シナプスの結びつきが強くなり、飽和すると
眠リが始まる。眠るとシナプスの結びつきが弱くなる。
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昼の脳活動でシナプスの結びつきが進行す
る。それが極大に達し、飽和状態になる。 飽和す
ると、眠りのスイッチが「ON」となる。
夜の脳活動に
おいて、シナプスの結合を、一度解きほぐして結びなおす作業をする。
昼の新奇体験の記憶と
関連する「弱いつながり」記憶をアストロサイトが同期させる。
同期し、再構成されたシ
ナプス結合は長期記憶と
して神経ネットワークを構成する。
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【睡眠の制御】
昼の大脳皮質の興奮性のニューロンが飽和状態になり、
キャパシティを超えると、以下のように睡眠制御のシグナルを
発する。
@睡眠の質は大脳皮質の興奮性ニューロンがシグナルを発し、制御する。
A睡眠の量は視床下部の興奮性ニューロンがシグナルを発し、制御する。
Bシグナルがニューロンレベルの性質を変化させ、
睡眠/覚醒状態の切り替えや維持を担う
ニュー
ロンを介して、睡眠を制御している。
筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)柳沢 正史教授 (当時)