裏木戸通信 177号

 

どーでもいーこと3

 

 

と言うわけで、ネタも無いので、再びガンダムネタで。

今回は、

 

素直に無かったことに、しておけばよかったのに・・・・・・・・・

 

 

と思えて仕方が無い、第一次ガンプラブームが、正に最盛期を迎えた頃に発売された、珍品四品、アッグ、ジュアッグ、ゾゴック、アッグガイ。の4体のMSから、掲示板にリクエストのあった、複眼モノアイ(考えてみれば変な言い方だ)と、4本鞭がチャームポイントのニクイ奴、アッグガイの登場だ。

まあ、何と言うのか、この4体は、第一次ガンプラブーム華やかな利子頃、もうプラモにするネタも無くなったバンダイが、没デザインを元に出した(たしか)完全な便乗商品なのだが、その後、何をどう間違ったのか、一応ジオン軍が作っていたことに成ったような、ならなかったような、な、MSと成ってしまった、ある意味哀れなMS達。

これが発売されたときの衝撃は、第一次ブームリアルタイム世代な私も良く覚えております。余りにもアレなデザインは、当時の子供達の背中に何かを流さずには置かない物だった。

その中でも、地底用MSアッグと、複眼のアッグガイは、その弾けたデザインで、特に、えも言えぬオーラを放っていた。(まあ、残り2対も、相当変ではあるが)

このアッグガイ、モデルナンバーはMSM-4N、そう、一応、その後の設定上では、アッガイの派生モデルなのである。

 

機動戦士ガンダム 1/144 アッグガイ

噂のアッグガイさん

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

まあ、確かに言われてみれば、似ているかもしれない。

うん。

 

 

が、何故、複眼なんだ、お前?

 

 

ほかのジオンのMSが単眼モノアイの中にあって何故、こいつだけが複眼?

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

!!

 

 

 

つ、つながった、今まで、謎だった線が、今つながった。

 

 

 

 

そうだ、ほかにも複眼のジオン兵器はあったじゃないか。

 

 

 

そう、あの、開発途中で破棄されたニクイ奴、ザクレロである

モノアイではないが、アレのカメラ(?)らし着物は、紛れも無い複眼である。そう、以前日記で、何故、ザクレロは地球にあったのかということだが、おそらく、こいつの複眼モノアイ開発のための、技術標本として、地球に送られたに違いあるまい。いや、ひょっとしたら、開発チームが一緒なのかもしれない。

 

 

よく見てみろ、この逝ったデザインを。

 

 

ザクレロも相当変だが、アッグガイも、かなりに変である。そして、複眼と言う以外にも、腕(らしきもの)に武器以外付いていないと言う所も、ザクレロにそっくりである。ザクレロも、物を掴める爪ではなく、いきなり鎌がついて、接近戦での使い勝手が、非常に悪そうな感じがするが、このジュアッグさんも、腕に、ズゴックや、アッガイ、ゾックのような感じの爪ではなく、いきなりヒートロッドがついている。

そう、アッグガイと、ザクレロの設計者は、きっと同一チームに違いあるまい。両方とも、役に立ちそうも無い(後付の設定だと、アッグガイも、諸般の事情で、実戦投入されなかった、と言うことになっているし)。役に立たない兵器を二度続けて開発した技術者がその後どうなったのか、個人的には激しく知りたいところである(旧ソ連なら、イワン・デニーソヴィッチの素敵な毎日を送ることになるとは思うが)。

では、いよいよアッグガイが、アッグガイたる、最初の要因、複眼に迫って見ましょう。

 

 

 

何故複眼なのか?

 

 

 

モノアイは、何と言うのか、センサーなんだそうだ。(最初は、カメラだったはずなのだが・・・)

が、カメラとはいえ、いろんなものがある。

現在兵器だって、単純なカメラのほかに、暗視装置や、赤外線カメラ、熱源探知装置など、色々なセンサーを搭載している。

そう、あの複眼は、いろんなセンサーを、目に見える形で、組み合わせた結果に違いあるまい。

恐らく色んなセンサーがついている優れものなのではないだろうか?あのセンサーは、暗視装置に、赤外線カメラ、普通のカメラに、熱源探知装置に、etc、etc、etcと。色んな物が付いている、優れたセンサーシステムに違いあるまい。

 

 

 

 

これで、複眼の謎は解けた(本当か?)

 

 

 

凄いぞアッグガイ、偵察用MSとかになっていたら、案外大成したかもしれない。いや、情報が大切な現在の戦闘、優れたセンサーを持っていると言うことは、それだけでも、アドバンテージの筈である。なのに、何故、アッグガイは、実戦投入されなかったのか?恐らく別の部分にその理由があるに違いあるまい。

では次は、あのヒートロッドに行って見ましょう。アッグガイ最大にして、唯一の武器。そう、アッグガイは、飛び道具が無いのである。

 

 

 

駄目じゃん

 

 

 

いきなり駄目駄目である。この飛び道具全盛の時代、接近戦用の武器しかないって、日本刀で、突撃した、某国じゃないんだからさ・・・・・・・

まあ、アッグガイが実戦投入されなかったのは、恐らく、ここいら辺の事情からではないだろうか。センサーは優れていたのに、武器選択を誤りましたな。

が、このヒートロッドと言う武器は、それ以外武器が無い、以前の、物凄く大切な、問題がある気がする。あのヒートロッドって、相手に絡めて、電気を流すって言う武器だろ、確か。グフのヒートロッドでは、ガンキャノンにかなりのダメージを与えていたぞ、確か。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

あのさ、アッガイが元のアッグガイも確か、水陸両用のMSだったよね。

やってくれます、アッグガイ、水中で戦う人間にスタンガンもって戦えって言っているような物です。いいのか?それでいいのか?アッグガイ。自分も感電するぞ。確か一本でも、MSに相当のダメージを与える威力のある電撃が流れるんだろ、あれ。それが四本って・・・・・・

 

 

 

間違いなく、自分が最大のダメージを受けます。

 

 

実戦投入されなかった訳だ、こりゃあ。乗れと言われても、乗りたがるパイロットはおるまい。デミトリーさんのような酔狂で、変質的な愛情を抱いてくれる、テストパイロットが居たとしても、これに乗って出撃すると言う真似はするまい。

大体、二本のヒートロッドって。

絡まない?

てか、それ以前に短すぎる気がするし・・・・・・・・・

更に、このアッグガイ、頭がでかい、そう、トップヘビーなのである。どんな兵器でも、トップヘビーは、安定性を欠く事になり、避けなければなっらない、物のひとつである。

 

 

 

てか、何で、そんなに頭でかいんだ、お前?

 

 

 

複眼か?

 

 

 

 

複眼がいけないのか?

 

 

つい先、私が優れものと持ち上げた、あの複眼のせいなのか?だとしたら、あの複眼も問題である。てか、小型化しろよ、ジオンの技術者(涙)

恐らく、こうして、優れもののセンサーシステムである、複眼以外、とりえの無いアッグガイは、実戦に投入されることも無く、かといって、デミトリーさんのように、変質的な愛情を持ってくれ、勝手に実戦投入してくれるような、パイロットもおらず、歴史の闇に消えていったのであろう。

せめて、ゲームの中だけでも、活躍してくれアッグガイ。

 

 

 

残り三体も、ネタが切れたら取り上げるかもしれない