第1番札所 青岸渡寺
出来ればツアーに参加したかったが、贅沢な私の希望に合うツアーなどあろう筈がなく、結局、自分で旅程を組上げ、交通機関、宿を手配した。
いろいろな行事や通院の合間を縫って、設定した最初の日程が10月下旬。ツアーでは、白浜まで飛行機というのがよくあるが、時間的にあまり変わらないことを確認して、「ひかり」で名古屋へ、そこから特急に乗って紀伊勝浦まで。午後になって、やっと青岸渡寺に着いた。
シンボルの那智の滝を背景に三重塔
ここからスタート。内陣にて読経。但し、思いのほか、雑然として、集中出来ず。

仁王門と仁王様

三重の塔内においでの仏達

伽 藍

天台宗
<本尊 如意輪観世音菩薩>
 開創  313〜399年

西国33観音巡礼

第2番札所 金剛宝寺護国院(紀三井寺)

救世観音宗
<本尊 十一面観世音菩薩>
 開創 770年

伽藍の諸堂、大師堂、不動堂、開山堂、経堂、(下)六角堂、鐘楼、多宝塔

朝一番、清清しい空気の中で、誰にも邪魔されず、お参りできることの幸せ。

第三番札所 粉河寺

粉河観音宗
<本尊 千手千眼観世音菩薩>
 開創 770年

広大な敷地、豪壮な本堂、門前町。粉河にまつわる縁起を読みながら、古に思いをはせることの出来るお寺であった。

上が表山門、下が中門

阿弥陀堂

大師堂、童男堂、六角堂

参道     鐘楼

参道の右側を粉河が流れる

第四番札所 施福寺

天台宗
<本尊 十一面千手千眼観世音菩薩>
 開創 539〜571年

バス停がなくなり、往きはタクシー利用を強いられた。下車後の上りはまさに難所。下りは県道のバス停まで約3キロ。

愛染堂、33観音像

参道、御髪堂

第五番札所 葛井寺

真言宗御室派
<本尊 十一面千手千眼観世音菩薩>
 開創 725年

大阪のベッドタウンとして、周辺は民家が並ぶ。地元に密着した古刹として、親しまれているようだ。

大師堂、護摩堂

第6番札所  南法華寺(壷阪寺)

真言宗豊山派
<本尊 千手観世音菩薩>
 開創 701年

壷阪霊験記でおなじみ、壺阪山の駅からタクシーで行ったが、ゆっくり歩いて登ってみるのもいいかも知れぬ。

堂内、千手観音

上、三重塔、多宝塔、四脚門     下、インド渡来の観音像、涅槃像

第7番札所 岡寺

真言宗 豊山派
<本尊 如意輪観世音菩薩>
 開創 662年

橿原神宮に泊まり、朝一番でお寺に着いた。朝の鐘の音が爽やかだった。

第8番札所 長谷寺

真言宗豊山派総本山
<本尊 十一面観世音菩薩>
 開創 686年

開山堂

御影堂

左から  元長谷寺、登り廊、蔵王堂

外舞台からの眺望

第9番札所 興福寺南円堂

法相宗大本山
<本尊 不空羂索観世音菩薩>
 開創 813年

興福寺も奈良公園も観光客で賑っていた。夕暮れが迫る中、北円堂(写真右)の仏像公開にも回り、ゆったりとした古都の雰囲気に浸った。

長谷の門前町の佇まいを味わいつつ、仁王門に至る。
如何にも、お寺に参拝に来たという感覚をひしひしと感じた。正午の法螺貝を聞きながら、登廊を上がり、外舞台に立つと、仏の世界があった。

仁王門

第10番札所 三室戸寺

本山修験宗
<本尊 千手観世音菩薩>
 開創 770年

門を入ると、紅葉が見事だった。割と人気も少なく、源氏物語に思いをはせた。

上から、不動水、鐘楼、阿弥陀堂

おびんづるさま

その1
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