|
||
|
母と一緒に伊丹空港にいました。 母は出雲へ行く予定。私は東京へ行く予定でした。出発ゲートは母と同じ。 母の便のすぐあとが私の乗る便でした。私は母を見送り、自分も飛行機へ乗りました。 飛行機に乗ると、隣の席には夫婦で漫才コンビをやっている、嫁の方が座りました。 彼女は旦那の作った借金について愚痴をこぼしていました。 ふと気が付くと、私の乗った飛行機は高速道路を走っていました。 周りの車は皆、飛行機を避けるようにそのまま走っていました。 そこで私は(そりゃ高速道路に飛行機が走ってるんだもん、邪魔だよね)と思っていました。 しばらく高速道路を走って行き、その道路が播但道だということがわかりました。 飛行機の周囲に車がいなくなり、飛行機が速度を上げます。 高速道路を滑走路にしてもう一度離陸するみたいなのです。 上り坂を利用して、飛行機は再び離陸しました。しかし、安定せず、一回転をしました。 その後、森を抜けた空き地に墜落し、私はそのときの衝撃で腰を痛めました。 私は救命胴衣を着て、非常口へ向かうと、 そこには丸太でできた梯子のような物が架かっており、それを使って地上に降りました。 飛行機から離れようと一目散に走っていると「爆発するぞ!」と言う声が聞こえました。 「ボンッ」と言う音がして、(あー、もう終わりだ)と思いましたが、 何も起こらず、振り返ると、弟(8歳)が「大した事なかった」と恥ずかしそうに言っていました。 飛行機に近寄ると、 そこには犬のような大きな(もののけ姫に出てくるようなくらい)動物の親子がいました。 子供のほうが怪我をして倒れており、おそらく、飛行機に轢かれたようです。 その後、私は腰が痛いのに気付き、墜落したときの衝撃で痛めたんだと思いました。 そのあまりの痛さで目が覚めました。飛行機が道路を走る夢は今までにも見たことがあるんです。なにか意味があるのでしょうか。 母、弟、漫才師など、実在の人物は何を暗示しているのでしょうか? 目が覚めたあとも腰がとても痛かったのです。夢の中の怪我と現実の怪我とは関係があるのでしょうか? ▼
Q 1 飛行機が道路を走る夢は今までにも見たことがあるんです。なにか意味があるのでしょうか。
母といっしょに・・・同じ出発ゲートから飛行機に乗り込もうとしている。でも・・・方面は違うらしい。 母の便を見送ると・・・あなたは搭乗し、隣の席にすわった「嫁」が気になっている。 母が消失して、嫁が出現しますから・・・おそらく・・・夢の中の人物の「入れ替え」でしょう。 愚痴をこぼしているのは・・・母親だということ。あなたと母親の関係は・・・そんな感じなのかも?
母と同じ便には乗りませんから・・・あなたは・・・母親とは違う「生き方」を選びたいと思っているのでしょう。 でも、似ている状況もありそうですね。それが・・・方面が違うのに出発ゲートが同じということの意味。 具体的に・・・どんな現実を指しているのか・・・問診の中ではっきりしてくるかもしれません。
さて、飛行機という乗り物は・・・チケットの予約や搭乗の手続きをしなければならないところが・・・ 少し面倒くさいですが・・・乗ってしまえば・・・あっという間に「目的地」という別の新しい環境に到着します。 その反面・・・途中で降りることができませんから・・・方面を間違えると・・・たいへんなことになりますね。 つまり、バスや電車のように思いつくまま気軽に乗れるというものではなく、きちんと選ぶ必要があるということ。
言い換えると・・・目的地を決めて、適切な方法で、きちんと選び・・・その結果を受け入れるのですから・・・ 飛行機に乗ることは、漠然としながらも・・・人生設計を思い描いていることを意味しているのかもしれません。 もし、そうなら、離陸や飛行の状態はその「予定や計画」の進行状況をイメージするものということになります。
あなたが乗っている飛行機は・・・滑走路でなく高速道路を走っています。 一度は飛んでいたはずなのに・・・いつの間にか高速道路という「適切でない」ところにいる。 そして・・・もう一度離陸しようとしている。条件が整っていないのに・・・無理をしているということのよう。 あなたの思い描いている人生プランは・・・確かにどこかに向かってはいるのでしょうが・・・ 飛ぶ時期ではなく・・・離陸の段階であるということ。時期的に適切でないというメッセージかも? しかも・・・滑走路でなく高速道路を利用しているのですから・・・ 周囲への影響を全く考えていない「ひとりよがり」なところがあなたにはありそう。それって・・・どんな現実?
