UMA−Mystery Reportage
第二部・UMAあれこれ
UMAは色々いる。
アメリカのビッグフット、ヒマラヤの雪男、ヒバゴン、野人、ネッシー、クッシー、イッシー、チャンプ、etc
UMAの正体についてもいろいろな推測がなされている。
類人猿の生き残り、恐竜の生き残り、宇宙生物、脱走した生物兵器、見間違え、偽者、ぬいぐるみ、与太話、etc
圧倒的に優勢なのが、見間違え、与太話といいたいところだが、それでは夢もロマンも何も無くなってしまう。だから、恐竜の生き残り説、猿人の生き残り説などが優勢になってくる。
確かにこれはロマンがある、遠いい昔に滅んで、今では、化石か、推測図でしかお目に掛かる事の出来ない生物が何処かにひっそりと生きているかも知れない。これだけでロマン爆発三倍増である。人々が、怪しげながら、このような説を信じてしまうのも無理なからぬことである。
しかし、説得力は一気に薄れてしまう。大体、証拠とされるものが、あいまいな目撃談だけ、ここいら編も「UFO」と同じ。
「やっぱり見間違えだよ。」、「与太話」、「でっち上げ」とやった方が、証明も楽であり、説得力もはるかにあるように思える。でも、これはでは余りにもロマンが無さ過ぎる。だから、生き残りを信じる。やっぱりロマンがある方がいいもんね。元々人類はロマンを求めるもの、大航海時代だって、とんでもない金をかけて宇宙に行ったのだって、その原動力は、ロマン。
だから取り敢えずは、生き残りの線で話を進めていこうと思う。
で話題のUMA、やはり有名なのはネス湖のネッシーであろう。ネッシーがUMAの元祖であり、その後のUMAのあり方を定義づけ他といっても過言ではない。
ではUMAのあり方とは?
以下にUMAの一般的なパターンを、独自の偏見に基づいてあげていこう。
1・辺鄙なところで出る。
2・未確認の怪しげな目撃談、写真、証拠(らしきもの)はあるが、物的な証拠は殆ど無い。
3・昔から、巨大生物などの伝承、伝説等があるらしい
これに加えて、陸上のものならば、鬱蒼とした森が必要であり、水生生物ならば湖が必要になる。
何故辺鄙なところに現れるのか?
何故、人気のあるところには現れないのか?
UFOは賑やかな所にも現れるのに・・・・・・・・・・
日本でも、池田湖、屈斜路湖などには出るが、琵琶湖や、霞ヶ浦に現れたという話は聞かない。何故「UMA」は賑やかな所に現れないのか?
恥ずかしがりやなのか?
実はこの辺鄙なところにしか現れないと言うのが、「UMA」の謎を解くかぎなのである。(本当か???)
陸上のものならば、ビッグフットやイエティが有名である。ヒバゴンなどもいるが、前者二つに比べればマイナーずぎる。
なにやら秘境に、なんだか判らないが、猿人らしき物がいる。少々怪しげではあるが、それらしい目撃証言も。目立ちたい、有名になりたいという心理が強い人間の自負心をびんびんに刺激する。目立つためならナイアガラの滝にでも飛び込むのが人類という生き物。未確認の猿人をひっ捕らえれば、有名になること間違えなし。結果、人も寄り付かない山間部の集落はその様な人間が訪れるようになる。そうでない人も、どうせ秘境に行くなら、そのような未知のロマンがあるところの方が、行き甲斐があるというものだ。結果、名も無い秘境の地方や、むらが有名になる.
しかし、圧倒的に多く、そして知名度が高いのは水生生物が多い。確かにイエティやビッグフットは結構有名だが、UMA界の巨匠ネッシーに比べれば、まだまだマイナーなものである。大体陸上のUMAで有名なのは、イエティと、ビッグフットぐらいである、イエティなぞ呼び名すら、雪男など色々あって定まっていない。
方や水生のUMAは、ネス湖のネッシー、テレ湖のモケーレ・ムベンベ、シャンプレーン湖のチャンプ、オカナガン湖のオボゴボ、等等、有名な奴らがいくらでもいる。
しかし、ここでも新たな疑問が生まれる。
何故水生生物の方が多いのか?
さらに、何故、湖の方が多いのか?
次の章でそのなぞに迫ってみよう。