UMA−Mystery Reportage
第一部・UMAという言葉の不思議
UMAという言葉をご存知だろうか。
「Unidentified Mysterious Animal」の略で、「ユーマ」と読む。
UFOは「Unindentified Flying Object」、「ユーエフオー」、「ユーフォー」、などと読む。日本語に訳せば「未確認飛行物体」。人は何かを見たが、それが何だったのか確認されていない空を飛んでいる何か。ひょっとしたら、見間違いかもしれないし、鳥かもしれない、飛行機かもしれないし、星かもしれない、宇宙人の乗り物間も知れない。「UFO」=「宇宙人の乗り物」ではない。確認されなければ、フリスビーだろうが、飛行機だろうが「UFO」になってしまう。「ブルーブック」という米政府の調査によれば、「UFO」の95%が、飛行機や、星、鳥、アドバルーン、などの見間違えなのだという。
で、「UMA」。日本語に訳せば、「未確認謎の生物」
未確認な、謎の生物か。
そうか、未確認で、謎の生物。
未確認で謎、
未確認で・・・・・・・・・・、それで謎・・・・・・・・・・・
一番最初に、「ちょっと待ておかしいんじゃないか、それ。」と思ったあなたは結構賢い。
此処まで読んでおかしいと思ったあなたも常人だと思う。
此処まで読んでも「おかしいのでは?」と思わなかった貴方は、語学を少し学び直した方が良いかも知れない。
「UMA」は、その存在が、学術的に確認されていない生物。だから「unindentified」、「未確認」これは解かる。確かに、ネッシーなどは、学術的に存在が確認されていないのだから未確認で大いに結構。
だが次の「Mysterious」、「神秘な、不思議な、怪しげな」これは何故付くのだろうか?
「UMA」は、存在が「未確認」なのである、「未確認」なんだから、謎なのは当り前なのでは??
生存や、存在などが確認されていても、生態、などが謎に包まれている生物は結構いる。
シーラカンス、鮭だって、何故、生まれてた川に必ず戻ってくるのかはまだまだ謎である。オタクだって、いまいち生態が解かっていない。しかし、これらは、ぞんざいはすでに確認されている。で、色々研究がなされて入るが、いろいろな理由で、謎の部分があるのである。
「UMA」はその存在自体が確認されていないのである。当然、学術的研究は、皆無である、謎なのは当たり前。何もくどく、「mysterious」を付けなくても良いのでは?
「UMA」という略号。これは言うなれば、「頭痛が痛む」、「はらぺこの空腹」、「寝不足の睡眠不足」等と言っているような物では無いのか?
なぜこのような略号が付けられたのか?そっちの方が、「UMA」より謎なのでは?
と思って調べてみたら命名したのは日本人。
やっぱりね、英語が大の苦手の日本人ならば納得である。外人が、「頭痛が痛い」といっても笑えない、笑う方がどうかしている。母国語ではないのだから。
それと同じである。
これは注意はしてあげなければならない。「その言い方おかしいですよ。」と。
でも、誰も注意しない。マスコミなども平気で「UMA」という言葉を使っている。
なぜかとも思うが、これも無理は無い。長島さんの頓珍漢な日本語を注意すらしないマスコミである。英語の言い回しならなおさらだろう。
だからここでも、そういう日本人に敬意を表し、「UMA」を使うことにしよう。
だからといって、外国のオカルト好きに間違っても「UMA」などといってはいけない、笑われるし、下手をすると、日本人の知的水準を疑われてしまう。
海外では、単にミステリーアニマルと呼ばれているらしい。海外に出るときは、ぜひこちらを使っていただきたい。