ときめきが日本を滅ぼす?

 

 

第三部

 

 

 

数日後の講談社。調査に当たったM○R一同が集合していた。

ドロナワ「まず、コ○ミだが、ユーザーの評判は余り芳しくないな。」

イケイケ「何でまた。」

ドロナワ「独占しているからさ、ゲーム化権を。」

タノナカ「そう言えば、ス○ウ○アーともめていましたね、プロ野球のゲーム化権について。」

ドロナワ「そう、野球ゲームは有名になった。それにコ○ミはパ○プロシリーズを出しているからな。その辛味も取りざたされたな、あの時は。」

オマル「ゲーム系の板でもいろいろ言われていました、あの時は。」

ドロナワ「でも、コ○ミが独占しているのは、それだけじゃないんだ。他にもいろいろな組織とゲーム化権を買い取っている、確か相撲もコ○ミが独占権を取得したはずだ。」

タノナカ「す、相撲ですか?」

ドロナワ「ああ、そういうなりふりかまわぬ独占化攻勢、更に、ビー○マ○アの時、似たようなゲームを片っ端から告訴していたな。それでゲーマー達の反感を随分買っているようだ。」

オマル「確かに、評判がよくない所が在りますよね、コ○ミは。」

コキバヤシ「そう、この取材で判ったのは、案外悪い、ゲーマーでの間のコ○ミの評判だ。」

イケイケ「でも、ライバルを蹴落と_ような行動は業界では結構ある事じゃないですか、余りいただける物じゃないですが。それで評判が悪く成るのも大手の宿命と言えば宿命とも言えるし。」

コキバヤシ「そうだ、確かに、大手企業の宿命とも言える、だが考えてみろ、相撲の権利をコ○ミはいくらで買った?」

タノナカ「確か、詳しい値段は忘れたけれども数億だったような・・・・・」

コキバヤシ「回収できると思うか、たかが相撲のゲームで?」

ドロナワ「無理じゃねえのか?」

オマル「相撲じゃね。」

コキバヤシ「そう、回収できない事は誰でもわかりきったことだ、にもかかわらずコ○ミは買っている。言うなれば、不良債権に成ると判っているのに金を払っているような物だ、企業としておかしくないか?」

イケイケ「そうですね。」

コキバヤシ「更にだ、今度の取材の本命、と○メ○3では、更におかしな事をしている。」

ドロナワ「おかしな事?」

コキバヤシ「オマル。ギャルゲーで一番大切なものといえばなんだ?」

オマル「そりゃ、キャラクターでしょ前にも言ったけれども。」

 

 

 

コキバヤシ「そう、ギャルゲーにとって、キャラクターは命とも言えるものだ、なのに今度のと○メ○は、ヒロインがたったの6人しか出てこない。前作の半分に減っているんだよ!!」

 

 

一同「な、何だってー」

 

 

オマル「お、おかしいじゃないですか、普通、ギャルゲーといえば、最低でも10人は出てくるものですよ、ヒロインが。」

イケイケ「でも、数が全てじゃないでしょ。」

コキバヤシ「確かにそういえるかもしれないが、ギャルゲーにとってはヒロインの数は大切な要素だ。」

ドロナワ「数が?」

コキバヤシ「そう、もてないくせに好みだけは矢鱈うるさくて、多岐にわたるのがあの手の人種だ。オマルが前にも言ったように、ギャルゲーにとってはヒロインに感情移入できるかどうかが一番大切な要素だ。だから、好みだけは矢鱈うるさくて多岐にわたるあの手の人種を満足させるには、如何しても多人数のタイプの異なるヒロインを出さなければならない。なのに今度のときメモはたったの6人だ。これで、連中の好みを網羅できるわけないだろう!!」

ドロナワ「い、言われてみれば。」

イケイケ「でも、何でたったの6人なんですか?もっと出せばいいのに。」

コキバヤシ「そう、たったの6人になったのには理由がある、あの、3Dを2Dにする技術だ。」

タノナカ「あ、あれが?」

コキバヤシ「そう、あの技術が必要以上に容量を取り、結果ヒロインがたったの6人になってしまったんだ!!」

オマル「だって、あの技術が、今回のと○メ○の最大の売りと言ってもいい要素じゃないですか。」

コキバヤシ「そう、なのにその技術が、ギャルゲー最大の要素を逆に食ってしまっているんだ。だが他にも、この技術が食ってしまった物がある。」

イケイケ「他にもあるんですが?」

コキバヤシ「オマル、前作と○メ○2の最大の売りはなんだった?」

オマル「ヒロインが、名前を読んでくれる奴ですよね。」

コキバヤシ「そう、今まで名前を呼んでくれなかったから、ギャルゲーをやっていても今ひとつ実感が湧かず、感情移入が出来なかった人間も、あれで、感情移入できるようになり、ゲームの世界にのめりこんでしまったと言うまことに恐ろしいシステムだった。だが、今度の新作では、3Dを2Dにする技術の為に、それすら搭載されていないんだ!!!」

一同「な、何だってー!!」

オマル「そ、それじゃあ、今度のと○メ○全然駄目じゃないですか。ヒロイン少ないし、名前呼んでくれないし。」

何故か涙をたたえるオマル。

 

 

 

コキバヤシ「そう、今度のと○メ○は、新技術を搭載しているようで実はギャルゲーとしては明らかに退化しているんだよ!!!!」

 

 

 

 

 

一同「な、何だって!!!」

 

 

 

イケイケ「お、おかしいじゃないですか、そんなの。

ドロナワ「そうだよな、普通、前作を超える物を出そうとするのに・・・・」

コキバヤシ「そう、実はその裏には恐るべき陰謀が隠されていたんだ。」

 

続く

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