飛行機は・・・登り坂という「チャンス」を生かして離陸しましたが・・・安定せず、一回転して墜落。 その結果・・・腰を痛め、飛行機から降り、一目散に離れなければならないという状況。 爆発するのかと思いましたが・・・大したことはなかったということ。それが・・・実行した「プラン」の成果。
少し整理してみましょう。 あなたの「プラン」にそって・・・時期的に無理かもしれないと感じていることを・・・ 何らかの「チャンス」を生かして一気に実現しようとしたけれど・・・思うようにならなかったということ。 その結果・・・味わっている感情は大したことはなかったという「落胆」と・・・「恥ずかしさ」のようなもの。
「恥ずかしい」という感情はどこかに「怒り」の感情があって、それを隠しているところから生じます。 不快感があるので、同じような場面を避けるために、これまでの行動を訂正する「動機」をつくり出します。 すなわち、思い通りにならないことが発生しているのでイライラしており、状況を変えたいのですが・・・ 「障害」になっているものを取り除こうとしてもどうにもならない「現実」があって・・・ 「不安」が先走り、物事を大げさにとらえるところもありそう。爆発が大したことがなかったのは、そういう意味。 いずれにしても状況を変えるには、どうすればいいかと「自分のあり方」を悩んでいる夢だということになります。
さて・・・この夢であなたは腰を痛めています。そして大きな動物の子どもの方が怪我をしています。 あなたと母親という親子関係。犬のような大きな動物という親子関係。類似の組み合わせ。 墜落の衝撃で・・・あなたは腰を痛め、「大きな犬のような動物」は飛行機に轢かれて怪我をします。 場面が異なりますが・・・同じ状況の入れ替えですから・・・ あなたは・・・「大きな犬のような動物」だということ。大きいということは「肥大」ということでしょう。 肥大した「感情」・・・つまり過剰な気分があなたを支配しているということかもしれません。それって・・・何?
夢が伝えているのは・・・飛行機は離陸に失敗して、墜落し・・・あなたは腰を負傷するということ。 過剰な気分を押し通して、無理をすればすべてが台無しになるということです。それが・・・夢のメッセージ。
身近な家族が登場するのはあなたへのアドバイスとして受け取った方がいいと感じているからでしょう。 腰の痛みが・・・夢見のあとも実際にあるのは・・・どういうわけなのかはっきりしません。 繰り返し見ているのはあなたへの警告。大事なことに気づかないまま生きている部分があるということ。 by エリカ ▼ @母は出雲。あなたは東京。現実のこととすれば、それぞれ、何しに行くのでしょう。 >夢でも現実でも、母は旅行。私も旅行。夢の中ではとても嫌な気分でした。 Aあなたのせいではないのに、責められたことが最近ありましたか? >これといって思い当たることはないです。自分のせいではないのに責められたという覚えはないです。 B周囲の事情を押しのけてでも、つまり無理をしてでも・・・ >あります。今、私は学生なのですが、結婚を考えている彼がいます。 C目標としていたことが思うようにならない感じだったり・・・ >部活で、楽器をやっているのですが、そこそこ自分の腕には自信を持っていたのですが、 D播但道は、どこに何しにいくときに使用する高速道路ですか? >部活の合宿は兵庫県の真ん中〜北のほうなので、その時に使っていると思います。 E駄目かもしれないと思って・・・逃げ出してしまいたくなったことで・・・ >この正月に彼の家族に初めて会いにいったんです。 F現実問題として、必要以上の出費をしてしまったり・・・ >実際トラブルに巻き込まれそうになったことはないですが、大抵行動するときは行き当たりばったりなので・・・。 G実際に腰が痛かったようですが・・・何が原因だと思われますか? >以前から夢の中で受けた痛みは、夢から覚めてからも引き継ぐことが多いんです。 Hあなたが、いま望んでいる「あたらしい環境」とは何ですか? >結婚して新しい家族を作ることです。障害といえば、学生という自分の立場でしょうか。 I母親のことをどう思いますか? >母親ですか・・・。どう思うかというと、よくわかりませんが、抑鬱の激しい人だったと思います。 >こんな感じです。今回は採用していただいてありがとうございます。 >では、診断しますね。 ▼
夢診断のポイント:「飛行機の無理な離陸と結果としての墜落」はあなたの「結婚願望」がつくり出すイメージ。
一回転して墜落するのは・・・彼との関係が不安だからでしょう。怪我はあなたの無計画さを意味します 。 夢の中ではとても嫌な気分でした。これから先、何かよくないことが起こりそうな気分でした。 →空港で母親といっしょなのは「結婚」というプランがうまくいかないのではないかという不安のイメージ。 嫁が愚痴っているのは旦那の借金。借金は・・・あなたの愛情に対する見返りを彼がしていないということ。 つまり、彼から「結婚」について明確な回答をしてもらえないので、あなたが不満だということでしょう。 多分彼の気持ちはもちろん、自分の気持ちも離れていきそうで不安だからだと思います。 →結婚して、学生のうちに籍を入れたいという「あなた」 その理由が・・・お互いの気持ちが離れていってしまうかもしれないから。 気持ちを固定するために・・・結婚を要求するのは・・・子どもが駄々をこねているようなものかも? 結婚への過剰な期待があなたにあって・・・それでどうにかなるはずと思いこんでいるのでしょうか? 飛ぶ条件がそろっていないのに・・・周囲への影響や相手の事情を考えずに・・・ 不適切な方法を使って・・・離陸すれば・・・一回転して墜落という結果に結びついてしまうかもしれません。 いまのところは・・・大きなトラブルにはなっていないのでしょうが・・・。 by うらら
▼ Q 2 どう受け止めればいいの? どうすればいいの?
