鉄ちゃん・ミステリー・ルポルタージュ
第二章・快速の通過待ち
前章で、ゲームは代替物の提供と述べた。
なぜバスやタクシーのシュミレーターは無いのか。
考えてみれば同じ自動車でもレースゲーム、つまりレースのシュミレーターはある。
しかし、バスやタクシーのシュミレーターは無いのはなぜだろう。
車の運転で十分代替物になるというのでは説明できない。
それならなぜレースゲームは腐るほどあるのだろうか?
一つには、レースはポジティブなイメージが強く、タクシーやバスはネガティブなイメージが強いからであろう。(おそらく)
レーシングカーは格好良し、レーサーは強ければ女にもてもてである。
しかし、バスやタクシーは違う。バスは車に乗っていればうざったいし、タクシーなどにいたっては、交通マナーがなっていない、運転手の態度は悪い、値段が高い、等等、ネガティブな要素がいっぱいだ。
そう、バスや、タクシーにファンが少ないのもネガティブな要素が多いからに他ならない。(おそらく)
少し横道のそれてしまったが話を元に戻そう。
鉄道だって、騒音公害、満員列車、痴漢、等等・・・・・・・・・
ネガティブな要素がある。
いやそれよりももっと疑問に思う所がある。
なぜ、ローカル線などに乗ると旅情に浸れ、ローカルバスや、田舎のタクシーだと余り旅情に浸れないのだろうか?
なぜ、路面電車は隠れた人気があるのに、ただの路線バスや都市を走るタクシーは邪魔者扱いされるのか?
なぜTGVなど海外の高速鉄道にわざわざ乗りに行く人間はいるのに、海外の高速バスにわざわざ乗りに行く人間や、高速をタクシーでわざわざ走りに行く人間はいないのか?
なぜ、海外まで、登山鉄道などに乗りに行人間はいるのに、登山バスに乗りに行く人間や、登山タクシーに乗りに行く人間はいないのだろうか?
なぜ公害を撒き散らすSLが何の非難も受けずに走ってられるのに、バスなどの排ガスはあのように小うるさく言われるのだろうか?
なぜ鉄道模型はあるのに、バス模型や、タクシー模型は無いのだろうか?
鉄道、バス、タクシーとも陸上の公共交通機関である。なのにこの違いは何なのか?
旅客機はわかる。中にはスッチーと言う男子永遠の憧(?)れがおり、何よりも、空を飛ぶと言うのは人間にとって長年の夢だったからだ。
しかし、鉄道にその様なものはいない。
むしろ観光バスのほうが、バスガイドなどがいるではないか?
なのになぜ、鉄道は項も優遇(?)されるのだろうか?
人をひきつける(?)のだろうか。
いよいよ事項でその核心(?)に迫ってみることにしよう。