか?
例えば貴方が寿司屋に行ったとしよう。
「美味しいものを沢山出しますよ。」と言われて楽しみにしていると、出てくるのは上トロばかりだった。
これでは、どんな客でも怒るだろう。
そう、いくらトロが美味しいからと言って、トロばかり出すわけには行かない。大体トロが嫌いと言う人間だったらどうする。
漫画、ゲーム、アニメもそれと同じである。
そう、沢山出しても同じような物ではいけないのである。
寿司でも、好きなネタは十人十色である、海老、イクラ、カッパ巻き、イカ、タコ、卵焼きなどなど、いろいろなものを食べるから美味しいのである。また色々な物と合わせて食べるから自分の好きな物の味も引き立つのである。
「美少女」、「美女」でもそうである。色々なタイプがあれば、好みもまた色々である。そう、いくらオタクが同じような人間で、まるでクローンのように同じ格好をしているからと言って、好みまで全く同じとはいえない。そう、そこにはある程度の好みの違いがあるのである。
しかし、この世にある「美少女」、「美女」を全て出すわけには行かない、
そこで、オタク支持率の高い、以下にあげるキャラを均一にくまなく出せばよいのである。
1・正統派の美少女(大抵主役級の扱い)
2・幼なじみ
3・メガネ系の美少女(大抵優等生)
4・全てに万能の美少女(大抵、外見は冷たい性格をしている)
5・年上系の美女
6・ボーイッシュタイプの美少女
7・スポーツ万能系の美少女(頭は悪くてもOK)
8・お嬢様
9・ロリータキャラ
10・表情ない系美少女(綾○以降)
(※妄想電波リサーチ分析)
(この中で、1と2、6と7、4と8(10も)などは一つのキャラクターにしても可)
嘘だと思うのならば、「と○め○」、「あ○女○様」、「ラ○ひ○」等、美少女わんさか系のものを、分析してみよう。
必ずこれらを網羅している筈である(おそらく、たぶん、きっと)
そう、オタクの望む美少女のステレオタイプ化したものを網羅しているのである。
特にメガネ=おりこうさんなど、オタクの行うステレオタイプ化が、いかに純粋で判りやすく、短絡的で、頭が悪く、お馬鹿で、虚しいものかよく解るではないか。
そう、現実では満たされない虚しい夢をかなえてあげるために全てを網羅しているのである。またこの様にすることで、多くのオタクから金をせしめることもできるのである。
ではそれらの作品の傾向と大作を次に見てみよう。