夢の中での痛みが・・・夢見のあとも実際に痛むということは・・・ 腰の痛みを夢見の中に取り入れて・・・イメージとして合成したと考えた方がいいのかもしれません。 つまり、それだけ感受性が強いのでしょうが・・・夢の本質とはあまり関係のないことととらえるべきでしょう。
飛行機に轢かれて・・・子どもの動物が怪我をしたというイメージは・・・きちんと受け止めるべきかも? 夢の中の「動物」は・・・あなた自身であり・・・特定の感情を表現するために登場します。
もののけ姫にでてくるような大きな動物ですから・・・感情がむき出しになっている状態であり・・・ 親子という組み合わせを維持していますから・・・自立できない「弱さ」を抱えていることを意味します。 そのような「未発達な感情」は・・・大人になるにつれて・・・消滅していくべきものですが・・・ ここでは・・・ひき殺されるのではなく・・・怪我する程度で・・・まだ生き残っているわけです。 つまり、怪我はしたけれど、懲りたのではなく・・・もうしばらくは、いまのままを継続するということ。
あなたが「結婚」したいのは・・・自立することに自信がないからかもしれません。 言い換えると・・・自立するのが難しそうだから・・・結婚したいというだけのことなのでしょう。
一度着陸しているのですから・・・止まるのがふつうですね。 着地したのに・・・再度離陸しようとしているのは・・・現状に満足できないからでしょう。 それとも・・・いまのままでいいのかどうかの判断が混乱しているということかもしれません。 行き当たりばったりで・・・ものごとの後先を考えないところが・・・あなたにあって・・・ それを指摘されても・・・あまり気にしないところがあるのかもしれません。
結婚したいという気持ちは・・・あなただけのものであって・・・彼とはまだ共有できていないのですね。 その気持ちが・・・焦りとなって・・・不適切な行動を引き起こす原因になってしまうかもしれません。 滑走路でなく・・・高速道路を選んでいるのはそういうわけ。夢は・・・そのことを警告しています。 着陸も離陸も・・・あなたひとりの事情。彼は・・・困惑しているだけかもしれません。
離陸する時期ではないのに・・・敢えて離陸しようとしている「あなた」だということです。 着陸したのに離陸するのは・・・目的地がはっきりしていないということ。それが・・・あなたの人生プラン。 結婚したらその、後はどうしたいの? 結婚できたらそれ、でいいの? 彼を引き留めることが結婚の目的?
一回転するのは・・・振り出しの状況になるかもしれないということ。 押し通したいという「自己主張」があるのに・・・肝心なときにタイミングをはずしてしまうのは・・・ あなたの都合でものごとを・・・どうにかしようと思っているから。相手の事情を考慮しないからですね。 夢は飛行機事故という表現を借りて・・・あなたに警告しているのです。 爆発は大したことはなかったのですから現状はそれなりに維持されますが・・・これからが大事だということ。
おそらく・・・彼がときどきあなたの不適切な言動を指摘してくれているはずですが・・・ あなたは・・・それをきちんと自分のこととして受け止めているのでしょうか? 受け流してはいませんか? 弟があなたの代わりに「恥ずかしさ」を感じているのは・・・そういうわけ。 そういうあなたなら・・・彼は・・・あなたを選ばないでしょう。それが・・・夢のメッセージ。 by ふむふむ
▼ ▼ ▼ 2004/01/11
|
|
|
||
|
||
|