四国88ヶ所巡礼    2004年4月〜

 


第2回前半 2004.5.17〜21



第3日目
  




朝から雨。
明日からは台風の余波が気にかかる。
7時でも人通り殆んどなし。
南予路は雨の中アジサイがもう咲いていた。


44番札所 大宝寺
傘さして坂道を登るのはきつかった。胸苦しく、六根清浄、遍照金剛と唱えながら落伍しないように付いていく。70過ぎの爺婆には負けていられない。見事な山門、松、山門には崩れぬようにと三すくみを土台にしている。更に石段を登って本堂。御影堂(大師堂)と並んでいる。間口は広いが堂前は狭く写真は撮りにくい。鐘の音、高く長い。ミエ堂なのに中が暗くて見えんどう。坂の途中は地蔵堂。
      
 朝の上りは、本当にきつい。しかもかなりの雨。合羽の中は汗みずく。気づいたら、足の悪いお年寄りにも抜かれていた。
       

45番札所 岩屋寺
着くまで散々脅された岩屋寺。赤い小さな橋を渡る。店が数軒。すぐにきつい登り。暫くして石段あり、歩みが遅くなるあたりに不動明王。更に、2、3回立ち止まりながら山門(修理中)で、ようよう3分の1。鐘の音が聞こえてきてホッとする。本堂は岩にくっつくように造られている。横にはしごあり。法師鍛錬の場とか、岩をくりぬいて舞台になっている。大師堂をお参りした後は穴禅定。真っ暗な中、斜面を登る。拝み、下る。そして長い坂を再び下る。生姜漬け購入。
      
 写真を撮る振りをして、休憩する。どこでもそうだが、石段の上りがきつい。
      

《昼食》

46番札所 浄瑠璃寺
いろいろな石。仏手、仏足、仏石などが散在する。本堂にも大師堂にも子授かり人形が置いてある。お堂がオープンなのはいい。
       
   子授かりのものはあちこちの寺にある。ここのはいくつもあって、抱けるようになっている。孫が授かるようにでもいいのだそうだ。
        におい梅花うつぎ

47番札所 八坂寺
地獄極楽絵図。万体阿弥陀像など少し変わったものを置いている。数百メートルのアプローチがあったは、ホッとすると同時に、歩きには丁度いい。
     
   上は門の天井絵。下は万体阿弥陀像。読経風景、こんな具合に揃ってお参りする。
         

48番札所 西林寺
盆栽がいい。庭の木々もしゃれている。門から平らに正面に二つのお堂が並んでいて、写真を撮るには絶好。
     

49番札所 浄土寺
仁王様の目がくりぬいてあって可哀そう。裏山の竹林が美しい。本堂も大師堂も入り口が格子戸が閉まっていて寂しい。
    

  《宿、道後温泉椿館。シングルは別館で、ワンルーム、キッチンなしといった部屋で安っぽい。シャワーもなし》

  第2回目第4日に続く